本文へ移動

取付ブログ

RSS(別ウィンドウで開きます) 

スズキ・ジムニー スピーカーの音質アップ

2023-05-27
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スズキのジムニーです。



オーディオレス車にカロッツェリアのサイバーナビの大画面タイプの物を装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。



まずはドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



外した内張にはマスキングを行って、ツルツルのプラスティック面に粗目を付ける下処理を行った後に
セメントコーティングを行います。



薄いジムニーの内張がランダムに厚い薄いを作ったセメントコーティングで、
表面に乗った振動が打ち消されて、音の響が良くて静粛性が高く、
そして断熱性が上がったドアに変わりました。



ツイーターは前に乗られていたお車から移設して来たJBLのP560型のツイーターで、
もう長い期間使われています。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けました。



全ての結線が終わったらサイバーナビの調整を行って、
まずはタイムアライメントが全てゼロになっている事を確かめて、
このままタイムアライメントは最後までゼロのままで調整するのがピュアディオ流です。



なぜ使わないかというと、簡単に定位が決まる反面、何をしても本来の音楽の音色から変わってしまい、
逆にストレスになってしまうのでこの手の時定数をいじる機能は全てゼロにしています。



この年式のサイバーナビは簡単な5バンドイコライザーと
31バンドの詳細イコライザーが2重にかかっていて、
5バンドはパッケージのフラットとカスタムのフラットの2種類があって、良く聴くと微妙に音色が違うので、
抑圧感の少ないカスタムをフラットの状態で31バンド側の調整を行いました。



12センチの純正スピーカーとJBLのツイーターの能率差を考慮して、
あれこれとレベルを動かしてセッティングを終了しました。



ジムニーのお客様が来てされていた時は
ちょうどクロスFMのサウンドピュアディオからの生放送の時間で、
自社の名前のスタジオを持つ事がカーオーディオの音を良くする事に
こんなにメリットがあるというお話をした後に納車させて頂きました。



もう一つジムニーのお客様はサウンドピュアディオのユーザーになられた後にアマチュア無線を始められて、
その機種選択にも自分がアドバイスをさせて頂いて、その事は作業ブログ以外の部分で詳しく書き込まさせて
頂きます。



コンパクトな室内に小気味良いスタジオ的なサウンドと、
145メガと433メガの50ワット送信が可能な無線機とが融合した、特別なジムニーに仕上がっています。



アウディQ3 カーオーディオの音質アップ その2

2023-05-26
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、アウディのQ3スポーツバックの続きです。



リア周りにマスキングしてあるのは、ラゲッジ周りも作業しているからですが、
今日は主にドア周りの作業をご紹介します。



ドアの内張は前後4枚外してセメントコーティングを行っています。



撮影を行った時はまだ乾燥するまで、乾燥して茶色ぽくなった部分と、
まだ乾く前の青白い部分が混在しています。



何故青白いかというと、ただの石灰質だけではひび割れが起こるため、
たわみを持たすための材質が混ぜられていて、
その部分が乾くと化学変化を起こすので色が変わってくるのでした。



このたわみを持たせる実験はある研究機関を使って実験していますが、
セメントコーティングの開発時にX線照射を行った部署には、現在ピュアディオのお客様がおられて、
他にもう一方その研究室の中にお客様がおられて、どちらも開発当時はおられなかった方ですが、
きちんとした研究の元に成分が決められている事は良く分かっておられると思います。



次にドアの鉄板側の作業では工場装着の防振材が広範囲に貼ってありますが、
防振材の無い部分には防振マットと防振メタルを貼り合わせて純正のマットでは取り切れない振動を
抑えています。



内側の鉄板にサービスホールを金属シートで塞いで、
大きなインナーパネルの表面には金属シートを密着させて貼り付けて、
フロントドアは方ドア3層のフル防振としています。



この金属シートはブチルゴムを一切含んでいない材質で、
今はこの厚さの物は入手が難しく価格も高いのですが、ここは正確な音色で再生るために譲れない部分です。



スピーカーサイズはフロントが20センチで、リアが16センチとなっていて、
ポルシェのSUVと同じサイズの物を使用しています。



フロントのドアで使うスピーカーケーブルは昨日宇部店で焼き入れを行っていて、
370度で熱したハンダ槽にエナメル質で絶縁されたSKY3のケーブルを漬け込んで、
エナメル質を焼き切って導通させます。



この焼き入れが絶妙なタイミングで、焼きが足らないと内側に絶縁部分が残って導電率が落ちて、
逆に焼き入れが多いと外側の線が溶けてしまうので本数が減って導電率が下がるので、
かなりの匠の技が必要です。



最後に24金メッキの端子を取り付けて、
端子とケーブルに銀入りハンダを染み込ませたらケーブルは完成です。



今日のところはここまでで、続きは『その3』でお届け致します。



トヨタ・シエンタ スピーカーの音質アップ

2023-05-25
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのシエンタです。



トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
前後のドアのベーシック防振の合わせてトリプルパッケージの作業を行いました。



ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用しますが、
トレードインスピーカーに比べると300ヘルツから600ヘルツ付近に変なクセが付いていないので、
音楽を正確に鳴らす事が出来ます。



逆に中音域より上の音域はこもっているので、
そこはピュアコンで鳴らない様にして、代わりにピュアディオブランドのATX-25で再生させて、
トータルで2WAYとして綺麗に再生させています。



