取付ブログ
昨日と今日の福岡店
2022-04-13
毎週火曜日は宇部店と福岡店はお休みで、福岡店は週休2日なので水曜日もお休みです。
自分はほぼ毎週火曜日に福岡店に出て来て仕事をしていて、昨日はレクサスLSに乗って日帰りで
福岡に行っていました。
福岡店のピットには三菱のデリカD5のフルシステムの作業と・・
トヨタのスープラのベーシックパッケージの作業が入っていました。
新型スープラは初めての入庫で、データ―を取らないといけないので、お預かりの日にちを頂いて
開発を行っています。
ただ初めての入庫で更にプレミアムサウンドシステムと、開発に時間がかかっていて、
昨日の定休日に作業をしながらも、今日も福岡に行って開発の続きを行います。
現在は宇部店にいて、朝の段取りが終わったら一度北九州市のクロスFMの北九州ダイハツ販売スタジオに
行って、1時30分ぐらいからⅮAY+の中で喋って、それから福岡店に向かいます。
昨日はレクサスで今日はアウディQ5で移動して、乗る車を変えないとスピーカーのレイアウトや
音が同じ車を聴き続けていると耳が慣れてしまうので、車やシステムをなるべく変えて移動する様にして、
耳が偏らない様に工夫しています。
福岡店にはピュアコンのコイルを作る時に使う測定器が宇部店と同じ物が用意してあって・・
手作業で空のボビンから巻き上げて行って、測定して正確なコイルをその場で作る事が出来ます。
ボビンに刻みを入れて、少しづつ巻く長さを変えて、正確なマイクロ数でコイルのインダクタンスを
決めて行きます。
これでピッタリ10マイクロのコイルが完成しました。
上がコイル用の測定器で、コンデンサも計測は出来ますが、
下の測定器は4ケタ表記のピュアコンを作るためには必要な精度の高い物で、
以前から福岡店用を注文していたのですが、半導体不足もあってなかなか来ず、
先日やっと福岡店用が届きました。
これがもう一台ないと4桁のピュアコンを作るためにしょっちゅう宇部店に戻らないといけなくて、
日帰りを繰り返していましたが、これが手に入れば少しは楽になります。
ブログを書き終わったら宇部店を出発して、北九州市に向かいますが、福岡店のピットが忙しいために、
今日は水曜日ですが福岡店は稼働しています。
ゴールデンウイークのドライブを快適に過ごせる様に、良い音に仕上げさせて頂きます。
ホンダN-ONE スピーカーの音質アップ
2022-04-11
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、ホンダのN-ONEです。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張と防水シートと純正の16センチスピーカーを一度取り外して、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
その場所の響きの周波数に合わせて、共振点の違う材質を響きの中心に貼り付けるピンポインとの
防振を行って、トータルでドア全体の響きを静めています。
ブチルゴムを大量に使う方式と違って小気味良いサウンドになるのと、
防振効果が高い割にドアが重たくならないのがメリットです。
純正の16センチスピーカーと防水シートを元に戻して、内張を組み付ければドアの作業は完了です。
ダッシュにはスタンドを使って適切な仰角と振り角を付けた、
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
純正の16センチスピーカーと組み合わせて上質な2WAYスピーカーとして使用します。
なぜベーシックパッケージは純正のドアスピーカーを使用するかという事を説明しますと、
国産メーカーのトレードインスピーカーは車のドアでこもりやすい400ヘルツ付近をはじめから弱くして、
それで音がスッキリして聴こえさせているのですが、
この400ヘルツ付近は音楽の成分としては実は重要な音域なのです。
例えば自分がコンサートを主催した時に会場を借りる時に、
会場に備え付けのピアノを使用する時に会場から、
「開演前に調律師を手配しますが、調律は441にされますか?、それとも442にされますか?」
と聞かれます。
441とは441ヘルツを基準にピアノの調律を行い、
442とは442ヘルツの1ヘルツ高くピアノを調律して、
ジャズなどのアップテンポの場合は442で調律を行う事が多いです。
