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取付ブログ

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スズキ・スペーシア スピーカーの音質アップ 前編

2023-04-10
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スズキのスペーシアです。



パナソニックのストラーダが装着された状態で入庫となってベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。



まずはドアの内張と防水シートと、16センチの純正スピーカーを取り外して・・



何も貼ってない外板裏に防振メタルと、3種類の共振点が違う防振マットを貼り合わせます。



スペーシアのドア内は鉄の芯が多く通っているので、フルで貼れないマットは2分割して貼っています。



響きの中心を見つけて、その響きの周波数に最も効き目のある材質を貼ってあるので、
ピンポイントの作業ですが、ドア全体の響きをスムーズに抑えています。



外した内張表面がツルツルなので、粗目を付ける作業を行って、手作業で厚い薄いをランダムに作って、
ドアが重たくならない割に振動が通過しない様に工夫しています。



ピュアディオの防振は無駄に重たくしないのと、貼り過ぎて低音の量が出ても音色がブーミーで、
本来の音楽の音色と違うという事が無い様に、小気味よい軽快な音に仕上がる様に工夫しています。



一昼夜乾燥させて、青白い色も化学変化で茶色に変わって来たらドアに組み付けて、
下地作りの作業は完了です。



当初はベーシックの関係の作業だけの予定でしたが、3トーンしか付いていないストラーダを取り外して、
別なオーディオに交換する作業も入って、これより先は後編でお届けする事にします。



ホンダ・ヴェゼル カーオーディオの音質アップ

2023-04-09
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、ホンダのヴェゼルです。



この色のヴェゼルはかなりの台数が入庫しています。



ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオ付きの状態で入庫となって、何度かのシステムアップを行って、
今回JU60ツイーターのブラックを装着したフルシステムとして完成しました。



JU60もブラックタイプの大きさは同じですが、ノーマルのシルバーが膨張色のために大きく見えますが、
違う言い方をすればブラックの方が締まって見えます。



ドアスピーカーは方ドア3層のフル防振に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15が取り付けてあります。



ラゲッジの左サイドを作り込んで、JBLの25センチ薄型ウーファーが取り付けてあり、
車1台でワイドレンジの3WAY構成となっています。



ウーファーの表にグリルを取り付ければ、本来のラゲッジスペースはそのまま確保されています。



ラゲッジの下にはナカミチの4CHアンプのPA-504を取り付けて、
その上に板を敷いてピュアディオチューンのチャンネルディバイダーを取り付けています。



これはV2モデルというチューンドの中でももう1段上のモデルで、
SKYのL型ピンを使ってギリギリのスぺースで収まっています。



ナカミチのPA-504のアンプは発売当時は人気がありませんでしたが、
車の構造や仕組みが変わって、場所を取らずに消費電力が少なく、そして音に変な色付けが無いという事で、
今になって人気が出て来ていて、中の半導体は発売当時に無かった物に一部が交換してあり、
リファインした人気モデルとして生まれ変わっています。



純正のナビオーディオの出力をRCA化してアンプに送るのはこのハイローコンバーターで、
オーディオテクニカの2CHモデルをモノラル化して更にチューンして、
左右別々に変換する事でセパレーションを良くしています。



4CHモデルが無くなって2CHモデルだけになった時に、
「これからどうしようか!」と頭を抱えましたが、左右を別な配列でチューンする事と、
ケースが左右で別々になった事で、4CHモデルベース以上のクオリティーを得る事が出来ました。



最後にフロントの2WAYスピーカーを分配するのはブラックボックス4連のピュアコンで、
メインボックスはJU60専用のモデルという事はもちろんの事、もう1方のツイーターアシストユニットは、
JU60のブラック用のAAAモデルで、これまで表現出来なかった音を表現出来る様になりました。



またスピーカーケーブルは全てSKY3の高級モデルを使って、極めたシステムとなっています。



最後に純正ナビのイコライザーの調整を行って、全てフラットでと言いたいところですが、
一カ所1クリック動かした所でメモリーして、ヴェゼルのフルシステムの作業は完成しました。



見た目はシンプルな構成ですが、細かな所に優れた商品と工夫が詰まっていて、
生音・生声に近いサウンドのシステムに仕上がりました。



ベンツGLA スピーカーの音質アップ 後編

2023-04-08
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、メルセデスベンツのGLAです。



メーターパネルから連続で繋がっているディスプレイオーディオのお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ドア4枚の防振作業を行っています。



前編では防振作業をお届け致しましたが、後編では電気系の作業で、
Aピラー根元の純正ツイーターは鳴らなくして、スタンドを使ってJBLのP560のツイーターを
取り付けています。



