取付ブログ
現在の宇部店の作業
今日はブログを書き終わったら直ぐに歯医者さんに行って、治療が終わったら福岡店に移動して、
おそらく当日中に宇部に帰って来ると思います。
現在の宇部店の店頭ではB&Wの802型スピーカーの修理が入っていて、ツイーター部分は健常でも
スコーカーとツインのウーファーが痛んでいて、スコーカーは801と兼用だったために
自分用のスペアパーツを持っていて交換出来て、ウーファーは特殊サイズのためにスペアの製造が
終わったために修理が不能になっていました。
そこでB&Wの限定モデルのウーファーとミッドバスのスペアパーツを出して来て、
元々3WAYのツインバスだった802を、4WAYの特別なモデルに組み替えました。
明らかにノーマルモデルよりも音質アップしています!
そして裏の製作室では、一度組み立てた4桁シリーズのピュアコンのコンデンサを取り出して廃棄して、
新しいコンデンサに入れ替えています。
3桁表示のままでも何ら問題ない製品を、あえて崩して作り替えるという、自分の仕事に厳しくして、
本来の楽器の音や人の声に近くなる様にしています。<
例えばここに2個合わせて2・00188μFのコンデンサがあって、
これは普通2002のピュアコンとして使われます。
ただしケースの組み込みで押されたり、接着剤を付け過ぎて乾燥した後に表面に力がかかっていたりすると
最初の測定よりも数値が上がってしまって、これだと2004になっています。
またハンダ付けでクリップが足らなくて熱が内部に伝わると、数値が上がってしまいます。
熱が加わって力が加わると、トータルで数値は2・00613となり、2002で作ったつもりが実測で
2006のピュアコンとなってしまいます。
そこで最終組み立てが終わって、接着剤が固まった時の値で計測してからお客様のお車に取付用と思うと、
たまにどうしても左右が合わなくなり、力がかかったり熱が加わった物は数値が同じでも音色が
微妙に違っており、それで取り外してやり直しとなっています。
他には最近発売した極太デジタルケーブルや、SKYのRCAケーブルのLプラグタイプの製作を
昨日は行っていました。
ハンダ炉で漬け込んで円心力で中のハンダを床に叩きつけて行う作業は、作業をしすぎて
奥歯が欠けてしまったので、歯の治療が終わるまでは出来ません。
前に一度ハンダの壁が出来た時に社員が剥がしてしまったので、これは2度目のハンダの壁です。
机のキャスターのハンダは前の時に付いた物で、どれだけの壁だったか想像して下さい。
かなり作りだめしておいたつもりですが、PMBタイプの一部の長さが欠品しています。
最後に作業とは関係無い話ですが、自分が5月・6月のイベント様に買っておいた無線機ですが、
資格がいらず業務仕様がOKの物で、せっかくあるのだからピットと店頭の連絡用で使う事にしました。
元々持っていた2台が重たいので、ケンウッドの物を買い足して、今は3台で交信していますが、
もっと軽いモデルが存在しているものの、中国で生産しているために、入荷の見通しが立っていないそうで、
後2台まあまあ軽い物を買って来て使います。
VWアルテオン スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、フォルクスワーゲンのアルテオンです。
グローブボックスの中にプレイヤー部があるVWやアウディではおなじみのシステムに、
JU60を使用したベーシックパッケージの取付を行いました。
フロントドアはディナウディオのプレミアムサウンドの3WAYのスピーカー構成で、
ウーファー・スコーカー・ツイーターで車輛の多チャンネルアンプから音信号が独立して送られて来ています。
ただプレミアムサウンドでも音が物足らなくて、ミドルとトレブルはマッツクスの8まで上がっていました。
入庫した時は右のディナウディオのツイーターは鳴っていない状態で、
トレブルをマックスまで上げたから飛んだのか、飛んでいたから物足りないからマックスまで上げたのか、
どちらか分かりませんが、プレミアムとして体をなしていない事は変わりません。
ドアの内張を外したら、ヨーロッパのブランドと思われる防振材が貼ってあって、
それが剥がれかけていました。
社員が剥がそうとしたかと思って、「勝手にめくってはいけない!」と言ったら、
最初からめくれかけていたそうです。
作業は助手席のシートを外して、下にある多チャンネルアンプから信号を取り出して、
グローブボックス下に取り付けたピュアコンに送ります。
ツイーターはワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けて、プレミアムサウンドには
プレミアムなJU60を使用して、純正プレミアムをはるかに凌ぐサウンドへと変身させました。
ピュアコンは標準品をあれこれと交換して取り付けましたが、どれも特製が合わず、
アーティストさん用に東京の出張仕事でプレミアムサウンド車に対応するための
予備のピュアコンがあって、それを2階から降ろして来て取り付けたら、それがピッタリ合いました!