そのピアノの調律の基準になる400ヘルツ付近を車のドアでこもるからと初めから弱くしていると、
音楽を知らない人は「こもりが無くなって音が良くなった。」と感じるでしょうが、
音楽に詳しい方が聴かれると、「これは明らかにおかしな音だ。」という話になります。
それならその音域をイコライザーで持ち上げればレベル的には同じ音量になりますが、
それはもう音色的にはおかしくなってしまうので、
あえてトレードインスピーカーを使わずに純正のドアスピーカーをそのまま使用しています。
変なクセを付けていないスピーカーであれば純正と交換して更に音を良くするという事も出来ますが、
音にクセを付けてメリハリを付けるのと、音を整えて本来の音楽に近くするのは全く手法が違うというか、
ジャンルが違うと言っていいぐらいの差があります。
そして純正の16センチスピーカーとATX-25ツイーターの音域分けとインピーダンスとレベルの
コントロールはグローブボックス下に取り付けたピュアコンで行います。
今回も純白のボビンにピンクのラベルの、自分が一から手作業で巻き上げたコイルで上質な音を再生させます。
そして楽ナビの音調整画面を出して、まず音場設定を一度かけてみたのですが、
あまりに音がどぎついのでここはオフにして・・
タイムアライメントも音色がズレて聴こえるのでここもゼロにしました。
内蔵アンプの出力がフラットではなかったので、イコライザーをあれこれと調整してレベルを合わせて、
最終的に聴感上のフラットにセッティングしました。
夕方にお客様が車を取りに来られて、音の仕上がりを聴いてかなりの変化に驚いておられました。
お客様は店内に飾ってある某ボーカリストの型のファンで、
自分の好きなボーカリストに実際に会って生の声を知った上でのセッティングには、
十分満足して頂いたのではないかと思います。
日産オーラeパワー BOSEサウンドシステム車の音質アップ 後編
2022-04-10
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、日産のノート・オーラeパワーです。
ディスプレイの裏もシートの下もBOSEのアンプが見つからないと探していたら、
以外にもラゲッジルームの下にあったので、ここで信号を探り出して、帯域やインピーダンスを調査しました。
このアンプは4CHかと思っていたら6CHありました。
ピラーの根元にはドームの小さなツイーターが付いていて、指向性の幅も狭かったので、
25ミリ外ドームタイプのATX-25をダッシュ上にスタンドを使って取り付けたら、
かなり音場が広く感じる様になりました。
当初はブラックボックス2個のコイル2個の通常の4ピース構成のピュアコンで音調整を始めたものの、
ノーマルのオーラと同様にこのディスプレイオーディオではブラックボックス4連でないと
良い音は再生出来ず、合計6ピース構成のピュアコンで最も生音・生声に近い組み合わせを探りました。
ノーマル車でかなり苦労しただけあって、BOSEサウンド車ではブラックボックスのメインユニット4種と、
白いボビンの一から手巻きしたコイルを9種類の交換を行った所でピークポイントが見つかりました。
問題はパーソナルスペースと呼ばれるヘッドレストスピーカーのレベルで、
お客様は気持ち悪いので最小にしているという事でしたが、一度マックスで鳴らしてみたら・・
助手席のヘッドレストの右のユニットの右チャンネルの音が左耳に入って来て、これはやはり気持ち悪いです。
レベルが半分かミニマムの時に最適な音になる様にセッティングしてあって、
全くヘッドレストスピーカーを鳴らさなくても、
ステレオ効果でフロントスピーカーの左右の間に自然に音像が浮く様なセッティングになっています。
一番驚いたのはステレオ効果以上に低音の体感音圧がインピーダンスの整合性を上げた事で上昇して、
バスをマイナス1クリックしてトレブルを1クリック上げた所が聴感上のフラットとして聴こえました。
音調整はFMラジオとスマートフォンで、スマートフォンには調整用CDの全ての枚数が録音してあり、
最後はⅮEENさんのアルバム『ポップ・イン・シティ』からプラスティック・ラブで
池森さんの声がきちんと合っているか確認しました。
5月3日はⅮEENさんのライブがZepp福岡で行われますが、
コロナの影響で客席に座った人は楽屋に入れないという決まりの会場もあって、
コンサート終了後にお付き合いのあるアーティストさんに会えなかった事もあり、
