取付ブログ
ゴルフⅦ ディナウディオ仕様車の音質アップ
こちらのお車はゴルフⅦでもディナウディオのプレミアムサウンド仕様で、
見えない部分では専用の車両アンプと、ドア内はセンターコーンがかなり大きいディナ独特の
今回の作業ではダッシュにATX-30を付けるベーシックパッケージと、ドア内のベーシック防振の、
ドア内は通常のゴルフⅦとは違う場所に違う材質の防振がしてあって、
ドアの内張に付いているポケットは、この中で音が渦を巻く様な響きが残るので、
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ディナウディオ仕様専用の
パネルの調整と同時にピュアコンの値も変えて音調整を行っていて、最初は4ピース構成で
ブラックボックス4連にしても高音の量が増える訳ではありませんが、
ディナ仕様はサブウーファーが付いていて、低音が強めのために、
スタジオレベルといいながらも、今回のセッティングでは自分がこの曲を正確に聴きたいと思って、
以前にもディナ仕様のお車の作業の例はありましたが、
アルトラパン カーオーディオの音質アップ
リアドアは外板裏に共振点を変えた2種類の防振マットと、多重構造の防振メタルを貼り合わせて、
更に内張の裏にはセメントコーティングの施工を行って、静粛性と断熱性をアップさせています。
リアのハッチの裏には金属シートを貼り付けて、Aピラーの内張裏にもセメントコーティングを行い、
フロントドアのサービスホールを塞ぐ防振は終わっていましたが、
そしてドアスピーカーをJBLに交換するために、車室内からピュアディオブランドのPSTの
ダッシュ上のATXー25ツイーターには同じPSTケーブルでも赤みがかかった高音域用モデルを
ドアには16・5センチのGX600Cのミッドを取り付けて、
ピュアコンのブラックボックスとコイルの数値を変えるとそれぞれの周波数レンジと
最後にナビのイコライザー設定をベーシックパッケージ用から、GX600C用に合わせ変えました。
16・5センチの薄型スピーカーなのに、防振やピュアコンで効率が高くなっているので、
お客様に本屋で見つかって
その内容は自分がホームオーディオの本をチラリと見て、買おうかどうか迷って、
結局オーディオの本を買わずに無線の本を買ってしまうという場面で、
必ず「オーディオじゃなくて無線の方の本を買うんですね。」と言われてしまっています。
別にオーディオの本に興味が無い訳ではないのですが、
どうもホームオーディオの本に書いてある、
評論家の先生の話が、放送局やレコーディングスタジオの音を
聴いた事が有る自分からしたら信じられない話ばかりなのと、
載っているお勧めのオーディオ製品が、どれも音にクセが強いメーカーの物で
チラッと見てもうんざりして買わない状態が続いています。
それに比べたら無線の本は電波が遠くに届くか届かないかの世界で、絶対に誤魔化しが無くて、
特にオーディオにつながるコイルの話が好きです。
ただし周波数が無線はメガヘルツで、自分がツイーターとミッドの音決めを行っているのがキロヘルツで、
桁が3桁違うのでそのまま情報は移行出来ませんが、工夫して無線の情報がオーディオに活かせる様に
情報を集めています。
それに自分がオーディオの世界で他が表現出来なかった音の世界を表現出来るのは、
中学・高校時代に電子工学を電波が効率良く飛ぶか飛ばないかの世界に没頭したからに他ならず、
その原点を知る事で、温故知新的な意味もあってホームオーディオの本でなく
無線の本を買ってしまいます。
最近そんな音造りの原点を知る出来事があって、宇部の自宅にコイルとコンデンサを切り替えて、
電波を効率良く飛ばすための装置を買って、それでコイルとコンデンサを値を変えると
効率が上がるというのを写真でお見せしようと撮影しました。
青い矢印が付いているのが可変容量のコンデンサで、これはメガヘルツの世界だから出来る技で、
これを2つでコンデンサの値を変えてマッチングが一番良い値を探ります。
赤い矢印の部分はコイルの切り替えスイッチで、合計3つのつまみで最適なマッチングを探ります。
まず黄色い矢印の部分のスイッチをオフで、コイルもコンデンサも通さない素通りで電波を出すと、
オーディオでいうネットワーク回路を通さずにフルレンジで鳴らす状態で、
右に針の根元があるメーターがパワー計で、左に根元があるのがSWR計で、
出力されたパワーが上手く放出されずに無駄になっているという表示です。
回路をオンにして、メーカー推奨の大まかな値に合わせたら、左に針の根元があるSWR計が少し下がって来ました。
そこからコンデンサの容量を2つのダイヤルを動かして調整したら、かなりSWR値が下がって、
実質的に無駄な電波が無くなって、飛びが良くなります。
ただ最初に無線を始めたのは福岡のマンションで、こちらは時間をかけて調整しただけあって、
ほぼ100%有効に電波が飛んでいます。
ちなみにこの状態になると、長さ3メートルのアンテナで飛んでいた場所に、
現在は1メートル長のアンテナで飛んでいるので、効率の良さ=パワーが少なくても同じ効果が
得られるという事になります。
これはベーシックパッケージの技術の根源で、内蔵アンプの少ないパワーでも、
無駄が無いのでまるでパワーアンプを付けた様な音を体感出来て、多くのパーツを付け替える事で、
最もマッチングするパーツを多くの種類の中から選ぶのので、
一般的なパッシブネットワークでは絶対に表現出来ない音を鳴らす事が出来る様になります。
ピュアコンは現在改良に改良を重ねて第四世代になっていて、ボーカリストの方に数十人お会いして、
生の声を知った上でのパッケージ開発と、おそらく上の写真で言う所のSWRが段々下がって来て
今はほぼ振らないみたいなイメージではないでしょうか。
