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取付ブログ

続・お客様の質問にお答えして 第42回

2026-01-07
このシリーズの書き込みは12月5日から久しぶりで、年末のバタバタで更新出来ない状態でした。



前のシリーズの『新・お客様の質問にお答えして』と現在の続のシリーズは、
みんカラブログのページではブログカテゴリーの所を押すとそのシリーズのみを一覧出来ますので、
気になった方は是非ご覧下さい。



またこのシリーズはその時々で店頭で聞かれた話題を集めていますので、
過去の書き込みと重複する部分もありますので、あらかじめご了承下さい。



まずは最初の質問は、新型ツイーターの『ZTWーLTD35』についてです。



今年は2001年にサウンドピュアディオのブランドが誕生して25年ですから、
「何故ピュアディオブランド25周年記念モデルにしなかったのですか?」という質問をよく頂いています。



理由は25周年にするとネーミングが『ZTWーLTD25』になって、
25という数字はATXー25のイメージが強く、あえて25より大きな数字にしようと思ったところ、
ピュアコン誕生からもう1年で35周年になるためにドームの大きさに近い35という数字にする事で、
あえてピュアコン誕生の35周年の数字にしました。



他にツイーターに関する質問で、
「20年ぐらい前にZTWの試作品を聴いた事がありますが、あれから随分と時間がかかりましたね? 
なぜこんな時間がかかったのですか?」という事もよく聞かれます。



今回これまで何度試作をしても目標に達せなかった事が出来たのは、
過去に試作したZTWのサンプルとは製造工場が全く変わっていて、
以前の試作品を聴いた方なら分かると思いますが、
中音域が濃すぎて高音の一番上が薄く聴こえるという事で発売には至りませんでした。



それを20年ぶりに設計も製造工場も変えてもう一度チャレンジという事になった理由は、
39年ぶりにFM山口で自分が担当していた番組『ディスコ・フリーク』を復活させるにあたって、
フォレスターの車中をスタジオの様な音にするという事で、
ソース側のチープさを補うために大型のツイーターで中音域の近くまで再生したい!という思いから
ZTWーLTD35が完成しました。



39年ぶりのスタジオワークでは、コントロールコンバーターのバージョンアップも行って、
シルバータイプのピュアコンの中のコイルも小径で一から手巻きの物を使うなど、
スタジオの音を車内で再生という意味では昨年大きな進化がありました。



これは自動車メーカーがレースやラリーで培った技術を市販車に活かす様な事で、
音楽番組を制作するスタジオワークは元々のピュアディオの音造りの根源で、
今回は古い楽曲を圧縮音源で聴いても80年代にレコードプレイヤーで聴いた様なグルーブ感が得られる、
という目標で音造りをしていました。



コントロールコンバーターに関してはこんな質問もありました。



「コントロールコンバーターを使う様になってから、
80年代に聴いたレコードプレイヤーの艶のあるあの音の様な感じがするのですが
何かレコードプレイヤーみたいな手法を使われているのですか?」という事を聞かれた事も何回かありました。



実はコントロールコンバーターの中には左右のペアリングをきちんとしているトランスが入っていて、
トランスは巻きの多いコイルとコイルを向かい合わせに付けていて、磁気の変化を非接触で飛ばしているので、
左右のアースラインも入出力のアースラインも完全に断絶しているので、あの艶のある音が表現出来るのです。



アースラインの断絶は耳に聴こえないレベルのノイズの進入を防ぐ事が出来て、
左右のアースラインを断絶する事で左右のセパレーションは格段に良くなり、
1990年代はライントランスに10万円以上かけて取り付ける人がいたぐらい重宝されていた時期があって、
実際にはライントランスの価格以下で上質なホームオーディオ用のボリュームで絶妙なレベル調整が出来て、
画期的な製品となっています。



他にお客様からよく言われるのは、
「社長はお客さんのために製品を開発していると言われていますが、
実際には自分が欲しい製品が無いからそれを自分用に作っていて、
しれを販売してヒットさせているんじゃないですか?」と言われますが、半分は合っています。



実際には試作の期間は自分が聴けても、きちんとした製品になった時にはお客様の納期優先で、
コントロールコンバーターはなかなか自分の車に付ける事が出来なかったので、半分合っている事でしょう。



続いてはピュアコンについての質問で、「1990年代にピュアコンが発売された時には、
ピュアコン=トレードインスピーカーの音を良くするための物で、
発売当時はこんな感じでブラックボックスのみで、後付けのコイルがありませんでしたが、
半年後に後付けコイルが標準になりました。



35年前の国産メーカーのトレードインスピーカーのパッシブネットワークはコイルとコンデンサーを
熱収縮チューブで包んだ粗末な物で、
その値を拡大コピーしてブラックボックス内に入れたのがピュアコンの始まりでした。



ただメーカーの値はツイーターの音域が広すぎて、
ミッド側は何も制限せずに高音域まで垂れ流しで、同じ音域が広範囲に重なっている状態でした。



そこをツイーターの音域を適切なレンジに変更して、
ミッドの高音域は車のドアスピーカーの高さやグリルの音のヌケに合わせて後付けコイルの値を変更する事で、
まるで羽が生えた様に作れば作るほど売れるというのが当時のピュアコンでした。



その国産のトレードインスピーカーの音を良くするという役目も1997年ぐらいから陰りが見えてきて、
それは国産のトレードインスピーカーの構造や音がどんどん変わってきて、
あまりに音を作り込んでいるので、
ピュアコンを間に入れても本来の音楽に近づかず、
トレードインスピーカーに取り付けるテストをしても予想の音には近づかないという事で、
1999年には「ピュアコンは国産のトレードインスピーカーとは組み合わせないで下さい。」という事を
現場に言う様になりました。



当時はスタートした時がトレードインスピーカーの音を良くするという触れ込みだったので、
大きく売り上げを失う事になったのですが、クセがあまりなかったトレードインが、
ある時期から突然クセが強くなったので、そこはどうにも出来ません。



その代わりに登場したのクセが付いていない純正のドアスピーカーをそのまま使用して、
輸入物のクセの付いていないツイーターと組み合わせて販売する『ベーシックパッケージ』の登場で、
2000年を境に大きくビジネススタイルが変わって、
2001年には自社ブランドの『サウンドピュアディオ』の製品の販売を始めました。



そんな1990年の前半のトレードインスピーカーにピュアコンを付けておられた方からすると、
方針が180度変わっているので、「以前は言っている事が違っていた様な?」と思われても、
トレードインスピーカーの構造も考え方も変わっているので仕方ない事です。



ちなみに1990年代の初頭のトレードインスピーカーは、
構造がシンプルで材質は今よりも良く、音がギラギラしていないという風に表現したら合っていると思います。



という事で、年末・年始の営業でよく聞かれた、お客様からのお話をまとめてみました。



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