取付ブログ
あるアウディの作業
2019-11-28
昨日から宇部店ではあるアウディの作業を行っています。
もう自分のアウディQ5が納車されたと思われた方もあると思いますが、
別なアウディです。
予算を提示頂いてお任せの取付作業なのですが、
お任せだからこそ限られたコストを有効に使おうと試行錯誤をしております。
最近の輸入車にしてはまだ16センチスピーカーが付いているのはありがたく、
ここは自分が今回アウディを注文した大きなポイントです。
16センチのスピーカーに対して開口部はやや小さめで、
ここはユニットのストロークで押し切らないといけないかな?と思いながら見ていました。
まずは16・5センチサイズのインナーバッフルを製作して、
防振をしていない状態で一度鳴らしてみます。
そこでユニットの聴き比べを行って、防振の層の数とユニットのグレードを決めて行きます。
これまでに取り付けた事のある車種なら最初からこの組み合わせがこの価格では
ベストというのがご提示出来ますが、モデルチェンジ前の車しか取付例が無かったので、
今回調べながら作業を行っています。
防振は多く響く所を優先させて、あまり響かない所は純正の防振材に頼る事にしました。
ウレタンや樹脂の部分はスピーカーの音圧で震えるので、ここはしっかりと抑えます。
外した内張にはセメントコーティングを施して、乾くの待っています。
以前はドイツ車の内張は剛性が高いからセメントコーティングはいらないと思っていましたが、
F31のBMWを乗っている時に最初はノーマルの内張で乗っていて、
途中で「何だか内張がもやもやするような・・」と
セメントコーティングを行ったら効果が絶大で、
現在のドイツ車はプラスチックが柔らかくなって来ていて、
セメントコーティングの効果が実感出来る様に変わって来ています。
そしてドアの16・5センチユニットは最初とは違うグレードにして、
聴き比べています。
ツイーターはATX-30を使用して、
広い周波数レンジでドアのスピーカーグリルでひかかっている音域をカバーしています。
防振作業が終わったら、最終的にピュアコンの値を追い込んで完成です。