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取付ブログ

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2台のクロスビーのシステムアップ

2023-07-26
先日の宇部店の作業ですが、お客様のクロスビーと当社のクロスビーの2台のシステムアップを行いました。



まず自分が日頃使っているクロスビーはATX-30を使ったベーシックパッケージですが、
何故かお客様のATX-25を使ったクロスビーの方が少し音が良かったのです。



その理由はクロスビーは通常のドアスピーカーの取付位置より高い部分にスピーカーが付いていて、
リスナーの耳に中音域が入りやすく、そのためピュアコンのコイルの巻き数はたったこれぐらいの距離差なのに
3倍以上の巻き数で聴感上のフラットになります。



そのためコイルのストックの棚の青で囲った白いボビンに
ピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルが使えず、通常の機械巻きしたコイルを使用していました。



ただ巻き数的に黒い側でベーク板を敷いたZSP-MID用のコイルと同じぐらいの巻き数だったので、
「これをクロスビーのベーシックに使ったらどうなるだろう?」と付けてみたらこれが良い音になり、
何故か自分のATX-30を使ったベーシックよりも中音域の表現力は上ではないですか!



そこで自分のクロスビーもZSP用のべーク板付のコイルを付けてみて、
宇部店と福岡店を移動している間に実走行を踏まえたイコライザー調整を行いました。



それでATX-25を使ったお客様のクロスビーよりも中音域から下は同じで、
高音域はこちらのクロスビーの方が良く仕上がりました。



そこでお客様のクロスビーをATX-30の仕様に交換して、
更にツイータースタンドはワイドタイプに交換しました。



型取りはうちのクロスビーで行っているので、お客様は店頭で待っている間に作業は完了しました。



お客様のクロスビーもうちのクロスビーも同じパナソニックのストラーダですが、
画面の大きさが違うので、若干音が違っていてはいけないと、一からイコライジングなどを行っています。



イコライザーを動かしてこのパターンが良いと思ってもメモリーした後に少しイメージが変わって、
調整⇒メモリー⇒再生画面⇒調整を何度も繰り返して音を追い込んで行きました。



最終的に2カ所1クリックずつ動かしたパタンが最も生音・生声に近いと感じで、
そこで調整を終了してお客様に納車致しました。



お客様のクロスビーとまるで追いかけっこの様な細かなシステムアップでしたが、
最終的に一番変わった音域は中高音よりも低音の量感が増して聴こえました。




追伸

2台ともナビゲーションはパナソニックなのですが、
何故かドライブレコーダーはカロッツェリアが付いています。


今月のピュアディオ関連のラジオ放送は

2023-07-24
毎月1度は福岡のクロスFMと山口のFM山口の2局に、
ネーミングライツスポンサーの社長として生放送で出演していて、
今月はもうクロスFMの出演は終わって、2日後の26日にはFM山口に生放送で出演します。



もう放送が10日前に終わったのがクロスFMで、
7月14日の金曜日の夕方にマークイズ福岡ももちの2階にある
クロスFMサウンドピュアディオスタジオへ向かいました。



ニトリがある上の駐車場に車を止めると、
マークイズ福岡からペイペイドームに向かう外の通路を通るのが最短距離で、
Zeppの手前の入り口を左に曲がって入るとしばらくしてサウンドピュアディオスタジオに辿り着きます。



7月14日の放送ではコウズマ・ユウタさんの『ミッシュ・マッシュ・フライデー』に生放送で出演して、
意外と以前の放送はちょうど1年前でした。



その時はコウズマさんが6月3日が誕生日で、
自分が6月2日生まれで誕生日が1日違いなので親近感を感じて、
以前取材で福岡店に来られた時にピュアディオチューンの小型スピーカーがとても気になっておられたらしく、
誕生日の日が分かったその日に2時間でその辺にあった材料をかき集めて、
とりあえず形にしてマークイズのスタジオに行って渡した事がありました。



最初から「これは誕生日の形式で、後から時間をかけた物に交換します。」と言っていたのが、
「せっかく作ってもらった物だから・・」と、何か少し改良をすればそのまま使えると思っている
コウズマさんにかなり時間をかけてチューニングした物と交換した時に生放送で喋ったのが1年前でした。



それから1年間使ってどうだったかというお話をしたのですが、
コウズマさんが家で番組作り(コーナー作り?)をしている時のモニタースピーカーとして
プロ用として十分使えるという話をさせて頂きました。



