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取付ブログ

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ホンダN-ONE カーオーディオの音質アップ その3

2024-03-08
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、ホンダのN-ONEです。



ホンダ純正のギャザーズのディスプレイオーディオが装着されたお車に、
プレミアムベーシックパッケージとドアにアウターバッフルを製作したスピーカーの取付と
防振作業を行いました。



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターのブラックを取り付けて・・



ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。



ディスプレイオーディオにはピュアディオチューンのハイローコンバーターを使ってRCA化して、
ラゲッジのアンダーボックスまでSKYのラインケーブルで音信号を送って、
ナカミチのPA-1002Nで音を増幅してフロントに戻しています。



グローブボックス下にはピュアコンを取り付けて、
中低音と高音を分離してミッドとツイーターに分配して送りますが、
今回はディスプレイオーディオの音のクセが強かったので、何度もブラックボックスとコイルを交換して、
最終的に今回は専用設計でこれまでに無かった値を作って対応しています。



そのディスプレイオーディオの音のクセとは、
普通はリスニングポジションの機能があってもオフのポジションがあるのが、
オールとフロントとL・Rしかなく、オールかフロントか散々迷って、
どうしてもオフポジションをこれまで体験しているので気になっていました。



そこで音響効果オフを押すと、今度は必要な部分まで欠けてしまって、どこか薄くて物足りないので、
何度も音響効果の組み合わせを変えて最も素の音に近くなる組み合わせを探して、
それでも近づかない部分はピュアコンの値を特別に無い値を作って素の音に近く設定しました。



途中からイコライザー操作も含めて音調整を行ったのですが、
これは中身がダイアトーン製かメモリー前と後のイメージの差が大きく、
何度も調整⇒メモリー⇒試聴⇒調整を繰り返して、
音色が素直で体感音圧も得られるセッティングになりました。



20バンドのイコライザーはけっこううちにしては複雑なパターンになっています。



最近の純正のディスプレイオーディオは機種によって音のクセが違って、
スピーカーやアンプが同じでも聴こえ方が全く違って、
ピュアコンの特性を変えて音色を調整して対応しており、
これまでのラインナップでは理想の音にならない車種が増えて来て、
ユニットのストックは増える事はあっても減る事はないという方向に来ています。



もちろん今回新しくN-ONEのディスプレイオーディオ用に作った値はまたストックとして、
もう一度作っておきます。



調整の途中で専務から「こんなに音が薄くて大丈夫なんですか?」と聞かれていましたが、
ピュアコン=ネットワーク回路のコンデンサの値の割にコイルのインダクタンスを多くとる事により
音に厚みを持たせていますが、これがメーカー製のネットワークだとコイルを大きくする事が出来ないので、
イコライザーでレベルは動かしても音色を合わせる事は出来ないというのが現状で、
これがコイルとコンデンサの比率を変えると不思議と音色が合って体感音圧が増すから不思議なものです。



昨年でパーツが自由に変えられるパッシブネットワークのピュアコンは誕生から30周年を迎えましたが、
発売した時よりも30年以上経った今の方が、その存在感は増しています。



3月16日のピュアディオ関連の放送

2024-03-07
FM福岡制作でFM山口でも放送していた、
『サウンドピュアディオ・プレゼンツ 音解(オトトキ)』がスペシャル番組として
今年も限定復活する事になりました。



さる2月29日に福岡市中央区清川のFM福岡の本社スタジオにピアニストの小曽根真さんをお招きして
収録を行いました。



収録は12時から行われて、何とこの日は19時から福岡シンフォニーホールでコンサートが行われる日で、
リハーサルを途中で抜けて収録に来て頂いたという、
忙しいスケジュールの中サウンドピュアディオの番組に出演して頂いて大変感謝しております。



