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取付ブログ

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カローラツーリング カーオーディオの音質アップ

2024-03-10
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、トヨタのカローラツーリングです。



トヨタ純正の大型のディスプレイオーディオ付きのお車に、プレミアムベーシックパッケージの取付と、
ドア防振とアウターバッフルの施工と、ドアスピーカーの交換を行いました。



ノーマルのドアの内張ではスピーカーグリルがやや前方を向いてやや下に傾いているのを・・



アウター・スラントのバッフルを製作して、
やや斜め上の横はややリスナー方向に向けた理想的なスピーカーの向きに変えています。



スピーカーはピュアディオブランドのZSP-LTD15です。



ドア内は工場装着の白い防振材だけでは十分ではないので、
ピュアディオ独自の4種類の防振材を貼り合わせて、
共振点の違いを利用してピンポイントの防振でも外板うら全体の響きが静まる様に工夫してあります。



使う材料が少なくてドアが重たくならないだけでなく、ブチルゴムを大量に使う一般的な防振と違って、
心地良い詰まった感の無いスムーズな音で音楽を奏でてくれます。



ドアの内張裏の鈍い響きを抑えるためにセメントコーティングも施して、
音が良くて車室内が静かになり、断熱性も上がったドアに変わりました。



ディスプレイオーディオは一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプでグローブボックス下に送ります。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にブラックボックス4連のピュアコンを取り付けます。



プレミアムベーシックのJU60ツイーターはワイドスタンドの製作が必要で、
毎回パテ形成してダッシュの形状に合わせてワンオフ製作しています。



ピュアコンの値を変えながら音を聴いて、
同時にディスプレイオーディオの3トーンを調整して音を追い込んで行きます。



自動車業界はオーディオレス車を減らして来ていて、
ディスプレイオーディオ車が全盛の時代になって来ていますが、
サウンドピュアディオはディスプレイオーディオ車を複数購入して、
その一部のディスプレイオーディオは店頭で繋いで鳴らせる様にしてあり、
サウンドピュアディオはディスプレイオーディオに強いカーオーディオ専門店としてきちんとした根拠を元に、
より生音・生声に近いサウンドを再現させて行きます。



続・お客様の質問にお答えして 第3話

2024-03-09
新シリーズになったお客様の質問にお答えしては、
これまでの2シリーズの時代に比べてお客様のお車のオーディオ環境は徐々に変わってきていて、
最初のシリーズからしたらオーディオレス車自体がかなり減って来ています。



そんな中徐々に内容を変えながら、時代に合った内容で続のシリーズは書き込んでまいります。



今日は最近お客様になられたビギナーの方からのご質問を中心にお届け致します。



現在一番多い質問は、
「井川ブログの中でナカミチの商品が取り上げられていますが、
もう日本ではナカミチという会社は無くなっていて、海外ではまだあるのに、
日本のメーカーが何故日本で販売していないのですか?」という内容を頂いています。



これまでのシリーズでも取り上げた内容ですが、ここでもう一度おさらいして書き込みたいと思います。



まずナカミチという会社は元々『中道研究所』という名前でスタートして
磁気記録の音響機器の開発を行っていたと言われていて、
更にその前は軍用の電磁記録機器を開発していて、
中道一族は第一次世界大戦の時にロシア海軍のモールス信号を電磁記録して解析して、
相手の動きを事前に察知して日本を勝利に導いたという話も伝え聞かれています。



そんな正確に録音して正確に再生するという軍用の世界で鍛えられたナカミチというブランドが
1970年代に登場して、一時期ナカミチ=超弩級というイメージもありましたが、
ナカミチブランドの創業者中道悦郎氏が亡くなってからは2代目社長の迷走によって
ブランドイメージが地に落ちました。



その落ちた理由は、最初は当社の様なこだわりがあって仕事が丁寧な専門店で扱っていたのが、
その様な店が全国には少ししかないので、扱いたいというお店があって、
初期導入でそれなりの仕入れをしてくれればどこでも扱わせるに変わって、
ナカミチの製品は値段が高いだけで音が悪いという評判になりました。



実際には商品が悪いのではなく、いい加減な販売店がアンプやチャンネルディバイダーの調整をせず、
出荷の状態のままでエンドユーザーに製品が渡るというあってはならない状態で、
それで一度販売が低迷した時に何を思ったかオートバックスに低価格の専売品を降ろして、
地に落ちたブランドは更に落ちて、最終的に日本の会社でありながら日本から撤退して、
アメリカではブランドが残って、マレーシアの工場で作った製品がそのままアメリカに送って
販売されている状態になっていました。



サウンドピュアディオでは別にナカミチの商品が悪い訳ではなくて、
日本での販売店を選ばない売り上げ第一主義が原因のブランド破滅と考えていて、
日本向けの製品は買えるだけ買って倉庫に入れて保存して、
マレーシアで生産されてアメリカに送られる前の商品を一時期ピュアディオ向けに限定で輸入していました。



