取付ブログ
VWゴルフⅦ 静粛性と音質をアップ
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフⅦGTIです。
以前にATX-30Jツイーターを使用したベーシックのWパッケージを取り付けて頂いていて、
今回はフロントのセメントコーティングとリアドアのベーシック防振を追加するために再入庫となりました。
ゴルフⅦのベーシック防振は外板裏とインナーパネルとドアポケットの3カ所に分散して行っていて、
主に響く部分をピンポイントで抑えています。
追加の防振のために内張を取り外すと、裏に吸音フェルトが貼ってあり、これを一度外して作業を行います。
内張裏はツルツルで、ここに粗目を付ける下処理を行ってから塗り込みを行って、
塗るのにも時間がかかりますが、それ以上に下地を作る方も時間がかかっています。
意図的に厚い部分と薄い部分をランダムに作って、振動がとどまって消える様にしています。
吸音フェルトと消える周波数をずらしてあるので、これまで取れなかった周波数の内張に付帯する
嫌な部分が消えて、静粛性アップと音質アップと、更に断熱性もアップします。
2年前のちょうど今頃レヴォーグのデモカーを購入して、納車されたその日に散髪に行って、
1時間半ほど運転席側に西日が当たる状態で駐車していたら、やたらドアの内張からモヤモヤと
熱が伝わって来て、「ノーマルの内張ってこんなに熱が入って来るの?」と驚いた事がありますが、
夏の暑い時期と冬の寒い時期には、セメントコーティングの断熱性の良さが分かります。
続いてリアドアのベーシック防振の作業を行い、まずは外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせて・・
インナーパネルにも防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
ドアポケット裏にも防振メタルを貼って、トータルでリアドアの響きを抑えました。
そしてフロントドアがベーシック防振プラスセメントコーティングとなって、
リアドアはベーシック防振で、ゴルフⅦGTIはかなりプレミアム性の高い特別な1台に仕上がりました。