助手席下にはMDF板で台を製作して水平面を作って、その上にピュアコンを取り付けて、
一度音を鳴らしてみます。



ベンツのAクラスの派生モデルはドアのグリルの高い周波数のヌケが悪いので、
16センチスピーカーの上限は制限せず、そのままフルレンジで鳴らした上にツイーターの音を
重ねていました。



ただ現行モデルでは車輛アンプに高音域に勢いが付いているので、
トレブルを1クリック下げてピュアコンの値を変えて調整していて・・



でもこのGLAではミッドの上限に制限をかけるために巻き数の少ないコイルを入れて、
それでブラックボックスの値をあれこれと変えて試聴してみました。



かなりあれこれと替えて聴いて、なかなか満足する値に辿り着けなかったので、昨日はここで一旦終了して、
このブログを書き込んだ後に再び調整に入ります。



以前のAクラスの派生車は高音が足らなかったので、
周波数レンジの広いピュアコンを入れて抜けを良くすればOKだったのは、
車両アンプのインピーダンスの幅が2Ωぐらいから10Ωぐらいまで大丈夫で、
今のディスプレイオーディオは3Ωから6Ωの狭い幅の中に納めないと歪っぽくなり、
それは国産のディスプレイオーディオ車にも言える事で、
これまでに比べたら時間をかけて広い周波数帯でのインピーダンス調整が重要となって、
毎回の取付がほぼワンオフ的に時間をかけて音調整を行う様になっています。



そのためにピュアコンの種類も増えて来て、
過去のモデルに比べたら数字やアルファベットの表記が増えて来ています。



大手メーカーがインピーダンスを細かく調整が出来る商品が無いので、
ベーシックパッケージの需要が増えて来ています。



今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史+12 第18話 2010年から2016年

2023-04-07
サウンドピュアディオの40年史に自分の学生時代や
カーオーディオ専門店を始める前の職歴などを書き込んだこのシリーズも遂に18回目となり、
おそらく今のペースでは後1・2回で完結しようとしています。



昨年の10月10日に開店から40周年を迎えて、
その前に自営業を無線とカーオーディオとあれこれの工事を請け負いの自営業を始めていたので、
実際には開業からは42年半が過ぎて、大学に行かずにサラリーマンが1年半で、
自営業が長すぎて給料をもらった事が10数回しかありません。



今はコンピューター関連で大学在学中に開業する方も珍しくはないですが、
当時は終身雇用が当たり前で、わざわざ宇部興産グループの工場を辞めてまで自営業を行うとは、
周りから「そのまま務めておけばいいのに。」と随分言われました。



自分の同級生の中には電気メーカーに勤めた人も多かったのですが、
40代ぐらいでリストラされた者もいて、何が安定か分からない時代に変わっていました。



今回の2010年ぐらいからは、
サウンドピュアディオは電源キャパシタやロジュームメッキの端子は音がキラッとしても、
実際の音楽の音色と違っているという事で、もう使わないというのが定着して来ていて、
それにプラスして国産のトレードインスピーカーは扱わないという、
いわゆる業界のトレンドとは全く違うやり方のために、ある意味変人的な扱いをされる様になりました。



当時はトレンドに合わせる限り実際の音楽の音色とは全く違う音になるために、
カーオーディオを後から替える人は車のドレスアップのトレンドの様な形になっていました。



この頃にサウンドピュアディオはFMラジオのアーティストさんの特別番組のスポンサーに付く事が多く、
最初のお付き合いが邦楽から始まり、邦楽とクラッシックのコラボレーションのコンサートもあって、
クラッシックのアーティストさんともお付き合いが始まりました。



自分の会社のスポンサーとコンサートの後に、会場から出て行く車を診ていると皆さん笑顔で、
もちろん先ほど聴かれた演奏のCDなどを聴きながら帰られているのですが、
どう見ても皆さんノーマルのオーディオで聴きながら笑顔で、
明らかに後付けをした様な車は1台も無いのです。



「これはどういう事だろう?」といくつかのコンサートの後に考えて、
おそらく来場者は先ほどホールで聴いた音楽を純正オーディオの音をトリガーにして頭の中で思い出していて、
耳から入っているのはリズムを取るだけで、頭の中の思い出で笑顔になっているのだろうと考えました。



そういう活動を続けていたら、自分がファンクラブに入っているアーティストさんのファンと仲良くなって、
その辺りの聞き取りが出来る様になって、カーオーディオについて話す事があって、
どうもカーオーディオはカー用品店に行った時にディスプレイの前で聴いて、
チャカチャカ・ドカドカと自分が聴いている音楽とは音色が違うから欲しいとは思わないという事を
言われていて、「確かにそうだな。」と思って、
もう一つは「カーオーディオって物凄くお金がかかるんでしょう?」という、
どうしてもマイナスなイメージばかりで、これではいくらコンサートのスポンサーにお金をかけても
サウンドピュアディオの売り上げにはプラスになりません。