番組の内容は小曽根さんのこれまでの音楽活動に加えて、
最近では若手2人とトリオを結成して『TRiNFiNiTY』としての活動について話されています。



すでに5月24日には電気ビルみらいホールでトリオとしてのコンサートも予定されていて、
更に11月29日には福岡シンフォニーホールでクラッシック×ジャズのコンサートも予定されていて、
今年は小曽根真さんのコンサートは福岡で3回も行われるという当たり年となっています。



そんな小曽根真さんの魅力を伝える『特別版 音解(オトトキ) 小曽根真スペシャル』は
FM福岡愛智望さんがパーソナリティーで



FM福岡放送分  3月16日 午前11時から11時30分まで

FM山口放送分  3月16日 午前11時30分から12時まで



以上のスケジュールでお送りします。



番組の中では井川がサウンドピュアディオについて2分間ほど喋ります。



小曽根真さんの音楽に対する気持ちを話されている貴重な番組です。



聞ける環境にある方は是非お聞き下さい。



追伸



収録日は13時までに収録が終わり、その後1階のサテライトスタジオから生放送で少し喋られました。



コンサート前の貴重な時間を割いて頂きありがとうございました。



この時間は既に髪のセットが終わっていたために、
イベンターさんから「ヘッドフォンは髪が乱れるので使わないで下さい。」と言われていました。



自分はFM福岡から一度福岡店に戻って仕事をして、
18時30分の福岡シンフォニーホールの開場を待ってホール内に入り、
19時からのコンサートに聴き入っていました。



帰りの車内は小曽根さんの60歳の時に作られたベストアルバムと、
新しくトリオ編成で作られたアルバムを聴きながら帰って、
あまりに録音が良いために自分のシステムの音がアップした様な錯覚で聴きながら宇部市まで帰りました。



サウンドピュアディオは優れたアーティストさんとのお付き合いを通じて、
より生演奏に近い音を車内で表現出来る様に努力を続けています。



ホンダN-ONE カーオーディオの音質アップ その2

2024-03-06
今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きで、ホンダのN-ONEです。



もう現行型のN-ONEは何台も入庫していますが、
年次変更などでドア内の響きが変わっていてはいけないので、
指ではじきながら外板裏の響きを確かめた上で防振マットと防振メタルを貼り合わせて行きます。



前後のドアの響きを調べて、どの位置に何の材質を貼るかをマーキングしてから作業に入ります。



4種類の材質を響きの周波数に合わせて貼って行き、シルバーのマットはカットして貼る場所もあります。



同じ材質や同じ形の物が近くにあると減衰が弱くなるので、
この組み合わせはかなり考えていて、仕上げは全体的にスムーズに振動が収まって、
ドアの重量があまり増えずに、低音は出るがブーミーで小気味良さが無いドアにはしません。



4枚のベーシック防振が終わったらドアのサービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行って、
ここはブチルゴムを一切含まない金属のみのシートを、部分的に重ね貼りして剛性を上げているので、
コスト的にはかなりかかっています。



ドアの鉄板側の施工を行っている間に内張裏のセメントコーティングが乾いて来て、
規則性を持たせないランダムな厚い薄いを作って、
重たくならない割には振動の吸収が多く得られる様に工夫しています。



