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取付ブログ

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ランドクルーザー・プラド カーオーディオの音質アップ その1

2023-04-22
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのランドクルーザー・プラドです。



お隣の熊本県からお越し頂きました。



オーディオレスの状態で入庫となって、フルシステムの取付を行っています。



まずはドアの内張と防水シートを剥がして、
何も貼ってない外板裏に3種類の防振マットとゴールドに輝く防振メタルを貼り合わせます。



響きの中心点を見つけて、その響きの周波数を落とす材質を貼り合わせるピンポイント防振は、
ドアが重たくならないのと、ブチルゴムの響きがスピーカーの音になじらないので、かなり好評です。



防水シートを剥がすとサービスホールが出て来て、そこに金属シートを貼って埋めて、
端の方は全てシリコンを塗って将来剥がれを起こさない様にしてあります。



外した内張にはセメントコーティングの施工を行って、一度剥がした吸音材を元の位置に戻します。



スピーカーの穴は一時的に金属シートで塞いで、後でアウターバッフルを取り付ける時に穴を開けます。



また防水シートはもう付ける必要がなく、普通は捨てられる事が多いのですが、
将来事故等で作業が発生した時に、金属シートを剥がされた事があると、
その時に防水シートが無いからとディーラーで新品を出された事があったので、
万が一の事を考えて今は貼り付ける様にしています。



プラドには方ドア3層のフル防振が完成して、次はドアにピュアディオブランドのPMBケーブルを通して、
アウターバッフルの準備に入ります。



ダッシュにもPMBケーブルを引いて行き、ワイドスタンドの準備に入ります。



ドライブレコーダーの取付もあって作業はまだ続きますが、続きはその2・その3でお届け致します。



JU60ツイーター取付

2023-04-21
今日ご紹介するのは、先日の宇部店の作業から、JU60ツイーターを取り付けた2台です。



まずは白いノートeパワーは、最初の取付で将来的にJU60の取付を行うだろうと、
ATX-30ツイーターをワイドスタンドを製作して取り付けていました。



そこから一度JU60のシルバータイプを取り付けて頂いていて・・



今回JU60ブラックタイプに交換しました。



ただユニットを交換しただけでなく、ピュアコンのブラックボックス4個と赤いコイルを交換して、
一からマッチングを取り直しているので、ツイーターを交換する作業以上に音合わせに時間がかかっています。



特に今回の目玉はAAAのツイーターアシストユニットで、ノーマルからA、AからAA、
そしてAAAと進化して来て、Rの後の数字が以前は2のモデルが多かったのですが、
これは198と197になっています。



ネタを明かすと以前のモデルは係数が2・0のパーツを使っていたのが、
選別を行って1・98と1・97のパーツだけを厳選して、
小数点以下2桁目が1違うだけで音の差を出してチューンしている優れ物です。



2が適性のツイーターもありますが、
JU60のブラックは取付の状態から197と198を試聴して選んでいます。



そしてもう1台のJU60ブラックの取付は、こちらのスイフトです。



ナカミチのCD-700KKとアルパインのディスプレイオーディオのシステムで・・



ドアスピーカーがノートのZSP-LTD15に対して、
こちらはZSP-MIDで、ツイーターとミッドの音域違うのと、インピーダンスが0・5Ω程度違うので、
ピュアコンの値が違ってきます。



撮影時が屋外で黒りだったので、かなり綺麗に撮影出来ました。



ブラックタイプは表面の反射が柔らかなために、艶のある独自のサウンドで、
シルバータイプから交換すると、その特徴を引き出すためにかなり時間をかけてパーツの値合わせと、
イコライザー調整を行って出庫させて頂いています。



日産デイズ スピーカーの音質アップ

2023-04-20
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、日産のデイズです。



日産純正の大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。



先代のデイズはドアの中央部に16センチスピーカーが付いていましたが、
現行モデルではドア下部にスピーカーが移って、
中音が濃いけれど低音が弱いというユーザーからの声が多かったからではないかと思われます。



純正ツイーターはダッシュ先端からピラー根元に移動していて、
ガラスの反射は無くなったものの、指向性の向きがそれていて高音域が弱いので、
スタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを、
適切な仰角・振り角を付けて取り付けています。



純正ナビから取り出した音信号は、
ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプで取り出して、
同じくフルレンジのPSTケーブルで純正の16センチスピーカーに行く配線に繋ぎ、
ダッシュのATX-25には高音域専用の赤みがかったPSTケーブルを繋いでいます。



ドアスピーカーの上限周波数とインピーダンスを決めるのは
純白のボビンに一から手巻きしているコイルで、輸入物の上質な空芯コイルをほどいて、
特注のボビンに巻き付けると、何故か音質がアップするから不思議です。