実際にはコウズマさんが福岡店に取材で来られていた時の写真が残っていて、
その中で数あるスピーカーの中で、「このスピーカーを長く聴いていた。」という部分の
『写真判定』を行って、その仕様に合わせた音色のチューンをして作り替えて
お渡ししたという話をしていました。



内容はとても良かったのですが、自分がうっかり放送時間を15分遅くブログに掲載してしまい、
過去に夕方の生放送は17時15分から30分頃まで電話を繋いだコーナーで、
その後30分から生ゲストだったのが1年前で、その日は17時15分からがスタジオ生放送だったのでした。



それが生放送進行で17時17分頃から始まって31分まで話していたので、
そろそろ始まると思っていたブログの読者の方が25分に聞き始めたらもうかなり進んでいて、
半分も聞かない終わってしまったと言われました。



自分が思い込みで「夕方の時間はこれまでこのパターンだったから。」という間違いを起こしてしまい、
反省しています。



放送時間は常に30分以上は前に着いていたので全く問題は無かったのですが、
多くの読者の方にご迷惑をおかけしてしまいました。



生放送後にはお決まりのサウンドピュアディオのステッカーの前で、逆文字で撮影を行いました。



もう一つの放送のFM山口の方は、毎月月末の水曜日の16時30分からは新山口駅の北口にある
FM山口のゼロスタジオから生放送で喋っています。



山口市にはFMYサウンドピュアディオスタジオが存在しているのですが、
ここから生放送で喋られている大和良子さんがサウンドピュアディオの製品のユーザーという事で、
製品を実際に使っておられる方の生の声をという事でスタジオは違いますが、私が喋る様になっています。



そういう意味ではたまにクロスFMの北九州ダイハツ販売スタジオから、
立山律子さんの番組で自分が喋るのと一緒で、
たまたまピュアディオ製品をお使いのパーソナリティーの方が
サウンドピュアディオスタジオ以外で喋られている場合は特例でそちらから話させて頂いています。



その今月のゼロスタジオからの自分の出番は26日の16時30分からですが、
今月と来月は学生さんが夏休みとなるために『夏休み特別企画』でお届け致します。



自分は今毎週土曜日に無線の伝搬実験を行っていますが、
これは災害時の民間の非常通信網を作るという目的の他に、
小・中・高校生の技術者として育成という目的も持っています。



これは自分が中学・高校とアマチュア無線の実験に明け暮れている時に、
多くの社会人の無線家の方から無償の支援を頂いて、学生では出来ない様な実験を行う事が出来て、
それが今のサウンドピュアディオの技術の石鎚になっているので、
自分が60歳を過ぎた時に今度は自分が受けた支援を次の青少年に受け継ぐ時期に来ていると
感じているからです。



自分が高校生の時の夏休みは中の良かった他の高校に通う同級生と
下関市の華山に登って実験する計画を立てて、
友達が使っていた垂直偏波の10エレメントの並列スタックと、
自分が使っていた円偏波の10エレメント並列スタックの2種類を700メートル以上の標高の上に上げて、
垂直偏波と円偏波の特性の違いを体感するというもので、
これをやったから学校の勉強の何の役に立つのだろう?という様な実験で、
でも普通では出来ないとんでもない実験でした。



ただ機材を運ぶのに社会人の方が総勢車を4台出して運んで、ガソリン代などは全てその方々が出されて、
自分達高校生が人も荷物も運んでもらって実験するだけという、
今考えたらそうとう甘えた考えで社会人の方々に労力をかけていたと思います。



そういう未来の技術者の卵の実験に無償で協力して頂いて、
自分はサウンドピュアディオという会社の社長になり、もう一人の友達は京都大学に進学して、
電波よりももっと先の難しい研究をして、40代で京都大学の教授になっていました。



60を過ぎてその学生時代を思い出した時に、「今は自分の時みたいな大人はいるのか?」と思った時に、
自分がその一人となり未来の優れた技術者を作る大人になろうと今の実験を始めました。



26日の放送ではその実験で知り合った中学1年生の女子生徒さんを番組に出演してもらって、
自分の思いをマイクを通じて放送してもらおうと夏休み特別企画を思い付きました。



最初自分が少し喋って、後は大和良子さんと中学生のフリートークとなりますが、
若いうちに何かに深く興味を持つ事の素晴らしさを番組で多くの方に伝わればと考えています。



7月26日の16時30分からのFM山口の放送を是非お聞き下さい。



なお後編は8月30日の16時30分から放送されます。



日産デイズ カーオーディオの音質アップ その3

2023-07-23
今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きの日産のデイズ・ハイウェイスターです。



