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取付ブログ

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デリカⅮ5 カーオーディオの音質アップ その3

2022-04-23
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、三菱のデリカD5の続きです。



ドアの純正16センチスピーカーを取り外して、インナーバッフルを製作して、
その上半分に金属シートでレインガードを作って、マグネットや端子が濡れない様にしています。



そこへ13センチサイズのピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けます。



13センチにサイズを絞った事と、コストがかかったケブラーコーンを使用する事で、
濃くて正確な中音域を再生する事が出来ます。



フロントの内張を取り付けると、グリルの奥に黄色いケブラーコーンが見えます。



ダッシュの上にはワンオフでワイドスタンドを形成して、水曜日に宇部店で植毛塗装を行って、
JU60ツイーターを取り付けました。



車輛にはっているスピーカーケーブルはピュアディオブランドの最高級ケーブル・PMBを使用して、
低ロスで正確に音を送っています。



システムは以前乗られていたお車から移設して来ていて、
フロントスピーカーと25センチウーファーを鳴らすナカミチのPA-2004のPバージョンと・・



ピュアディオで中身をチューンしたチャンネルディバイダーを取り付けました。



ウーハーはピュアディオブランドのZSPのシルバーバージョンで・・



上に頑丈なグリルを付けて、荷物が当たっても大丈夫です。



ここから先は細かい組み立てと音出し調整となり、その4でデリカD5のブログは完結すると思われます。


 

レクサスLS カーオーディオの音質アップ

2022-04-22
今日ご紹介する1台は、水曜日と木曜日の宇部店の作業から、当社のデモカーのレクサスのLSです。



レクサス純正のナビオーディオを活かして、
一度JU60を使ったプレミアムベーシックパッケージの状態で改正させていました。



純正の中高音を鳴らすコアキシャルスピーカーが少し内側に入っているためにステレオ感が乏しくて、
両サイドに高性能なJU60ツイーターを取り付ける事で音の広がりと輪郭が大きく変わりました。



またセンタースピーカーのレベルが高く、ほとんどモノラル音が目の前から聴こえる状態を、
JU60のステレオ効果でセンターの音は絞った方がバランスが良くなり、
アッテネーター回路を入れてフロント7スピーカーのトータルのバランスを取りました。



これで一度は完成していたのですが、プレミアムベーシックとしては出来が良いものの、
その直前まで乗っていたBMW7シリーズは、ドアのスピーカー交換してあって、
パワーアンプとイコライザーが入っていて、どうしてもそれと比べてしまうと物足りなく感じてしまいます。



そこで水曜日に3人がかりで、木曜日は2人がかりで一気に作業を進めて、
7シリーズの時と同じレベルまでのシステムまで組み上げました。



まあ組み上げたと言っても仮設で4CHのパワーアンプと、
ピュアディオチューンのデジタルプロセッサーと、
今回はフロントの低音と中高音をミックスするコンバーターを入れて、
それも一度バラバラにしてハンダ付けをやり直せる所は全てやり直して、
更にコンデンサも換えれる所は全て換えてのスペシャルバージョンで、フルレンジの信号を作り出しました。



ドアのスピーカーは18センチウーファーから
ピュアディオブランドのZSP-LTD15に換えて下限100ヘルツまでの中音域を鳴らして、
純正のコアキシャルは鳴らなくしてJU60とでフロント2WAYでピュアコンを通して駆動しています。



100ヘルツ以下はリアトレイの純正ウーファーで鳴らしていて、
ピュアディオチューンのデジタルプロセッサー経由でチャンネルディバイダーとイコライザーが
かかっています。



リアドアの純正スピーカーは鳴らさなくていいかなと思ったのですが、
ここが鳴っていないとバランスが悪いので、少しレベルを下げて鳴らして、
センタースピーカーがアッテネータ回路経由でナカミチアンプで5スピーカー鳴らして、
純正アンプで3スピーカー鳴らす8スピーカーの超プレミアムサウンド車に変わりました。



車自体の調整機能は3トーンをフラットにして、
サラウンドオフでALSを使うか使わないか何度も入り切りを行って・・



最終的には31バンドのイコライザーで音を調整して、
ノーマルのレクサスLSでは絶対に表現出来ない音を再生させています。



後はピュアコンを専用設計の物を作って細かく音を追い込んで、
トランク周りを綺麗に造作したら出来上がりです。



このクラスの輸入車は全てディスプレイオーディオでCDもDVDも再生出来なくなっていますが、
レクサスLSの魅力はブルーレイディスクも再生出来る所で、
市販のディスク以外の自宅で作ったブルーレイも再生出来て、
それがエアサス付きのラージセダンで可能になって、まさに夢のカーオーディオシステムとなっています。



