取付ブログ
レクサスRC スピーカーの音質アップ 前編
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、レクサスのRCです。
異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、2週間前ぐらいに施工を行った
RXと同じ内容でという事で入庫となりました。
ドアは18センチサイズのウーファーで、車両アンプから低音のみが送られて来ています。
ダッシュにはスコーカーの真ん中にツイーターが付いているコアキシャルタイプのスピーカーが付いていて、
車両アンプから中高音のみが送られて来ています。
スコーカー裏には国産車にしてはかなり大きめのコイルとコンデンサが付いていて、
レクサスならではのコストがかかっていますが、それでもお客様は音に不満足なので、改善を加えて行きます。
リアトレイには薄型のフリーエアータイプのウーファーが付いていて・・
リアサイドから中高音が鳴って・・
フロントのセンターから中高音のモノラル成分を加えて、スピーカー数は多いものの、
お客様は音がハッキリ聴こえない事に不満を持たれていました。
その最も大きな原因がドアの長さで、内張の震えで耳の近くにモヤモヤした音がして・・
外板裏にも大きな残響があって、非常に不快な状態でした。
ドアが長い分ほどかなりの量の吸音フェルトが使用してありましたが、
これはノードノイズの進入を防ぐのにはある程度の効果がありますが、
レスポンスの良い音を再生するという意味ではほとんど役に立っていません。
スピーカー構成はレクサスRCとほぼ同じですが、スピーカーレイアウトが極端に違うので、
現在調査しながら作業を進めています。
スバルXV カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、スバルのXVです。
山口県のお隣の広島県からお越し頂いています。
広島県でも岡山県と鳥取県と島根県の4県の境界線付近からお越し頂いて、4時間ぐらいかけて
ご来店頂いています。
システムはナカミチのCD-700KKを使ったフルシステムで、JU60ツイーターと
ピュアディオブランドのZSP-MIDと25センチウーファーを使用したシステムを取り付けています。
ラゲッジにはナカミチのパワーアンプとピュアディオチューンのチャンネルディバイダーとイコライザーを
取り付けています。
今回はグローブボックス下のピュアコンのブラックボックスを3桁の物から4桁に換えました。
ネットワークに使われているコンデンサは普通1桁と小数点以下1桁の2桁表記されていますが、
3桁品ですでに誤差の範囲内で音のチューニングを行っていて、小数点以下3桁の違いで音を合わせても
そんなに音は変わらないだろうと思っておられる方も沢山おられます。
小数点以下3桁の違いでブラックボックスをあれこれと換えて、それに合わせてミッドの上限周波数を変える
コイルも交換して音を合わせます。
パーツの組み合わせで限界まで生音に近くしたら、次はイコライザーのダイヤルを微調整して音を合わせます。
完成してお客様に音を聴いて頂いたら、「こんなに音が変わるとは思っていませんでした!」
と驚かれていました。
この4桁のピュアコンは、FM福岡の番組制作で多くのボーカリストのの方にお会いする機会が沢山あって、
その中でもこれまで一度もお会いした事が無かった斉藤和義さんとスキマスイッチの大橋卓弥さんの生声を
聞いた時に、「今のピュアコンの3桁表記では表現出来ていない部分があるのでは?」と不満に思って、
それで4桁シリーズの開発に着手しました。</p>
今は放送していない音楽番組『音解(オトトキ)』は、過去の放送を再編集して6月は4回の方を行います。
その中で斉藤和義さんとスキマスイッチさんの回も含まれていて、音楽番組の制作が今の音造りに
役立っています。
XVのお客様はピュアコンが2桁から3桁に替わった時も音が良くなったと喜ばれていましたが、
そのうちにそれが当たり前になって耳が慣れてしまい、それが普通になっていたところで
4桁に換えられたので、システムはそのままでも音がリフレッシュして聴こえる様になって、
自宅に着いてからお礼のメールを頂きました。
小数点以下1桁しか表示されていないコンデンサのそこから2桁下で左右のペアリングを行って、
完全に誤差範囲のそのまた下の桁で音調整出来るのも、多くのボーカリストの生の声を聞いて、
そこになんとか合わせようという、誰もこれまでやる事が無かった未体験の音調整で
お客様に感動を伝えています。
追伸
XVのお客様はタイヤはブリヂストンのレグノGRVⅡをお使いでした。
ピュアディオのお客様はレグノの装着率が高いですね。
トヨタ・エスクァイア カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、トヨタのエスクァイアです。
トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、何度かシステムアップを行って来て、
今回はサブウーファーとモノラルアンプの取付を行いました。
これまでの作業で方ドア3面のフル防振の施工を行い、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて・・
ツイーターはダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けて、
フロント2WAYの極めたシステムになっていました。
お客様から低音を増やしたいのでミューディメイションのパワードウーファーを取り付けたいとの
