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取付ブログ

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エクリプスプロス カーオーディオの音質アップ その1

2021-04-21
今日は水曜日で宇部店は営業していますが、福岡店はお休みしております。



今日ご紹介する1台は、現在福岡店でお預かり中のお車で、三菱のエクリプスクロスです。




プラグインハイブリットのPHEV車です。



オーディオレスの状態で入庫となって、以前お乗りになっていたお車から
フルシステムを移設して取り付けを行います。




まずはドアの内張を外して、防振の作業を行います。





何も貼っていないドアの外板に防振マットと防振メタルを貼り合わせる
ベーシック防振の施工を行います。



リアドアにも何も貼ってないので、こちらにもベーシック防振の施工を行います。





フロントドアにはマスキングを行って、ツルツルの内張裏に粗目を付ける加工を行います。





粗目でコーティング材が剥がれない下地を作った後には、セメントコーティングを行います。




規則性を持たないランダムな厚い薄いを作って、最小限の重さアップで、最大限の減衰を得ます。



まだ塗り立てで青白い状態で、乾燥して行くと茶色に変わって行きます。



リアのハッチにはマスキングを行なって、ラゲッジルームにアンプボードを製作して行きます。



フルシステムなので、まだまだ作業は続きます。

新型ノートeパワー スピーカーの音質アップ 後編

2021-04-19
今日のブログは昨日の続きで、福岡店の作業から日産の新型ノートeパワーです。



昨日は防振作業を中心にお届けしたので、今日は電気信号系の話題をお届け致します。



日産純正の工場装着のディスプレイオーディオを取り外して、
裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで音を取り出します。



取り出した信号はグローブボックス下に送って、比重の高いMDF板を敷いて、
その上に先代のノートeパワー用のピュアコンを取り付けました。



ダッシュの上にはピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
フロントフルレンジのスピーカーから、フロント2WAYのセパレート化しました。



ここまではスイスイと行ったつもりが、音の傾向が先代のノートと全く違って、
まずドアのスピーカーグリルがセンターコーンが見える様になっただけで
こんなに高音が伸びているのかと驚いて、ツイーターの下限周波数と16センチスピーカーの
上限周波数がかなり広範囲に重なってしつこい音域が出来てしまいました。



この新型ノートのオーディオはグリルでドアから高音が出る様にしてあるだけでなく、
オーディオに3トーンがセンターでも最初から高音が強く出る様に設計されていて、
出力がフラットとは言えない状態でした。



16センチのフルレンジを使ってドライバーの耳の位置でレベル的にはフラットな状態にしてあり、
もしこれにトレードインスピーカーを付けたら全くバランスは取れないだろうな、
と思いながら聴いていました。



3トーンのバスを上げて、トレブルを下げてバランスを取りましたが、それでも高音が勝っているというか、
低音が不足して聴こえるというか、バスエンハンサーをオンにするとレベルは合っても音色がモコモコしてと、
かなり苦戦する事になりました。



素直な音色にするためにオフにしていた車速連動ボリュームをオンにして、少し勢いを付けてとか、
あれこれパネルと格闘していました。



先代のノートの値を基準にあれこれと数値を変えていましたが・・



結果的には4ピース構成ではマッチングが取れず、6ピース構成としてマッチングを取りかえました。


当初の先代用の巻きの小さなコイルはやめて、グリルのヌケの良さと本体の高音を上げている事を考慮して、
巻きの大きいコイルでマッチングする物で値を探って、更に通常のATXシリーズのピュアコンを
全て取り付けてもマッチングが取れなかったので、JU60用のブラックボックスの中をカスタマイズして、
後でその値をPSTケーブルを使ったノーマル仕様のボックスに組み込んで、
とんでもない時間をかけて新型ノートeパワー用のベーシックパッケージは完成しました。



ここのところカローラシリーズのディスプレイオーディオ用の専用ピュアコンや、
新型レヴォーグのアイサイトX車専用のピュアコンなど、純正オーディオの特性が大きく変わった物が多く、
その対応にこれまで無かった値のピュアコンを開発して対応しています。



一般的にはイコライザー付きのアンプを取り付ければ自由に周波数ごとのレベルが合わせられると
思われがちですが、イコライザーアンプ(DSPとも言う)は一度スピーカー出力を
プリレベルに落としてから音調整を行っていて、その内蔵のハイローコンバーターで
信号レベルを落とした時に新鮮さが失われて、レベルは合っても音がざらついているという結果に
不満を持たれておられる方も多い様です。



