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取付ブログ

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ホンダNワゴン カーオーディオの音質アップ

2022-10-15
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車からホンダのNワゴン・カスタムです。



オーディオレス車にナカミチのCDー700IIを取り付けて、フロント2WAYのシステムを構築しています。



フロントドアは外板裏のベーシック防震に・・



サービスホールを金属シートで塞ぐ防震と・・



内張裏にセメントコーティングの方ドア三層のフル防震にしてあります。



内張の表にはアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSPーLTD15を取り付けています。



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けて、
ピュアディオ推奨のフロント2WAYシステムが完成しました。



ここまではよくある組み合わせですが、リアのラゲッジ下にナカミチのパワーアンプを取り付けて、
その横にピュディオチューンの30バンドのアナログイコライザーが取り付けてあります。



RCAケーブルはピュアディオブランドのSKYで、
スピーカーケーブルはPMBと音のクセの無い物を使用して、新製品のイコライザー用の専用電源ケーブルを
使用して、今考えられる最も生音・生声に近くなるフロントシステムが完成しました。



バッテリーはボッシュのハイテックプレミアムに交換して、音の調整に入りました。



自分が運転席で音を聴いて、助手席側の外に井川家次男が待機していて、
ピュアコンの番号を指示してあれこれ替えてくれます。



何度も替えては聴いてを繰り返して、いつもの調整用のCDの音がきちんと聴けて、
お客様のCDでも音を確認して、これ以上はどうにもならないという組み合わせを見つけて、
音調整を終了しまた。



Nワゴンのお客様は以前のお車では他店でタイムアライメントを使ったシステムをお使いでしたが、
渡辺翁記念会館でサウンドピュアディオが提供のコンサートの音を聴かれて、
タイムアライメントを使っていてはそういう音にならないという事で、
最初は前のシステムからタイムアライメントを抜いてあれこれと工夫をしていましたが、
最終的にシステムを総替えされました。



今は下関市市民会館の駐車場でタブレットでブログを書き込んでいますが、
これからお客様と生音・生声に触れて来ます。



ちょうどクロスFMのテイク・イット・イージーのレコードの時間で、
ピュアディオチューンのレコードプレイヤーの音で、ピュアディオのSKYケーブルで送っている音が
BGMでした。



それではこれからコンサートを聴きに行って来ます。



アウディA4アバント スピーカーの音質アップ

2022-10-14
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、アウディA4アバントです。



全車異形パネルの専用ディスプレイオーディオ付きのお車で、ベーシックパッケージの取付を行いました。



入庫した時はトーンコントロールのバスとトレブルがほぼいっぱいまで上がっていて、
音に不満があるというのが分かりましたが、ベーシックパッケージはツイーターを取り付けるだけなのに
低音域も改善出来るの?と不思議に思われる方が多くありますが、
ピュアコンを通す事で純正のドアスピーカーの特性を改善するので、低音域も良くなり、
トータルで全体の音域を均等に出そうとするので、どこかを上げて目立たせようとすると引っ込んでいる所が
更に足らなく聴こえて、結局バスもトレブルも上げても満足出来ないという状態になります。



基本的なオーディオ構成は以前あったQ5のデモカーと同じですが、
マイナーチェンジでディスプレイオーディオとなり、グローブボックス内のプレイヤーが無くなっています。



フロントスピーカーは2WAYで、ドアに18センチの丸形スピーカーに・・



ダッシュのツイーターは先端に上向きに付いています。



純正ツイーターは鳴らなくして、ダッシュの端にピュアディオブランドのATXー25ツイーターを
取り付けて、ガラスの反射の無いストレートな高音を再生させます。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けて、
ドアスピーカーはVWの16センチよりも低音は出るものの、
ツイーターの手前の音域が出にくいのでツイーターの音域を広げてバランスを取っています。



またアウディやVWは後付けのパッシブネットワークを付けた場合はポップノイズが入るので、
ノイズ防止のパーツも取り付けています。



CDプレイヤーが無いのでスマートフォンとFMラジオを使って音調整を行いましたが、
プレイヤーが無いだけで当社のデモカーだっただったQ5と基本的には同じだったので、
同じ様な特性で再生する事が出来ました。



お客様もこれまでアウディのデモカーを3世代に渡って用意しているという事で安心して
作業に預けて頂いていて、音質だけでなくポップノイズの防止という意味でもデモカーのあるお店として
ユーザーの強い味方となり、トーンコントロールがほぼセンターでも不思議と音楽が
しっかりと体感出来る様になりました。