これはまだリハーサルの状態で、一度巻き数が決まったらもう一度強く巻き直して、
最高のQ値が得られる巻き方で、高音質を実現しています。



以前は0・8マイクロから10マイクロまでが手巻きだったのが、あまりに評判が良いので、
今は20マイクロまで一から井川が手巻きしてストックしています。



全ての結線が終わったら純正ナビのイコライザー調整とピュアコンの値合わせを行って、
これはパナソニックのストラーダの画面ですね。



ストラーダは最初にスピーカーにディレイが100センチづつかかっていて、
それを一度ゼロにしてから音調整に入ります。



ナビの中のサウンド設定には耳の錯覚を利用して、
音が良くなった様に感じさせる機能があるので、それらは全てオフにしてから、
シンプルな構成でも本当に生音・生声に近いサウンドに合わせてから納車させて頂いています。



デイズのお客様は先代モデルから現行型への買い替えで、
現行モデルになってクリアーさが足りなくなったという事で作業に預けていただき、
作業中は先代のデイズが代車でしたが、先代に比べて現行モデルの方がかなり低音が出ているのと、
足りなく感じていた中高音が純正に比べたら、ベーシックパッケージの装着でかなりクリアーになったと、
「先代モデルと現行モデルの両方の良い所がミックスされている。」と、お客様には大変喜んで頂きました。



今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史+12 第19話 2016年から2019年

2023-04-19
昨年の10月にスタートしたこのシリーズは、当初は年末までに完結すると思っていたら、
なかなか完結せず、3月末までに終わるかと思っていたらもう4月の後半で、でももう19回目なのと、
今回で2019年まで進むので、次回の20回で完結となりそうです。



2017年ぐらいのサウンドピュアディオは、FMラジオの特別番組を放送していて、
その度に既存の放送枠をどけて一時的にサウンドピュアディオの特番を放送するという、
かなりコスト的に1本あたりが高くついていて、
これを1カ月通しで放送枠を買ったらどうだろうかという話が出て来ていました。



特別番組以外ではFM山口が3カ月か6カ月のレギュラー番組を作って、
その次にクロスFMで3カ月レギュラー番組を作って、
その後にFM福岡で5分のコーナーを3カ月放送してと、
1クールか2クールを3局をグルグル回るスタイルで、
いつも3局のどこかでサウンドピュアディオの番組が流れていて、
その合間にアーティストさんの特別番組という、ある意味固定した放送枠が無かったので、
印象が薄いというデメリットもありました。



アーティストさんの絡まないカーオーディオの専門番組も作っていましたが、
当時リスナーからの質問で困ったのが「ダイヤトーンのサウンドナビは音が良いのですか?」という質問に、
本当の事が答えられなくて、パスするしかないという状況になっていました。



それはサウンドナビは音の調整機能が充実していると言いながらも、
音を強調し過ぎてえぐい音になり、とてもまともに音楽を聴ける代物ではなくて、
全ての調整機能をオフにしてやっとまともに音楽が聴けるので、コストをかけた調整機能を使わないのなら、
そんな機能が無い普通のナビオーディオを買った方が良いというのが店頭での答えですが、
それが放送では言えないというつらい立場にありました。



一時期日曜日の『山下達郎のサンデーソングブック』の中のスポンサーの1社に三菱電機が付いていて、
番組の前後で2回サウンドナビのコマーシャルが流れていました。



ただ今考えたらそのCMのナレーションが
『ナビを換えるだけでこんなに音が変わるなんて。』と言っていて、
『音が良くなる』ではなくて『音が変わる』と言っているのは、山下達郎さんがサウンドナビの音を聴いて、
「これは音が良くなるではなくて、音が変わると表現して欲しい。」と言ったのではないかと
自分は思っていて、山下達郎さんに直接お会い出来る機会があったら聞いてみたいと思っていますが、
まだ一度もお会いした事はありません。



つまり大手スポンサーでJFN系に付いているので、
他とはコスト面で劣っているとは表現出来なかったので、良いとも悪いとも言えず、
今考えたら「音がガラッと変わりますが、自分はその音は好きではありません。」と答えたのが
良かったのかな?と思っていますが、当時は返答に困ってメールをパスした思い出があります。



今だから言えるのは当時のダイヤトーン人気は業界全体にあって、
自分の様にダイヤトーンを否定するのは変人的な扱いでしたが、
確かに出始めの60・80・90はいくら音の調整機能をオフにしても、ノーマルが素直な音とは言えずに、
代車に付けていたダイヤ―トーン製品はお付き合いの長いお客様からは、
「聴く気になれないから他のナビに換えて欲しい。」と言われて、
新規のお客様からは「ダイヤトーンを使っているから音が良いんですね。」と言われたという、
いわゆる耳の錯覚を狙った商品で、それに騙されるカーオーディオ専門店のレベルも
本当に音楽を知っていたらそんな物は勧められないだろうと、業界のレベルの低さに閉口していました。



そういう事が続いて『カーオーディオに手を入れれば音が良くなる』的な番組やコーナーは廃止して、
自分と親しいアーティストさんに音楽の素晴らしさを語って頂いて、その素晴らしさを良く知るには
サウンドピュアディオの製品やサービスが必要ですよ的な番組を作ろうと考えて、
FM福岡で土曜日の30分番組の『サウンドピュアディオ・プレゼンツ 音解(オトトキ)』を
スタートさせる事になりました。



