取付ブログ
ホンダN-WGN カーオーディオの音質アップ
2024-04-19
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、ホンダのN-WGNです。
ピュアディオブランドのATX-25を使ったベーシックパッケージから始まり、
何度かのシステムアップを繰り返して、フロント2WAYのインナーのシステムとして完成を迎えました。
ドアスピーカーはインナーバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて・・
ラゲッジ下にナカミチのPA-1002CEを取り付けて、フロント2WAYのスピーカーを鳴らしています。
今回はインパネ周りを分解して、デッキ周りに手を入れています。
そして出来上がったのが、下段がナカミチのCD-700Ⅱで、
上段がアルパインのディスプレイオーディオです。
デッキ周りのリフレッシュと同時に長年変えていなかったピュアコンを新バージョンに入れ替えました。
こちらが外した旧タイプで、大幅な音のリフレッシュとなりました。
更にバッテリーはボッシュのハイテックプレミアムに交換してあります。
見た目も音質も変わって、お客様は「これまでの自分の車ではない様だ!」と、驚かれていました。
210系クラウン スピーカーの音質アップ
2024-04-18
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、210系のクラウンです。
専用の2画面マルチビジョンシステムに、ベーシックパッケージの取付を行いました。
実はこちらのクラウンは純正の音質をアップさせようと
カロッツェリアのトレードインスピーカーを取り付けられたら、逆に音が薄くなってしまい、
体感音圧が減ってしまったという事で来店されました。
井川ブログを読まれて量販店の店頭で純正スピーカーとトレードインの聴き比べて、
店頭ではトレードインの方が低音の量も高音の量も出て、体感音圧も増えているのに、
なぜか乏しい音になってしまうという書き込みを読まれて、同じ状態になっているという事で、
ドアは純正16センチに戻してからベーシックパッケージの取付を行いました。
純正を使うと言ってもそのまま元に戻す訳ではなくて、
スピーカー裏に付いているコイルを通さずにダイレクトに信号を通して・・
ミッドの上限周波数はグローブボックス下に取り付けるピュアコンのコイルで決定します。
コイルは今回も純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使い、
純正の線が細くてフェライトを使って無理やりインダクタンスを上げている物とは、
線の太さも純度の巻きの締め付けも全く違います。
ダッシュの純正ツイーターグリルの中に入っていたトレードインのツイーターは取り外して、
グリルの先端にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
ガラスの反射もグリルのひかかりも無い状態でストレートに高音を鳴らします。
トランク右下には車輛アンプが付いていて、ここに手を加えて、センタースピーカーのレベルを調整します。
ベーシックパッケージを取り付けてステレオ感が増して、
スピーカーとスピーカーの間に浮いて来る音が増えたので、
その分センターのモノラル成分を減らしてバランスを取っています。
ピュアコンのブラックボックスは4個目で適正値に当たって、
外したピュアコンの横に外したカロッツェリアのネットワーク回路とツイーターと、
ミッドスピーカーの金属リングが置いてあります。
純正ネットワークとは使っているパーツの大きさが違い、パーツとパーツを離して取り付けていて、
中のパーツの値をユニットを交換して最も生音・生声に近い様に合わせているので、
小さくパッケージされたネットワークではそういった音の表現は出来ません。
それ以上に金属プレートが入ったバッフルは、音のキレが良さそうに見えますが、
実際には硬過ぎて余韻が無い音になってしまい、必要な音の要素まで消してしまっています。
最後にマルチオーディオのバス・ミッド・トレブルとフェダーを調整して、クラウンの作業は終わりました。
『純正スピーカーは音が悪いのでトレードインスピーカーに換えて音質アップ!』という
量販店の宣伝文句を信じて買って失敗したという例はこれまでにいくつもありますが、
パワードのウーファーを売りたいがための変な音の絞り込みがしてあり、
音楽の本来の形と変わってしまっているのと、
210系のクラウンは実際に実車を購入して日常使いで音楽を聴きながらパッケージを開発しているので、
その完成度には好評を頂いています。
ただその中でも年式で微妙にアンプのクセが違うので、
そのクセにも完全に対応するために何度もピュアコンの値を変えて音を追い込んでいます。
デモカーを買って実験しなければその分費用が浮いて楽な経営が出来ますが、
あえて買ってまでして実験するという事は、
年々純正カーオーディオを使って良い音を出すのが難しくなって来ていて、
きちんと対応するためにはそういう費用は当然必要だとサウンドピュアディオは考えています。
純正スピーカーに戻してベーシックパッケージを取り付けたら、音の艶とバランスがアップして、
体感音圧も増して、お客様には大変喜んで頂きました。
マツダCXー5 スピーカーの音質アップ
2024-04-17
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、マツダのCX-5です。
ワイド画面のマツダコネクト付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
ドアの内張を外すとインナーパネルが付いていて、そこを外すと何も防振材が貼ってない外板裏が見えます。
外板裏を指先ではじきながら、響きの中心を見つけて、共振点と形状の違う材質を貼り合わせます。
響く周波数と共振点の近い材質を貼る事によって、
音に詰まった感じが出ないスムーズな減衰をして、心地良いサウンドを奏でながら、
それでいてドアの重量もあまり増えないという、かなり考えて組み合わせを変えた防振です。