またアドオンツイーターをやチューンナップツイーターを取り付けると高音はアップしますが、
こもったドアスピーカーの音はそのままの上に高音を加えているので、
ベーシックパッケージとは全く動作原理が違い、ピュアコンを通す事で低音域も締まって聴こえます。



ドアの作業は内張と防水シートを一度外して、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



フロントドアはカーン!という高い音が響く場所が多いのでメタルを多く使って・・



リアのドアはぼーん!という低い響きが多いのでマットを多めに使って、
響きに合わせた防振材を選んでピンポイントで振動を抑えて行きます。



防水シートを元に戻して、内張を組み付けたらドアの作業は完了です。



グローブボックス下にMDF板を敷いて、4ピース構成のピュアコンを取り付けて、
純正ナビの音の傾向に合わせてピュアコンの値をあれこれと変えて行きます。



ピュアコンの数値が決まったら次はイコライザー調整で、
パナメトリック式のものを動かす周波数と動かす幅と、上下のレベルを決めて細かく調整して行きます。



バンド数は7バンドですが、1バンド当り3から4の周波数が帰られて、
右下のQの部分は動かす幅を1から3まで選べるので、
パナメトリックはグラフィック式みたいに素人ではツボがなかなか掴めません。



なれた手つきでスイスイとイコライザーを調整して、
メモリーした後の音で生音・生声に最も近くなったという事を確認して納車の準備に入りました。



昨日のブログでベーシックのトリプルパッケージは3種類有ると書き込みましたが、
その3種類で1番多いのが昨日のパターンで、今回は2番目に多いタイプで、
全体的なロードノイズの軽減希望される方には4枚ドアの防振がお勧めで、
今回のパターンは事前に予約して頂ければ『午前中に入庫の夕方出庫』が可能な内容となっています。



エクリプスクロス スピーカーの音質アップ

2023-05-24
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、三菱のエクリプスクロスです。



三菱純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付とベーシック防振の施工と、
更にセメントコーティングの施工を加えたトリプルパッケージの作業を行いました。



よくお客様から聞かれるのは、
「ベーシックのWパッケージは分かりますが、トリプルパッケージは良く分かりません?」という事で、
Wパッケージはベーシックの標準パッケージにベーシック防振ですが、
トリプルはそれにプラスしてもう1工程施工を加えたものの総称で、
Wパッケージにセメントコーティングを加えたものが一番多いのですが、
Wにリアのベーシック防振を加えてもトリプルパッケージで、
Wパッケージにドアスピーカーの交換を加えてもトリプルパッケージと呼んでいます。



ただ一部の車種で標準パッケージの中にドアスピーカーの交換を含んでいる車もあるので、
そういう車種に乗っておられる方からしたら「分かり難い。」という事になってしまいます。



話しはエクリプスクロスに戻って、
今回の作業ではダッシュにピュアディオブランドのATX-25を取り付けて・・



ドアの中に防振マット3種類とゴールドに光る防振メタルの合計4種類を響きの周波数に合わせて、
場所を選んで貼り付けてドア全体の響きをスムーズに落としています。



そして外した内張にマスキングをして、ツルツルの裏面に粗目を付ける作業を行った後に、
セメントコーティングを行って、乾燥するのを待ってドアに組み付けます。



そしてグローブボックス下に比重の高いMDF板を敷いて、
ちょっと普通とは違う構成のピュアコンを取り付けて、
ディスプレイオーディオのパネルのサウンド調整を行ったらトリプルパッケージの作業は完了です。



これまでエクリプスクロスは何台も入庫していて、アンプの特性が極端に変わっている事も無かったので、
手慣れた手つきで3トーンを動かして、最も生音・生声に近い組み合わせで音を仕上げました。



何とこの日は同じ色のエクリプスクロスが2台入庫していて、
エクリプスクロスが発売されて以来色違いでも同時に入庫した事が無いのに、
たまたま同じ色が揃うとは「こんな偶然もあるんだ!」と驚きながら撮影していました。



アウディQ3 カーオーディオの音質アップ その1

2023-05-22
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業からアウディのQ3スポーツバックです。



異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車にプレミアムベーシックパッケージの取付と、
ドア防振の施工とドアスピーカーの交換作業を行っています。



このシステムは当社のデモカーのeトロンの部分と、以前のデモカーのQ5の部分が混じった状態で、
アウディのデモカーを持ち続けて開発しているからこそのノウハウがあります。



ドアの構造やスピーカーサイズはQ5と似ていて、
新旧2台のデモカーを作っているからこその音造りに仕上げて行きます。



そういえば以前入庫したQ7の時もQ5とeトロンの要素がミックスされていて、
もしデモカーを持っていなかったらとんでもない時間と、
そこまでの完成度で仕上がったかな?という『持っていて良かった!』という作業でした。



Q3スポーツバックではグローブボックス内のプレイヤーが無くなって
ディスプレイオーディオ化してありますが、この部分はアンプ部として残っていて、
この裏から音信号を取り出します。



今回使用するケーブルはピュアディオブランドの高級タイプのSKY3を使用して、
根元から低ロスで音信号を送って行きます。



Aピラーの根元に付いている純正ツイーターは鳴らなくして・・



ダッシュをマスキングして、JU60用のスタンドをワンオフで製作して、
宇部店に送って表は植毛塗装で仕上げます。



今日のところはここまでで、この先がその2その3と続いて行きます。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
福岡県福岡市東区箱崎7-1-6
TEL.092-260-3660
TOPへ戻る