取付ブログ
今日ご紹介する1台は、今日の福岡店の作業から、スズキのアルト・ワークスです。
確か現在発売されている軽自動車で、高さが155センチ以下で唯一のターボ車ではないかと思います。
スズキ純正のパナソニック製のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
場所によって材質や形を微妙に変えて、響いている周波数に合わせた対策を行って、
ドアが重たくならずに、スカッとした心地よいドアの響きにしています。
よくドアをデッドニングすると言われますが、当社ではデッド=殺すというイメージが悪いのと、
一般的なデッドニングはブチルゴムを使い過ぎて音楽性を殺してしまっているので、
あえてドア防振と呼んでいます。
ドアを元に戻せば、見た目はそのままで、ノーマルスピーカーの音が変わっています。
そしてもう一段階変えるのがグローブボックス下に仕込んでいるピュアコンで、
純正の16センチスピーカーにこもりやすい周波数帯は入れずに、
綺麗になる周波数だけをセレクトして入れて、
更にインピーダンスをやや上昇させて音に重みを持たせています。
ピュアコンで周波数幅とインピーダンスとレベルをコントロールして、高音域用の周波数を取り出して、
ダッシュの上に取り付けたピュアディオブランドのATX-で再生させます。
全ての結線が終わったらパナソニック製のナビの音調整を行います。
まずはスピーカーに100センチのディレイがかかっているのをすべてゼロにします。
お客様は昭和のフォークやベンチャーズなどを聴かれる事があって、
古い音楽を引っ張り出す様なセッティングをしているので、
新しい音楽でうるさい様ならイコライザーで高い音を抑えて下さいねと説明しました。
良いパターンを探してもメモリーに設定した途端に微妙に音が変わるので、
何度も調整⇒登録⇒再生画面を繰り返して、古い音楽にやや合わせながらも、
新しい音楽でもそれほどおかしくないセッティングに合わせました。
最終的なセッティングは低い方の周波数を2か所1クリックづつ動かして、
後は全てフラットでよい様にピュアコンの値を選びました。
コンパクトで高性能なお車に、オールデーズ的な音楽もしっかり鳴らせるシステムに仕上がりました。
アウディA6の試乗車
今日は朝9時に宇部店を出て、下関インターの手前まで行った所で、
専務から急用があるから直ぐに帰って来て欲しいというので、下関インターで一度降りて、
次の交差点でUターンして再び宇部店へ戻りました。
急用が終わって再び福岡店へ向かおうとしていたら、ちょうどアウディのディーラーさんが
A6のワゴンの試乗車を持って来られました。
何だかベンツのEクラスのワゴンよりも大きく感じます。
セールスマンの方に「エアサスはありますか?」と聞いたら、工場装着のオプションであるそうです。
ドアスピーカーは相変わらずドアの下に16センチなので、ここはベンツやBMWより
オーディオ的に有利ですね。
ナビとエアコンの表示はクラウンみたいに2画面タイプになって、これまでのアウディよりは
豪華になりました。
ただその一方でグローブボックス内のCD・DVDが無くなりました。
回転部分を持たないと将来のメンテナンスに困らないので、輸入車メーカーはプレイヤーレス車を
増やしていますが、うーん!ここにプレイヤーがあったら100点だったのですが・・
ホームオーディオのスピーカー
先日広島県から来店されたお客様が、
「JBLのホーム用のスピーカーは昔のモデルの方が味があっていい音がしていた様な・・」と話されていて、
自分は「確かに昭和の時代に売られていたスピーカーの方が魅力がありましたね。」と答えました。
店頭にはJBLの昭和の名機L100センチュリーの復刻版のL100クラッシックが置いてあって、
実はノーマルモデルだと音に不満があって、ツイーターがJU60に交換してあります。
もう1セット3WAYモデルが置いてあって、自分は昭和の名機の4311が好きなのですが、
もう中古でも程度の悪い物しか市場になくて、4311の伝統を受け継ぐと言われている4319を
購入したものの、満足出来ずにスコーカー部をZSP-LTD15に、
ツイーター部をJU60に交換しています。
2セット製作して、1セットは自宅で使っています。
ただそれも大きすぎるので、パソコンの横にちょこっと置いて、
コンパクトながら正確な音色でという事で、4312Mをツイーター交換して、
ネットワークを全て交換したモデルも作りました。
ただこれよりももっと低音の量が欲しいとのお客様からの要望もあり、
16・5センチウーファーを使った2WAYスピーカーの試作品を現在作っています。
箱の大きさとポートの径と長さを探り出しているので、かなり武骨なデザインですが、
これは分解組み立てを短時間で行うための仮の姿です。
他には今から20年前に発売されたB&Wの限定モデルのチューニングを行っていて、
