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取付ブログ

フィアット500 カーオーディオの音質アップ 後編

2022-11-11
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車で、フィアット500の作業の続きです。



方ドア3層のフル防振の作業が終わったら、
純正の16センチスピーカーの位置に16・5センチ用のインナーバッフルを製作して、
JBLのP660Cのミッドバスを取り付けました。



フィアット500はドアの構造とスピーカーが薄いのとで低音が弱く、
その部分はしっかり改善したいとストロークの大きなP660Cのミッドを選びました。



純正よりも少し前にスピーカーを出して、内張と干渉しない程度に前に出しているので、
フル防振の効果と合わせてドアの中の音の周り込みに寄るこもりを防いで、タイトな低音を再生しています。



スピーカー交換と同時にドアスピーカーの配線をピュアディオブランドのPSTケーブルに
引き替えていて、キックパネルの奥にはフルレンジタイプのPSTと、
高音域用の赤みが強いPSTケーブルの2本が通っています。



高音域用のPSTケーブルはAピラーの根元まで送って・・



ダッシュの上にシンプルスタンドで取り付けたピュアディオブランドのATX-30ツイーターに
送っています。



以前はツイーター部分もフルレンジのPSTケーブルを使っていましたが、
ATXシリーズのツイーターを発売した時に、同じコストでも少しでも良い音にという思いから、
ツイーター音域を重視したモデルを出して、高音質化を図りました。



PSTケーブルは某ケーブル工場で専用ラインで製造してもらっていて、線の材質と線のより方と、
そしてビニールの被覆の締め付け方までピュアディオ向けの専用で製造されています。



そのため1度の仕入れが2000メートルで、100メートルロール20巻で送られて来ます。



PSTをフルレンジとツイーター用に分けると合計で4000メートルの製造が必要で、
100メートルロールが40巻送られて来るので倉庫が必要になります。



実際にはフルレンジ3回生産でツイーター用2回ぐらいの割合で生産されていて、
合計10キロメートル分ぐらいは世の中の車に装着してあります。



そのPSTケーブルを両ドアとダッシュから集めて来て、
この年式のフィアット500ではいつものピュアコンの置く位置にフットレストがあるので・・



助手席のシート下にMDF板を敷いてピュアコンを取り付けます。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、USBメモリーとFMラジオを使って音を鳴らして
音調整を行います。



USBメモリーでもFMラジオでも生声で聞いた事のある方の声が聴こえて来るので、
少しでも音色がズレているととても気になります。



ピュアコンの数値を変えながらディスプレイオーディオのパネルで設定をあれこれと変えて、
それで徐々に音を追い込んで行きます。



最初はかなり大きくレベルを変えないとバランスが取れなかった音も、
最後の方では1か所1クリック動かした所が最も生音・生声に近づいて来て、音調整を終了しました。



同じ車種でも長期に渡って生産されている車だと
純正オーディオの特性やドアの響きが変わっている事があって、
これまで何台も取り付けて来たフィアット500も、一から見直すつもりで取り組みました。



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