当初はサイバーナビを使った2WAYハイエンドシステムで作業を進めていましたが・・



少しでも音質を上げたいと、お客様がお持ちだったナカミチのCD-700KKを取り付ける事にして、
ナビはパナソニックのゴリラをダッシュ上に取り付けました。



当初はリアのラゲッジに取付予定だったパワーアンプは、
パンク修理キットやジャッキのスペースがかなり取っていて、ここは諦めて運転下に取り付ける事にしました。



サイズはちょうど座席下に収まり、ナカミチのPA-1002のシルバータイプの、
ブラックよりもパワーの大きい方のモデルを取り付けています。



助手席側のシート下にはピュアコンのブラックボックス4連の物を取り付けて、
ここからツイーターとミッドに音信号を送ればシステムは完成です。



ツイーターは一度型取りした物を福岡店で滑らかに削りを入れて、
宇部店に再び戻して植毛塗装してから取り付けました。



ツイーターの銘柄はイギリスのB&Wの限定品で、今はもう入手出来ない物です。



ミッドスピーカーはピュアディオブランドのZSP-MIDで、
純正グリルから下にアウターを製作して取り付けていて、低音の聴こえ方が下に移動した分アップしています。



こちらも宇部店で型取りした物を一度福岡店に送って、
滑らかに表面を削った後に表にレザーを貼って宇部店に返してからデイズに取り付けました。



2店舗で仕事の多い少ないのバランスを取るために、物を移動して作業を行って時間のムラを防いでいて、
福岡店が忙しい場合は宇部店が造作作業を行う事もあります。



ここまで2店でシェアして作業が進んで音は鳴っているのですが、
使い込んだバッテリーをボッシュの新品に交換して鳴らさないといけないのが、
大きいサイズは在庫があっても軽自動車用が切れていて、到着を待っている状態です。



バッテリーが届き次第交換して本格的な音調整に入りますが、
ここに来て戦争の影響か、特殊な構造のバッテリーの納期がかかる様になって来ています。



軽自動車のコンパクトな室内ながら、極めたシステムの2WAYシステムがもうじき完成します。



ノートeパワー ディスプレイオーディオ車の音質アップ

2023-07-22
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、日産の新型ノートeパワーです。



工場装着のディスプレイオーディオ付きのお車に、これまで何度も入庫してシステムアップして頂いています。



ドアには片側3層のフル防振に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて・・



ダッシュにはワイドスタンドを製作して
JU60ツイーターを取り付けているフロント2WAYのハイエンドシステムに仕上がっていました。



今回はリアのラゲッジ下に25センチのエンクロージャーを作って、
ピュアディオブランドのZSPシルバーコーンのサブウーファーを取り付けて、
フロントとウーファーにJBLのパワーアンプを取り付けて、
更にアンプの下にピュアディオチューンのチャンネルディバイダーを取り付けて、
フルシステム化を行いました。



純正のディスプレイオーディオからのスピーカー出力は
ピュアディオチューンのハイローコンバーターでRCA化して、
SKYのRCAケーブルでチャンネルディバイダー経由でアンプで増幅して、
フロント信号はグローブボックス下のピュアコンで高音域と中音域に制御して分配します。



ハイローコンバーターはオーディオテクニカ製の4CHを2CH化して音質を上げた物を
一度取り付けて音を合わせて、後で2CHモデルををモノラル化した物を2個繋げた物と聴き比べして、
モノラル2個の方が優れていればそちらを選びます。



現在は戦争の影響で精度の高い部品が不足していて、
JU60用のピュアコンは2店舗に在庫が置けず、1店舗用の在庫を持つのがやっとなので、
ケースに入れて車で持ち歩いて行って店で適合させて、
使った値だけを後から作って補充するというやり方をしています。



ピュアコンのパーツの値を変えながら、
ディスプレイオーディオのパネルもいじりながらあれこれと調整していたら・・



12時の時報が鳴って福岡のクロスFMの放送がサウンドピュアディオスタジオからの生放送に
チェンジしました。



聴き慣れた勝手知ったるスタジオの音に、
パーソナリティーはこれまで何度も生声を聞いているMASAKIさんと坂口カンナさんで、
音調整のテンションは一気に上がります。



この音調整は誰もが知らない答えを自分だけ知っていて、まるで反則技の音調整です。



しかもスマートフォンに入っている音源も生音・生声を知っているアーティストさんを中心に行っているので、
『お客さん好みの音造り』という本当にそこに答えはあるのか?という手法ではなく、
実際の音や声に本当に正しく合っているかどうかの別次元の音調整です。