そこで音楽に精通しておられる方に買ってもらえる様なパッケージは出来ないものか?と考えたのが、
ベーシックパッケージにベーシック防振を加えたWパッケージと、
更にセメントコーティングを加えたトリプルパッケージです。



音楽に精通されておられる方はカー用品店のデッキやスピーカーを交換した
キラキラ・ドカドカした音に拒絶反応があって、見た目はそのままで篭りやドアがつられて鳴るという部分の
改善を前面に出して、『本来の音楽に近い音色にするための改善』という事で、
車種別のパッケージ販売を前面に出す事で、
従来のカーオーディオのトレンドとは土俵を変えたジャンルを作るという事に集中しました。



Wパッケージやトリプルパッケージを前面に出す事と、
トレードインスピーカーは販売を行っていないという事も前面に出して、
『一般的はカーオーディオとは違って、音楽に精通されている方のための音質改善です!』というやり方は
徐々にではありますが浸透して来て、パッケージを購入された方の中から
10人か20人に一人ぐらいの割合でシステムアップでZSPまで進まれて、
今のサウンドピュアディオの販売スタイルが確立して来たのはこの頃です。



そのうちにサウンドピュアディオのFMのアーティストさんの特別番組は年に2回が2か月に1回になり、
月によっては2回の放送があるとか、徐々にアーティストさんとのお付き合いも増えて来て、
それに合わせてファンの方でお店に来て頂けるお客様の層も増えて来て、
もう特別番組で作るにはコストがかかり過ぎて、毎週の放送を3カ月とか半年とか1年で買うという事で、
コストダウンが出来ないかという話を放送局とする様になりました。



その頃はかなりのボーカリストの方と放送局のスタジオでお会いして、
生の声を聞く事によって「自分の音造りってまだ甘いんじゃないかな?」と思い始めて、
キャパシタレスのロジュームレスで音が本来の音に近づきながらも、
「まだ変える事があるのではなかろうか?」と思い始めた時期でもありました。



ここで当時を振り返ると、FMラジオの音楽番組の制作は、それを放送する事で得られる宣伝効果よりも、
スタジオでボーカリストの方の生の声を知る事で音造りの進化に繋がるというWの効果で、
そのまま何もせずにカーオーディオ専門店を営んでいたら、今はどんな音造りになっていただろうかと、
考えたらゾッとします。



ベンツGLA スピーカーの音質アップ 前編

2023-04-06
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、メルセデスベンツのGLAです。



メーターパネルから一体化で続いている、ディスプレイオーディオのお車で、
ベーシックパッケージの取付と、ドア4枚の防振作業を行っています。



Aクラスの派生モデルは現行ベンツのドアの上の方の10センチスピーカーではなくて、
まだドア下部の16センチスピーカーで、低音の量は出ていますが、
どこか回り込みやつられて響く成分などでハッキリと聴こえない音域があって、
音楽に精通しておられるお客様からしたら量よりは質を求められるために不満がある状態でした。



まずはドアの内張を外して、ドア一面が樹脂のインナーパネルで覆われていて、そこを指ではじいていって、
響く部分を探して金属マットを貼って響きを抑えて行きます。



硬くて響かない場所に貼っても無駄なので、場所を選んで形に合わせて切って貼って行き、
一枚で足らない部分は二重貼りして響きを抑えています。



これは金属シートだけで、ブチルゴムを含んでいるシートは一切使っておらず、
鈍い響きが残るブチルゴムを含んだ材質はここの場所には貼りません。



その辺りが音楽に精通した方が当店を選んで頂く理由にもなっています。



リアドアにも同じ様に防振して行き、音質と静粛性の他に、断熱性もアップします。



更に外した前後のドアの内張をセメントコーティングして、
音楽を聴く室内の下地の部分が出来上がっています。



前後のドアが4枚が片側2層の防振で、ノーマルよりも車室内の音が静かになっているので、
音楽を楽しむ空間として、長時間のドライブでも疲れない空間に進化します。



次にツイーター部分ではGLAはピラーの根元に横向きにユニットが付いていて、
指向性の良いゾーンから逸れた状態で音楽を聴いている様になっていました。



Aピラーを外して純正ツイーターを鳴らなくすると、
青いマルの部分に中低音域をカットする部品が見えました。



この部分の働きはピュアコンではブラックボックスの中の7割の部分を使って行っているので、
音の滑らかさや粒立ちなどはかなり改善されます。



それにプラスしてツイーター自体の質感も違うので、
ベーシックパッケージの音質改善が見た目以上になるというのはお分かり頂けるでしょう。



今日の時点ではここまでで、これより先は後編でお届け致します。



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