途中でマレーシアで作った製品は全品アメリカに送るという事になり、
ピュアディオ向けのナカミチ製品の新しい物は入らなくなりましたが、
今でも若干数のナカミチ製品の在庫を持っており、
旧製品をリニューアルして発売当時の性能以上の物にして販売をしています。



サウンドピュアディオが今の名前を名のる前のオーディオボックス時代の最後の方では、
店頭でよく専務が「ナカミチとは取引をやめるから、今ある在庫が最後だから!」とよく言っていて、
そのぐらい営業部とはしょっちゅう衝突していて、
ナカミチが海外の会社に買われて仲が悪かった営業部の幹部がいなくなった後には
再びナカミチとの仲が良くなったのですが、その時は日本の市場では手遅れで、
日本発のブランドが日本から撤退する様になり、
最後の方では扱っている販売店がサウンドピュアディオだけとなり、
あれだけ営業部とぶつかって喧嘩していたのは、
ナカミチブランドが好きで、創業者の中道悦郎さんが好きだからという理由で、
中道悦郎さんの「オーディオを作る人間は音楽を作る人間よりも上に立ってはいけない!」という、
あくまで音楽を作る人があってのオーディオ業界で、音楽を作る人の音を変えてはいけないという、
サウンドピュアディオの精神は中道悦郎さんの精神をそのまま受け継いでいます。



そのためピュアディオの製品には旧ナカミチ製品にどこか似た物があり、
ベーシックパッケージ用のATXシリーズのツイーターは30年以上お付き合いのあるお客様からは
「どこかSP-5とかSP-10Sぽい音がする様な?」と言われていて、
考え方が同じだとどうしてもそういう方向に製品がなってしまっていて、
それでも当時の物と比べれば現在の車や純正オーディオに合わせてあるので、
そのままのコピーとは違う製品でもあります。



ナカミチの商品に関しては他には
「アメリカで販売しているナカミチ商品を輸入して販売はしないのですか?」という質問も頂いていますが、
実験的に輸入した事もあるのですが、運送料が二重にかかって関税もかかると、
日本で販売するには性能の割に値段が高くなってしまい、
お客様の負担を考えると自社で中間マージンも関税も二重の運送料もかからない
自社開発のスピーカーの方が遥かにコストパフォーマンスが高いので、
今のスタイルをそのまま続けて行こうと考えています。



以上最近新規のお客様から多いご質問にお答え致しました。



ホンダN-ONE カーオーディオの音質アップ その3

2024-03-08
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、ホンダのN-ONEです。



ホンダ純正のギャザーズのディスプレイオーディオが装着されたお車に、
プレミアムベーシックパッケージとドアにアウターバッフルを製作したスピーカーの取付と
防振作業を行いました。



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターのブラックを取り付けて・・



ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。



ディスプレイオーディオにはピュアディオチューンのハイローコンバーターを使ってRCA化して、
ラゲッジのアンダーボックスまでSKYのラインケーブルで音信号を送って、
ナカミチのPA-1002Nで音を増幅してフロントに戻しています。



グローブボックス下にはピュアコンを取り付けて、
中低音と高音を分離してミッドとツイーターに分配して送りますが、
今回はディスプレイオーディオの音のクセが強かったので、何度もブラックボックスとコイルを交換して、
最終的に今回は専用設計でこれまでに無かった値を作って対応しています。



そのディスプレイオーディオの音のクセとは、
普通はリスニングポジションの機能があってもオフのポジションがあるのが、
オールとフロントとL・Rしかなく、オールかフロントか散々迷って、
どうしてもオフポジションをこれまで体験しているので気になっていました。



そこで音響効果オフを押すと、今度は必要な部分まで欠けてしまって、どこか薄くて物足りないので、
何度も音響効果の組み合わせを変えて最も素の音に近くなる組み合わせを探して、
それでも近づかない部分はピュアコンの値を特別に無い値を作って素の音に近く設定しました。



途中からイコライザー操作も含めて音調整を行ったのですが、
これは中身がダイアトーン製かメモリー前と後のイメージの差が大きく、
何度も調整⇒メモリー⇒試聴⇒調整を繰り返して、
音色が素直で体感音圧も得られるセッティングになりました。



20バンドのイコライザーはけっこううちにしては複雑なパターンになっています。



最近の純正のディスプレイオーディオは機種によって音のクセが違って、
スピーカーやアンプが同じでも聴こえ方が全く違って、
ピュアコンの特性を変えて音色を調整して対応しており、
これまでのラインナップでは理想の音にならない車種が増えて来て、
ユニットのストックは増える事はあっても減る事はないという方向に来ています。