福岡市中央区清川にあるFM福岡の本社スタジオで収録していた『音解(オトトキ)』は
自分的には2つのミスをしてしまって、番組的にはとても良い内容でしたが、
まず最初の1年をFM福岡のみの放送で、以前のFM福岡収録のアーティスト特別番組は同じ内容を
FM山口でも放送していたのが、予算をけちってFM福岡のみとしたら、山口県民放FM局が1に対して、
福岡県は民放が3局あって、それにプラスしてAM放送のFM化による放送もあり、
聞ける人口多いけれども選べる選択肢が多くて、山口県で放送する分をけちった事で製作費はこれまでの
2県で割っていたものが1県で負担する事になり、逆にコスト高となってしまいました。



それで2年目からは慌ててFM山口放送分をプラスして、山口県ではFM福岡で制作しながらも、
山口県の会社がスポンサーの番組の『音解(オトトキ)』は圧倒的な人気を誇りました。



それにプラスして、番組制作ではプロ用の機材の音を聴く機会が出来て、
大きなモニタースピーカーの音が良いのは当たり前で、
機材に付いている小型のフルレンジスピーカーの憎たらしいほどのストレートなサウンドは、
カーオーディオの作ったわざとらしい音とは別次元で、
「そうそう。こういう音を車の中で出したかったんだ!」と
1986年のFM山口で音楽番組を作っていた時のフレッシュな気持ちを思い出しました。



そんな音解ももう1つの自分の判断ミスでお休みする事になってしまい、
それはFM福岡放送分の放送時間を局から言われた時間をそのまま受け入れて、
今考えたら拒否しておけばよかったと後悔しています。



2年間朝の11時30分だった放送時間が、手前の11時からの番組の個性が強すぎて、
そちらの影響でこちらの番組のイメージがかすむというか、
番組的には良くてもスポンサーのビジネス的には良くないという状態が続いていました。



最後の3カ月は12時30分からと1時間後にFM福岡放送分をずらしたのですが、
これが何故か好評で、これまで聞かれなかった層を引き込む事が出来て、
初めてビジネス的に採算が合うという事になったのですが、その時は音解の休止が決まっていて、
のちに傑作選やスポットで何回か音解を放送したものの、現在も休止の状態です。



もしタイムマシーンがあって過去に戻れるなら、スタートからFM山口でも同時に放送して、
放送時間は12時30分からを絶対に譲らなかったでしょう。



1986年にFM山口で音楽番組を放送していた時も、自分の判断のミスで、日曜日の夜の30分番組を、
土曜日のよるの60分番組してビジネス的に失敗して、人生というのはやり直せないから面白いものの、
FM放送については出来れば良い番組を長く続けられるというのが、リスナーにも放送局にも、
そしてスポンサーにも良いという事を、約30年経ってもう一度反省するという、この頃の出来事でした。



マツダ・ロードスター スピーカーの音質アップ その2

2023-04-17
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、マツダのロードスターです。



USB・FM・AMオーディオ付きのお車に、ベーシックのトリプルパッケージの取付の続きです。



ドアの内張の表面を全てマスキングして、裏はコーティング剤が浸みてはいけない部分をマスキングして、
ツルツルの表面に粗目を付ける加工を施して、コーティング剤を塗り込みます。



天候が雨が続いてなかなか乾燥しないので、遠赤外線ヒーターを使って乾燥をさせました。



ダッシュのパネ盛も終わって、シンプルスタンドが乾燥したら、左右別々な形のスタンドに、
ピュアディオブランドのATX-30ツイーターを取り付けます。



ツイーターのケーブルはピラーの根元までは細い線で送っていて、そこからは24金メッキの端子で繋いで、
ピュアディオブランドのPSTケーブルの高音域専用タイプでグローブボックス下まで引いて行きます。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にピュアコンを取り付けて、白いボビンにピンクのラベルの、井川が一から手巻きしたコイルを通して、
ドアの16センチスピーカーに制御された音を送ります。



よくお客様が思われているのが、
元々の純正の16センチスピーカーの音に上質なツイーターの音が乗るだけというイメージがある様で、
実は防振効果とピュアコンの効果で、ドアの純正スピーカーの音はかなり変わって、
国産の大手メーカーのトレードインスピーカーの音が変に音が作ってあるので、
逆に聴く気になれない様な音の差が出ます。



そしてここ近年の純正オーディオで言えるのが、
同じ方式の車でも年式で微妙にオーディオの特性が違っているという事で、
以前に入庫したロードスターと全く同じ値のピュアコンを入れたら、妙に高音が勝ってしまって、
トレブルをマイナス1か2に下げてバランスが取れるという感じでした。



ブラックボックスとコイルを何度も交換して、トーンコントロールを動かす事無く、
最適なバランスで生音・生声に近い音に仕上がりました。



今回のロードスターは、見た目の変化があまりない割にはかなり手間がかかっており、
一般的なドレスアップ要素の多いカーオーディオではなくて、
楽器の調律の様な音を整える事に時間をかけており、音の出来にはお客様にはとても満足して頂きました。



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