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取付ブログ

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フォルクスワーゲン・パサート スピーカーの音質アップ その2

2022-03-06
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業の続きで、フォルクスワーゲンのパサート・バリアントです。



大型ディスプレイのVW純正のナビオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取り付けと、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。



工場装着の防振材が貼ってない部分の響きを調べて、3種類の防振マットと防振メタルを貼り合わせて、
ドア全体の響きを押さえました。



内張のセメントコーティングの効果と合わせて、かなり静かで心地よいドアに生まれ変わりました。



樹脂製のインナーパネルが響くので、金属シートを貼り付けて、ブーミーな響きも抑えています。



またパサートの18センチスピーカーは低音は出るものの、その分中音域の一番上が不足して聴こえるので、
今回はツイーターはアップグレードのATX-30Jを使用して、ツイーターの下限周波数の伸ばして、
中音域の上の方をカバーしています。



パサートのお客様が言われていた、高音が突き刺さって疲れる感じがするという部分は、
外ドームツイーターの広がる特性のツイーターで、純正よりもかなり前の方に移動して、
かなり余裕を持って聴こえる様に改善されました。



オーディオの音はグローブボックス内のプレイヤー部の後ろに付いていて、
一度手前にプレイヤーを取り出して、裏にピュアディオブランドのPSTケーブルを接続して、
グローブボックス下のピュアコンまで低ロスで送っています。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、6ピース構成のピュアコンを取り付けて、
実質的にパサートでは4ピースを音調整で使って、残り2ピースはポップノイズ防止のパーツとなっています。



18センチのミッドバスで低音が強いので、スタジオレベルを基準にしてバスを1クリック下げて、
ツイーターのドームの面積を大きくして中音域の上の方をカバーしていましたが、
これでも少し足らなかったので、ミッドを1クリック上げた所がスタジオ用のスピーカーと
同じレベルと判断して、ここで調整を終了しました。



そしてパサートのオーナーの放送関係の方が車を取りに来られた時に試聴されて、
「これはスタジオの音がしている!」と驚かれてて、
「毎日スタジオで聴いている様な音が車内で聴けるなんて!」と喜んでおられました。



普通カーオーディオをいじると純正の音からどんどん放送局から違う方向に行くので、
放送関係の方は純正のまま聴いているというのが常識なのですが、まさかスタジオの音色の方向に、
しかも純正をベースに出来るとはビックリと言われていました。



「放送関係の方という事はブログに書いてもいいですか?」とお聞きしたところ、
「これだけいいんだったら自分の名前を出していいですよ。」とお客様から言って頂きました。



オーナーの方はクロスFMの栗田善太郎さんで、以前の来店取材の時にデモカーを聴かれて、
「近いうちに新しい車が来るので、届いたら1週間ノーマルで聴いて、それから持って来ます。」と
言われていましたが、高音が思っていたよりも悪かったので、早めに入庫して頂いていました。



プロサウンド毎日効聴いておられる方が満足して頂ける音に仕上がって、ほっと安心しているところです。



フォルクスワーゲン・パサート スピーカーの音質アップ その1

2022-03-05
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのパサート・バリアントです。



純正のオーディオが高音が耳にうるさく聴こえるという事でご相談にみえて、
ベーシックのトリプルパッケージを取り付けて改善する事をご提案しました。



ゴルフⅦも同様に長時間のドライブで高音が疲れて来ると言われる方が多く、
ピラー根元の位置とツイーターの質感と高音のみ再生させるフィルターの質感と、
マグネットが車体の鉄に近くて磁力線がねじれるなどの理由から疲れる高音になりますが、
パサートではピラー根元にツイーターは付いていません。



ドアの上部に真横に付いているのいで、これは耳に近いのでゴルフⅦよりも更に疲れるでしょう。



このドアの内張を見た時に福岡店の柳井君が、「アルティオンに似ている!」言いましたが、
アルティオンがパサートをベースに作られているので似ています。



以前入庫したアルティオンではドアの中央に中音用のスコーカーが付いていましたが、
こちらのパサートはスコーカーが入っていない2WAYタイプなので、
その時のピュアコンのデーターが使えず、一から探り出します。



