取付ブログ
ホンダNボックス スピーカーの音質アップ
2022-06-19
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車からホンダのNボックスです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、外板裏にベーシック防振の施工を行います。
鉄板の響きの周波数に合わせて、共振点の違う材質を響きの中心を見つけて貼り合わせて、
トータルでドア全体の響きを抑えています。
次に外した内張をマスキングして、これから内張裏のツルツルに粗目を付けてコーティング剤が
剥がれない様に下地を作ります。
そして規則性を持たないランダムな状態で厚い薄いを作ってコーティング剤を塗って、
一晩寝かせて乾燥させて、ドアに組み込みます。
ベーシックなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、
ピュアディオブランドのATXー25ツイーターと組み合わせて2WAYスピーカー化します。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けます。
SSFは純正の16センチスピーカーに効果があり、更に白いボビンにピンクのラベルの
16センチスピーカーの上限周波数を決めるコイルは、井川が一から手巻きで作っているので、
純正の16センチスピーカーは驚く様な良い音に変身しています。
純正ナビの裏からグローブボックス下にはピュアディオブランドのPSTケーブルが繋がっていて、
銅の純度・より線のよりの強さ・被服の強い締め付けの3つのこだわりで高音質で音を送っています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ピュアコンのパーツの値を微妙に変えながら、
イコライザーの調整を行いました。
いつも使う調整用のCDとFMラジオと、お客様のSDカードの中にある音源を聴いて、
このシステムで最も生音・生声に近くなる様に合わせました。
SDカードは一通りどんな楽曲が入っているか確かめて、女性ボーカルでピュアディオ関連の番組に
3回出演して頂いた方と、男性ボーカリストは1回出演して頂いた方の楽曲が録音されていて、
ご本人の生声に近くなる様に頑張って音調整を行いました。
おそらくこれまで60から70人ぐらいのボーカリストの方にお会いして生の声を聞いているので、
SDカードを一周すると何人かは会った方の楽曲に出会います。
ベーシックのトリプルパッケージの装着で音質アップだけでなく、車室内の静粛性と断熱性もアップして、
快適なNボックスに仕上がりました。