取付ブログ
マツダCX-3 BOSEサウンド車の音質アップ
2019-08-17
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
マツダのCX-3です。
全車マツダコネクトのお車で、
スピーカーは標準仕様とボーズのプレミアムサウンドの2種類があり、
今回はボーズ仕様のお車にベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
ボーズ車ではドアスピーカーはエッジのラバーが太い低音重視の物を使用していて、
その代わり上の方の周波数の再生を苦手としています。
ダッシュ上のツイーターで中音域の手前までカバーしているのですが、
ツイーターの能力とガラスの反射で音を聴くという部分が災いして、
せっかくプレミアムサウンド車を買ったのに思っていた音とは
違うと不満に思われる方が多い仕様です。
そこで運転席下にあるBOSEのデジタル多チャンネルアンプから
フロントの音信号を取り出し、
ピュアディオブランドのPSTケーブルでグローブボックス下まで送ります。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、
その上にCX-3のボーズサウンド用のピュアコンを取り付けて、
周波数幅とインピーダンスとツイーターレベルを調整して音を整えます。
ピュアコンは横に白いラベルが貼ってあるRRタイプですが、
CX-3のボーズ車ではRRタイプが最初からパッケージに含まれています。
純正ツイーターは鳴らない様にして、ガラスの反射が起こらない角度にして、
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
上質で周波数レンジの広い高音を再生させています。
CX-3のフロントドアは国産車よりはドイツ車に近い作りなので、
ゴルフⅦの様に3カ所に分散して防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
まずはインナーパネルを外して外板裏にマットとメタルを貼り付けて・・
インナーパネルのプラスチックの響きの大きい場所にメタルを「2カ所貼ります。
そしてドアポケットの内側の響く部分に2カ所メタルを貼って、
ベーシック防振ながら合計3面に分散して防振材を貼っています。
全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、
マツダコネクトのセッティング画面に入って、
バスを1クリック下げて、フェダーも少し前に振ります。
フェダーはお客様のシートポジションによりリ
アスピーカーの聴こえ方が違うので、出庫前に自分が
助手席に乗って、「1クリックだと音が太くて、
2クリックだとボーカルがシャープになるので、
最終的にはご自身で判断して下さい。」と言ってご説明して、
お客様は2クリック前を選択されました。
入庫時と比べたら音はかなり改善されて、
取付待ちの間に山陽小野田市の隠れた名店に食事に行かれて、
お客様はとても満足されて宇部店を後にされました。