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取付ブログ

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新型レヴォーグ カーオーディオの音質アップ 後編

2021-01-25
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の完成車から、スバルの新型レヴォーグです。



オプションのケンウッドのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
スピーカーの取付と、防振の作業を行ったブログの後編です。



純正の楕円のプレートと同じ形のインナーバッフルを製作して、
JBLの670GTIのミッドを取り付けました。



フロントとリアドアの防振は前回掲載していますので、今回はそれ以外のリアのハッチの
セメントコーティングと、Aピラー裏のセメントコーティングの写真を掲載します。



先代モデルに比べて静粛性が増している新型レヴォーグが、かなり静粛性が増して、
プレミアムカーとなっています。



ツイーターはベーシックパッケージ用のアップグレードのATXー30Jを、
何とワイドスタンドを製作して取り付けています。



ピュアコンはブラックボックスを4連で使用して、細かい音の表現が出来る様にしてあります。



全ての結線が終わって音が出る様になったら、ナビの音響効果を全てオフにして、
イコライザー調整を行います。



ケンウッドのナビオーディオは最初からスピーカーに106センチの
タイムディレイがかかっているので、ここをゼロにしてから調整しないと、
歌っている本人の生声とズレてしまいます。



タイムアライメント・タイムコレクション・タイムディレイなどは
今のカーオーディオにとって当たり前の機能ですが、
実はこの機能が入る前の1990年代の方が、
カーオーディオは素の音に近かったと感じています。



またスピーカーサイズやツイーターのサイズを設定する機能がありますが、
こちらはフィルターでサイズに合わせて制限をかけるので、
全て最大のサイズのフィルターレスにして、後からピュアコンで音の調整を行っています。



ピット内で大まかな調整を行った後は、外のカーポートの下でエンジンをかけて、
最終的な音調整を行います。



ヘッドライトを付けて、プロモードのパナメトリックイコライザーを駆使して音を追い込みます。



最後の最後は最近発売されたDEENさんのポップ・イン・シティのアルバムで、
もう何十回とお会いしている池森秀一さんの声が本人らしく聴こえるかで合わせています。



音質だけでなく、静粛性・断熱性もアップした、スペシャルな新型レヴォーグが完成しました。



ミライース スピーカーの音質アップ

2021-01-24
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、ダイハツのミライースです。




純正のCDチューナーが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けを行いました。




ベーシックパッケージは純正のドアスピーカーはそのまま使用して、
ダッシュにツイーターをプラスいて、それからデッキの出力に
ピュアコンをつなぐという入門者用のパッケージです。



特定の音域を強くしたり、こもりやすい音域を下げたりしている
市販スピーカーに比べると、全ての音域を均等に鳴らそうとすると
純正のスピーカーをそのまま使った方が素の音に近いサウンドが表現出来ます。

もちろんクセが付いていない後付けスピーカーがあればそちらに換えた方が
音が良くなるのですが、1990年代の終わりごろにはそういうスピーカーは激減して、
クセの強さが個性となって、それが売りみたいなスピーカーが増えて来て、当社としては
純正を活かすという方向に2001年に舵を切りました。

純正のドアスピーカーはそのまま使用すると取り付けは簡単と思えそうですが、
ベーシックパッケージではプレミアムサウンド車以外ではデッキやナビを一度取り外して、
裏から直接音信号をピュアディオブランドのPSTケーブルで取り出しています。




このPSTケーブルは2種類あって、もともと左の全音域用のタイプだけでしたが、
5年ぐらい前に右の色の濃い高音域を重視したタイプを追加して作りました。






デッキからグローブボックス下までは全音域タイプで送って、ピュアコンを通した後に
ツイーター側には色の濃いタイプを使用して、純正スピーカーにつなぐ方は全音域タイプを使用します。



