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取付ブログ

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クラウン スピーカーの音質アップ 後編

2023-08-13
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、トヨタのクラウンです。



マルチビジョンの10スピーカーのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、
Wパッケージの作業を行いました。



ダッシュのスコーカーのグリルの上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
スコーカーをピュアコンを通して中音のみに変換して不得意な高音は鳴らさず、
デリケートな高音はガラスの反射が無くストレートな状態で再生させます。



防振の施工が終わったドアには内張を組み付けて、
純正の16センチスピーカーの上限周波数を制限するコイルはバイパスして、
車内に設置したピュアコンの空芯コイルで滑らかに高音をカットして、自然な中低音を再生させます。



トランクの右下に付いている車両アンプのカプラーを一度外して、
センタースピーカーのレベルを落とすアッテネーター回路を取り付けて、
ツイーターの追加によるステレオ効果を邪魔しない適切なレベルに設定しました。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
一度お客様のCDを取り出して自分の調整用CDを入れてピュアコンの値と3トーンとフェダーを調整します。



ブラックボックスは4個目で固定して、コイルは5個目で固定して、
3トーンはバスのみマイナス1で調整を終了しました。



お客様が聴いておられたCDはたまたま自分がLSの中で聴いているアルバムで、
最近ライブ会場に足を運んだ事があるアーティストさんの物で、
そのステージ感をイメージしながら音調整を行いました。



同じ方式のクラウンでも初期型と最終型で仕様が違う部分が多く、手順書は存在していますが、
その車両に合わせたきめ細かいセッティングで音を詰めて行きました。



もし自分と同じコンサート会場に行かれていたとすれば、
その時を思い出してかなりググっと来るセッティングで鳴っています。



クラウン スピーカーの音質アップ 前編

2023-08-12
今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、トヨタのクラウンです。



純正のマルチビジョンオーディオの音に不満があるという事で来店されて、
まず乗って音を聴いてみたらフェダーがかなり後ろに下がっていました。



純正のスコーカーのガラスに反射して荒くなった音が嫌いな様で、
「ベーシックパッケージを取り付ければ直りますか?」と聞かれて・・



スコーカーだけでなくセンタースピーカーの出しゃばった音も嫌いらしく、
ダッシュの両端の荒い高音をカットして、センターのレベルも適切に調整するベーシックパッケージと、
ドアの防振をプラスしたWパッケージを取り付けられる事になりました。



このスコーカーで高音域まで再生させているので、
ピュアコンで高音をカットして中音のみに変えて、高音域は別付けのツイーターに任せます。



クラウンで防振をお勧めしているのはドアの残響を防ぐだけでなく、
スピーカー裏に付いているドアからの中高音を防ぐコイルを内張を外したと同時に
バイパスして音質を上げるためで、マグネットの近くにフェライトで無理にインダクタンスを上げている
コイルは音が不自然になり、ここをバイパスして車内に置いたピュアコンの100%空芯コイルで
滑らかな低音を再生させます。



元はリアトレイのウーファーを加えて車全体で3WAY構成だったのを、
ツイーターを加えて4WAY構成として、スピーカーとスピーカーを繋ぐクロスポイントも改善します。



入庫時には一度井川家長男がモノラルのスペアナ測定を行って、施行前と施工後のデーターを取っていますが、
これはあくまで参考で、最終的には聴感によるステレオ感と正確な音色になっているかで音を決めます。



作業ではドアの内張を開けたらピットから、「図面と実際が違っている。」と呼んできて、
確かにこの方式で最初の方では四角い柔らかい材質のマット1枚だったのが、
かなり広い範囲に硬い材質の防振材が貼ってあり、
モデルの最終型ではかなり初期型とは変えてあるというのが分かりました。



それでも一番ノイズが気になる場所だけ防振がしてあったので、
ドア全体を指ではじいて響きを確かめて、この部分にはこの材質を貼ると響きの中心と周波数を調べて、
8カ所の防振材を貼るポイントを探しました。



ベーシックパッケージは手順書に従って決まった方法で施工を進めて行きますが、
マイナーチェンジや年次変更などで仕様が変わっていたら、それは個別に調査して対応する様にしています。



今の時点ではここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。



フォレスター カーオーディオの音質アップ その2

2023-08-11
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、スバルのフォレスターです。



宮崎県からお越し頂いて、パナソニックのストラーダをべースにして、
ベーシックパッケージの取付とフロントドア2層の防振と、
ドアスピーカーの交換の4thパッケージの作業を行いました。



ドア防振の作業が終わり、
純正の16センチスピーカーをJBLのクラブ602CTPのミッドに交換しました。



602CTPに19ミリサイズのツイーターが付属していますが、
これはあまりドームが小さくて周波数レンジが狭いので、
ピュアディオブランドのATX-30ツイーターに交換して、
かなり広い周波数レンジで標準パッケージでは絶対に表現出来ない中高音を再生させます。



このメーカー違いのユニットの周波数帯域をきちんと分けるのがピュアコンで、
パッシブネットワークをブロック化して自由に値が変えられる様にして、
その車に合ったマッチングを出す事が出来ます。



今回は超低音域の有害な成分を抑えるSSFを加えて、
ミッドの上限周波数を決めるコイルは白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物で、
今回の年式のストラーダはやたらと低音が強調してあるので、
適切なレベルまで下げるのにかなり苦労しました。



