取付ブログ
今日の宇部店の作業
今日の宇部店は完成車が無かったので作業途中の写真を掲載します。
まず午前中はこれまでリアドアにベーシック防振をした事の無い車種の響きの調査です。
ドアの中ほどに工場装着のマットが付いていて、ここが一番響く様ですが、これを活かした状態で
8枚のメタルとマットを追加します。
共振点の違う材質を混ぜ合わせて、効率的な防振を行いました。
それが終わったら今度はPMBのケーブルの末端の焼き入れで、370度の目標温度に対して、
スイッチを入れた時の温度は22度でした。
前の焼き入れでハンダが少し減ったので、ある比率で追加のハンダを乗せます。
炉の温度が369度でもう直ぐ目標温度なので、そろそろ被覆を剥いて
エナメル質で絶縁されているより線を出します。
焼き直しで端が出来たので、それで悪い見本の漬け込みをしたら、右は焼き入れが足らなくて
真ん中の方がエナメル質が焼き切れいないのと、左は焼き入れし過ぎて外側が溶けて細くなって、
外皮もゆるくなって締め付けが弱くなっています。
実際には2秒前後の絶妙なタイミングで焼き入れして、後から銀入りハンダを差し込んで、
合計6本のケーブルの下ごしらえが出来ました。
それから机を替えて末端のターミナルを取り付けますが、ハンダ鏝の先とヒーターが痛んでいたので、
新しい物に付け替えてから作業を行います。
BタイプとBMタイプは写真では写真では同じに見えますが、微妙に用途が違い、
今回はBタイプを使用しました。
そして全部で24カ所のターミナルを取り付けた時には5時を過ぎていて、
夕方のブログを書く時間になっていました。
長年使用したPMBケーブルも、焼き直しを行う事で、リフレッシュしたクリアーなサウンドに変わります。
カーオーディオのピュアディオの音を家で楽しむ その4
いがわブログの『カーオーディオのピュアディオの音を家で楽しむ』はその3で完結したつもりでしたが、
その先のストーリが出来たので、その4となりました。
現在宇部店の店頭で30センチサイズのJBLスピーカーの内側に置いてある13センチミッドバスを使用した
ホームオーディオ用スピーカーは、その音を気に入って受注して下さるお客様もおられました。
見た目のデザインもこうなって、パソコンの横にも置けるサイズで、以前の16・5センチの
ピュアディオ705でサイズ的に無理があると思われていた方にも対応出来る様になりました。
店頭に飾ってあるのはプロトタイプで、「実際にお客様にお届けするモデルは裏のネットワーク回路を
もっと良くして、まだ良い音に仕上がります。」と公言していました。
しかし中身のパーツをどんなに交換してもある所から音質はアップせずに、
完全に行き詰った状態になっていました。
ミッドバスとスコーカーの音は不満がないものの、あともう一歩ツイーターの音が伸び切らず、
ネットワークのパーツをかなり上質な物を使ってもそこが改善出来ず、「困った!」と頭を抱えていました。
しかしそこは案ずるより産むがやすし的な考えで、早速ツイーターを交換しました!
するとこれまで伸び切らなかった高音が一気に伸びる様になって、店頭のBGMで聴かれていたお客様も
驚かれました。
ツイーターを替える事でこれまでネットワークに資源を投下するよりもコストパフォーマンスが
良くなり、当初お客様にお約束していた価格をそのままで音質アップが図れて、これが最終仕様という事で
お客様にお届け致します。
ツイーターを替える前はセミプロ仕様でアーティストさんが自宅スタジオで使うには
今一つと思っていたところから、十分に自宅スタジオでも使って頂けるサウンドに仕上がりました。
<p>ハイエンドのフルシステムを車に付けておられるお客様も、これを聴いて十分に納得して頂けた
音の仕上がりになっています。
トヨタ・シエンタ カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのシエンタです。
トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、フルシステムの取付を行いました。
純正ナビは一度取り外して、裏からスピーカー出力を取り出して、
ピュアディオチューンのハイローコンバーターを取り付けて、RCA出力に変換します。
ベースはオーディオテクニカの4CH用の物で、内側2レーンのパーツを撤去して、
大型のパーツやケーブルに交換して音質アップを図っています。
またパーツ同士の距離が離れる事で左右のセパレーションが改善されています。
RCA化された信号はピュアディオブランドのSKYのラインケーブルに繋がれて、
リアのラゲッジ下に取り付けたチャンネルディバイダーとパワーアンプに繋ぎます。
写真に写っているのはウーファー用のアンプで、他にウーファー信号とフロント信号に
分離するチャンネルディバイダーと、もう一台のフロント用のアンプが隠れています。
そして上に乗っているのは25センチのウーファー用のエンクロージャーで、
JBLのウーファーが取り付けてあり、これからアンプボードを製作して、中が見えない様にします。
ドアはフロントドアは方ドア3面のフル防振の施工を行って、リアのスライドドアは静粛性を
アップさせるためにセメントコーティングを施しました。
ドアの表面にはアウター・スラントのバッフルを製作して、以前乗られていたお車から移設して来た
ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けています。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けました。
スピーカーケーブルは全てピュアディオブランドのSKY-3を使用していて、
ピュアコンは4桁シリーズを取り付けました。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら純正ナビの音調整を行って、このナビはイコライザーが
