取付ブログ
年末・年始のお休みのお知らせ
2022-11-11
最近遠方のお客様から、「旅行を兼ねてそちらに年末か年始に取付に行きたいので、
早めに年末・年始のスケジュールを教えて頂けますか?」というお問い合わせを頂いたので、
早速ブログで皆様にスケジュールをお知らせしたいと思います。
通常宇部店は毎週火曜日が定休日で、福岡店は火曜日と水曜日をお休みさせて頂いていますが、
年末は12月30日の金曜日と31日の土曜日をお休みさせて頂いて、
年始は1月1日の日曜日から3日の火曜日までのお休みで、4日の水曜日から年始の営業をさせて頂きます。
福岡店は火曜・水曜休みですが、年始の4日の水曜日は営業させて頂きますので、
是非ご利用頂く様お願い致します。
年末の12月28日の水曜日の福岡店のスケジュールに関しましては、
その日をご希望の方がありましたら個別に相談させて頂きたいと思っております。
取り急ぎ年末・年始のスケジュールをお知らせ致しました。
フィアット500 カーオーディオの音質アップ 後編
2022-11-11
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車で、フィアット500の作業の続きです。
方ドア3層のフル防振の作業が終わったら、
純正の16センチスピーカーの位置に16・5センチ用のインナーバッフルを製作して、
JBLのP660Cのミッドバスを取り付けました。
フィアット500はドアの構造とスピーカーが薄いのとで低音が弱く、
その部分はしっかり改善したいとストロークの大きなP660Cのミッドを選びました。
純正よりも少し前にスピーカーを出して、内張と干渉しない程度に前に出しているので、
フル防振の効果と合わせてドアの中の音の周り込みに寄るこもりを防いで、タイトな低音を再生しています。
スピーカー交換と同時にドアスピーカーの配線をピュアディオブランドのPSTケーブルに
引き替えていて、キックパネルの奥にはフルレンジタイプのPSTと、
高音域用の赤みが強いPSTケーブルの2本が通っています。
高音域用のPSTケーブルはAピラーの根元まで送って・・
ダッシュの上にシンプルスタンドで取り付けたピュアディオブランドのATX-30ツイーターに
送っています。
以前はツイーター部分もフルレンジのPSTケーブルを使っていましたが、
ATXシリーズのツイーターを発売した時に、同じコストでも少しでも良い音にという思いから、
ツイーター音域を重視したモデルを出して、高音質化を図りました。
PSTケーブルは某ケーブル工場で専用ラインで製造してもらっていて、線の材質と線のより方と、
そしてビニールの被覆の締め付け方までピュアディオ向けの専用で製造されています。
そのため1度の仕入れが2000メートルで、100メートルロール20巻で送られて来ます。
PSTをフルレンジとツイーター用に分けると合計で4000メートルの製造が必要で、
100メートルロールが40巻送られて来るので倉庫が必要になります。
実際にはフルレンジ3回生産でツイーター用2回ぐらいの割合で生産されていて、
合計10キロメートル分ぐらいは世の中の車に装着してあります。
そのPSTケーブルを両ドアとダッシュから集めて来て、
この年式のフィアット500ではいつものピュアコンの置く位置にフットレストがあるので・・
助手席のシート下にMDF板を敷いてピュアコンを取り付けます。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、USBメモリーとFMラジオを使って音を鳴らして
音調整を行います。
USBメモリーでもFMラジオでも生声で聞いた事のある方の声が聴こえて来るので、
少しでも音色がズレているととても気になります。
ピュアコンの数値を変えながらディスプレイオーディオのパネルで設定をあれこれと変えて、
それで徐々に音を追い込んで行きます。
最初はかなり大きくレベルを変えないとバランスが取れなかった音も、
最後の方では1か所1クリック動かした所が最も生音・生声に近づいて来て、音調整を終了しました。
同じ車種でも長期に渡って生産されている車だと
純正オーディオの特性やドアの響きが変わっている事があって、
これまで何台も取り付けて来たフィアット500も、一から見直すつもりで取り組みました。
フィアット500 カーオーディオの音質アップ 前編
2022-11-10
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、フィアット500です。
フィアット純正のディスプレイオーディオが装着されたお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ドア防振の施工と、ドアスピーカーの交換を行っています。
ブログのタイトルが昨日がスピーカーの音質アップで、
今日がカーオーディオの音質アップと変わっているのが、
ドアスピーカーを純正をそのまま使用する場合はスピーカーの音質アップで、
ドアスピーカーを交換したらカーオーディオの音質アップというタイトルにしていて、
今日は純正の16センチスピーカーを替えるのでカーオーディオの音質アップとなっています。
