取付ブログ
30年以上前からのお客様
現在の宇部店は1999年に出来たのでもう21年が経過しています。
その前の8年半は山陽小野田市の有帆にあった今の第一倉庫が店舗だったので、
この2店舗で30年弱営業している事になります。
その前に営業していたのが宇部市の中野開作のこの場所で、
今は建物が建て替えられて美容院になっていいて、
ここで1982年に開業して約7年営業していました。
現在宇部店に入庫しているお車のお客様が、30年以上前からお付き合いがある方が
お二方おられて、この場所で営業をしている時に初めて来店されました。
山陽小野田市で営業していた時からのお客様は多くても、
中野開作の店からお付き合いいただいて、
しかも遠方からとなるとかなり人数が限られています。
遠方からのお客様や長くお付き合い頂いているお客様の要望に応えるために、
コンデンサは入荷したら全て測定して、値を全てテプラーで表記してあります。
以前は100個とか200個の単位で仕入れていたのが、同じロットだと上よりや
下よりで偏る事があり、今は25個単位で数量を減らして、ロットをばらして仕入れています。
今回必要なのは限りなく1・000に近い物で、25個中1ペアしか選別出来ませんでした.。
今回のロットは高い値が多いので次の25個を註文して、低値が出るのを待ちます。
一時的に低い値の需要が重なって、1・000より下の値のストックがほぼ切れています。
MTLと呼んでいるコイルもある値が集中して出て、不足したので
機械巻してあるベースのコイルからじわじわほどいて希望の値に合わせます。
同じ巻き数をほどいても、工場での締め付けトルクの差で微妙に値が変わって来て、
5個ほどいたら全て値が違いました。
もう何個かほどいて行って、何んとか3ペア左右を合わせる事が出来て、
棚のストックにしました。
他には極太のデジタルケーブルも作ったら直ぐに売れて行き、
ストレート3本に片側Lピン1本を作りました。
当然のことながらデジタルケーブルは自分しか作る事が出来ない難しい物で、
この様な他では出来ない精度の高い作業が、30年以上に渡ってお客様でおられる方に
支持して頂ける根源となっています。
BMW3シリーズ カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業からBMWのE36型の3シリーズです。
現在ではE36はかなり珍しい存在でしたが、メンテナンスをし続けて長い間乗られています。
今回は長年使われていた1DINタイプのサイバーナビが調子が悪くなって来たので、
1DINタイプのデッキに交換しました。
カロッツェリアのDEH-970を取り付けて、ナビはスマートフォンを使う事になりました。
スピーカーはドアにアウターバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-MIDを
取り付けています。
ツイーターはワイドスタンドを製作してJU60を取り付けています。
最初はフロント2WAYだけでしたが、後からJBLの25センチウーファーを追加しています。
アンプはフロントにピュアディオチューンの物を使用して、ウーファーにはロックフォードの
モノラルアンプを使用して、2台のアンプの音域分けをピュアディオチューンのチャンネルディバイダーで
行っています。
デッキを換えたと同時に、ピュアコンを4桁シリーズに交換して音質アップを図り、
スピーカーケーブルはSKY-3に引き換えました。
7年間使用したPSTケーブルを取り外して、すべてのケーブルはSKY-3に換わりました。
全ての作業が終わってピュアコンの値を探るのと同時に、DEH-970のイコライザー調整も行います。
ケーブルやピュアコンのグレードアップは消費電流を増やさずに音質アップが図れるので、
最新の充電制御車には有効な手段ですが、長年乗っておられるお車にも有効な手段だという事を
今回の作業で知りました。
同じスピーカーとアンプを使用していますが、最新アイテムの投入でスキッと透明感のある音に
生まれ変わりました。
レクサスUX カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、レクサスのUXです。
異形パネルの専用ナビオーディオを活かして、フロント3WAY構成でシステムを構築しました。
ドアは方ドア3面のフル防振の施工を行った後に、アウターバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
ダッシュ上にはワイドスタンドを製作してJU60を取り付けていて、
ツイーターにしてはレンジの広いJU60でもドアスピーカーとの間にかなり足らない音域があって、
そこは純正のスコーカーを僅かに鳴らしてカバーして、
トータルでフロント3WAYでフルレンジを再生させています。
フロントにはセンタースピーカーでモノラル成分を足していますが、
純正の状態でステレオ効果があまり得られていない状態では
ここで左右のスピーカーの間の音を作っていますが、システムアップCで間の音が濃くなって、
そのためセンタースピーカーのレベルはアッテネーターで下げてバランをを取りました。
グローブボックス下には8ピース構成のピュアコンを取り、
ここでJU60と純正スコーカーのバランスを取って、
他の場所にZSP-LTD15とセンタースピーカーの調整するパーツがあるので、
合計11ピース構成のピュアコンとなっています。
これまでもレクサスUXの取付はありましたが、
ラゲッジにはナカミチのPAー2002Pのパワーアンプを取り付けています。
そのためピュアディオチューンのハイローコンバーターを使ってRCA信号を作って、