この現象はお客様は不思議に思われていましたが、ピュアコンを使う事で音の交通整理が上手く行って、
渋滞の無いスムーズな状態とでも言いましょうか、同じ音域が違う方向からぶつかって、
キャンセル気味になって薄くなる事を防いでいるので、ピュアコンの効果は絶大となります。



お客様に音の仕上げには大変満足して頂けましたが、お店を出るが出るまで
「あれだけ上げても足りなく感じていたのに・・」と、ピュアコンの効果を不思議に思われていました。



レクサスNX スピーカーの音質アップ 後編

2022-10-13
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、レクサスのNXです。



異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車に、ベーシックの5thパッケージの取付が完成しました。



昨日のブログの続きは、フロントドアの防水シートを外して、
外板裏の何も貼ってない部分に防振マットと防振メタルを貼り合わせるために、
指で鉄板をはじいて響きの中心と周波数を調べてマーキングします。



一番響く部分に工場装着の防振マットが貼ってあるので、その周りにメタルとマットを貼り合わせて・・



リアのドアにも防振マットが貼ってあるので、それを考慮してベーシック防振の施工を行いました。



内張りを取り付ければ見た目はそのままですが、音質と静粛性と断熱性が上がった、
他とは違うドアに変わっています。



今回は防振面が合計4枚に2層で8カ所に及ぶので、入庫時と出庫時にロードノイズの測定を行って、
その効果をデーターとして残しています。



NXのドアスピーカーは低音のみが鳴っていて、中高音はダッシュのスコーカーから鳴っていて、
高音はセンターコーンのメタル部分で鳴らしていますが、ピュアコンを通して高音部分を緩やかにカットして、
メタル部分の音域をほぼ無くして、その分はダッシュに取り付けたピュアディオブランドの
ATX-30ツイーターで再生させます。



上向きでガラスの反射で聴いていた高音はダイレクトに聴こえる様になって、
スコーカーでは再生しきれない高音まで再生出来ているので、音楽の音の輪郭がハッキリして、
少しの見た目の変化の割に、音の変わり方はお客様がビックリされるぐらいの差が出ています。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを取り付けて、
スコーカーとツイーターの音域分けとレベルとインピーダンスの調整を行います。



ダッシュにはセンタースピーカーも付いていて、この裏にアッテネーター回路を入れて
レベル調整を行っているので、実際には5つのスピーカーを5つのパーツでコントロールしています。



年式によって純正オーディオの特性が微妙に違うので、コイルとブラックボックスを何回か交換して、
最も生音・生声に近い組み合わせを探しました。



最後にナビオーディオのパネルで音の調整を行いますが、
この年式のNXは各ソースごとに3トーンを設定しなくてはいけなくて、1回合わせればOKではないので、
全てのソースの3トーンをそれぞれに合わせて調整を終了させました。



完成は夕方になって、それから井川家二男が運転して、井川家長男がロードノイズの測定を行って、
閉店前にお客様に納車出来て、音の仕上がりにお客様には大変満足して頂きました。



自分もそうなのですが、ベーシックの5thパッケージになるとかなりノーマル車と差が出て、
同じ車種とすれ違った時に、「自分のはあのノーマルとは違う!」という優越感にひたれるお客様も多く、
今回のNXのお客様も実際に走ってみられると、ノーマルとの違いが歴然と分かられると思います。



レクサスNX スピーカーの音質アップ 前編

2022-10-12
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、レクサスのNXです。



全車異形パネルの専用ナビ付きのお車で、ベーシックパッケージの取付と、
前後ドアのベーシック防振の施工とセメントコーティングの施工の、5thパッケージの作業を行っています。



フロントドアは16センチの丸形で、帯域制限がかかった低音域が送られて来ています。



これから外板裏にベーシック防振の施工を行います。



リアドアも同じサイズの16センチで、こちらはフロントよりは広い音域が入っています。



ダッシュ上には左右にスコーカーが付いていて、それと同じサイズのセンタースピーカーが付いていて、
フロント5スピーカーの構成をベーシックパッケージではツイーターを加えて7スピーカーの3WAY構成と
なります。



外した内張はセメントコーティングを行うために一度吸音フェルトを外して、
ツルツルの裏面に手作業で粗目を付けて、コーティング剤が剥がれない様にします。



同じ厚さに塗ると振動が通過しやすくなるので、意図的にランダムなでこぼこを作って、
ドアが重たくならない割に高い防振効果が得られる様にしています。



リアドアも同じ様にセメントコーティングを行い、音質アップ以外に静粛性と断熱性が上がって、
プレミアムブランドのレクサスが、更に特別な一台へとグレードアップします。