もちろん今回新しくN-ONEのディスプレイオーディオ用に作った値はまたストックとして、
もう一度作っておきます。



調整の途中で専務から「こんなに音が薄くて大丈夫なんですか?」と聞かれていましたが、
ピュアコン=ネットワーク回路のコンデンサの値の割にコイルのインダクタンスを多くとる事により
音に厚みを持たせていますが、これがメーカー製のネットワークだとコイルを大きくする事が出来ないので、
イコライザーでレベルは動かしても音色を合わせる事は出来ないというのが現状で、
これがコイルとコンデンサの比率を変えると不思議と音色が合って体感音圧が増すから不思議なものです。



昨年でパーツが自由に変えられるパッシブネットワークのピュアコンは誕生から30周年を迎えましたが、
発売した時よりも30年以上経った今の方が、その存在感は増しています。



3月16日のピュアディオ関連の放送

2024-03-07
FM福岡制作でFM山口でも放送していた、
『サウンドピュアディオ・プレゼンツ 音解(オトトキ)』がスペシャル番組として
今年も限定復活する事になりました。



さる2月29日に福岡市中央区清川のFM福岡の本社スタジオにピアニストの小曽根真さんをお招きして
収録を行いました。



収録は12時から行われて、何とこの日は19時から福岡シンフォニーホールでコンサートが行われる日で、
リハーサルを途中で抜けて収録に来て頂いたという、
忙しいスケジュールの中サウンドピュアディオの番組に出演して頂いて大変感謝しております。



番組の内容は小曽根さんのこれまでの音楽活動に加えて、
最近では若手2人とトリオを結成して『TRiNFiNiTY』としての活動について話されています。



すでに5月24日には電気ビルみらいホールでトリオとしてのコンサートも予定されていて、
更に11月29日には福岡シンフォニーホールでクラッシック×ジャズのコンサートも予定されていて、
今年は小曽根真さんのコンサートは福岡で3回も行われるという当たり年となっています。



そんな小曽根真さんの魅力を伝える『特別版 音解(オトトキ) 小曽根真スペシャル』は
FM福岡愛智望さんがパーソナリティーで



FM福岡放送分  3月16日 午前11時から11時30分まで

FM山口放送分  3月16日 午前11時30分から12時まで



以上のスケジュールでお送りします。



番組の中では井川がサウンドピュアディオについて2分間ほど喋ります。



小曽根真さんの音楽に対する気持ちを話されている貴重な番組です。



聞ける環境にある方は是非お聞き下さい。



追伸



収録日は13時までに収録が終わり、その後1階のサテライトスタジオから生放送で少し喋られました。



コンサート前の貴重な時間を割いて頂きありがとうございました。



この時間は既に髪のセットが終わっていたために、
イベンターさんから「ヘッドフォンは髪が乱れるので使わないで下さい。」と言われていました。



自分はFM福岡から一度福岡店に戻って仕事をして、
18時30分の福岡シンフォニーホールの開場を待ってホール内に入り、
19時からのコンサートに聴き入っていました。



帰りの車内は小曽根さんの60歳の時に作られたベストアルバムと、
新しくトリオ編成で作られたアルバムを聴きながら帰って、
あまりに録音が良いために自分のシステムの音がアップした様な錯覚で聴きながら宇部市まで帰りました。



サウンドピュアディオは優れたアーティストさんとのお付き合いを通じて、
より生演奏に近い音を車内で表現出来る様に努力を続けています。



ホンダN-ONE カーオーディオの音質アップ その2

2024-03-06
今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きで、ホンダのN-ONEです。



もう現行型のN-ONEは何台も入庫していますが、
年次変更などでドア内の響きが変わっていてはいけないので、
指ではじきながら外板裏の響きを確かめた上で防振マットと防振メタルを貼り合わせて行きます。



前後のドアの響きを調べて、どの位置に何の材質を貼るかをマーキングしてから作業に入ります。



4種類の材質を響きの周波数に合わせて貼って行き、シルバーのマットはカットして貼る場所もあります。



同じ材質や同じ形の物が近くにあると減衰が弱くなるので、
この組み合わせはかなり考えていて、仕上げは全体的にスムーズに振動が収まって、
ドアの重量があまり増えずに、低音は出るがブーミーで小気味良さが無いドアにはしません。



4枚のベーシック防振が終わったらドアのサービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行って、
ここはブチルゴムを一切含まない金属のみのシートを、部分的に重ね貼りして剛性を上げているので、
コスト的にはかなりかかっています。



ドアの鉄板側の施工を行っている間に内張裏のセメントコーティングが乾いて来て、
規則性を持たせないランダムな厚い薄いを作って、
重たくならない割には振動の吸収が多く得られる様に工夫しています。



リアドアの方が後に塗ったので、少し乾燥していない青白い部分が残っています。



完全に乾燥した前の内張には、これからアウター・スラントのバッフルの加工を行います。



防振は前後のドアだけでなくリアのハッチにも行って・・



これからフロアーの防振を行って行きます。



今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。



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SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
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