取付ブログ
新型Nボックスの作業
2024-01-18
昨日の宇部店は代車がフルに出て、次男のシエンタまで代車に出されていました。
何だか一台代車が足らないと思っていたら、
新型のNボックスのミラーカバーがゴールドの2号車が作業していました。
ナビ部分が分解されていて・・
これまではステアリングリモコンは使えませんとテプラーで貼っていたのが・・
社外ナビ用のアダプターが発売されたので、急いで付けていました。
ピットに入れたついでにドアのサービスホールを金属シートで埋める防振を追加して、
切り口が水分を吸って後から剥離しない様にして閉じました。
フロントドアは方ドア3層のフル防振になったのですが、
リアのスライドドアはセメントコーティングを行っていなかったので、この機会に防振して、
1台に3人がかりで作業していました。
セメントコーティングが夕方には乾燥しかけて、閉店後に次男が乗って帰る車が無かったので、
内張を組んで乗って帰らせました。
Nボックスを外にだしたらもう周りは真っ暗で、
防振面が増えた事で音のセッティングを取り直してから乗って帰らせました。
自分が何十回と生音で聴いている三味線の上妻宏光さんと、
尺八の藤原道山さんのコラボ曲を聴いてピュアコンのコイルの値を1マイクロ動かして、
イコライザーを少し動かして、音を整えてから次男に乗って帰らせました。
Nボックス2号車はちょっと乗ってみたいとか、代車に借りたいという要望が多い車で、
今日からはステアリングリモコンが使える状態で、4枚ドアの防振作業が終わった状態で乗っていただけます。
ハイエース カーオーディオの音質アップ 後編
2024-01-15
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、トヨタのハイエースの後編です。
ディーラーオプションのナビオーディオ付きのお車に、
フロント2WAYのハイエンドスピーカーの取付と防振などの作業を行いました。
ドアの防振とアウターバッフルの作業が終わって、ZSP-MIDのミッドを取り付けました。
セカンドシートの下にはナカミチのパワーアンプのPA-1002Nを取り付けて、
ナビのスピーカー出力をハイローコンバーターでRCA化して送っています。
グローブボックス下にはピュアディオチューンのハイローコンバーターが置いてあり、
ここでRCA化して、SKYのRCAケーブルでアンプに送って、
増幅した信号が戻って来て合計10ピース構成のピュアコンでツイーターとミッドに周波数帯域と
インピーダンスを決めて、ツイーターはレベルコントロールも加えて4カ所に分配しています。
ナビのリスニング機能に入ると、中身はケンウッド製で・・
全てのスピーカーに106センチのタイムディレイが入っているのを全てゼロにして、
ピュアコンの値合わせとイコライザーで音調整を行いました。
ピットから後ろ部分を外に出して、アイドリングでエンジンをかけながら音を聴いて音調整を行い、
夕方始めた調整は終わる前にはもう日が落ちて暗くなっていました。
ハイエースはこれまで何度も入庫しているので、
ツイーターとミッドが近い距離で合うピュアコンをあらかじめ用意していて、
それでもナビオーディオの音のクセに合わせてユニットを選んで交換して行きます。
イコライザーは最初は動かすバンドも動かす幅も多かったのが、
調整を詰めて行くと1バンドか2バンドを1クリックまで追い込んで来て、
最終的には1カ所1クリック動かした所でメモリーして音調整を終了しました。
お仕事用のハイエースですが、
仕事用だからこそ乗っている時間が長くシステムにはこだわっておられて、前のお車から移設された物と、
今回新たに購入された物とのミックスで、ハイエンドの2WAYシステムとして完成しました。
作り物の造作したサウンドではなく、
ボーカリスト数十人に実際にお会いして生声を確認しての生音・生声に近いサウンドは、
お仕事の活力として唯一無二の存在と言ってもいいでしょう。
ハイエース カーオーディオの音質アップ 前編
2024-01-14
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのハイエースです。
オーディオレスのお車にディーラーオプションのナビオーディオが装着した状態で入庫となって、
プレミアムベーシックの取り付けと、ドア防振の作業などを行っています。
自分が到着した時には純正ナビは取り外してあったので、
インパネを分解してピュアディオブランドのPSTケーブルをフルレンジを4本通している写真を掲載します。