作業はまずドアの内張を外して、ベーシック防振を行います。



パサートではサービスホールを塞ぐインナーパネルが大きくて、樹脂がかなり響くので、
方ドア8ポイントの防振の2ポイント分の材料をインナーパネルで使用します。



スピーカー裏には工場装着の小さな防振材が貼ってあるので、これと後付けの防振材を組み合わせた状態で
響きを調整します。



インナーパネルの後ろには複雑な形をした工場装着の防振材が貼ってあって、
こういう所は防振メタルの様な小さくて防振効果の高い材質を間に貼って、
トータルでドア全体の響きを静めます。



外した内張は表面と裏面の防振材が染みるといけない場所にマスキングして、
その後で表面に粗目を付ける下処理を行って、規則性を持たない様にランダムに厚い薄いを作って
セメントコーティングを行いました。



一晩寝かして乾燥させて、色が薄い茶色に変わったら細かい部分までマスキングしたシールを剥がして
ドアに戻します。



パサートのドアスピーカーは18センチサイズでかなり低音が出るタイプで、
エッジの手前にある3カ所のゴムのドットで音に重みを持たせています。



18センチの表面に対して前後のストロークがあるので、防振の効果でこれまで逃げていた低音が
しっかり車内に入るので、トーンコントロールで減らしても良いぐらいの量が出るでしょう。



今日のブログではここまでで、続きはその2に掲載いたします。



新型ノートeパワー カーオーディオの音質アップ その2

2022-03-04
今日ご紹介する1台は、先日からの福岡店の作業の続きで、日産の新型ノートeパワーです。



ドアの内張にアウター・スタントのバッフルを製作して、
斜め上を向いている穴の両側に金属のリングを貼り付けて、バッフルとドアの金属部分を繋ぎます。



その表面にセメントコーティングを行って、一昼夜かけて乾燥させました。



ダッシュのATX-25ツイーターの横の内張は取り外して、セメントコーティングの施工を行っています。



リアのハッチ裏の内張も外して、セメントコーティングの施工を行っています。



セメントコーティングは最初は青白い色が、乾燥すると化学変化で茶色がかって来て、
物質が変わった様に見えますが、ただの石灰石ではなくて、混ぜ物がしてあって若干のたわみを持たせていて、
車の振動でひび割れしない様に調合してあります。



今回は防振関係はかなり力を入れていて、ラゲッジの底とサイドの内張を外して、金属部分に防振を行い・・



リアシートの座面も外してこれから防振作業を行います。



新型ノートはまだ軽いシステムしか取り付けた事がなくて、初めての本格的な防振作業とアウター加工に
なります。



(これより先はその3に続く)



今日はホームオーディオスピーカーを配達

2022-03-03
今日の朝は日産のNV200を店の入り口に付けて、ホームオーディオのスピーカーを積み込んで、
お客様のお宅に配達に行きました。



店内で傷が付かない様にエアーキャップで包んで・・



スピーカーの下に敷くラックと一緒に積みました。



スピーカーは横に置かないと倒れるといけないので、荷室が大丈夫な事を確認して・・



自分が運転して息子を乗せてお客様のお宅に向かいました。



運転はチョコレートプラネットの和泉元也のモノマネの様に「そろーり、そろーり。」と走りました。



そしてお客様のお部屋にスピーカーを運んで、アンプのバス・トレブルと、
スピーカーのツイーターとスコーカーのレベル調整を行って、
DEENさんのポップ・イン・シティのCDと、FM山口のスタジオからの音声を基準にして、
その二つがきちんと音色が合っている事を確認してセッティングが終わりました。



