取付ブログ
スイフトスポーツ カーオーディオの音質アップ その1
2024-03-21
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのスイフトスポーツです。
スイフトがモデルチェンジして、上級モデルにはオーディオレス車の設定が無く、
おそらくスイフトスポーツもオーディオレスは無いだろうと、
モデルチェンジ前のオーディオレス車を購入されて、フルシステムの移設作業を行っています。
1990年代の終わり頃からお付き合い頂いているので、
もう26・7年のお付き合いとなり、当時はまだベーシックパッケージもZSPも無い時代で、
最初にナカミチなどの当時としては音にクセの無い一般的には不人気な商品を取り付けて頂いていました。
でもこうして20数年もお付き合い頂いているという事は、
クセの無い自然な音の商品を選んでいたからでは?と、当時を思い出していました。
作業は現在基礎作りの防振作業を行っていて、
ドア外板裏の響きを調べて4種類の防振材を貼り合わせています。
共振点の違う材質を貼り合わせていますが、
同じ共振点の物は近くに付けない方がドア全体の響きが同じ量の防振材を使っても効果が大きくなります。
リアドアにも同じ様に施工して行きます。
外した前後のドアの内張は、
ツルツルの面に粗目を付ける下処理を行ってからコーティング剤を塗って行きます。
意図的に厚い薄いをランダムに作って、
ドアが重たくならない割に振動が消える様に工夫しながら塗っています。
リアドアも同じ様に施工していて、裏を施工する前に表面は広く厚くマスキングしていて、
内張をあれこれと動かしてもキズが入らない様にしてあります。
コーティング剤が乾燥すると青白い色は茶色がかって来て、
これはセメントの材質だけではひび割れが起こるので、たわみを持たせる成分が入っていて、
その成分の乾燥途中の化学変化で色が変わって来ます。
フロンドドアには車室内からピュアディオブランドのSKY3のスピーカーケーブルを引いて来て、
これを見るとフルシステムを付けるという感じが出ていますね。
今日のところはここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。
アクア パワーアンプとハイローコンバーター取付
2024-03-20
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、トヨタのアクアです。
ディスプレイオーディオ付きのお車に、ATX-25ツイーターを使ったベーシックパッケージに、
ドアスピーカーの交換と前後のドアの防振をして頂いていた所からのシステムアップの作業を行いました。
前後のドアの鉄板側の防振と・・
前後のドアのセメントコーティングに・・
フロントのドアスピーカーはJBLの薄型16・5センチに交換した、
ベーシックがベースとしては極めたシステムでした。
今回の作業ではリアシート下のバッテリーから電源を取り出して・・
シート下にピュアディオチューンのブラックアンプを取り付けました。
トヨタ純正のディスプレイオーディオからはスピーカー出力しか出ていないので、
ピュアディオディオチューンのハイローコンバーターの、
ステレオタイプをモノラルにして左右独立させた物を取り付けました。
これは中のパーツをブラックアンプに繋ぐ事を前提に銘柄を選んでいて、
セットで使って生音・生声に近くなる様にチューンしてあります。
現行アクアのドアのスピーカーグリルの形状は特殊で、音のチューニングにはかなり苦労して、
ピュアコンの値はパワーアンプを取り付けて駆動力がアップした状態に合わせて変更して、
ミッドの上限周波数を決めるコイルは井川が一から手巻きした物を使用しています。
ディスプレイオーディオにパワーアンプやアンプ内蔵イコライザーなどを取り付ければ音に迫力は出ますが、
音色の正確さや透明感は逆に失われて来るので、この手の商品の取り扱いにはかなり慎重になっていました。
モノラルのハイローコンバーターはトータルでの鳴り合わせで音を決めているので、
色々なメーカーの商品を単純に組み合わせたシステムとは全く違う音のクオリティーを誇っています。
3月20日の福岡店は
2024-03-20
サウンドピュアディオ福岡店からのお知らせです。
福岡店は現在火曜日と水曜日の週休2日でお休みさせて頂いています。
そのため本日の祝日は水曜日と重なるためにお休みさせて頂きます。
なお宇部店は水曜日も営業しておりますので、ご用の方は宇部店までご連絡下さい。
福岡店の柳井も明日は宇部店に出ております。
お客様にはご不便をおかけ致しますが、何卒ご容赦のほどお願い致します。
アトレー カーオーディオの音質アップ
2024-03-18
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車から、ダイハツのアトレーです。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫になって、
一度ATX-25を使ったベーシックのトリプルパッケージを取り付けて頂いていた所からの
システムアップの作業を行いました。
アトレーはドアの内張が薄くて、スピーカー位置も低くて中音も低音も弱い傾向になりましたが・・
外板裏のベーシック防振と、内張裏のセメントコーティングでかなり改善していました。
今回はサービスホールを金属シートを重ね貼りして塞ぐ防振で、切り口を全てシリコンで塞ぐ施工で、
音圧アップをしながらも先々剥がれが起こらない様に施工してあります。
ドアのスピーカーはかなり薄型でないと取り付けられないために、
JBLの16・5センチの2WAYスピーカーのツイーターを使用せずにミッドバスとして使用して、
低音のキレと中音の濃さをアップさせました。
不思議と低音の量は3層の防振の効果もあってほぼ差を感じませんでした。
井川家長男が防振の作業をしている間に次男がダッシュのマスキングを行って
JU60用のワイドスタンドを製作して・・
ATX-25のあった場所にJU60ツイーターを取り付けました。
実際にはATX-25とJBLミッドで一度音を聴いて、
その後でJU60に交換して音を聴いていたのですが、
何故かツイーターをJU60に交換すると全体の合成インピーダンスが変わって、
何故か低音の量が増えたから不思議なものです。
ATX-25で合わせたイコライザーは低音も高音も数カ所上がっていたのが、
JU60では低音域を2カ所下げた所が一番聴感上のフラットに近くなりました。
アトレーの限られたスペースを活かして生音・生声を再生する、プレミアムな仕様になって納車されました。
追伸
前からこの型のアトレーが欲しいと言っていた自分から見て、
この仕様で是非乗ってみたいという目に毒の仕上がりでした。
エクリプスクロス スピーカーの音質アップ
2024-03-17
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、三菱のエクリプスクロスです。
純正の三菱パワーサウンドシステムのディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工のトリプルパッケージの作業を行いました。
ダッシュには中高音を鳴らすスコーカーが付いていて、
ここは車輛アンプから中高音のみが送られて来ていて、ドアスピーカーとは別駆動となっています。
ここの中高音をスコーカー用の中音と後付けツイーター用の高音に、ピュアコンを通して分離します。
使用したツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、
スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて、ガラスの反射の無いスムーズな高音を再生させます。
ドアの16センチスピーカーには車輛アンプから低音のみが送られて来ていて、
ノーマルのドアの時は外板裏や内張が震えてエネルギーが漏れていましたが、
2層の防振を行って余分な振動を抑えて行きます。
外した内張の表を全てマスキングして、裏面はコーティング剤が浸みてはいけない場所をマスキングして、
ツルツルのプラスチック面に粗目を付ける下処理を行ってから塗りにかかります。
意図的にランダムに厚い薄いを作って、ドアが重たくならない割に効率の高い制震性を得る様にします。
昨日は晴天だったために直射日光で乾燥させて、夕方には組み付けて音出しが出来ました。
ドアの外板裏には4種類の防振材を貼り合わせて、外板裏がスピーカーの響きにつられて鳴るのを防いで、
共振点の違う材質をある法則で散らばらせて振動を吸収するという手法を取っています。
ドアの作業が終わって車輛アンプから音を取り出して、グローブボックス下のピュアコンに送って、
そこから純正スコーカーとATX-25に分配して送れば、音が鳴り出して音調整に入ります。
音楽を聴きながらブラックボックスとコイルを交換して行って、
今回のコイルは純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用しています。
純正のディスプレイオーディオのパネルでは、まず最初にかかっていたサラウンド機能をオフにして、
疑似的に音を広げて音が良くなった様に聴かせていますが、
ピュアコンとATX-25の効果でサラウンドが無くても音に広がりが出て、
低音に対してはサラウンドが効く事によって押しが弱くなっていて、
防振の効果と相まって迫って来る様な低音に変わりました。
イコライザーも内蔵されていますが、
これはパッケージされたパターンで微調整が効かないのでフラットのままで使用して、
バス・ミッド・トレブルの3トーンを駆使して音の調整を行いました。
車輛アンプのパワーはこれまでと変わりませんが、これまで無駄になっていたエネルギーを効率的に活かして、
透明感があってそれでいてパワフルな生音・生声に近いサウンドに仕上げました。
車輛多チャンネルのアンプが付いたプレミアムサウンド車ですが、
ピュアディオのベーシッツクのトリプルパッケージを装着する事によって、
真のプレミアムサウンド車に進化しました。