フラットの状態で低音が強く出ていて、高音が弱く聴こえたので、聴感上でフラットになる様に調整しました。
当初はフロントのみのシステムの予定でしたが、ウーファーボックスを取り外せる様にして、
大きな荷物を積む時以外はウーファー付のスケール感の有る音にしようという話になって、
ウーファーとアンプとチャンネルディバイダーが追加になりました。
ピュアディオチューンのハイローコンバーターで音のロスを抑えているので、
純正としてはかなりクリアーでパワフルなサウンドに仕上がりました。
レクサスRX スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、レクサスのRXです。
全車異形パネルの専用ナビオーディオ付のお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張りを外して、何も貼ってない外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
一枚だけシルバーの防振マットが貼ってあるのは工場で付けてあり、
ここはよほどロードノイズの進入があるのか、それを併用しながら周りの響きを抑えて行きます。
内張り裏には粗目を付ける下処理を行った後にセメントコーティングを行い、
時間をかけて乾燥させてからドアに組み付けます。
何度見ても不思議なもので、最初は青みがかった色が、化学変化で乾燥してくると徐々に茶色がかってきます。
ドアのスピーカーは低音のみが車両アンプから送られて来るので、
特にドアのこもりが気になるのと、ピュアディオの防振は必要最小限のブチルゴムしか使用しないので、
部分部分に固い材質を使ったスカッとした音質が特徴です。
RXのダッシュ上のスピーカーはスコーカーとツイーター音域を一カ所で鳴らしていて、
純正をピュアコンを通して中音のみの再生として、後付けしたピュアディオブランドの
ATX-30ツイーターで上質な高音を独立して鳴らしています。
中音域と高音域はグローブボックスに取り付けたピュアコンで行い、今回は巻の多いコイルを使って
スコーカー側の高音域をかなり抑えて、レンジの広いATX-30で中音域に近い音域まで鳴らして、
グリルのひかかりやガラスに反射される音域を少なくして上質な音を再生しています。
全ての結線が終わったら純正ナビの音調整機能を使ってセッティングを行いますが、
防振の効果でこれまで外に漏れていた低音のエネルギーが車内に入る様になったので、
バスは1クリック下げて、中高域はセンターのままで十分音楽が楽しめるというか、
動かさない方が滑らかな音がするので、3トーン中1カ所だけ動かした状態でセットしました。
レクサスのオーディオにはサラウンド機能が付いていて、最初はサラウンドオフで
ピュアコンの値を探ったのですが、一度サラウンドをオンにしてピュアコンの組み合わせを変えたら
こちらの方が音が自然だったので、最終的にはサラウンドオンのALSオフが最も音が滑らかでした。
確率的にはサラウンドがオフの方が音が滑らかなのですが、レクサスの場合は
オンにした方がいい確率が高いようです。
レクサスRXのプレミアムサウンドシステムが、サウンドピュアディオのベーシックの
トリプルパッケージの装着で、真のプレミアムサウンドと進化しました。
トヨタ・アクア スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのアクアです。
トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
Wパッケージはベーシックパッケージとベーシック防振の組み合わせですが、
それにリアドアのベーシック防振を追加や、フロントスピーカーの交換や、
セメントコーティングの施工などの何か1工程をプラスするとトリプルパッケージと呼んでいて、
こちらは3パターンあります。
まずドアの内張を外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
純正ミッドはそのまま使用しますが、ドアのツイーターは使用しないので、
防振作業の時にリードを後から再生出来る様な長さでカットします。
内張り裏の吸音フェルトを一度取り外して、ツルツルのプラスチックの表面に粗目を付ける加工をしてから、
セメントコーティングを行います。
セメントコーティングが乾燥してから、内張を組み付けたらドアの作業は完了です。
続いて純正のナビオーディオから音信号を引いて来て、グローブボックス下にMDF板を敷いて、
ピュアコンを取り付けて、周波数レンジとインピーダンスと、レベルをコントロールしてドアスピーカーと
後付けのツイーターに分配します。
ダッシュにはぴゅあディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
見晴らしの良い場所から拡散性のある外ドームツイーターで心地良い高音を再生させています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、純正ナビのイコライザー調整を行います。
最初に動かす周波数を何パターンの中から選んで、動かす幅とレベルを調整してを
7回繰り返すパナメトリック方式なので、グラフィックに比べたらかなり時間がかかります。
フロントは2面防振を行っていますが、リアはノーマルの状態なので、そのまま鳴らすと残響が残ったり
こもり気味なので、フェダーは前に振ってリアのレベルは少なめに鳴らしてバランスを取りました。
入庫時に比べたら高音域がスムーズで、これまで外に漏れていて無駄になっていた低音のエネルギーも
しっかり車内に入って来て、音質だけでなく静粛性や断熱性も上がったアクアに変身しました。