ピュアコンの入出力とスピーカーに行くケーブルは全て24金メッキの端子を使用していて、
全て銀入りハンダで止めてあります。



より線が円形を保ちながらも抜ける事が無く、銅線が空気が触れない事によって
先々の酸化が起こりにくくするためで、高音質を長い期間続けられる様にという思いから、
全ての末端に行っている工程です。


A話は作業に戻って、ピラーの内張は一度取り外して、ピュアコンからPSTケーブルを引いて来ます。


ダッシュには粘着テープを貼って、ダッシュの油分を吸い取っています。


次にスタンドで仰角・振り角を付けたピュアディオブランドの
ATX-25ツイーターを取り付けて、音を鳴らしてチェックします。



最初に自分の調整用のCDで音を確認して、それからお客様のCDRで音を確認しました。

ミライースの純正デッキにはバス・トレブルが付いていないので、お客様のCDRに合わせて
ピュアコンの値を変えて音を調整して行きました。


トータルでこれだけのユニットを聴き比べて、お客様のCDRで
最も良い音になる様にセッティングしました。


ノーマルの時に比べたら音は激変して、お客様には大変喜んで頂きました。

トヨタプリウス スピーカーの音質アップ

2021-01-23
今日ご紹介する一台は、先日の宇部店の作業から、トヨタの50系プリウスです。


50系プリウスは発売されて直ぐに実写を購入してパッケージ開発を行なっていて、
今回のお車はマイナーチェンジ後のリアのライトが変わったモデルです。




デンソーテン・イクリプスのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、ダブルパッケージの作業を行いました。





ドアスピーカーは16センチの丸型で、外板裏の残響が残りやすいタイプで、
複数の材質とさまざまな形の防振剤で、ドアの響きを効率的に落とします。




ダッシュの中高音を鳴らすスコーカーは一度取り外して、付属の小さなコンデンサを
大型の物に交換して、中音域の再生に有利な状態にします。




そしてダッシュの上に適切な仰角と振り角を付けた、ピュアディオブランドの
ATXー25ツイーターを取り付けて、ドア低音⇨スコーカー中音⇨ATXー25高音の、
フロント3WAYスピーカーとなりました。




純正の2WAYの状態はドアの16センチスピーカーは全帯域で鳴っていて、
そこにスコーカーの中高音をプラスして、同じ周波数が広い範囲で重なっていたのを、
6ピース構成のピュアコンできちんと帯域分けを行なって、スコーカーの裏に
大型のコンデンサーを取り付けているので、実際には8ピース構成と同じ動作をさせて、
ノーマルの2WAYに比べたら驚くほど表現力が上がりました。



全ての取り付けが終わったらナビオーディオのイコライザー調整を行います。





デンソーテン・イクリプスのナビは、最初に動かす周波数をいくつかの中から選んで、
それから動かす幅を3つの中から選んで、それからレベルを上げ下げするという、
かなり複雑な調整方法です。





当社が購入した初期型の50系プリウスも同じ方式のナビで、パッケージを開発した時の
調整ではかなり苦労しました。



通常は4ピース構成のピュアコンを6ピースにして、調整する音域を増やして、
50系プリウスのベーシックパッケージは開発されて、デモカーは10ヶ月使用してから、
高値が付くうちに手放して、今は手元にありません。



実車を買って時間をかけて開発したからこその、素晴らしいサウンドに、お客様も喜ばれていました。

スバル・レヴォーグ カーオーディオの音質アップ その4

2021-01-22
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、スバルのレヴォーグです。



一部取付ユニットに差があるものの、基本的に当社のデモカーのレヴォーグのシステムを
コピーしての取付が完成しました。



ドアはフル防振の施工の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSPーMIDを取り付けて・・



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、B&W製の青いドームのツイーターを取り付けています。



ラゲッジにはピュアディオブランドの25センチのサブウーファーと、
ナカミチのPAー2004のピュアディオバージョンと、チャンネルディバーダーを取り付けて、
フルシステムとなっています。



