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取付ブログ

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カローラツーリング カーオーディオの音質アップ その2

2023-03-20
今日ご紹介する1台は、先日お届けした宇部店のカローラツーリングの作業の続きです。



ドア4枚のベーシック防振とセメントコーティングの後に、
フロントドアのインナーパネルに金属シートを貼り付けて、プラスチックの鳴きを抑えます。



セメントコーティングが終わったフロントの内張は、
表にアウター・スラントのバッフルを製作してドアに組み付けます。



一般的なカーオーディオ専門店はインナーバッフルから複数枚の板を組み合わせて
アウターまで繋ぐという手法を取っている様ですが・・



サウンドピュアディオの手法はドアの鉄板とアウターバッフルを金属リングで繋いで、
その内側にセメントコーティングで固めるという手法を取っています。



これで必要な剛性を得る事が出来て、軽量化出来るのと、何かのメンテナンスの時にネジ4本を外して、
金属リングを外すだけで内張が取れるので、便利なアウターバッフルです。



このバッフルは車種用に型があると思われている方もある様ですが、
実は一から手作業で時間をかけて作っています。



仕上がればこういう形になり、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を組み付けたら完成です。



ツイーターはダッシュにワイドスタンドを製作して、
JU60を取り付けたらピュアディオ推奨のフロント2WAYスピーカーが完成です。



グローブボックス下にブラックボックス4連のピュアコンを取り付けて、
音を聴きながらあれこれと値を変えて音を追い込んで行きます。



純正の大型ディスプレイオーディオの調整機能を使って、あれこれと音を変えて、
最初は純正スピーカーのかったるい状態に合わせて車輛アンプ側に勢いが付いていたので、
バスとトレブルを1クリック下げてバランスを取っていたのですが、ピュアコン側で音を調整する事で、
3トーンがフラットでも生音・生声に近い状態で音楽が聴ける様になりました。



ディスプレイオーディオは音の自由が効かないとお悩みの方に、
サウンドピュアディオのピュアコンを使ったシステムは、他ではないインピーダンスの整合性を調整する事で、
驚く様な自然な音に仕上げる事が出来ます。



220系クラウン カーオーディオの音質アップ

2023-03-19
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、トヨタの220系クラウンです。



デュアルディスプレイの専用ナビオーディオ付きのお車に、
JU60を使ったプレミアムベーシックパッケージの取付を行って頂いて
お車のシステムアップの作業を行いました。



これまではJU60の下に付いている純正スコーカーと、
ドアの18センチウーファーと組み合わせてフロント3WAYとして使用されていたところから・・



ドアのスピーカーを取り外して
13センチサイズのピュアディオブランドのZSP-LTD15に交換しました。



中音域が濃くなった分フロントからの低音が減った分を補うために、
リアドアのフルレンジを低音のみにしてバランスを取りました。



これは自分のレクサスLSで行っている方式で、
お客様が後席を使う事はほぼ無いので、前席の音をもっと良くしたいという事でやってみました。



プレミアムベーシックの時でも高音の方が強くてレアトレイの純正ウーファーが負け気味で、
かといってバスを上げると中高音に影響して新鮮味に欠けた音になるので・・



リアの右サイドの車両アンプからウーファー信号を取り出して、
純正サブウーファーにJBLのモノラルアンプを通してパワーアップして、ただ音を大きくするだけでなく、
アンプの調整機能を使って適切な低音を再生させています。



ボックス下のピュアコンの値とバス・ミッド・トレブルの3トーンを調整して、
最も生音・生声に近くなる組み合わせを探りました。



自分は音調整が終わると直ぐにもう一方の店舗に移動しているので、お客様の反応を知る事が出来ませんが、
昨日福岡店で納車した2台のお客様は感想を直接お聞きする事が出来て、喜んで頂いた姿を見る事が出来て、
とても嬉しかったです。



AMGメルセデスAクラス カーオーディオの音質アップ

2023-03-18
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、メルセデスベンツのAクラスAMGです。