しかし一時的に大雨が降って来て、ちょっと音調整に難が出て来たので雨が止むまで休憩して、
その間に作業ブログを書いているのでした。



ノートのディスプレイオーディオは音にかなりクセが付いていて原音とは言えないのですが、
そこを技術の粋を尽くして生音・生声に近く仕上げて行きます。



新・お客様の質問にお答えして 第39話

2023-07-21
新・お客様の質問にお答えしては第37回となり、
最初のシリーズが20回弱で終わったのでもう倍ぐらいの回数となっています。



今日は最近のご質問が5つあったので、それにお答えしたいと思います。



まずはJU60のブラックについてのご質問が2つありまして、
その1つが『JU60のブラックはいつまで販売するのですか?』という問ですが、
これは在庫が無くなり次第終わるので、その時期は不明です。



もう1つは『JU60とブラックの差は反射の少ない塗装を使用しているだけですか?』という
質問も頂きましたが、JU60は工場から出来上がったユニットが入荷した時に、
全数インピーダンスと音圧レベルを測って記録しており、
その中の上位のユニット抜き取りしてブラックに塗装しているので、反射の違いだけではありません。



3つ目はピュアコンのブラックボックス4連のうちの
後から追加する2個のツイーターアシストユニットについてですが、
『AAAのユニットはJU60のブラックを買わないと販売してもらえないのですか?』というご質問ですが、
当初は製作している数に限りがあるので当面はJU60のブラックを購入された方限定と
形を取っていましたが、現在はどなたでも購入出来るだけの数を確保しておりますので、
通常のJU60やATXシリーズをお持ちのお客様にも販売する事が出来ます。



ツイーターアシストユニットについては他にも
『今普通のアシストユニットを使っているのですが、
AAAのユニットに替えようと思うと一から買わないといけないのですか?』という質問も頂きました。



これに関しては初代モデルとAモデルAAモデルをお使いの3つのタイプのお客様がおられて、
使用された年月で追加金で交換する場合と一から買って頂く場合があります。



また追加金も使用年月でそれぞれ違いますので、詳しくは営業担当者にお尋ね下さい。



最後は『戦争の影響で精密な電子関係のパーツや材料が不足しているといいますが、
品切れとか値上げとかに関して大丈夫ですか?』というご質問は多くの方から頂いています。



不足しているパーツは電源関係のパーツと、質の高いハンダと、
質の高い銅線など軍用で使える物はかなり不足していて、
ミサイルの誘導装置や攻撃用のドローンなどに使われるのでしょう、かなり不足しているのも事実です。



その中で質の高いハンダに関してはこれまでは捨てていたハンダのかけらを集めて
ピンセットで煤を取り除いて綺麗な部分だけにして・・



ハンダ炉で370度で熱して一度溶かして、純度の高い部分だけを抽出して再生して、
それで値段を上げない様に努力しています。



炉の横にあるマスコットみたいなハンダの塊は、抽出したハンダがランダムに固まったら偶然出来た形で、
器量の悪い物から使用されていますが、これらもじき使われて行くでしょう。



ただ値上げではありませんが、
ベーシックパッケージ用のピュアコンは標準タイプと4000円高いRRタイプをご用意していますが、
これを4000円高いRRタイプに1本化する事で生産効率を上げて、値上げを避けていますが、
安い方のモデルが無くなった事により最も安い見積りが上がった様になっています。



実際に標準タイプを求められる方が5%か10%で、
4000円の追加で少しでも音が良くなるならとRRタイプを選ばれる方が多いので、
モデルの1本化で値上げを避けているのでご理解のほどお願い致します。



またピュアコンの中のコンデンサについては、
JU60のブラック用にはかなりの選別を行った選りすぐりの物を使っており、
その選別から大量にもれた物をベーシックのRRタイプ用に使用していますので、
質感はそのままというより上げて来ています。



ちなみにこの写真は入庫した物を全て測定して数値をマーキングしていて、
左の2個がJU60のブラック用で、左から2番目はノーマルのJU60用で、
残りはベーシックパッケージ用に回しているので、
厳しい選別からもれてもベーシック用としては特Aクラスの材料となっています。



特に夏場はどうしても数値が高い物が出来てしまい、
1マイクロを下回る物が欲しくてもなかなか回ってこないという現実があり、
冬場が戦争の影響で数か月入荷が無いなど、製作現場は戦争の影響をもろに受けていますが、
音の質感は絶対に落としてはいません。



この様な努力で大手メーカーの様に簡単に値上げを行わず、
自分たちの努力で音質は上げても価格は極力上げないで、日々精進させて頂いています。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
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TEL.092-260-3660
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