ご要望がありましたが、フロントスピーカーとのグレードが合わないために、
「低音の質感が違うので取り付けない方がいいでしょう。」と提案したところ、
JBLの薄型ウーファーを使用したベーシックウーファーパッケージにプラスアルファ―したウーファーの
組み合わせで取り付ける事になりました。
今回使用したアンプは先日大量入荷したクラブA600です。
このアンプは本体のゲイン調整とは別にリモートの手元に置けるゲイン調整が付属していて、
その便利さを考えたら価格は納得出来る設定です。
今回は追加で床埋めにして、荷物を積んでも大丈夫なグリルを取り付けています。
グローブボックス下のピュアコンは合計10ピース構成の物の6ピースの値を
ウーファーの取付に合わせて交換しました。
以前は低音域を数カ所動かしていたイコライザーも、低音域をアンプの調整とピュアコンでコントロールして
フラットで良い様にしたので、逆に高音域の方を動かす様にしています。
ただお客様はあまりボリュームを上げて聴く事がないという事で、下げていた高音域をフラットに戻して
聴かれる様にお勧めしました。
ウーファーを取り付けたら低音域のみが変わる様ですが、実際には低い音域を
ZSP-LTD15で鳴らさない様になるので中高域にも変化が出て来て、
フロントスピーカーが鳴らし込んであるのに対して、ウーファー側がまだ新品で動きが固いので、
本調子が出るのに1か月ぐらいかかるでしょう。
遠方のお客様でスピーカーが慣れた状態で納車して欲しいと希望される方には、
あらかじめ鳴らし込んだユニットを装着する事も可能です。
チャンネルディバイダーのチューニング
昨日は宇部店に一日いて製作机で作業を行っていました。
サブウーファーを取り付ける時に使うチャンネルディバーダーのチューニングした物がゼロになったそうで、
2台のチャンネルディバイダーが運ばれて来たので、チューニングする事にしました。
フタを取るとRCAジャックの根元のリード線が余っていて、ここを適正化して行きます。
基盤を外してリードを伸ばすと、こんなに余っています。
基盤に差し込んでメンテナンスに問題長さまで短くするとこうなりました。
切り取ったケーブルをケースの周りに並べて行くと、1周してもまだ余るぐらいありました。
外した基盤は音に影響が大きい部分で、再加熱しても大丈夫な所はハンダを付け直します。
黒くペーストが焦げた跡がある所がハンダ付けし直した所で、銀入りハンダを使用しています。
最初に普通のハンダと銀入りハンダをミックスして、一度ハンダ吸い取り線で吸い取って、
下地が出来た所に銀入りハンダを差し込んでいます。
吸い取り線を吸い取ってはカットしてを繰り返したら、こんなに吸い取り線の残骸が出来ました。
ケースに戻せばこんな感じで、一部パーツが交換してあるのと、ダイヤルはピュアディオ推奨商品を使えば
この辺りが多く出るという位置に合わせてあります。
最初の状態よりも見た目もスッキリしていますが、音も当然ゴチャゴチャ感が無くなって、
スッキリした音に変身しています。
最後にサウンドピュアディオのエンブレムを取り付けたら完成ですが、昨日は他の仕事で呼ばれて、
何度も製作机から離れたので、結局1台しかチューニング出来ませんでした。
スズキ・スイフト カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのスイフトです。
1週間ぐらい前にもここに白いスイフトが入っていましたが、別なお車です。
サイバーナビを使ってシステムが既に取り付けられているお車ですが、
システムアップのために入庫しています。
フロントドアにはフル防振の施工を行った後に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けています。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、B&W製のツイーターを取り付けていて、
ピュアコンを4桁シリーズに交換するのですが、B&WとJU60ではコンデンサもコイルも
アッテネーターレベルも全く別なので、ワンオフに近い形でこれから作って行きます。
ダッシュの上には三角形の防振メタルが互い違いに貼ってあって、
ダッシュ全体に響く軽い振動を抑えています。
またリアシート下からのロードノイズが気になるので、マットを貼って振動音が上に上がって来難くしました。
リアのラゲッジは一度完成していたところから分解して、ピュアディオチューンのデジタルプロセッサーを
取り付けて、その後でパワーアンプと25センチウーファーを取り付けます。
デジタルプロセッサーは先日バラバラにしてハンダ付けをやり直した物を使用して、
一度チューンしたモデルを聴いてしまうと、ノーマルで音のザラついた物は聴けなくなります。
使用するウーファーはJBLの25センチで現行モデルの薄型と違ってマグネットが深いモデルで、
薄型にチェンジする前に大量に買い込んでいた物です。
バッテリーはボッシュのハイテックシルバーⅡに交換していて、造作部分の完成を待っている状態です。
今回入庫しているスイフトのお客様は、ご自分の好きなボーカリストの方がサウンドピュアディオの番組に
出演された事があり、自分はその方の生声を番組収録の時に聞いています。
本人の生声を知っているからこそ、プロセッサーがノーマルだったり、ネットワークのコンデンサが
左右にわずかなズレでもあれば許せず、他店では行わない様な極めたチューンを行っています。
大好きなボーカリストのコンサートが中止になった分、ピュアディオがチューニングした本人の声を元にした
音造りで、しばらくの間代用して欲しいと思っていて、完成までしばらくお待ち下さいね。