バケットシートのスポーツモデルに、走りだけでなく音楽の最高の状態で聴きたいという、
2つを見事に融合させた車に仕上げるべく作業を行いました。



Aクラスは他のモデル同様にメーターパネルからつながっているディスプレイオーディオになっており、
Cクラス・Eクラスはドアに10センチサイズでダッシュ下にウーファーが隠れているのが・・



Aクラスはドアに16センチという、オーディオ向きの作りになっています。



そこにインナーバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて・・



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターのブラックバージョンを付けて、
AMGメルセデスのプレミアム性にふさわしい2WAY構成となっています。



リアにはエンクロージャーを製作して、ピュアディオブランドの25センチウーファーを取り付けて、
質・量共に十分に短観出来るシステムを構築しています。



リアサイドにはJBLのフロント用の2CHアンプと、ウーファー用のモノラルアンプを2台取り付けて・・



ラゲッジ下にピュアディオチューンのチャンネルディバイダーとピュアコンを取り付けて
フルシステムとなっています。



ピュアコンはJU60のブラック用を宇部店から持って来て、取り付けて聴いて、
それからまた付け替えて聴いてを何度も繰り返して、最も生音・生声に近い値を探りました。



しかし音調整が終わりかけた頃に問題が発覚して、
それはピュアコンを交換するためにラゲッジのウーファーを起こして聴いていて・・



それを元の位置に戻してシートを立てたら聴こえ方が変わってしまい、
ピュアコンを変えるたびにウーファーを元の位置に戻してシートを立ててと、
かなり手間をかけて調整を行わないと走行時と差が出る事が分かり、
もう一度調整をやり替えるという事になりました。



自分もお客様はいつも左のシートを倒してウーファーを聴かれているのかな?と勝手に思い込んでして、
最後に位置を変えた時に、「最終的な位置で調整しないと意味が無いよ。」と発覚してやり直しました。



ピュアコンの値だけでなく、チャンネルディバイダーの値も変えて、
もう一度生音・生声に最も近い状態に調整し直しました。



Nボックスカスタム カーオーディオの音質アップ

2023-03-17
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、ホンダのNボックスカスタムです。



ホンダ純正の大画面ナビを装着した状態で入庫となって・・



方ドア3層のフル防振の施工の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを装着していました。



今回はツイーターをJU60のブラックに交換して、
同時にグローブボックス下のピュアコンの交換を行いました。



純正ナビは中身がパナソニック製で、エフェクト機能は全てオフにしてイコライザー調整のみを行いました。



フラットでピュアコンの値を調整して、最後に高音と低音の一部を1クリック下げて、
音を聴感上のフラットに合わせました。



JU60のブラックは大変人気で順風満帆の様ですが、
実はロシアのウクライナ侵攻による世界的な材料不足により、
精度の高いパーツや材質が入手が難しくなって来ているので、そろそろ潤沢とは言えなくなって来ています。



JU60のブラックで使用する大型のコンデンサもこの辺りはバッサリ無くなって・・



次の値もこの様に1・012以外はペアリング出来なくなっています。



パーツの検査をしている社員は20代前半で、同時多発テロも中東戦争も知らない世代で、
世界情勢が悪くなると精度の高い材料が無くなるというのを体験していないので、
「これからどうなるんだろう?」と、かなり不安気味でしたが、
運良く撮影後に数か月前に注文してパーツがやっと入荷しました。



ただ海外製の純度の高い銀入りハンダは相変わらず入手が困難で、こぼれたり端を捨てない様に集めて、
炉に入れて焼き直して使う様にしています。



中東戦争の時も、同時多発テロへの反撃の時も、
さすがにハンダの切れ端やこぼれたのを集めて再生するという事は無かったのですが、
1年以上こんな状態が続くと、過去には無かった手法で仕事をしないと行けなくて、
前はどんどん輸入してどんどん使うという時期が長かったので、平和な時期は何も心配が無かったので、
また平和な世界に戻って欲しいと思いながら仕事をしています。



