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取付ブログ

トヨタ・ルーミー スピーカーの音質アップ

2022-06-01
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのルーミーです。



アルパインのルーミー専用のビッグXを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
前後のベーシック防振の施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。



前にも書き込みましたが、Wパッケージはベーシックパッケージにフロントドアにベーシック防振を
加えた時の呼び方ですが、トリプルパッケージはそれにもう1工程プラスしたら全てトリプルパッケージで、
フロントにセメントコーティングを加えても、フロントのドアスピーカーを交換しても、
そして今回の様に前後にベーシック防振の場合も全てトリプルパッケージと呼んでいます。



作業はまずフロントの内張と防水シートを外して、外板裏に3種類の防振マットと防振メタルを
貼り合わせます。



同じ材質を広範囲に貼るよりも、形と共振点が違う材質を貼り合わせた方が鈍い音にならずに
小気味良い本来の音楽の音に近くなり、何よりもドアの重さがあまり増えないのが利点です。



リアのスライドドアも分解して、ベーシック防振の施工を行いました。



ベーシックパッケージなのでドアのスピーカーはそのまま使用して、
ダッシュの先端にスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて、
ピュアディオブランドのアップグレードのATX-30Jツイーターを取り付けています。



純正のミラー裏のツイーターに比べて、奥行き感があって、外ドームタイプで広がりのある高音を
再生させています。



純正がツイーターの後ろにコンデンサ1個で中低音をカットさせて、ドアのスピーカーは全ての音域が
垂れ流しの状態が・・



ベーシックパッケージではグローブボックス下のピュアコンで、
ツイーターとドアスピーカーの音域とインピーダンスを調整して、ツイーターはレベル調整もしているので、
制御の内容が全然違います。



特にドアスピーカーからのこもる不要な音域をカットして、
インピーダンスをやや上昇させる事で音に重みが出ているので、初めてのお客様がイメージされる
『純正のドアスピーカーの音にツイーターの高音が加わる』とは全く違う音のイメージになります。



全ての組み立てが終わって音が鳴る様になると、ビッグXの音調整機能を使って細かい音調整を行います。



まずタイムコレクション機能は全てゼロにして、イコライザー調整を行います。



ビッグXはパナメトリック式で、最初に動かす周波数と動かす幅を決めて、
それからレベルを動かす方式で、通常のグラフィック式に比べるとかなり時間がかかります。




それに加えてプリセットにメモリーすると若干音が変わってしまい、
せっかく良い音と思っても保存後に再生すると微妙にイメージが変わっているので、
何度も調整・保存・再生を繰り返しました。



音調整の中にはお客様のSDカードの音源も確かめていて、何が録音されているか一通り見て、
自分が実際にお会いして生の声を聞いている男性ボーカルが2名と、女性ボーカルの方が1名おられて、
うち2名は複数回お目にかかっているので、その時の声を思い出しながらセッティングを行いました。



それ以外に調整用のCDのアーティストさんの音源も聴いているので、シンプルなシステムながら、
これ以上生音に近づかないという、システムの限界まで追い込んだセッティングに仕上がっています。



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