お客様から設置したスピーカーの写真を掲載してもよいという事だったので、掲載さてて頂きます。



車でサウンドピュアディオの音で耳が慣れておられて、
普通のホームオーディオのスピーカーでは満足出来ないという事で、
JU60ツイーターとZSP-LTD15を使った車と同じ音色で鳴るスピーカーを納品させて頂きました。



ベースモデルのJBLの4319と比べるとツイーターとスコーカーが交換してあり、
現品とネットを画像を比較して、見るからにコストが違うという事が見て取れました。



そしてそれまでお使いだったスピーカーをNV200に積んで、宇部店へと帰りました。



大型量販店のオーディオコーナーで物凄い数のスピーカーを聴き比べても、
ピュアディオチューンの様な音色のスピーカーには出会えなかったそうで、セッティングの様子も見られて、
元の音や声を知っているからの、プロサウンド的な音に仕上がって、お客様には大変満足して頂きました。



新・お客様の質問にお答えして 第17話

2022-03-02
新シリーズになって17回目になったお客様の質問にお答えするも、
新しい読者の方のために旧シリーズのおさらい的な事が多かったのですが、
最近の井川ブログで初公開した画像に関する質問を頂きましたので、早速お答えしたいと思います。



その問いは「1週間ぐらい前にピュアコンの内部で使うコンデンサーに、
ハンダ付けで熱を加えると沢山クリップをして、エアーで急冷却をかけても値がズレるという写真が
出ていましたが、クリップしたり冷却しないとどうなるのですか?」という内容でしたのでお答えいたします。



元々ピュアコンはベーシック用もJU60用の2桁表記の物を使用していたのが、
サウンドピュアディオが音楽番組を始めて、その制作の時に多くのボーカリストの生の声を聞ける様になって、
「今の二桁表記のピュアコンの精度では出せない表現がある」と気が付いて
測定精度を10倍に上げて3ケタ表記で正確な制度で左右を合わせる、
実際には4桁目まで正確に測定して選別に上げました。



ただ音楽番組を続けていると3桁でも本当は足りないのでは?と思い出して、
そこからもう10倍測定精度を上げて、4桁表記の5桁目を正確に測定してしていて、
ただしそこまで左右をペアリングすると片側2個のコンデンサを合成して容量を出さないと
希望の値が出ないために、あらかじめ測定したコンデンサを細かい数値で分類してストックして、
そこから取り出して合成して、必要な値に合わせてハンダ付けしていました。



ただし自分の中で合成コンデンサは音が悪いというイメージがあって、
でも細かい数値を出すにはそれが必要で、何故合成すると音が悪くなるかを調べたら、
ハンダ付けの前と後で値が変わっている事に気付きました。



そこで放熱クリップの数を増やすと数値のズレが少なくなって、音の荒さも無くなって来て、
「ここが原因だったのか!」と知る事になりました。



そのズレに関しては「もしクリップが少なかったり、クリップが無いとどのぐらいズレるのですか?」
という質問もお客様から頂いていて、先日の写真のズレの10倍かそれ以上というレベルでズレます。



ただその実験をすると使えるコンデンサがお客様に出せない状態になるので、
過去はそのぐらいズレるという事で数値が正確になっても合成を避けて1本物で何とか音を合わせようと
していて、実際にはなかなか合わなかったという仕事の仕方をしていました。



そのお話をしたら、お客様の方から更に「ハンダ付けをしなくて合成したら音が変わらないのでは
ないですか?」というご質問を頂きました。



確かにその通りなのですが、ネジ止めや寄り合わせなどで導通させると新品当初は音が良いのですが、
車室内の温度の上下や湿気などで接触面が酸化して来ると、先々はその性能は維持出来ないので、
そのためにハンダで囲って影響を受けない様にして、そのコンディションを長期間保つために
今の手法を取っています。



ちょっと既にユーザーの方でないと分かり難いお話でしたが、
メーカー製のパッケージのネットワークはクリップしてハンダ付け出来る構造ではないので、
どうしても滑らかな音が出せない状況にあると言っていいでしょう。



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