取付ブログ
プジョー306カブリオレ カーオーディオの音質アップ
2021-05-30
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、プジョーの306カブリオレです。
Fのマークが付いていて、ピニン・ファリーナがデザインした車だと分かります。
ナカミチのCD-400当社に入庫した時には既にナカミチのCD-400が装着されていて、
スピーカー交換と防振をさせて頂いていました。
前回の取付でドア内のフル防振と、アウターバッフルでピュアディオブランドの
ZSP-MIDを取り付けて頂いていたところからのシステムアップを行いました。
ダッシュにはJBLの508GTIのツイーターが付いていたところから、
ダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けています。
グリルは特注のブラック仕上げで、ぱっと見JU60とは違って見えます。
これまでスピーカーは内蔵アンプで鳴っていたところから、助手席シート下に
ナカミチのPA-1002Nのアンプを取り付けて、デッキからSKYのRCAケーブルで
音信号を送って来ています。
ピュアコンは今回総替えして、何年も鳴らし込んだZSP-MIDに合わせた
値を取り付けていて、スピーカーケーブルはPSTからSKY-に引き替えています。
プジョー306はドアスピーカーがかなり前方で、ミッドとツイーターの距離が近いという、
通常の国産車とは違うレイアウトなので、ピュアコンの値もそれに合わせて
通常は出ない値を取り付けました。
CD-400はバス・トレブルの他に中音域を調整するミッドがありますが、
3トーンは全てフラットで、ピュアコンの合計10ピース構成の
パーツの値を選んで音を追い込んでいるので、何も動かさない方が自然な音で鳴ります。
複数の調整用のCDを使って音を追い込んでいますが、最後の最後はDEENさんの
ポップ・イン・シティの4曲目の、プラスチックラブでボーカルの池森さんの声がきちんと聴こえる
という事を確認した後に納車の準備に入りました。
おそらく池森さんとはこれまで40回ぐらいはお目にかかって生の声を聞いているのでと、
ポップ・イン・シティの中の声が一番最後にお会いした時の声に近いので、現在はプラスティックラブが
最後の最後の調整曲となっています。
追伸
よく「この人の声に合わせると、他の人の曲がよく聴こえないから、ボーカリストに合わせて
セッティングを変えているのですか?」という質問を頂きますが、レコーディングスタジオや
放送局のスタジオのスピーカーは、全ての楽曲・全てのボーカリストの声が正確に再生出来る様に
セッティングしてあるので、そこを目指しているので、誰の声が良く聴こえると、
他の人の声が良く聴こえないという事がありません。
スバル・フォレスター スピーカーの音質アップ
2021-05-29
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スバルのフォレスターです。
スバル純正のダイアトーン製の専用ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
スバル純正のダイアトーン製の専用ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工を行いました。
まずドアの内張と防水シートを外して、外板裏にベーシック防振の施工を行います。
縦に楕円のアメリカンサイズのプレートが付いていますが、中身は16センチ丸形のスピーカーで、
まずドアの内張と防水シートを外して、外板裏にベーシック防振の施工を行います。
縦に楕円のアメリカンサイズのプレートが付いていますが、中身は16センチ丸形のスピーカーで、
防水シートには吸音ゴムが貼ってあって、外からのロードノイズを抑えています。
今回はフロントは2層の防振を行い、まずは内張裏に手作業で粗目を付けて、
今回はフロントは2層の防振を行い、まずは内張裏に手作業で粗目を付けて、
セメントコーティングの施工を行いました。
リアドアは1層の防振で、ベーシック防振よりも断熱性が高いセメントコーティングの施工を行っています。
先代のフォレスターはダッシュがスコーカーだったために、そこを活かして3WAY構成でしたが、
リアドアは1層の防振で、ベーシック防振よりも断熱性が高いセメントコーティングの施工を行っています。
先代のフォレスターはダッシュがスコーカーだったために、そこを活かして3WAY構成でしたが、
現行モデルはツイーターのために、この位置は鳴らさずに、ドアスピーカーと後付けした
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターとでフロント2WAYとなっています。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にオプション1品を加えた6ピース構成の
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にオプション1品を加えた6ピース構成の
ピュアコンを取り付けています。
4ピース構成でも純正やトレードインスピーカーに比べればかなり音質が上がりますが、
4ピース構成でも純正やトレードインスピーカーに比べればかなり音質が上がりますが、