リアドアの方が後に塗ったので、少し乾燥していない青白い部分が残っています。



完全に乾燥した前の内張には、これからアウター・スラントのバッフルの加工を行います。



防振は前後のドアだけでなくリアのハッチにも行って・・



これからフロアーの防振を行って行きます。



今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。



ホンダN-ONE カーオーディオの音質アップ『その1』

2024-03-04
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、ホンダのN-ONEです。



自分が気になっているグレードのRSです。



ホンダ純正のディスプレイオーディオを装着した状態で入庫となって、
プレミアムベーシックの取付と、ドアスピーカーの交換と、ドアの防振作業を行います。



N-ONEはドアに16センチのフルレンジスピーカーでツイーターが付いていないので、
これからダッシュにツイーターを装着します。



プレミアムベーシックなので広範囲にマスキングを行って、
パテ盛りを行ってワンオフでJU60用のワイドスタンドを製作して行きます。



ドアは内張を外して、次に防水シートを剥がして何も貼ってない外板裏にベーシック防振を加えます。



外した内張には吸音フェルトが貼ってあって・・



それを一度外してツルツルのプラスチックに粗目を付けて、セメントコーティングの施工を行います。



内張りの表面と裏面のコーティング剤が浸みてはいけない場所はマスキングしてから作業を行います。



今回は車の静粛性アップをかなり重視しているので、リアドアにもベーシック防振を加えて・ 



内張りにもセメントコーティングを施して行き、
事前に井川家長男と次男が二人で計測のための走行を行って、一人が運転してもう一人が計測を行って、
施工前の騒音をチェックしてあります。



防振の範囲が広くて、事前に計測を希望されると防振の前と後のデーターを見比べる事が出来ます。



今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。



BMW5シリーズ スピーカーの音質アップ

2024-03-03
今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、BMWの5シリーズのツーリングです。



山口県の隣の広島県からお越し頂きました。



専用のナビオーディオ付きのお車にベーシックパッケージの取付を行いました。



BMW5シリーズは同じ型式のセダンを持っていた事があって、
ユーザーとして使っていたからこその細かい部分への対応が出来ます。



まず作業の時に写真で残してあったので作業がスムーズに進んで・・



日常生活で使っていたので、音にどの辺りで不満が出るか分かっており、
まずはドアのスコーカーが運転席から見て左はストレートに届くのに・・



運転席側からは右のスコーカーがかなりグリップがかかっていて左右の音のギャップが出てしまいます。



そこでスコーカーの上の方の音はピュアコンでバッサリ切ってしまい、
ダッシュにワイドレンジのATX-30を取り付けて、中音域の近くまで目の前で聴ける様にして、
全ての音域をスムーズに聴ける様に改善しました。



グローブボックス下にはRRタイプのワイドレンジのブラックボックスと、
大型の純度の高いコイルを取り付けて、
ドアスピーカーを交換するよりもクオリティーの高いサウンドを再現出来る様にしました。



ピュアコンの数値は音を聴きながら何度も交換して、
バス・トレブル・フェダーは勝手知ったるドライブのスイッチをスイスイと動かして
あれこれとパターンを変えました。



お客様のご希望はボリュームの低い位置でも楽器の音が一音一音聴き分けが出来るという事で、
通常ボリュームと低めのボリューム交互に聴きながら音調整を行いました。



入庫時はバスもトレブルもほぼ上まで上がっていましたが、
ベーシックパッケージの装着でセンター付近でも十分な体感音圧が得られる様になって、
同じ周波数が違う方向からぶつかってキャンセルされる状態をピュアコンで防いでいるので、
無理なく素直な音色で音楽が楽しめる様になります。



昨日の閉店までにある程度追い込んでいるので、
これから午前中かけてもっと生音・生声に近くなる様にセッティングして行きます。



お客様にはBMWの3シリーズ・5シリーズ・7シリーズと3台買って実験している事をお伝えして、
その中でもツーリングは3シリーズだけで、
セダンとツーリングの形状の差があるのではないか?と思われていましたが、
実際にはセダンとツーリングの形状の差よりも、前期・中期・後期のアンプかプリの特性の差の方が大きく、
同じスピーカーを使っていてもピュアコンのパーツの値は全て替えて対応しています。



BMW3車種を日常使いで乗っていたからこその、実態に基づいた適切なチューンで仕上げています。



追伸


BMWを3シリーズと5シリーズと7をシリーズを持っていたと聞いて、
小さい方から順番に買い替えて行ったと思われる方が多いのですが、
実際には3シリーズのツーリングと5シリーズのセダンを同時に持っていて、
同時進行で2台でパッケージ開発を行っていて、
その2台をディーラーに持って行って7シリーズに換えてもらったというのが実際のところです。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
福岡県福岡市東区箱崎7-1-6
TEL.092-260-3660
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