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取付ブログ

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ランドクルーザープラド スピーカーの音質アップ 前編

2022-02-16
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのランドクルーザープラドです。



マイナーチェンジ後のディスプレイオーディオ付きのお車で、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行っています。



プラドはもう何回目かのマイナーチェンジで、過去にかなりの台数のプラドの作業を行っていますが、
MCに合わせて一度調査を行ってから作業を進めて行きます。



ドアスピーカーは楕円タイプのミッドバスで・・



ダッシュにスコーカーとピラーにツイーターのフロント3WAY構成で、
ディスプレイオーディオからの音信号がフラットか高音強めか低音強めか調べて、
ピュアコンは専用設計で新たに起こすつもりです。



これが2000年代の初めの頃なら、ほぼ全グレード同じピュアコンでOKで、
マイナーチェンジをしてもマイナー前の物がそのまま使えます的な仕事でよくて、
今からすると考えられないぐらい楽な仕事というか、今の車はちょっとでも気を抜いたり、
これまでの値でいいかみたいな考えでいたら、「前の車の時に方が音が良かった。」と
直ぐに不満に思われてしまうので、一台一台正確に調査しながら作業を進めて行かないといけません。



まずはドアの内張と防水シートを外して、指で外板裏をはじきながら響きの中心と周波数を調べます。



そして響きの中心に貼る材質を書いてマーキングして・・



共振点の違う4種類の防振材を貼り合わせたらベーシック防振の施工は完了です。



外した内張はコーティング剤が染みていけない場所にマスキングを行って、
表面に粗目を付ける加工を行ってからコーティング剤を塗って行きます。



意図的に厚い薄いをランダムに作って塗ったら、時間をかけてコーティング剤を乾かします。



乾燥したら青白かったコーティング剤は化学変化で茶色っぽく色が変わって、振動の通過を抑えて、
更に断熱性も増します。



内張りは右に左へ動かすので、表面には厚いマスキングがしてあり、セメントコーティングを行うだけで
かなりの時間がかかっています。



内張りに柔らかい材質の防振マットを貼ってもあまり効果が得られず、特に防振材が震えて鈍い響きが
起こるので、音楽的にはカチッとした響きのセメントコーティングが、本来の響きに近い音が再生出来ます。



(後は後編に続く)



ホンダS660 カーオーディオの音質アップ

2022-02-14
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、ホンダのS660です。



ホンダ純正のディスプレイオーディオを装着したお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工と、ドアスピーカーの交換を行いました。



まずはドアの内張と防水シートを外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



全面に同じ材質を貼るのではなくて、響きの中心とその周波数を最初に調査して、
共振点の違う材質をピンポイントで貼る事で、ドアが重たくならない割に防振効果が高く、
響きのピークが出来ないので心地良いサウンドを鳴らす事が出来ます。



純正の16センチスピーカーを取り外して、JBLのクラブ602CTPのミッドに交換しました。



ツイーターはダッシュにスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-30Jを取り付けて、
広い周波数レンジの高音を再生させています。



S660は純正の音信号を取り出すのにかなり広範囲に分解する事が必要で、
ドアにはピュアディオブランドのPSTケーブルを通しているので、今回の作業は1日では仕上がらないので、
2日の工期が必要となりました。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、4ピース構成のピュアコンを取り付けましたが、
今回の組み合わせはS660では初めてだったので、S660にATX-30Jを使ったベーシックの値を
スタートして、何回かブラックボックスとコイルを変えて、最も生音・生声に近い組み合わせを探しました。



この組み合わせでは低音が強く出る傾向があって、トーンコントロールで低音を下げたり高音を上げたりして、
ピュアコンの値の組み合わせと合わせてかなりのパターンを試聴して、最も良い組み合わせを探しました。



何度も試聴を繰り返して、「もうこれ以上生音に近づかない!」という組み合わせにたどり着いたので、
そこで調整を終了しました。



コイルとコンデンサの値が変えられない、市販のパッシブネットワークでは絶対に表現出来ないレベルの音を
表現出来るのがピュアコンの良い所で、多くのお客様から「予想していたよりも音が良かった!」と
言われていて、S660のお客様はそんな知人の方の評判を聞かれて、来店されたそうです。



ルノー・トゥインゴ カーオーディオの音質アップ その3

2022-02-13
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、ルノーのトゥインゴです。



防振作業が終わってアウター・スラントのバッフルを製作して、
以前乗られていたお車からピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けました。



ダッシュにはワイドスタンドを製作してJU60を取り付けて、ピュアディオ推奨のハイエンドの
フロント2WAYスピーカーとなりました。



トゥインゴは後部座席の下にスペースがあるので、左下にナカミチのPA-1002Nを取り付けて・・



右下にピュアディオチューンの30バンドのアナログイコライザーを取り付けています。



助手席下には8ピース構成のピュアコンを取り付けて、その横にピュアディオチューンの
ハイローコンバーターを取り付けています。



一度音を鳴らしてみたら音色が妙に明るいので、純正スピーカーのインピーダンスを測ったら8Ωで、
ハイローコンバーターの入力が4Ω設定なので、インピーダンスの変換を行って8Ω動作にしました。



それでもフラットに聴こえないので、一度モノラルでスペアナ測定を行って、
その反対方向にイコライザーを動かしてモノラルのレベル上でのフラットを目指しました。



普通はスペアナは使用しないのですが、あまりにフラットからかけ離れていたので、
耳で追いかけるのが難しくて、モノラル測定で合わせた後に耳で聴いて、右の耳で聴く左の音と、
左の耳で聴く右の音を頭の中で合成してステレオイメージを作ります。