作業はまずドアの内張を外して、純正スピーカーとウレタンの防水マットを外します。
外板裏が見えてきた時点で指ではじいて鉄板の響きを確かめて、
響きの中心と周波数を調べてマーキングしました。
外板裏には変な形の工場装着の防振マットが貼ってあって、
この変な形はいかに少ない材料で響きを落とすかという工夫で、
ピュアディオの防振材もあれこれと形が変えてあります。
純正のマットの周りには3種類の材質も形も違う防振材を貼り合わせて、
広い範囲の広い周波数の振動が抑えられる様に工夫がしてあります。
外板裏に合計8枚の防振材を貼り合わせたら、次にサービスホールを金属シートで塞いで行きます。
ブチルゴムや樹脂分を含まない金属のみで、表面はラミネート加工されているマットを重ね貼りして、
貼りしろや重ねる部分は全て定規で測って確実な剛性が取れる様にしてあります。
金属シートの端や重ね貼りした部分のラミネート分がない所は全てシリコーンでコーキングして、
湿気や水分では剥がれを起こさない様にして、防水マットとしての役目も果たします。
外した内張の裏はセメントコーティングの施工を行って、線赤外線ヒーターを使って乾燥させます。
これで方ドア3層のフル防振が完成して、後編ではスピーカー周りの取付について書き込みさせて頂きます。
スズキ・クロスビー スピーカーの音質アップ 前編
2022-11-09
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、自社のスズキのクロスビーです。
オーディオレス車にパナソニックのストラーダのナビオーディオを取り付けていて、
それと同時にドア4枚の防振作業を行いました。
まず内張4枚を取り外して、ツルツルの裏面に粗目を付ける加工を行って・・
前後のドアにセメントコーティングを行いました。
リアドアはスピーカーグリルが下にあるのに、フロントドアは中心よりもやや下にグリルがあって、
この場合は中音域が耳に入りやすいので、ピュアコンのコイルはいつもよりも巻き数が多い物が適正に
なります。
おそらく現行のソリオと同じぐらいの位置ではないかと思われます。
フロントドアは防水シートを一度剥がして、指で鉄板をはじいて響きの中心と周波数を調べて、
どの位置にどんな材質を貼るかマーキングします。
リアドアも同じ様に調査を行ってマーキングして、前後で貼る防振材の枚数は同じなのですが、
リアの方が面積が少なくても響きの残る率が高いので、同じ量で丁度バランスが取れます。
日曜日の夕方から月曜日の午前中にクロスビーの作業をしていて、
月曜の朝の時点では6台ある宇部店の代車が全て出払っていて、
自分の日常の足用で緊急用の代車のクロスビーを代車に出さないといけなくなりました。
本当は午後にはベーシックパッケージが付く予定だったのを、インパネを組み立てて、
上の写真ではナビの下に無線機のディスプレイが付いていたのを外して、
ノーマルのスピーカーで方ドア2層の防振を4枚の状態で代車に出されました。
代車から帰って来たらベーシックパッケージの取付と、仕事用と趣味用の無線機を合わせて2台取り付けます。
ランクルプラドにプレミアムベーシック
2022-11-07
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのランドクルーザープラドです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、
JU60を使ったプレミアムベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工を行いました。
まずはドアの内張を外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせた後に、
サービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行います。
次に外した内張裏にセメントコーティングの施工を行って、方ドア3層のフル防振の状態になりました。
内張りを組み付ければドアの作業は完了で、ベーシックなのでドアスピーカーは純正をそのまま使用します。
ダッシュの両サイドは広くマスキングを行って、JU60ツイーターのワイドスタンドの型取りを行って・・
パテで形成して塗装前のワイドスタンドが出来上がりました。
表面の植毛塗装が終わったら、もう一度取り付けて、Aピラーなどを組み付けて音調整に入ります。
プレミアムベーシックはブラックボックスが4連で、
値もZSPとの組み合わせとは別なベーシック用の値を用意している、
プレミアムベーシックの専用設計の物を取り付けました。
ピュアコンの値の微調整と、ディスプレイオーディオのイコライザー調整を行って、
ランドクルーザープラドのプレミアムベーシックパッケージは完成しました。
ランクルプラドはまだ大丈夫ですが、年々ドアスピーカーを交換しないで下さいという車種が増えて来て、
そんな中で良い音を再生するには、サウンドピュアディオのベーシックパッケージが有効な手段で、
更にそれ以上の音を望まれる方が増えて来て、プレミアムベーシックという新しいジャンルが誕生しました。