オプションを加えるとイコライザー調整が少なくても原音に近くなるので、音が滑らかになります。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ダイアトーン製のナビの音調整を行います。
様々な音を強調したり広げたりする機能はほとんどオフにして、生音・生声に近いサウンドに
合わせて行きます。
最終的にはオプションの効果もあって、イコライザーを全てフラットの状態が一番生音に近くて、
同じフラットでも最初からパッケージされているフラットよりも、カスタムの状態で
フラットをメモリーした方が音が自然でした。
最初はクセが強い割にこもっている部分もあった純正システムが、ベーシックのトリプルパッケージに
最初はクセが強い割にこもっている部分もあった純正システムが、ベーシックのトリプルパッケージに
リアドアのセメントコーティングと、SSFの追加で驚くほどクリアーで自然な音に改善されました。
トヨタC-HR スピーカーの音質アップ 後編
2021-05-28
今日ご紹介する1台は、宇部店の作業の先日の続きで、トヨタのC-HRです。
トヨタ純正の大画面ナビオーディオ付きのお車に、ベーシックのトリプルパッケージの作業が完成しました。
ベーシック防振の施工の後に、内張裏にセメントコーティングの施工を行って、
トヨタ純正の大画面ナビオーディオ付きのお車に、ベーシックのトリプルパッケージの作業が完成しました。
ベーシック防振の施工の後に、内張裏にセメントコーティングの施工を行って、
再び内張を組み付ければドアの作業は完了です。
ダッシュの純正ツイーターは鳴らない様にして、グリルの端にスタンドを使って
ダッシュの純正ツイーターは鳴らない様にして、グリルの端にスタンドを使って
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けます。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にオプション1品を加えた、
ピュアコンの6ピース構成の物を取り付けました。
このMDF板は比重の高いコストも高い物を使用していて、昭和のホームステレオが
このMDF板は比重の高いコストも高い物を使用していて、昭和のホームステレオが
比重の高いMDF板を使用している物が多く、コイルから出る微弱振動がMDF板に伝わって吸収されると、
パーツに対するストレスが無くなって、それで音質が上がるという話があって、
実際に他の板やMDFでも比重の低い物よりはこの板の方が音質が良いと感じるので、
コストがかかってもここの板の材質は譲れません。</p>
パーツにストレスという意味は、コイルやコンデンサを熱収縮チューブで包んでぶら下げている物は
パーツにストレスという意味は、コイルやコンデンサを熱収縮チューブで包んでぶら下げている物は
問題外と言えるでしょう。
全ての結線が終わったらナビオーディオのセッティング機能を使って音を合わせます。
これはデンソーTEN製の中身で、まず音を造作する機能をオフにします。
お客様の音源と自分の調整用CDとFMラジオのパーソナリティーの声を聴いて、
トータルで生音・生声に近いセッティングを行います。
イコライザーは動かす周波数と動かす幅を最初に選んで、それからレベルを調整するパナメトリック式で、
イコライザーは動かす周波数と動かす幅を最初に選んで、それからレベルを調整するパナメトリック式で、
グラフィック式に比べると動作が複雑なので調整時間が余分にかかります。
デンソーTENのナビも年式で少し音の勢いが違うので、ピュアコンのブラックボックスとコイルの値を
デンソーTENのナビも年式で少し音の勢いが違うので、ピュアコンのブラックボックスとコイルの値を
少し変えて試聴して、もうこれ以上生音に近づかないという値を見つけて調整を終了しました。
何故もうこれ以上生音に近づかないと言えるかというと、多くのボーカリストやパーソナリティーや、
何故もうこれ以上生音に近づかないと言えるかというと、多くのボーカリストやパーソナリティーや、
アーティストの生の楽器の音を知っているので、これ以上派手にすると実際の音よりも盛ってしまう、
というのが分かるからです。
入庫時はかなりどぎついイコライジングで音にメリハリを付けていましたが、
入庫時はかなりどぎついイコライジングで音にメリハリを付けていましたが、
ベーシックのトリプルパッケージの装着で、イコライザーは逆に気になる所を少し下げた状態にしていて、
非常にナチュラルなサウンドに仕上がっています。
VWアップ!GTI スピーカーの音質アップ
2021-05-27
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、フォルクスワーゲンのUP!GTIです。
これまで入庫したUP!とどこか違うと思ったら、GTIは2ドアなんですね。
以前はCDチューナーだったUP!も、現在は1DINのメディアプレイヤーとなっていて、
これまで入庫したUP!とどこか違うと思ったら、GTIは2ドアなんですね。
以前はCDチューナーだったUP!も、現在は1DINのメディアプレイヤーとなっていて、
GTI専用のマルチアンプのプレミアムサウンドとなっています。
プレミアムサウンドに対応したベーシックパッケージの取付と、ドアの2層の防振の
プレミアムサウンドに対応したベーシックパッケージの取付と、ドアの2層の防振の
トリプルパッケージの作業を行いました。