外した内張は機械を使ってツルツルの裏面に粗目を付ける下処理を行って・・
意図的にランダムな厚い薄いを作りながらセメントコーティングを行って、
午前の施工で夕方には仕上げる様に遠赤外線を使って乾燥させました。
車側の作業では運転席下の車両アンプからピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプで
信号のイン・アウトを取り出して、グローブボックス下まで送ります。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にブラックボックスとコイルを取り付けて、
コイルは純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用しています。
ピュアコンから出ているツイーター用のケーブルは赤みがかったツイーター音域専用モデルで、
ダッシュの上のATX-30ツイーターに信号を送っています。
Aピラーに付いているツイーターは向きが悪く、鉄の影響も受けるのでこの位置は使わず、
適切な仰角・振り角を付けて高性能なATX-30の性能を最大限に引き出しています。
全ての結線が終わったら音楽を鳴らしてイコライザー調整を行って、
同じCX-5でも製造時期で微妙に純正の音が違うので、
ピュアコンのブラックボックスとコイルの値を変えて最も生音・生声に近くなる様に合わせました。
CX-と言えばBOSEのサウンドシステムが音が良いとメーカーは言っていますが、
実は標準モデルにベーシックパッケージを取り付けた方が音が滑らかで、
実際の音楽に近い音で聴けるので好評を頂いています。
もちろんBOSEサウンド車を買って「予想していた様な音ではなかった。」と言われる方には
BOSEサウンド車用のベーシックパッケージも用意しております。
今回は山口県の隣のそのまた隣の岡山県から旅行を兼ねて来店して頂いていて、
井川家次男と長男が力を合わせて一日でトリプルパッケージの作業を完成させました。
今回は防振を2層を含んだトリプルパッケージですから、
行の道中に比べたら帰り道は音質もアップした事に加えて、ロードノイズ進入もかなり減った事でしょう。
遠方よりのご来店、ありがとうございました。
ヤリス カーオーディオの音質アップ 後編
2024-04-15
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、トヨタのヤリスです。
純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
オプションのWツイーターシステムが付いていたのを取り外して、
JU60ツイーターを使ったシステムに変更しました。
JU60のワイドスタンドは福岡店で型取りした後に一度宇部店に運んで、
植毛塗装の機械にかけて仕上げてから、また福岡店に戻して取り付けました。
フロンドドアには片側2層の防振を加えて、
インナーバッフルを製作してピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。
ラゲッジの真ん中に25センチサイズのエンクロージャーを付けて、
JBLの薄型ウーファーを取り付けて、左横にJBLのモノラルのウーファー用のアンプを取り付けて、
車1台で3WAY構成のシステムを構築しています。
フロント側はディスプレイオーディオの内蔵アンプを使用して、
合計10ピース構成のピュアコンのフルバージョンを取り付けて、
部品の点数が多い分ほどかなり細かく音の調整が出来ます。
それでもヤリスのフロントのスピーカーグリルはやや下向きのために、細かい音のチューニングが必要で、
ピュアコンのブラックボックスとコイルなどを何度も交換して音を追い込んで、
最も生音・生声に近い組み合わせを探しました。
ピュアコンの調整はレベル合わせもありますが、
主にインピーダンスの上下を調整して音色を合わせていて、
最後にディスプレイオーディオのバス・ミッド・トレブルとフェダーを調整して、
全体のレベルを調整して作業は完了しました。
この状態にフロント用のアンプとチャンネルディバイダーを加えたらフルシステムと呼んでいますが、
フルシステムの少し手前のコンパクトカーにスケール感のある本格的なシステムが完成しました。
ヤリス カーオーディオの音質アップ 前編
2024-04-14
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのヤリスです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
純正アップグレードのスピーカーとアンプが付いている状態にご不満があって、
プレミアムベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工とドアスピーカーの交換の作業を行いました。
まずはトヨタ純正オプションのダブルツイーターシステムと、8チャンネルのマルチアンプを取り外して、
前後のスピーカーはディスプレイオーディオの内蔵アンプで鳴らす様にします。
8チャンネルアンプはディスプレイオーディオのスピーカー出力を、
一度中でプリレベルにダウンしてから増幅するので、
途中でのロスで音の新鮮さが失われるのであえて使いません。
ドアの作業は前後の内張と防水シートを外して、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
そしてリアドアは防水シートと内張りを組んで出来上がりです。
フロントドアはマスキングしてセメントコーティングの施工に入ります。
ツルツルの裏面に粗目を付ける下処理を行って、
意図的にランダムに厚い薄いを作りながらコーティング剤を塗っていって、一晩かけて乾燥させました。
ドアの作業以外ではウーファー用のパワーアンプの取付を行って、今回のヤリスはハイブリット車なので、
リアシート下にバッテリーがあり、そこから電源を取り出しラゲッジに送っています。
今日のところはここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。