しかもUXではフロントの低音用と中高音用の2個のハイローコンバーターを使用しています。
フロントまではピュアディオブランドの2系統のPSTケーブルで送っていて、
フルレンジタイプと高音域を重視した赤みがかった物の2種類を使い分けています。
そして今回PAー2002Pのハイパワーアンプを使用しているので、
内蔵アンプに比べたら勢いがあるので、ピュアコンのコイルの値もこれまでとは少し違う値を
あれこれと探りました。
最後に純正のディスプレイに音調整機能を表示させて、生音・生声近くなる様にセッティングします。
音が鋭いのでALSをオンにして少し柔らかくして、トレブルを少し下げた所がスタジオレベルの
音になった感じで、そこでセッティングを終了しました。
プレミアムカーのレクサスも、サウンドピュアディオでオーディオを施工・セッティングする事で、
真のプレミアムカーとして完成します。
レクサスRC スピーカーの音質アップ 後編
今日ご紹介する1台は、昨日に引き続いて宇部店からレクサスのRCです。
専用のナビオーディオと車両の多チャンネルアンプを活かした音質アップの続きです。
かなり横に長いドアは残響が多く、お客様が好きなEDMを再生するにはレスポンスが悪すぎます。
ドアの内張を外して、外板の響きを確かめて、防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
今回は工場装着のマットは1枚も無くて、マットとメタルを方ドアに
合計8枚貼り付けるベーシック防振の施工を行いました。
外した内張は一度吸音フェルトを外して、セメントコーティングを行ってからドアに組み付けます。
ダッシュの純正スピーカーはピュアコンを通して中音のみ再生に設定して、
高音域はピュアディオブランドのATX-30で再生します。
ピュアコンは純正のプレミアムサウンドに合わせてグレードの高いRRタイプを使用して、
中音の上限周波数を決めるコイルは一から手巻きした物を使用しています。
システム構成は先日取り付けたレクサスRXと同じですが、
スピーカーのレイアウトが違うために、一度RXで使用した物と同じ値を入れましたが、
条件の違いを考慮して巻き数を変えて、ツイーターのレンジ幅もRC独自の値を選んでいます。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、純正オーディオの調整機能で音調整を行います。
まずはサラウンドを入れるか入れないかを選んで、
やはりレクサスは入れた方がバランスが良い場合が多いですね。
普通は入れない方が良いんですけどね。
お客様はEDMを聴かれる事が多く、1980年代のディスコのフロアーみたいな音が好みだそうで、
中高音フラットで低音を1クリック上げてみたのですが、低音の量が増えても80年代のディスコとは違って
低音にキレがなく・・
一度ドアの内張を外して、ベーシック防振の貼りの枚数を増やす事にしました。
SSFのオプションの費用が見積には入っていましたが、
電気的制御するよりも直接響きを抑えた方が良いと判断して、
トータル金額が同じでも効果の高い方に予算を使う事にしました。
EDMを再生して、外から響きの大きい所を探して、内側にマットを2枚とメタルを2枚を追加しました。
これが貼れば良いというものではなくて、うちのNV200に通常の倍のマットとメタルを貼ったら、
逆に音が詰まって聴こえて、貼りは多すぎるぐらいならまだ少ない方が良くて、
目利きで多過ぎず少な過ぎずの絶妙な貼り方を行いました。
すると横長のドアの普通では起こらない残響が見事に消えて、ドアの外にも内にも付帯する響きが消えて、
EDMの低音がスパッとキレが良くて、まるで80年代のディスコフロアー的な鳴り方になり、
3トーンの低音も上げない方がバランスが良くなりました。
レクサスRCの取付は今回が初めてで、一度鳴ってから内張りの付け外しを行いましたが、
今回でノウハウを習得したので、次はもっと短時間で同じ音にたどり着けます。
レクサスRC スピーカーの音質アップ 前編
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、レクサスのRCです。
異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、2週間前ぐらいに施工を行った
RXと同じ内容でという事で入庫となりました。
ドアは18センチサイズのウーファーで、車両アンプから低音のみが送られて来ています。
ダッシュにはスコーカーの真ん中にツイーターが付いているコアキシャルタイプのスピーカーが付いていて、
車両アンプから中高音のみが送られて来ています。
スコーカー裏には国産車にしてはかなり大きめのコイルとコンデンサが付いていて、
レクサスならではのコストがかかっていますが、それでもお客様は音に不満足なので、改善を加えて行きます。
リアトレイには薄型のフリーエアータイプのウーファーが付いていて・・
リアサイドから中高音が鳴って・・
フロントのセンターから中高音のモノラル成分を加えて、スピーカー数は多いものの、
お客様は音がハッキリ聴こえない事に不満を持たれていました。
その最も大きな原因がドアの長さで、内張の震えで耳の近くにモヤモヤした音がして・・
外板裏にも大きな残響があって、非常に不快な状態でした。
ドアが長い分ほどかなりの量の吸音フェルトが使用してありましたが、
これはノードノイズの進入を防ぐのにはある程度の効果がありますが、
レスポンスの良い音を再生するという意味ではほとんど役に立っていません。
スピーカー構成はレクサスRCとほぼ同じですが、スピーカーレイアウトが極端に違うので、
現在調査しながら作業を進めています。