ドアの内張を外すと2ドア車のためにこれまでよりも横方向に長く、サービスホールはかなり後ろにあり、
樹脂で覆われています。
鉄板部分と樹脂部分の響きのギャップが大きいので、金属シートを貼り合わせて、鈍い響きを抑えました。
UP!の純正スピーカーはマグネットも大きくストロークがあり、
鉄板部分と樹脂部分の響きのギャップが大きいので、金属シートを貼り合わせて、鈍い響きを抑えました。
UP!の純正スピーカーはマグネットも大きくストロークがあり、
コーンの外の方にゴムのドットが6個あり、これで音に重みを持たせているので、
ノーマルで使用しても十分な中低音を再生してくれます。
外したプラスチックの内張には粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行いました。
細かい格子の中まで時間をかけて粗目を付けました。
ドアの作業が終わったら、ダッシュの上にピュアディオブランドのATXー25ツイーターを取り付けました。
続いて純正プレイヤーから音信号を取り出して、グローブボックス下にMDF板を敷いて、
外したプラスチックの内張には粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行いました。
細かい格子の中まで時間をかけて粗目を付けました。
ドアの作業が終わったら、ダッシュの上にピュアディオブランドのATXー25ツイーターを取り付けました。
続いて純正プレイヤーから音信号を取り出して、グローブボックス下にMDF板を敷いて、
通常のUP!専用のピュアコンを取り付けました。
これまノーマルのフルレンジ用なので、音を聴いて直ぐに他のユニットに替えて、
これまノーマルのフルレンジ用なので、音を聴いて直ぐに他のユニットに替えて、
でもピッタリ合うまでかなりユニットを替えて音を探りました。
入庫した時はかったるい音で、トーンもかなり上げ気味でしたが、ベーシックパッケージと
ドア防振の効果で能率が上がったのと、全ての音域が均等に鳴る様になったので、
全てゼロのセンターでも十分に音楽が楽しめる様に改善されました。
ドアの余分な響きを無くす事と、違う方向から届く同じ周波数の音を整理するだけで、
ドアの余分な響きを無くす事と、違う方向から届く同じ周波数の音を整理するだけで、
これだけクリアーで効率の良い音になるんだなと、入庫時との音の変化に自分自身が驚きました!
トヨタC‐HR スピーカーの音質アップ 前編
2021-05-26
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのC‐HRです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
まずは一度ディスプレイオーディオを取り外して、裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで
まずは一度ディスプレイオーディオを取り外して、裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで
音信号を取り出します。
取り出した信号は一度グローブボックス下に送って、ピラー根元までPSTケーブルの高音専用タイプで
取り出した信号は一度グローブボックス下に送って、ピラー根元までPSTケーブルの高音専用タイプで
送ります。
ツイーターから出ているケーブルはピラーの中までの短い距離だけ使って、
ツイーターから出ているケーブルはピラーの中までの短い距離だけ使って、
後は太くて純度の高いPSTケーブルを使います。
外したAピラーの内張には白い吸音フェルトが貼ってあって、何もしなければここからロードノイズが
入って来るというのが分かります。
ダッシュのスピーカーグリルは中高音を鳴らすスコーカーが付きそうなサイズですが・・
開口部は少ししかなくて、裏には純正ツイーターが付いていますが、この場所は向きが悪いので使いません。
ドアの作業では、まず内張とサービスホールを塞いでいるインナーパネルを取り外して・・
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
ベーシック防振では3種類の防振マットを組み合わせて、共振点の違う材質でドアの響きの種類に合わせて、
ダッシュのスピーカーグリルは中高音を鳴らすスコーカーが付きそうなサイズですが・・
開口部は少ししかなくて、裏には純正ツイーターが付いていますが、この場所は向きが悪いので使いません。
ドアの作業では、まず内張とサービスホールを塞いでいるインナーパネルを取り外して・・
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
ベーシック防振では3種類の防振マットを組み合わせて、共振点の違う材質でドアの響きの種類に合わせて、
その場所で最も効果の高い防振を行っています。
防振メタルは複数の金属を重ね合わせて、その共振点の違いを利用して、同じ重量ながら広い範囲の
高い響きを吸収しています。
ブチルゴムを大量に貼るデッドニングと違って、ピンポイントで効率良く防振しているので、
ブチルゴムを大量に貼るデッドニングと違って、ピンポイントで効率良く防振しているので、
ドアがあまり重たくならず、更に音の響きも心地良く、本来の音楽に近い鳴り方になっています。
(後は後編に続きます)
(後は後編に続きます)