ピュアコンだけでは聴感上のフラットにならないので、低音側を下げて高音側を上げて、
メモリーすると音のイメージが変わるのでまた調整してメモリーしてを繰り返して、
音を追い込んで行きました。



どれもDSP機能を使う事を前提に音造りがしてある様で、音を造作して不自然な感じがするので、
DSPオフでイコライザーとピュアコンを駆使してフラットを目指しました。



最後の決め手はフェダー調整で、リアを鳴らせば音量は出るのですが、
そうすればクオリティーさが失われて、量感と質感のちょうど良いバランスを探して何度も前後しました。



音を造作して良い音ではなくて、
レコーディングスタジオや放送局のスタジオの様な正確な良い音を目指しているので、
音調整にはかなりの時間をかけています。



何度調整しても納得行く何度調整しても納得の行く音にならなかったので、
ピュアコンのブラックボックスはこれまでに無かった値を新設計で作って対応しました。



作業中は分かりませんでしたが、
音調整で乗り込んでエンジンをかけようとしたら6速ミッション車というのに気付きました。



昨日の夕方に音調整が終わって、今日お客様が宮崎県から車を取りに来られるのをお待ちしている状態です。



遠方よりのご来店を感謝しております。



トヨタ・アクア スピーカーの音質アップ

2023-08-09
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのアクアです。



工場装着の大型のディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と前後のドアのベーシック防振の施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。



まずは前後のドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に4種類の防振材を貼り合わせます。



響きの中心を見つけて、その周波数に最も効き目のある材質を選んでいるために、
ドアが重たくならない割に防振効果が強く、しかも低音の量は増えたが音色が鈍い感じになって
クリアーさが欠けるという事がない、スカッとした小気味良い音で音楽を奏でてくれます。



ドアの純正の16センチスピーカーはそのまま使用して、
ダッシュにスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを
取り付けて中級クラスの2WAYスピーカー的な鳴り方に変えます。



新型のアクアのドアのスピーカーグリルはデザイン上で最も高い周波数が欠けてしまい、
ツイーター側をピュアコンのブラックボックスの設定でワイドレンジ化してそれを補い、
更にドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルは白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を
使用して、ギリギリまでQ値を高めて上質なサウンドを再生出来る様にしてあります。



ピュアコンの値選びと同時にディスプレイオーディオの3トーンとフェダーを調整して・・



フェダーはベーシックのWパッケージだとリア防振が無いので前にふってリアを弱めに設定していますが、
リアの余分な残響が少ないので今回はいつもよりも強めに鳴らして量感を稼いでいます。



ディスプレイオーディオでプレイヤー非装着のためにスマートフォンとFMラジオで音調整を行って、
ちょうどこの時間はFMYサウンドピュアディオスタジオからの生放送の時間だったので、
勝手知ったるスタジオからの音でも調整を行って、
普通のカーオーディオの店では表現出来ないサウンドに仕上げました。



この時期は作業が立て込んでいるためにベーシックパッケージが装着されているデモカー兼代車が
全て出ている事が多く、せっかく来店されてもデモカーが無いという事があって、
アクアのお客様にはもう一度来店して試聴して頂いて、当社のアクアのデモカーで試聴する事が出来ました。



通常はいつでもフリーでベーシックのデモカーは試聴出来ますが、
前もって確認や予約を頂きますと車内温度も下げて快適に聴ける様に配慮致しますので、
出来ればご予約をお願い致します。



店内の平面ディスプレイでのデモンストレーションは実際に車に付けた時と情感がかなり違うので、
サウンドピュアディオでは実車を使ったデモンストレーションをお願いしております。



2度手間をかけてしまいましたが、音の仕上がりには大変満足して頂きました。



フォレスター カーオーディオの音質アップ その1

2023-08-07
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、スバルのフォレスターです。



宮崎県から遥々お越し頂きました。



作業はパナソニックのストラーダを活かしてベーシックパッケージの取付と、
フロントドア防振の施工とドアスピーカーの交換を行います。



まずフロントのドアの内張を外して、
白い吸音フェルトを一度剥がしてプラスチック面に粗目を付ける下処理を行います。



次にランダムに厚い薄いを作りながらセメントコーティング剤を塗って、一晩かけて乾燥させます。



完全に乾燥したら吸音フェルトは元に戻します。



ドア側は防水シートを純正スピーカーを一度外して、
工場装着の防振材が貼ってない場所に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



純正スピーカーは楕円のアメリカンサイズのパネルに中に16センチのスピーカーが付いていて、
今回はこれは使わずにインナーバッフルを製作してJBLの16・5センチスピーカーに交換します。



外板裏にはシルバーの防振マットと、黒で丸と四角の2種類のマットと、
ゴールドに輝く防振メタルの合計4種類の共振点の違う材質を貼り合わせています。



形と共振点の違う材質を選ぶ事で、ドアが重たくならない割に効率の高い防振が出来て、
何と言っても鈍くない小気味良いサウンドを奏でるドアに変わる事が一番のメリットです。



ツイーターはピュアディオブランドのアップグレードのATX-30を取り付けて、
上質な高音を再生させます。



今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

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