取付ブログ
ホンダNーONE スピーカーの音質アップ
2019-09-15
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
ホンダのNーONEです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付けを行いました。
最初に入庫前にどういう音で聴かれていたか一度試聴して、
イコライザーはフラットで中低音が力強い状態で聴かれていたのを確認しました。
次にバッテリーに充電気をつないで、作業中にフルチャージになる様にします。
純正ナビは一度取り外して、ナビ裏のカプラーから音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルでグローブボックス下に送ります。
床からの騒音を防ぐ発砲スチロールを切り抜いて、
代わりにMDF板を敷いて、その上にNーONE専用のピュアコンを取付けます。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正をそのまま使用しますが、
ノーマルのフルレンジにコイルを入れて高音域を6デジベルスロープでダウンさせて、
中低音のみの再生にして、高音は後付けツイーターに任せます。
純正スピーカーは中低音の再生のみにするだけでなく、
インピーダンスがやや上昇するので、軽い純正スピーカーの音に重みが出ます。
高音はダッシュに取付けたピュアディオブランドのATX-25で再生させて、
全て同じに見えるスタンドも、実は角度が5度刻みでストックしてあって、
その車種ごとにピッタリの角度の物を使っています。
ちなみに最近の車種は左右でダッシュの傾斜が異なる車が増えて、
手順書に右が何度で左が何度と細かく記載がされています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
エージングCDとテストCDを再生させて、モノラルの測定を行っています。
最終チェックは聴感でステレオ判定をしていますが、
事前にモノラルで判定して、その結果は記載して残しています。
エージングが終わったらイコライザー調整に入り、ナビオーディオの元の音のクセを考慮しながらセッティングを行います。
基本は自分が生音や生声で聴いた事のあるアーティストさんの楽曲で、
他にはFM放送とお客様のSD音源をトータルで聴いて調整して、
全ての音源がきちんとなるパターンを見つけてメモリーします。
当日お預りの当日納車で納めさせて頂き、
お客様には音の変化にとても喜んで頂きました。