ただし無線とオーディオが違うのが、無線が同じ周波数で同じパワーで送信しているのに対して、
オーディオは常に周波数が細かく変わったり、複数の周波数が同時に出たりで、
アンプ部の出力も細かく変動しているので、SWRメーターで測るみたいな事が出来ないのと、
スペアナという測定器があるにはあるけれど、あれはモノラル測定で、
左右の耳で差異を感じるステレオ再生の評価は出来ず、結局耳で音を追うという事しか出来ません。
ただ無線のSWRを下げる理論も分からずにオーディオを語るというのも無理があると自分は思っています。
そんな訳でお客さんの好みの音と言いながらクセの強い音の情報ばかり載っている
オーディオ雑誌よりも、無線の本を選んでしまい、
でもここ1年ちょっとで4桁表記の細かい音表現が出来るピュアコンも開発しているので、
無線の本に載っているコイルの話は明らかにサウンドピュアディオの音造りにプラスになっています。
追伸
CQ・HAMRADIOの最新号に『秋葉原の過去と未来』という記事がありました。
秋葉原はハム(無線家)とオーディオマニアがが支えたと書いてあり、
昭和の終わりぐらいに初めて秋葉原に行った時の事を思い出しました。
1980年代とか1990年代の全半はホームオーディオやカーオーディオも
プロ機に近い音色で鳴ってくれる機器もあったのですが、
90年代の後半からそういう器機は市場から消えてクセの強い器機ばかりになってしまいました。
アルトラパン カーオーディオの音質アップ 前編
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのアルトラパンです。
イクリプスのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックのトリプルパッケージを取り付けて頂いていたところからのシステムアップの作業を行っています。
ピュアディオブランドのATXー25を使ったベーシックパッケージに・・
フロントドアの外板裏のベーシック防振と、内張裏のセメントコーティングでトリプルパッケージと
なっていました。
今回は16センチの純正スピーカーを取り外して、JBLのGX600Cのミッドに交換します。
それにプラスして、フロントドアのサービスホールを塞ぐ防振を加えて、
方ドア3層のフル防振の状態にします。
貼り終わったら金属シートの切り口は、全てシリコンを塗って、剥がれが起きない様にします。
これはまだシリコンを塗る前です。
リアドアには何も防振作業を行っていなかったので、内張を外して、これからベーシック防振をして行きます。
今の時点ではここまでで、続きは後編でお届け致します。
日産ノートeパワー カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、日産のノートeパワーです。
カロッツェリアのサイバーナビと、ケンウッドのトレードインスピーカーが装着されている状態で
入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシッツク防振の施工と、ドアスピーカーの交換の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
ちなみにトリプルパッケージは、ベーシックのWパッケージにセメントコーティングをプラスか、
リアドアのベーシック防振をプラスか、ドアスピーカーの交換のどれかを1工程プラスすれば
トリプルパッケージと呼んでいます。
ダッシュにはケンウッドのツイーターが付いていたのを取り外して、
ピュアディオブランドのアップグレードツイーターのATXー30Jを取り付けました。
ドア内にはオーディオテクニカ製の防振材でデッドニングがしてあり、半分ぐらいを剥がして、
残り半分をピュアディオの防振合わせて使用しました。
外板裏はテクニカの青い防振マットが貼ってあったので全て剥がして、
防振マット2種類と防振メタルの共振点の違う材質を貼り合わせて、その場所に合わせた減衰を行って、
ドアトータルで小気味良い響きになる様に改善しました。
ケンウッドのミッドスピーカーは取り外して、JBLのクラブ602CTPのミッドに
取り替えましたが、金属のインナーバッフルはそのまま使えますが、
当社のノートのデモカーで金属バッフルと木製のバッフルの聴き比べを行ったところ、
金属は音のキレは良いものの、冷たい余韻の無い音がしたので、
本来の音楽に使い音を再生するために木製のバッフルを使用して、
波状になっているスポンジは低音を強調し過ぎるために普通の平たいスポンジを使用しています。
一般的にカーオーディオはある音域を強調して聴かせる事がいいみたいになっていますが、
先日のカーリングの例えみたいに、ある狙った位置にピタッと音色を合わせて、
行き過ぎてしまうと本来の音楽の音と変わってしまうので、
行き過ぎた音域を作らないというのがピュアディオの考えです。
グローブボックス下にMDF板を敷いて、その上にオプション1アイテムプラスした、
6ピース構成のピュアコンを取り付けました。
今は1台手放して2台になりましたが、現行のノートは3台所有していた時期があり、
音のチューニングは何度も組み立ててばらしてを繰り返して、完全にツボは押さえています。
最後にサイバーナビの31バンドのイコライザーを調整して、調整画面でこれがベストと感じても、
再生画面にすると微妙に違って聴こえるので、ここから少しいじってから最終のメモリーを行いました。
入庫した時はかなり高音が目立っていて、タイムアライメントを使って音がまとめてあったので、
そこから音のチューニングの方向は180度反対の方向に振ったので、
音のイメージが違うと言われたらどうしようと思っていたのですが、
事前の代車のノートeパワーで音に慣れて頂いていて、仕上がりに満足して頂いたので安心しました。