効果の確認は自社のレクサスで実証済みで、お客様には安心して作業に預けて頂けます。



今の時点では作業はここまでで、この続きは後編で詳しくお届け致します。



今日は開店40周年

2022-10-10
今日は40年前に宇部市にカーオーディオ専門店『オーディオボックス』が開店した日です。



今の宇部店は1999年に出来ていますが、当時はまだ『オーディオボックス宇部店』の時代で、
2001年にZSPシリーズを発売した時に『サウンドピュアディオ』と改名しました。



販売・取付を行う会社名は今も株式会社オーディオボックスですが、
オリジナル商品を開発・製造している会社は有限会社ピュアディオという別会社で、
自分はその両方の代表を兼任しています。



以前は祝日が固定だったので、10月10日は体育の日で、8月は夏で暑くて、
9月の半ばぐらいから開店準備に入って、10月10日にオープンというのがいいだろうと考えで、
お店を持つ2年前の10月10日にカーオーディオと車載無線の取付を行う出張取付の会社を興したのも
その日で、42年前の10月10日は開業記念日となります。



1982年にきちんとしたお店を持ったのは宇部市中野開作のかっぱ寿司の斜め前で、
当時の建物はもう少し横に広くて、現在は建て替わって美容院になっています。



ここの場所からのお客様で現在も通われている方もおられて、いまだにオーディオボックスさんと
言われる方もあります。



ここでの営業は約7年で、22歳から29歳までの20代のかなりの時間をここで過ごしました。



当時はテントの下の吹きっさらしで作業を行っていて、
これではいけないとエアコン付きのピットにしたのは最後の2年間だけででした。



次に引っ越したのが山陽小野田市の有帆にある、現在の倉庫になっている場所で、
メインの通りからは離れましたが、この向こうにはNECのIC工場があって、若い社員の方の通勤道に
なっていました。



この場所で営業していた事を知らない方も、仕事でこの道を通られて、
「ここもサウンドピュアディオの建物なんだ。」と知られる方も多くおられます。



山陽小野田市でも宇部市との市境が近く、ここを宇部市と思っておられた方も多く、
自社物件で10年間で返済予定の建物が、スーパーファミコン用のICの増産からか、
若い方が残業や休日出勤が多くて、遊びたくても遊ぶ時間が無いので、
通勤中に良い音で音楽を聴くのが唯一の趣味みたいな時代で、IC工場に納車や引き取りに行っていて、
そのおかげで8年半で元が取れて、今のゆめタウン宇部の前に引っ越しました。



現在のヒット商品のピュアコンが誕生したのは30年前の今頃で、
実は自分が率先して開発にかかった訳ではなくて、
当時はマルチアンプ方式でカーオーディオを組んでいた自分にお客様からお叱りを受けて、
それで仕方なくパッシブネットワークをブロック化して、自由に組み合わせが変えられて、
短時間でピークポイントに達する事が出来るピュアコンを開発しました。



当時を振り返ると、関西で行われた大規模なカーオーディオイベントにお客様を何人かと参加して、
その中にオリジナルネットワークを作ってシンプルな構成でも良い音を表現しているお店があって、
お客様から「あの店みたいなやり方で出来ないのか?」というご要望を頂きました。



ただ某メーカーから「あの店みたいにオリジナルネットワークを作ると販売奨励金は出なくなるから。」と
釘を刺されていて、「販売奨励金が出なくなると子供を養っていけないから。」と
最初はオリジナルネットワークの製作を拒んでいました。



しかしあまりにお客様からしつこく言われるので、「それなら1台だけ内緒で作ります。」と作ってみたら
これが良い音がして、でも計算式で作っても実際車に持ち込むと誤差が出て、
ケースに組んだコイルを外して付けてを繰り返すととんでもなく時間がかかるのと、
多めに巻いたコイルをじわじわほどいて行ってもほどき過ぎが怖くて寸止めみたいなネットワークしか出来ず、しかも時間は1台の調整で1週間もかかってしまい、その関西の店に聞きに行ったら
やはり調整は1週間かかっていたそうで、これはとても商売にはならないと頭を抱えていました。



そこで手抜きを考えて、市販されているネットワークのコイルやコンデンサを付け替えて
良い音を出そうと、メーカー製の巻き数の多いコイルをじわじわほどいていたら、
欲を出してほどき過ぎて適正値を過ぎてしまって、
もう元には戻せないのでホームオーディオ用の自作ネットワーク用のコイルを入れようとしたら
大きくてケースに入れられなくて、それで今のピュアコンの形の『外付けコイル』の形が出来ました。