新・お客様の質問にお答えして 第20話

2022-04-21
新・お客様の質問にお答えしてのシリーズも、遂に20話となりました。



旧シリーズが確か18話で止まってから1年以上経ってからのスタートだったのと、
その間に新しい読者の方が増えたのと、更にここ数年で車の純正オーディオが大きく変わって来て、
そのシェアも急激に増えているので、新しく仕切り直しています。



20回という節目という事もあって、昔話的な20年前によく有ったお客様からのご質問というか
要望をいくつかピックアップしてみます。



20年前はまだカーオーディオは全盛期を少し過ぎた頃で、
全盛期は1990年から1996年ぐらいがピークで、2002年はやや下降気味で、
2001年にピュアディオブランド及びピュアディオ商品がスタートしたばかりでした。



当時はまだ自分はブログというものを始めていなくて、数か月に1度ユーザーの方を集めた
『ユーザーミーティング』という事を行って、その会場でお客様からのご意見を聞くという催しでした。



その中で最も多かったのが、
「サウンドピュアディオの製品が音が良いのなら、カーオーディオのコンテストに出して優勝して欲しい。」
というご要望がかなりありました。



それに対して自分は
「コンテストに勝とうと思えば通常の音造りではなくて、もっと勢いを付けたり作り込みに時間をかけて、
当社では使わないタイムアライメントを使わないと無理なので出来ません。」とお答えしたところ、
「日頃の音造りとは違っても、コンテストに勝てる車を一時期でも合わせて作って欲しい。」
というご要望もありました。



しかし、「日々のお客様の音造りで精一杯で、わざわざ違う音を作る時間がありません。」
と自分はお断りしていました。



これと似た様な質問で、「ZSPはカーオーディオの専門誌で全く評価されていないので、
是非評論家の先生に褒めてもらう様にして欲しい。」というご意見もありました。



それに対するお答えは、「他の評価されているスピーカーの様にするには、
雑誌対策や評論家の先生のご機嫌取りなどかなりの費用がかかって、
それを使った場合ZSPの価格は倍ぐらいになりますが、それでも買って頂けますか?
それとも知る人ぞ知る製品として今の価格とどちらがいいですか?」とお答えしたところ、
全員が今の価格がいいという話になりました。



実際に同じ製造工場で作っている同じ様なフレームやマグネットなどの構造の物では
倍ぐらいの値付けだったので(音のチューニングは違うが)、かなりお買い得感はあったと思います。



前の話に戻って、コンテストの話では、
「将来的に純正オーディオが変えられない車や、インピーダンスが特殊なプレミアムサウンド車が
増えた場合に対応出来る様に、インピーダンス変換技術を磨いて10年後・20年後に備えると、
わざわざやり方の違うデモカーを作って賞をもらう時間が無駄になります。」と、
数カ所のユーザーミーティングの会場で同じ回答をしていました。



あれから20年が経ってどうでしょうか?



インピーダンスが特殊なプレミアムサウンド車がどんどん増えて、その対応に毎週追われていて、
タイムアライメントを使ったコンテストに勝つための時間を使わなくて良かったという事は、
当時のミーティングに参加された方も今は、「そういう事だったのか。」と、納得して頂いているはずです。



ただ2002年当時はお客様に納得して頂ける強い根拠も無かったのも事実で、
2006年から三味線奏者の上妻宏光さんとのお付き合いが始まって、
2007年からはDEENのボーカル・池森秀一さんとのお付き合いが始まって、
後のそのお二人からどんどん演奏者やボーカリストの方のお付き合いが増えて来て、
今の『生音・生声』と言っている根源になる体験で音造りが大きく進歩しました。



20年前に比べたら技術力が上がっているから、1台あたりにかかる調整時間というのは
短くなりそうなものですが、車側の大きな変化によって、
20年前にでは考えられない様な時間がかかっていて、
ユーザーミーティングではお客様のご要望にはお答えしていませんでしたが、
選択としては正しかったと今実感しています。



デリカⅮ5 カーオーディオの音質アップ その2

2022-04-20
今日ご紹介する1台は、福岡店に長期にお預かりしているお車のデリカⅮ5です。



福岡店は火曜・水曜の週休2日ですが、火曜日に福岡店にお預かりの車両がある場合は、
休みでも自分は必ず福岡店に移動して作業を確認する様にしています。



社員だと休みの日に仕事をしてはいけないのですが、経営者は働き方改革の対象外なので出て来ても
全く問題はありません。



作業は外板裏のベーシック防振の貼り位置の確認で、指ではじきながら音の響きの周波数と中心を見つけて、
防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