まずドアの内張を外すと、黄色いエッジの純正スピーカーが見えて、
これがマグネットが薄い割にやたらと低音が出るスピーカーです。
今回は違うスピーカーを取り付けるために外して、
2枚のインナーパネルも外して何も貼ってない外板裏にベーシック防振の施工を行います。
響きの中心と周波数を見つけて、響きの周波数に合わせて共振点の違う4種類材質を貼り合わせます。
貼り方に工夫をしていますが、同じ材質を近くに貼ると振動が取れにくくなるので、
なるべく同じ材質は離れた場所に貼る様に工夫をしています。
ベーシック防振が終わったら内側の鉄板の弱い部分に金属シートを重ね貼りして、
金属の高い響きを抑えています。
外した内張には粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングの施工をして、軽い響きを抑えます。
セメントコーティングが乾燥したら、ドアの中ほどにアウターバッフル用の穴を空けて、
表にアウターバッフルを組み付けます。
組み付けたアウターバッフルは内側を金属リングで繋いで、
その上にセメントコーティングを行って合成を上げるのと、
表面に粗目を付けて後ろに回った音を拡散させています。
車室内からPSTケーブルのフルレンジタイプを引いて来て、後はミッドスピーカーを装着するだけです。
純正よりもかなりスピーカー位置が高くなったので、
ハイエースで耳に聴こえ難かった中音域がかなり改善されるでしょう。
ダッシュにはJU60用のワイドスタンドを製作して、一度宇部店に送って表面を植毛塗装して仕上げました。
お仕事用のハイエースですが、かなり凝ったシステムを取り付けています。
今日の所はここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。
新型エクストレイル カーオーディオの音質アップ
2024-01-13
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、日産の新型エクストレイルです。
現在このクラスの車としては珍しいオーディオレス車に、3台前のお車から移設し続けられておられる製品と、
新たに購入された製品を合わせてフルシステムの取付を行いました。
まずは2DIN下段にナカミチのCD-700KKモデルを取り付けて、
その上にアルパインのディスプレイオーディオを新たに購入されて取り付けました。
ドアには片側3層のフル防振の施工の後に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けて、これは3台前のお車から移設し続けています。
ツイーターは今回新たにJU60のブラックモデルを取り付けて、ワイドスタンドを製作しています。
JU60はシルバーもブラックも大きさは同じなのですが、何故かブラックの方が小さく見えてしまいます。
ラゲッジルームの右サイドに25センチサイズのエンクロージャーを組み込んで、
ピュアディオブランドのMX-10ZSPを取り付けました。
このモデルは製造工場との打ち合わせで、
「このアルミの強度だとインクののりが悪いから出来ません。」と言われていたのを、
「インクののりが悪くてもこの材質でお願いします!」と言って作ってもらっているので、
最初からインクが薄いのですが、これで4台目のお車でもう20年近く使用されていて、
最初からインクが薄いのですが、これで4台目のお車でもう20年近く使用されていて、
マークとZSPの文字は薄くなっても音はしっかりと濃いという、見た目と反比例の音になっています。
これは大手メーカーだと絶対に製品化できなかったであろうウーファーです。
そんな貴重なウーファーがラゲッジの荷物がズレて当たってはいけないので、
表を頑丈なグルルでガードしています。
ラゲッジルームにはナカミチのPA-2002Pが2台とピュアディオチューンのデジタルプロセッサーと、
ピュアコンが取り付けられていて、音を鳴らしながらピュアコンの値を変えて音を追い込んで行きます。
自分が運転席で音を聴いて、ハッチを開けて井川家長男がパーツの値を変えて、
また自分が聴いてパーツを変えてを繰り返します。
ある程度音がまとまって来たらプロセッサーにタブレットを繋いで
イコライザーとチャンネルディバイダーの微調整を行って、最も生音・生声に近くなる様に合わせて行きます。
音調整では国内外の楽曲を聴きながら、
最後の最後はDEENさんのアルバム『ポップ・イン・シティ』の中の
『プラスティック・ラブ』で完成させるという一つの流れがあり、