16・5センチのウーファー付の物ながら、当時の価格で56万円とかなり高級なモデルでした。
しかし発売から20年が経過して、ユニットを新品に入れ替える作業と合わせて、
内部配線を交換する事にしました。
ケーブルはピュアディオブランドのPMBを使用するので、ノーマルモデルと同じ長さのケーブルの
焼き入れを行います。
もう寒いのでハンダ槽のスタートが17度で、1時間かけて目標の370度まで上げます。
370度に到達したら表面に浮かび上がった不純物を取り除いて、ケーブルの末端の焼き入れを行います。
焼き入れが終わったらネットワークの基盤に取り付けます。
2枚基盤になっているので、ツイーター用とミッドバス様にPMBケーブルを取り付けて、
エンクロージャー内にもPMBケーブルを取り付けて、中に組み込んだら完成します。
コロナ禍で外をあまり出歩かなくなった分、ホームオーディオの需要が増えて、
でも生演奏や生の声に近い音で聴きたいというご要望が多く有り、ノーマルでは音ががさつとか、
音色が作った感じがするなどの不満が多く聞かれ、
「サウンドピュアディオのカーオーディオみたいな音で聴きたい。」というご要望が多くて、
カーオーディオの作業の合間をぬって、ホームオーディオのスピーカーのチューニングや、
ホームオーディオ用のケーブルを製作しています。
キックスeパワー スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、当社のデモカーの日産キックスeパワーです。
木曜日に納車されたものの、オーディオレスからデモ出来る様にする作業がなかなか進みませんでした。
間に土日を挟んだために全く手を付けられなくなって、月曜日に一気に作業を進めました。
キックスeパワーのドアは防水シートに吸音ゴムがはってあり、
これでノートに比べると密閉性は高いのですが、逆に低音は出過ぎ気味になります。
まずは前後のドアの外板裏にベーシック防振の施工を行って・・
リアのハッチ裏にも防振を加えました。
前後のドアの内張にセメントコーティングを加えて、かなり静かなキックスeパワーとなりました。
今のところベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正の16センチをそのまま使用して、
ツイーターはアップグレードのATX-30Jを使用しています。
ATX-25に比べて二周りぐらい大きいのですが、周波数レンジもその分広く、
存在感のある高音を鳴らしています。
縦10センチ・横20センチの楽ナビが純正パネルにそのままピッタリ合って、
純正横長9インチのナビしか見た事の無いキックスeパワーで、初めて2DINワイドの装着を見ましたが、
思ったよりも違和感が無かったです。
違和感が無いと言えばシフトの前に取り付けたアルインコのデジタル簡易無線が、
サイズがちょうどピッタリで、まるで純正のオプションみたいにすっぽりと収まりました。
宇部店で一度仕上がったキックスeパワーですが、今日の夜に福岡店に移動させて、
ドライブレコーダーの取付と、インナー取付でスピーカーを替えた時の実験を行います。
日産デイズ・ハイウエイスター スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、日産のデイズのハイウエイスターです。
日産純正の大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。
ベーシックは入門者用のパッケージですが、ナビの根元から低ロスで音信号を取り出すために
一度手前に取り出しています。
取り出した信号はグローブボックス下に送って、4ピース構成の現行デイズ専用の値のピュアコンに繋ぎます。
ピュアコンを通った信号は純正ドアスピーカーと後付けツイーターに分配して送られて、
先代のドアの中央付近にあった16センチスピーカーは、ドアの下部に移動していて、
低音の量は増したものの、先代モデルほどのボーカル域は強く出ません。
純正ツイーターより下限周波数が広いピュアディオブランドのATX-25でボーカル域の上の方を
カバーします。
またソフトな外ドーム構造のツイーターで、純正ツイーターよりは滑らかな高音を理想の向きで
再生させています。
全ての結線が終わるとナビの音設定を行って、イコライザーパターンはプリセットされているおすすめという、
ノーマルではメリハリがあるものの、音をチューンして整えるとかなりどぎつい音になっていました。
またベースがパナソニック製なので最初から100センチのディレイがかかっていて、
それを全てゼロにして音を自然な状態にしてからイコライジングを行いました。
イコライザー調整とプリセットと再生画面を何度も繰り返して、2カ所1クリックづつ動かしたところで
音調整は終了しました。
デイズのお客様はFM山口のヘビーリスナーという事で、
FM山口のパーソナリティーの声がより本人らしく聞こえるセッティングで納車させて頂きました。