防振メタルはカーン!という高い響きの中心に貼って、
防振マットは低音か中音よりの低音かで貼る材質を変えています。



工場装着の防振材と合わせてトータルでドアの響きを静めます。



あまり沢山の防振材を貼っていないのは、貼り過ぎるとスピーカーの音が詰まってしまって、
音楽的につまらない音になってしまうので、必要以上の量は貼らない様にしています。



リアのスライドドアはかなり構造が入り組んでいて、フロント以上に細かなノウハウが必要になります。



日曜の夕方の時点ではツルツルの内張裏に粗目を付けてセメントコーティングが剥がれない様に
下地を作っていたところから・・



月曜日に塗り込んで、昨日はもう乾燥していました。




フロントドア2枚に・・



リアのスライドドア2枚に・・



ハッチ裏1枚と・・



左右のAピラーの内張裏にもセメントコーティングの施工を行いました。



デリカⅮ5のお客様はもう5台ぐらいお付き合い頂いていて、
長く落ち気合のあるお客様ほど防振の効果を実感しておられて、広い範囲の防振作業を希望されます。



フロントドアはZSP-LTD15を取り付けるので、サービスホールに金属シートを貼る防振を行っていて、
方ドア3層のフル防振にしてあります。



インパネ周りはまだバラバラの状態で、これより後の作業はその3でお届け致します。



日産オーラ BOSEサウンド車の音質アップ その後

2022-04-18
昨日の午後の福岡店では、先週納車させて頂いた日産のノート・オーラのBOSEサウンド車の
ピュアコンの改良を行っていました。



助手席側のキックパネルなどを外して、コイルやブラックボックスの交換を行いました。



先週の時点ではボーズのパーソナルスペースを半部で効かせた所で調整を行っていて、
それを半分以下からゼロの間でマッチングする様に値を変えました。



全開に比べると半分でもかなり左ヘッドレストの右チャンネルのスピーカーの音が弱くなったつもりでしたが、
日常の走行で使われているとボーカルの張り出しが以前乗られていた普通のベーシックのWパッケージより
弱いという事で、最終的には0もしくは1クリックプラスという状態でセッティングを取りかえました。



オーラのボーズサウンドはドアスピーカーの真ん中にメタル構造のパーツが付いていて・・



ピラー根元のツイーターはサイズが小さくて周波数レンジが狭いので、
ピュアディオブランドのATXー25でワイドレンジ化しています。



日産のノート系のディスプレイオーディオは音にクセが強いので、
ピュアコンがブラックボックス4連にしないとうまくマッチングが取れず、
シングルパッケージの値段がWパッケージと同じになっています。



福岡店のピュアコンの棚はL型になっていて、
これだけ種類があってもオーラのボーズサウンドにピッタリマッチングする物がなくて・・



宇部店でこれまでに無い規格の物を3種類作って来て取り付けてみました。



ピュアコンのカスタマイズは福岡店でも出来るのですが、これはコンデンサの交換だけで、
ブラックボックスの中のコイルは接着剤で固定してあるので交換出来ず、コイルの値が変えてある物で、
これまでに無い組み合わせの物を3種類作って来ました。



コイルとコンデンサの組み合わせで周波数レンジと音色が決まって、
周波数レンジは調整出来ても音色に関しては、コンデンサに対してコイルが大きめは音に芯がある
しっかりした音色になり、コンデンサが大きめでコイル小さめでは高音がシュっと切れる鋭い音になり、
これがインピーダンスの高い低いによる音色の調整で、
棚にあれだけのストックがあっても新型のプレミアムサウンドでは新しい値を作る必要が出て来ます。



市販のパツィシブネットワークでコイルもコンデンサも交換出来ず、
スイッチの切り替えでツイーターのレベルが変わるだけで、これでは当社でいう音色調整だけでなく、
周波数レンジも変える事が出来ません。



ピュアコンのコイルとブラックボックスを何回か変えて、ボーズ・パーソナルスペースが0か1クリックで、
かなりボーカル音域が太いというか、本来のベーシックパッケージのレベルの音に仕上がりました。



結果的にヘッドレストスピーカーはほぼ使わない状態になりましたが、お客様には喜んで頂けたので、
これからはヘッドレストスピーカーの存在はいりますか?それとも音色重視で存在は必要ありませんか?と
お聞きして、どちらか選択出来る状態でお話したいと思います。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
福岡県福岡市東区箱崎7-1-6
TEL.092-260-3660
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