ツアーを追いかけて短期間で何度も『プラスティック・ラブ』を聴いたというのがあり選択をしていましたが、
昨年の暮れにDEENのファンのお客様のお車を調整する時に、やはりDEENと言えばこの曲だろうと、
それに加えて最も録音時期が新しいバージョンの『このまま君だけを奪い去りたい』も追加しました。
これは今までDEENのボーカル池森秀一さんに30回以上お会いして生声を知っていて、
その中で最もステージで聴いた事のある楽曲という事でプラスして、
今年は2月11日にZepp福岡でのコンサートで歌声を聴いて、
その後に生の声も聞ける予定なので、今から楽しみにしているところです。
DEENさんは1月10日に『ダンス・イン・ザ・シティ』というニューアルバムを発売されていて、
これが15年前だと発売直ぐのアルバムを即調整用で使ったりしていたのですが、
今はかなりの時間聴き込んだアルバムが音調整するという手法で、
ニューアルバムが調整用になるまではそれなりに時間がかかって、
現在は趣味の楽曲として車の中で聴いています。
そんな生の声を元に音調整を行っているからこその信頼で、
20年以上4台に渡ってシステムを移設し続けて頂ける様なお付き合いをさせて頂いています。
スイフトスポーツ スピーカーの音質アップ(今年3台目)
2024-01-12
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、スズキのスイフトスポーツです。
今年になってから福岡店はスイフトスポーツが続いていて、これで3台目です。
このまま4台目のスイフトスポーツかと思っていたら、横には次の作業のハイエースが入っています。
ただ次のスイフトスポーツにオーディオレス車が無いだろうからと、
モデルチェンジ前のスイフトスポーツを注文されている方もおられて納車待ちの状態なので、
先でまだスイフトスポーツは入庫してきます。
作業の方はスズキ純正の大画面ナビオーディオにケンウッドのトレードインスピーカーが付いている状態で
入庫となって・・
トレードインスピーカーを取り外して、純正の16センチに戻してからベーシックパッケージの取付を行い、
ドアにベーシック防振の施工を加えてWパッケージ化しました。
内張りと防水シートとトレードインのミッドを取り外して、
外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
ドアの作業の後にナビを一度取り外して、
裏からピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプで取り出して、
グローボックス下まで送ります。
グローブボックス下には比重の高いMDF板をしいて、
その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けます。
ピュアコンから純正の16センチスピーカーへ行く配線には茶色のフルレンジタイプのPSTケーブルで繫いで、
ダッシュのツイーター用には赤味がかったツイーター音域専用のPSTケーブルを引いて行きます。
ダッシュに付けるツイーターはアップグレードのATX-30で、
25に比べてツイーターの音域が広いのが特徴で、その分純正側で鳴らす音域が狭くなり、
さらなる音質アップが図れます。
今年最初に入った車が同じシステムですが、
ナビオーディオがカロッツェリアだったために音の傾向が違って、
同じピュアコンの値を付けたら音の押し出しが少なく聴こえたので、ブラックボックスを2回交換して、
ツイーターの周波数レンジをやや広げて、ツイーターレベルも上げて、インピーダンスはやや低めに設定して、
音の押し出しと音色を前の車と同じ様に設定しました。
ピュアコンで音を追い込んだら後はイコライザーで更に細かくレベル調整を行って、
中身がパナソニックのストラーダだったので、
13バンドのイコライザーを駆使して生音・生声に最も近くなる様に合わせてから調整を終了しました。
同じ車種で同じスピーカー構成でも、ナビオーディオの音のクセによってピュアコンの値を細かく合わせて、
なるべくイコライザーは大きく動かさない様にして、滑らかで自然な音になる様に心がけています。
昨年末からトレードインスピーカーを取り外して、
一度純正に戻してからベーシックパッケージという作業が増えていますが、
トレードインスピーカーは音がギラギラして妙に明るく、
本来の音楽の音とは全く違う造作された音という事で、外されている方が増えているのが現状です。