今回がお会い出来るかどうかまだ分からない状態です。
話がそれてしまいましたが、ノート・オーラeパワーのBOSEシステムは、
ノーマルのもどかしいサウンドから、スキッとしてパワフルな本来の演奏・歌声に近い音に改善されて、
専用のベーシックパッケージは多くのオーラ―のBOSEサウンドで悩んでおられる方の
救世主となる事でしょう。
日産オーラeパワー BOSEサウンド車の音質アップ 前編
2022-04-09
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、日産のノート・オーラeパワーです。
以前オーラが入庫した事があるのですが、
今回はヘッドレストにスピーカーが付いているボーズサウンドシステム車です。
ドアにはBOSEのマークの付いたグリルの奥に専用の16センチスピーカーが付いていて・・
ピラーの根元に小型のスピーカーが付いているフロント2WAYです。
リアドアは16センチのスピーカー位置はありますが、これはノーマル車用で・・
中はウレタンで塞がれていて、リアスピーカーは有りません。
リアシートに座って音を確認するとヘッドレストスピーカーの高音と中音域の上の方が混じった音が聴こえて、
フロントドアの低音が遅れて聴こえるという感じでした。
それ以上にヘッドレストスピーカーは前席だと頭の後ろでLRで聴こえるのが、
目の前でヘッドレストのLチャンネルが聴こえて、Rチャンネルが右と左の両方から聴こえる
(運転席の後ろで)状態で、全席以上に不満が出る作りです。
そこで前席に座ってこれをどう改善するかを考えて、
サウンド設定の画面を出すとバスとトレブルが物足りないかやや上がっていて、
車速連動ボリュームがマックスで・ ・
パーソナルスペースの機能もマックスになっていました。
このパーソナルスペースの機能は実際にはフェダー機能で、
フロントスピーカーの音量が固定でヘッドレススピーカーの音量の強弱を決めていて、
下の写真の状態がヘッドレストスピーカーの音量がミニマムとなります。
新型ノートやノート・オーラのディスプレイオーディオでは通常のピュアコンではなくて、
ブラックボックス4連のかなりのパーツ点数が必要なタイプで、
これからオーラのBОSEサウンド車で最適な組み合わせを探して行きます。
明日にはノート・オーラのBОSEサウンド車専用のベーシックパッケージの内容をお届け出来ると
思いますので、明日以降の後編をご覧下さい。
サウンドピュアディオからのお知らせ
2022-04-08
サウンドピュアディオ宇部店・福岡店からお知らせです。
毎年ゴールデンウイークは3連休を頂いていますが、
今年のゴールデンウイークは後半の5月3日・4日・5日をお休みとさせて頂きます。
休暇中はお客様にはご不便をおかけ致しますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。
そしてサウンドピュアディオが連休の初日の
5月3日にZepp福岡でDEENさんのライブが開催される事をお知らせ致します。
既にチケットを入手されているお客様もおられますが、コロナ禍のために前回は座席数を半分に減らしての
開催となりました。
そのためチケットの入手が難しくなり、通常よりはかなり早くソウルドアウトとなりました。
もし5月3日のDEENさんのライブに行きたいと思われている方は、
早めにチケットの購入される事をお勧め致します。
最後のお知らせが、本日で4年間サウンドピュアディオのトップエンドのデモカーとして活躍した
BMW740eが役割を終えて、業者に渡される事になりました。
もうレクサスLSの新デモカーが届いていますが、
ここ2日は両社の比較試聴や輸入車のトレードインスピーカーの試聴などを行っいましたが、
昼前には防振以外の部分はノーマルに戻して業者に渡されます。
7シリーズを攻略しておけば5シリーズや3シリーズに対応出来るだろうという役わりと、
宇部店・福岡店の移動の足として4年間活躍してくれました。
4年間で7万キロ弱走りました。
これから福岡の業者に向けて走るのがラストランとなります。
BMWのデモカーは340I⇒530e⇒740eと3台続いていて、
実はその前に間が空いてアルピナB10V8という変わり種のデモカーも存在していました。
常に極めた面白い事を求めて、サウンドピュアディオのデモカーはこれからも変わり続けて行きます。
以上サウンドピュアディオからのお知らせでした。