音の新鮮さを失わないために、安いハイローコンバーターの回路を通さないやり方で、
本来の音楽に近い表現を心がけています。



新型ノートeパワー スピーカーの音質アップ 前編

2021-04-18
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、日産の新型ノートです。



最近の日産車はACCポジションが付いていないので、マフラー部分をピットから出して、
エンジンをかけて音調整を行っています。



新型ノートは上のグレードは最初からディスプレイオーディオ付きで、
ノート用に専用のチューンがされています。



今回のスピーカーの特徴はグリルからセンターコーンが目で見える状態になっていて、
ツイーターレスでありながら、ディスプレイオーディオの音特性と相まって、
リスナーの耳に届いた時には2WAYと同じぐらいの音のレベルになっています。



レベルと言っても音の強さで、聴感上でフラットに近い強さで聴こえていますが、
音色的には荒削りな音がしています。



スピーカーはこれまでの日産車と同じデュアルコーンですが、かなり厚めのバッフルが付いていて、
グリルギリギリまで前に出ています。



ドアの響きは先代のノートと全く変わっていて、バッサリ落ちている周波数と、
そうでない周波数の響きが混在していますが、先代よりはトータルの響きは抑えてあります。



この響きの違いは横に2本通っている防振材で、響きが抑えられているものの、
残っている周波数とのギャップがあり、オーディオ的には変な音の聴こえ方がします。



手で各部の響きを確かめながら、高い周波数の減衰をメインに、響きの中心の8カ所を
ピンポイントで防振を行いました。



外した内張には下の方に小さな吸音フェルトが貼ってあって、最近の車にしては少ない量です。



それとスピーカーグリルに丸いスポンジが貼ってあるのは珍しいですね。



内張は各部をマスキングして、粗目を付けてセメントコーティングの下地を作りました。



意図的に規則性を持たないランダムに厚い薄いを作ってセメントコーティングを行って、
重たくならない割に効果的に振動が取れる様に塗りました。



ちょうどドライバーの腕の当たりに縦に格子が付けてあって、
これで剛性を増して内張が響かない様にしてあるのが分かります。



先代のノートに比べて音質や静粛性に対してこだわりがあるのが分かりますが、
抑えている音域とそうでない音域がある事が、音楽ファンからしたら不満に思われる部分で、
あまり音楽に興味が無い人からしてみたら「良くなった!」と思われる改善がしてありました。



後編では電気的な部分をご紹介いたします。



サウンドピュアディオプレゼンツ音解が復活

2021-04-17
FM福岡とFM山口で以前はレギュラー番組として放送していた
音楽番組『サウンドピュアディオプレゼンツ 音解(オトトキ)』ですが、昨年からは不定期の放送で、
主にサウンドピュアディオと親しくして頂いているアーティストさんでお届けしています。



今年は正月をスタートに1月の1か月5回の放送を行いましたが、
5月に1か月の放送を行う事が決まりました。



1週目と2週目はジャズピアニストの小曽根真さんが出演する事が確定して、昨日収録を行いました。



番組の収録についてはまた詳しくお伝えいたしますが、まずは5月の1か月間音解の放送が復活する事を
お知らせ致します。



FM福岡のスタジオで久しぶりにこのグラフを見る事が出来ました。



スタジオのプロ用の機材を知る事と、アーティストさんと直接お付き合い出来る事で、
カーオーディオ業界の常識を超えるピュアサウンドを表現出来る原点が音楽番組の制作から得られています。



今は便利になって放送エリア以外でもラジコで番組を聞く事が出来ますので、
是非『サウンドピュアディオプレゼンツ 音解(オトトキ)』の5月バージョンをお聞き下さい。


 

新型ノートeパワーが入庫しました!

2021-04-16
昨日福岡店に新型ノートのeパワーが入庫しました。



寸法的にはほぼ同じと思いますが、クラスが上がった様に感じます。



入庫したのは上級グレードで、最初からディスプレイオーディオが付いています。



そのためCDプレイヤーが付いていません。



ディスプレイオーディオの音調整はバス・ミッド・トレブルの3トーンで、イコライザーは付いていません。



入庫して直ぐに音を聴いてみて、たまたまクロスFMもFM福岡も自分が何度も生の声を聞いた事のある
パーソナリティーの方が喋られていたので、音の特徴が掴みやすかったです。



バスエンハンサーという低音を強調する機能と、車速連動ボリュームがありますが、
ここはオフにした方が音が素直な様です。



ドアスピーカーは下の方に付いていて、グリルの上70%はかなりヌケが良くて、
中のデュアルコーンのフルレンジスピーカーが見えます。



ピラー根元にはツイーターグリルぽく見える格子が付いていますが、ここはデザインだけで、
基本フルレンジの16センチスピーカーで音楽を鳴らしています。



これからベーシックのWパッケージの開発を行い、16センチスピーカーの上の方の音を
ピュアコンでカットして、インピーダンスをやや上昇させて音に重みを付けて、
ピュアディオツイーターで上質な高音をプラスします。



ドアの響きも調査して、8か所の響きの中心をピンポイントで防振して、
ドア全体の響きをスムーズに抑えて、音楽本来の響きに近くします。



続きは明日以降のブログでお届けいたします。



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