取付ブログ
ホンダ・フィット カーオーディオの音質アップ
2025-01-09
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、ホンダのフィットです。
ホンダ純正のナビオーディオを装着のお車に、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工と、フロントのドアスピーカーの交換の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
Wパッケージはベーシックにベーシック防振とパターンが決まっていますが、
トリプルはWにセメントコーティングをプラスか、リアドアのベーシック防振をプラスか、
フロントのスピーカー交換の3種類があり、
Wパッケージにもう1工程増やすとトリプルパッケージと呼んでいます。
今回はフロントのドアにJBLのGX600Cのミッドを使用して・・
ツイーターは1クラス上のP560Cの物を使用して、
JBLのセット物よりは中高音が濃い仕様になっています。
ミッドに対してツイーターのグレードを上げるというのは、
スタジオエンジニアがよく使う手法で、19ミリのツイーターが26ミリとワイドになり、
付属のネットワークは使わずに、ピュアコンで細かく音のバランスとフォーカスを合わせて行きます。
ドアの内張と防水シートを外して、
外板裏にベーシック防振の施工をした後に車室内からピュアディオブランドのPSTケーブルの
フルレンジタイプを引いて来ます。
PSTケーブルは得意な周波数によって色分けがしてあって、純正ナビかて、
ピュアコンで音域とインピーダンスをコントロールしてダッシュとドアに送っています。
全ての結線が終わったらナビとピュアコンの音調整を行って、
ナビの中身はケンウッド製で、まずは音を強調する機能は全てオフにしてから調整に入ります。
何故すべてオフにするかというと、
1カ所オンにするごとにメリハリは付いても音色は本来の音楽からドンドン離れて行くので、
ここの機能は使わないか、最低限使うかのどちらかで音決めして行きます。
音調整は自分の音源とFMラジオと、お客様の音源がある場合はそれも使って調整して、
今回はお客様のSDカードに自分が直接お会いして生の声を聞いた事のあるボーカルの方が4名おられました。
3名はピュアディオ関連の音楽番組に出演して頂いた方で、
1名はスタジオを使う順番が前後でお金を払わずただ聞きみたいなものですが、
お金を払っていなければそもそもスタジオ自体に入れないので、
ただ聞きではなくてボーナスみたいなものですと放送関係者には言われていますけど・・
そして何人もの自分が直接生声を知っているアーティストさんの声でイコライザーを合わせて行き、
メモリー前と後で音が微妙に違うので、
何度も調整⇒メモリー⇒試聴⇒調整を繰り返して音を追い込んで行きました。
イコライザーで調整するのは音域ごとのレベルで、
ピュコンではレベルの他にインピーダンスの調整が出来て、ユニットの交換で音色の微調整を行って、
ブラックボックスは3個目で固定して、コイルは5個目で固定しました。
ちなみに純白のボビンにピンクのラベルは井川が一から手巻きしたコイルで、
ブラックボックスの中のコイルも今は井川が空のボビンで一から手巻きした物を使用していて、
一から手巻きした方が音が滑らかにんるから、時間がかかってても手作業で巻いています。
自分自身が多くのボーカリストの生の声を聞いているので、
多くのボーカリストの方の声がどれもきちんと聴こえるという事を基本に音造りをしています。