スペアナ測定に従ってイコライザー調整を行ったら、矢印の部分に極端なディップが出来てしまいました。



ここをレベルを上げれば見た目上はフラットに近かくなりますが、
こういう場合はツイーターの周波数とミッドの上限周波数が重なっていて、
音の出る方向の差で打ち消しあって、それでディップが出来ている事があるので、
イコライザーではなくてピュアコンの値を変えてこのディップを無くしてフラットになる様に合わせます。



また純正オーディオから出力されている音がフラットではないために、
トーンコントロールでどこまでいじって、イコライザーでここは上下して、
この部分はピュアコンで合わせてと、3カ所の組み合わせをあれこれと変えて、
ここからはスぺアナではなくて、聴感上のフラットを目指しました。



何度も調整を繰り返して、現在の調整の最後を締めくくるのはDEENさんのプラスティクラブです。



ボーカルの池森さんとはこれまで40回ぐらいお会いしていて、生の声を知り尽くしているので、
ここがピッタリ合わないと出庫出来ません。



純正のディスプレイオーディオなりに限界まで生音・生声に合わせて、これから出庫の準備に入ります。



マツダ・アクセラ BOSEサウンド車の音質アップ

2022-02-12
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、マツダのアクセラです。



マツダコネクトでBOSEサウンド車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、
Wパッケージの作業を行いました。



アクセラのBOSE車は、ボーズのマークが入ったスピーカーグリルの奥には、
フロントマグネットのウーファーが付いていて、車両アンプから低音のみを鳴らしています。



強力な低音を出している割には外板裏は響きが残って、外に音圧が漏れている状態なので、
防振マットと防振メタルをピンポイントで貼って、パワフルでキレの良い低音に改善しました。



ダッシュの上には中高音用のスコーカーが付いていて、ここの高音のみをピュアコンで取り出して、
スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けた後付けツイーターで再生させて、
スコーカーはピュアコンで制御して中音のみの再生にして、トータルでフロント3WAYのシステムに
変更しました。



ツイーターはピュアディオブラントのアップグレードのATX-30Jです。



純正ボーズのアンプは運転席下にあって、そこからピュアディオブランドのPSTケーブルで
グローブボックス下まで音を送っています。



マツダのボーズサウンドは年式によって若干音の傾向が違うので、
初期型のデーターを元に差異を確かめて、細かく値を変えてその年式で最も生音・生声に近い値を探します。



マツダコネクトの調整画面にはボーズセンターポイントとボーズオーディオパイロットの
2つの機能が入っていて、最初はどちらかまたは両方入れた方が良く聴こえたのですが、
ピュアコンの値を詰めて行ったらどちらもオフにした方がパワフルで自然な音で聴こえる様になりました。



ボーズサウンド車はインピーダンスが特殊で、スピーカーに帯域制限がかかっているので
トレードインスピーカーの取付が出来ませんが、ピュアディオのインピーダンス変換技術と、
自由にパーツが組み合わせられるピュアコンのおかげで、
入庫時とは全く別な素晴らしいサウンドに生まれ変わって出庫されました。



R34スカイライン カーオーディオの音質アップ

2022-02-11
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、R34型のスカイライン・セダンです。




もう15年以上お付き合いをして頂いているお客様のお車で、
長年使われていたカロッツエリアのCDプレイヤーが故障して、メーカーで修理出来ないとの事で、
1DINデッキに交換して頂いて、それと同時に細かい部分のシステム変更を行いました。



修理出来なかったのはP01の初期型モデルで、詰まったCDを取り出して廃棄となります。



これと連動していた光ケーブルで繋がっていたプロセッサーも使えなくなって・・



プロセッサー部分はピュアディオチューンのチャンネルディバイダーでの制御と、
交換した1DINデッキのイコライザーで調整して、同じ内容の調整が出来る様にしました。



長年使われていたオーディオソンの多チャンネルアンプは、サブウーファーを鳴らす部分だけ使用して、
フロントはピュアディオチューンのARCの2CHで鳴らす事にしました。



スピーカーはドアにピュアディオブランドのZSPーMIDにグリルをJBLのP560Cの物を使用して・・



ツイーターはダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けています。



ウーファーはリアシートの後ろにエンクロージャーを組んで、
ピュアディオブランドのZSPの黄色いケブラーコーンの限定品を取り付けています。



デッキはカロッツェリアのDEHー970で、お客様の使用ソースの要望を考えると
今はこれしか該当する物が無くて、本当に前のデッキの様な音が出るのだろうか?と心配されていました。



今回ピュアコンは最新の4桁の物に交換して、最初の取り付けで2桁モデルで、
途中で3桁モデルに買い替えられて、スピーカーは同じでもピュアコンは3セット目で、
15年以上使い込んだスピーカー様に値を合わせているので、
新品の時の2桁モデルの時よりもクオリティーの高い音を表現しています。



ピュアコンの値を変えながら、その一方でイコライザーの調整とチャンネルディバイダーの調整を行って、
今日の午後には音がまとまる予定で作業を進行させています。



今の時点では光伝送のケーブルからピュアディオブランドのSKYのRCAケーブルに変えているので、
光独特の細い音から、芯のある太い音に変わっているので、低音を上げなくても逆に絞った方が
バランスが良いぐらいで音調整が進行しています。



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