フロントの2DINスペースには上段がサイバーナビの1DINタイプで、
下段にナカミチのCD-700KKを取り付けて、スマートフォンの音はトランスポートを使って
CD-700KKのDAコンバーターにデジタルで入力して、高音質再生を行っています。



グローブボックス下にはブラックボックス4連のピュアコンを取り付けて、
ケーブルはピュアディオブランドのPMBケーブルを使用しています。



フルシステムの音調整の最後は、三味線プレイヤーの上妻宏光さんのベスト盤と、
DEENさんの最新アルバム『POP IN CITY』で、お二方もこれまで30回以上お会いしていて、
生声はとても良く知っているアーティストさんです。



知っているから調整用CDとして使っているのではなくて、以前からCDで音や声は知っていたけれど、
どうしても会いたくて色んな方にお願いしてチャンスを作って頂き、
お目にかかってから10年以上のお付き合いになっています。



特にDEENさんの楽曲は最近の池森さんのボーカルが入っていて、
短時間である所まではセッティング出来るのですが、あともう一歩を表現したいと欲が出てしまいます。



使っているチャンネルディバイダーはピュアディオチューンの通称Pバージョンと呼ばれている物ですが・・



若干のハンダ付けの手直しと、余ったリード線をギリギリの長さまで短くして
音質を上げるチューンがしてあります。



それよりも更に音を池森さんの生声に近づけ様と、入力段の黒いパーツ2個をゴールドの
パーツに交換しました。



他にもハンダのやり直しの箇所を増やして、V2とマークしたバージョン2に進化させました。



するとDEENのボーカル・池森秀一さんの声が、より本人らしく聴こえる様になり、
パーツの銘柄も厳選しているので強調し過ぎた音とも違い、
ファンクラブのイベントで本人の生声を聞いた事のある人でも納得出来る音に仕上がっています。



最後にサウンドピュアディオからラジオ番組のお知らせです。



1月限定で『サウンドピュアディオプレゼンツ 音解(オトトキ)』の放送を行っていて、
残り2回の放送となっています。



明日23日の放送は三味線プレイヤー・上妻宏光さんで、
30日はDEENのボーカル・池森秀一さんとなっています。



放送時間はFM山口が午前11時30分からで、FM福岡は1時間後の12時30分となっています。



ピュアディオでは調整用の音源としてご存じの方も多い、音造りにこだわっておられる
お二人のトークを是非お聞き下さい。




新型レヴォーグ カーオーディオの音質アップ 前編

2021-01-21
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、スバルの新型レヴォーグです。



ドアスピーカーは楕円のプレートに丸形16センチで、インプレッサ
やXVと同じスピーカーを使用していました。



今回は取り外して、JBLの16・5センチスピーカーを取り付けます。



ダッシュの上にはスコーカーサイズに見えるグリルが付いていて、
中身はツイーターなので、こちらもインプレッサやXVと同じです。



ドア内にはエアバックの圧力センサーが付いているために、この面には手を付けず、
それ以外の部分に防振の施工を行って行きます。


外板裏の響きを確かめて、どの部分に何の材質を貼るかをマーキングして行きます。



新型レヴォーグの外板裏はあらかじめ工場で防振材が貼ってあるので、
ベーシック防振の材料は合計8枚のうち6枚を外板裏に貼って、2枚をドアポケットに貼って
全体の響きを抑えます。



リアドアはフロントに比べると防振材が少ないので、7枚を外板側に貼って、
防振メタル1枚をドアポケットに貼ります。



先代のレヴォーグに比べて外板裏の振動は減っていますが、内張のプラスチックが薄くなって
響きが残るのを、防振メタルで防いでいます。



前後の内張共に吸音フェルトが貼ってあって、ここからロードノイズが入りやすいと分かりますが、
これから内張全体にセメントコーティングの施工を行って、剛性の少ない内張の剛性を上げて、
音質と静粛性と、断熱性をアップさせます。



(後編へ続く)



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