取付ブログ
カローラフィールダー スピーカーの音質アップ
2022-11-12
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車から、トヨタのカローラフィールダーです。
カロッツェリアのサイバーナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
指ではじいて響きの中心と周波数を確認して、正確な位置を割り出して、
低い響きの中心に防振マットを貼って、高い響きの中心には固い防振メタルを貼り付けます。
写っているのは2種類ですが、中音用と低音と中音の間用の全部で4種類の防振材を貼り合わせています。
内張りを元に戻せば見た目はそのままですが、ドアの鉄板の残響がバッサリ減って、
スピーカーの音だけでなく、開閉音も高級感が増しました。
ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーは純正をそのまま使用して、
中低音はしっかり出ても高音域が伸びていない部分は、
ダッシュ上に取り付けたピュアディオブランドのATX-30ツイーターで広い音域をカバーするので、
ミッドの上が伸びていなくても、その音域までカバーしてくれます。
純正の16センチスピーカーの音域分けとインピーダンスと、
ATX-30はそれに加えてレベルも調整するピュアコンは、
グローブボックス下に比重の高いMDFを敷いてその上に取り付けます。
白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルは、
ミッドの上の周波数を正確にコントロールするだけでなく、低音域が締まって聴こえて、
純正のスピーカーがセパレートのミッドレンジの様な鳴りに変わります。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、サイバーナビを鳴らして音調整に入ります。
まずは音色が変わってしまうタイムアライメントは全てゼロにして・・
イコライザーとピュアコンの値を少しづつ変えて音色を合わせて行きます。
最終的に最も生音・生声に近いと感じたイコライザーパターンは
1か所1クリック動かした所で、最初は大きく動かしていたパターンもピュアコンの値を追い込んで行くと
徐々にフラットに近くなって行きました。
純正の16センチスピーカーがベースながら、パワフルでクリアーな2WAYスピーカーに仕上がりました。