それならメインのケースも最初から作って、
複数の値を最初から用意して組み合わせを変えたらどうだろうか?と考えたのがピュアコンの始まりで、
しかもオリジナルネットワークの調整に1週間かかるが1日か2日に短縮出来て、
まさか30年続くヒット商品になるとは思ってもいませんでした。



ただそんな良い事も長くは続かず、あっという間に『音圧ブーム』という大型のウーファーやアンプを付けて
ドカドカいわせるという流行があって、カーオーディオは下品なものというマイナスな方向に業界が向かって、
それまでの品の良いお客さんが業界にそっぽを向くという状態になりました。



そこに加えてタイムアライメントがカーオーディオの主流になって来て、
タイムアライメントありきのスピーカーが増えて来て、
販売したいスピーカーがどんどん無くなって来るという悲惨な状態になって来ました。



その時にはゆめタウン宇部が出来て宇部市の人の流れも変わって来て、
店舗を有帆から妻埼開作に移す事になって、140坪から320坪へと店舗や作業場も大型化しました。



以前からエアコン付きピットがメリットが有るというのが分かっていて、
例えばハンダ付けや防振作業では温度湿度の管理を行う事で安定感があり、
冬の寒い時期や夏の暑い時期に作業した車は出来が悪いなどの状況を避けるために、
かなり早い時期にエアコン付きピットにしていましたが、新宇部店では業務用の200Vエアコン2台と、
かなり温度・湿度が安定するまで時間がかからなくなっています。



2001年の店舗名変更とZSPシリーズとベーシックの発売から業界の流れとは
別な事業という位置づけでスタートしたものの、2006年からはアーティストさんに実際にお会いして
生音・生声に近いサウンドへと新しい展開に進んで、新しい宇部店もオープンから23年が経過して、
旧2店舗の15年半よりも長い期間ここで営業しています。



近年ではデッキ交換出来ない車種が増えて来て、
チューンしたハイローコンバーターを使ったシステムアップが多く、
4CH用のモデルの内側2レーンを撤去のモデルが爆発的に売れていましたが、
それも今年は2CHモデルのみにテクニカさんがラインナップを減らしたために、
どうしたらいいのかというピンチに立たされていました。



しかし2CHモデルを片側1個づつの合わせて2個使う手法を思いついて、
セパレーションの良さから旧モデルからの買い替えも増えて来て、再びヒット商品になって来て、
今日はその製作に追われています。



目の前にはテクニカ製のハイローコンバーターが積み上げられていて、
作っても作っても羽が生えた様に直ぐに出て行きます。



もう一つ最近のピュアディオでの流行はアルパイン製のディスプレイオーディオで、
今から40年前の開店当時は液晶ディスプレイなど無くて、車は小型のブラウン管テレビの時代で、
画像物は販売しないと言っていたのが、今はディスプレイの大きさの見本を作って、
お客様のお車に当ててみて、どのサイズを選ぶかという、そんな仕事をしています。



そして40年前では絶対に考えられなかったのが高級なハンダの値上がりで、
1990年代の中東戦争でヨーロッパの製品の納期が海路の安全を考えて遅くなるというのを、
値段が高くても航空便を使って何とか乗り切って、
やっと平和になったと思ったら2001年の同時多発テロで高級なハンダやコンデンサがバッサリ無くなって
ミサイルの誘導装置に回されて、近年は材料で困る事は無いと安心していたら、
ロシアのウクライナ侵攻で半導体不足にハンダ不足で、
とうとう今までは捨てていたハンダを集めて炉で溶かして純度を上げて使用しないと行けなくなりました。



精製した後のハンダで偶然に出来たマスコットみたいな形のハンダも、
日常はほっこりとさせてくれていますが、純度の高いハンダが不足して来ると
炉で溶かされるのではないかと心配しています。



これも早くプーチンがねを上げてくれればいいのですが、戦争の犠牲者になりそうです。



開店から現在までの40年を一気に振り返るとちょっと無理もありましたが、
毎年9月10月は暑い夏が終わってそろそろシステムアップの時期で、
いつも忙しくて周年記念を一度も行った事はありませんが、今年も同じ様な感じで、
ブログを通じてこれまでのご愛顧に対してお礼を申し上げさせて頂きます。



40年間に渡るご愛顧を、本当にありがとうございました。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

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山口県宇部市妻崎開作484-1
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SOUNDPUREDIO 福岡店

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