今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史+12 第15話 2001年から02年

2023-03-16
これまでサウンドピュアディオの40年史と言いながらも、
学生時代と最初の19年のオーディオボックスとしての歴史が多く、
やっとサウンドピュアディオになってからの深い内容に入る事が出来ました。



オーディオボックスからサウンドピュアディオに名前が変わって、
ZSPスピーカーとベーシックパッケージの前の『ベーシックコース』が発売されて、
スピーカーケーブルもPST・SKY・PMBの3タイプも揃って
(SKYは今のSKY3の前の別モデル)、順風満帆と言いたいところでしたが、
実は90年代に大ヒット商品となったBOSEのトレードインスピーカーが廃止になってしまい、
それに代わるユニットを探してJBLの薄型ユニットに辿り着きました。



サウンドピュアディオの考えはスタジオ機材の様なクセの無い音の商品を探していたので、
売れれば何でもいい訳ではなくて、これという商品があれば大量に買い付け、
もしくはオリジナルで生産してもらって倉庫に入れて1・2年かけて販売するというスタイルで、
JBLもそういう買い方をしたいと考えていました。



(写真は工場から届いたオリジナルケーブルとRCAプラグ)



実は1980年代は西武系の大沢商会がJBLのカー用ユニットを扱っていて、
その時に販売数日本1を2回も取っていて、JBLとの関係は良かったものの、
1990年代には大沢商会から自動車用ホイールの卸売り会社に権利が渡って、
ラインナップも欲しい物が無くなって、
90年代はBOSEとナカミチとB&Wの3点セットでビジネスが成り立っていました。



ただしB&Wが市販のカー用ユニットをやめて、BOSEの市販ユニットも無くなって、
ナカミチはオートバックスと提携した事でイメージが悪くなって会社が傾いてと、
メインにするスピーカーが無くて、ベーシックコースは3か月か4カ月に1セットしか売れない不人気商品で、
販売数が見込めるユニットを求めてハーマンインターナショナルと交渉を始めました。



最初はハーマンの担当者が「サウンドピュアディオという組織が分からなかった。」という事で一度断られて、
後から「考え方が良く分かりました。」という事でセット物の他に単品のユニットを大量に買い付けるという
買い方が出来る様になり、アンプも含めて旧店舗を倉庫にしてストックする様になりました。



それまでは調子よくスタート出来たサウンドピュアディオは、
2001年の9月にとんでもないピンチに会いかけました。



会いかけましたと書いたのはギリギリの所でピンチを逃れて、
それは911の同時多発テロと時で、1990年代から中東での争いが起こると
高度な電子パーツが市場から一時的に消えるという事が起こっていて、
当社でいうと高価なハンダやコンデンサは直ぐに無くなり、ミサイルの誘導装置に使われるので、
9月12日の朝9時に買える物は全て買いを入れて、
午後に輸入商社からは「次の納期は未定となりました。」と言われて、
何んとか半年以上の在庫を確保していたので、争いが収まって潤沢に材料が入るまでの間は乗り切れました。



その後は常に半年分は買いだめしているので多少の中東のもめ事では何ともなかったのですが、
昨年のロシアのウクライナ侵攻後は911の時以上の精度の高い物が減って、それが長期に渡っているので、
かなり厳しい状態になっていました。



その頃の写真を探していたらなかなか見つからず、見つかったのがハンダ小手の写真で、
当時はまだフル電子制御のハンダ小手を使っていなかっので、このレベルの物を、
スイッチの入り切りでパワーを強弱させて、それで温度を安定させていたので、
今から考えたら人力でやっていたなと、昔を思い出しました。



また測定器でいえば、当時は一台の測定器を切り替えてコイルとコンデンサと抵抗を図っていたのが、
その素子に合わせて測定条件を入れる時間が勿体ないのと、
その素子に対して最も測定精度の高い機器を選んでいるので、3台で測定条件は変えずに使っているので、
道具に関しては人手を増やさなくても仕事量が増やせる様に近代化を図っている事が分かりました。



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