取付ブログ
新型ノートeパワー カーオーディオの音質アップ
2022-06-25
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、日産の新型ノートeパワーです。
日産純正のディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、
以前ベーシックパッケージプラス防振の作業をして頂いていました。
その後車全体の広範囲な防振を加えて頂いていて、今回は更なるシステムアップで入庫して頂きました。
まずはベーシックパッケージで取り付けて頂いたATXー25ツイーターを取り外して・・
ワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターに交換しました。
元々フル防振の施工を行っていたドアには、アウター・スラントのバッフルの製作を行って、
ドアの鉄板とアウターバッフルを金属リングで繋いで、内側をセメントコーティングで固めて
剛性を上げています。
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けたら、
フロント2WAYのハイエンドスピーカーシステムの完成です。
新型のノートeパワーはベーシックパッケージの時点でピュアコンはブラックボックス4連になっており、
そこのコイルをZSP-LTD15がアウターの時用のコイルを入れてシステム変更に対応します。
ピュアコンの横にはピュアディオチューンのハイローコンバーターが付けてあり、
ディスプレイオーディオのスピーカー出力をRCA化して、SKYのラインケーブルでリアのラゲッジ底まで
送って行きます。
ラゲッジ下のバッテリーの後ろにはピュアディオチューンのJBLの2CHアンプを取り付けて、
ここで増幅した音信号をPSTケーブルのフルレンジタイプでピュアコンまで送ります。
全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオのサウンド設定を動かすと同時に、
ピュアコンの値を細かく変えて音を追い込んで行きます。
新型ノートのディスプレイオーディオは製造時期で微妙に音の傾向が違っていて、
バスエンハンサーを入れるか入れないかが一つの分かれ道で、
そこから高音域が強いのでトレブルを2クリックか3クリック下げるかでかなり迷いました。
最近お会いして生声を聞いたディーンの池森さんの声をイメージして調整するのですが、
何度調整してもその時の音色に合わず、どうしたものかと頭を抱えていました。
そこで頭の中をよぎったのがアウディQ5やレクサスLSの純正オーディオで培った技術で、
でも今回は音のクセが強くてなかなか思う様に音色が合いませんでした。
合わない部分はインピーダンスの整合性で、直列にパーツを増やして行っても音色は変わらず、
アウディQ5とレクサスLSはパーツの直列・並列を2回繰り返してインピーダンスの整合性を
上げていたのが、今回のノートeパワーではこれまで初の3回のパーツの直列・並列を繰り返して、
それでやっといつもの池森さんのボーカルの音色に合いました。
もちろん他の楽曲の音色も合って、自動車メーカーの純正オーディオの変化に対応するのに
やっとの思いで追従していて、これも何台も新車を買って分解して実験しているからの成果だと、
ほっと胸をなでおろした作業でした。