入庫時はマックスまで上がっていたミッドとトレブルも2でバランスが取れて、
撮影した時は-1だったバスも最終的には0でバランスが取れて、JU60の高性能もあって
プレミアムサウンドと呼ぶにふさわしい音質に生まれ変わりました。
お客様は最初はメーカーのオプションでも十分な音質だろうと思われていたそうで、
実際にはピュアディオが手を入れないと本当の音楽に近づかないという事を実感されました。
スズキ新型ハスラー スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スズキの新型ハスラーです。
先代と比べて大胆に変わったインパネで、2DINのワイドスペースにカロッツェリアの
楽ナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工を行いました。
ツイーターはJBLのP560のツイーターで、2台前のお車から移設し続けられています。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正16センチをそのまま使用します。
国産メーカーのトレードインスピーカーは音域によって音の強弱が付けてあるので、
元の音とは違う造作した音になっており、こもって聴こえる純正スピーカーの高域をカットして
後付けツイーターに任せて、ピュアコンとドア防振で音の重みとキレをアップさせて、
それでトータルで元の音楽に近い音を再生させます。
新型ハスラーは初めて入庫だったので、ドアの響きを確かめて、どの位置が響きの中心で、
どういう音域の響きかを調べて、貼る材質を決めてからマーキングしました。
前後のドア共にベーシック防振の施工を行って、手順書も作成しました。
更に前後のドア共に内張裏のツルツルのプラスチックの表面を加工して、
セメントコーティングを行いました。
そしてリアのハッチの裏と内張りにも防振施工を加えて、ハスラー1台で合計5ドアの10面に対しての
防振施工で、かなり音質と静粛性と断熱性を上げた、スペシャルなハスラーへと変わりました。
グローブボックス下に取り付けたピュアコンは合計8ピース構成のバージョンで、
白いボビンのコイルは、もう生産が終わったコイルのボビンを3Dプリンターでそっくりに作って、
そこに輸入物の高性能の銅線を手作業で巻いた物を使用しています。
今回のハスラーの作業は基本的に先代のハスラーから移設して取付けを行っていて、
先代とスピーカーの特性は同じでもグリルの形状が違い、先代よりも音の抜けが悪いので、
ミッドの上限周波数を決めるコイルを3周ほどほどいた値の物を使って、
上限周波数を伸ばしてバランスを取っています。
最後に楽ナビのイコライザー調整を行って、2か所1クリックづつ動かして、
最も生音・生声に近づけたら作業は完成です。
遠方からお越しのお客様だったので午前中入庫の閉店前に出庫を希望されていて、
4人がかりで1日でドア5枚の防振と、パッケージの開発を行いました。
もう長くお付き合いして頂いていて、防振の重要性と効果は実感しておられるので、
防振を重視したシステム構成で取付して頂きました。
マツダCX-5 BOSEサウンド車の音質アップ
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、マツダのCX-5です。
プレミアムサウンドのBOSE仕様車で、スピーカーグリルにBOSEのマークが付いています。
先代のダッシュにスコーカーから、ピラーにツイーターにと変更になっていて、周波数レンジは
ドア低音のみから、ドアから中低音に変わっています。
ツイーターは表のグリルの割には中身のサイズが小さく、向きも逸れているので、
スタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターで高音を再生させます。
シート下にはBOSEの多チャンネルが付いていて、そこから音信号をピュアディオブランドの
PSTケーブルで取り出して、グローブボックス下まで送ります。
PSTケーブルは太さだけでなく、銅線の純度とよりの強さと、ビニールの被覆の締め付けの強さの
3つのポイントで音質を高めています。
グローブボックス下は真ん中にふくらみがあるので2枚のMDF板を敷いて、現行CX-5の
BOSE車専用のピュアコンを取り付けています。
また前後のドアには防振メタルと防振マットを貼り合わせたベーシック防振の施工を行っていて、
余分な響きを抑えて低音のキレを良くして、外からのロードノイズの進入も軽減します。
全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、マツダコネクトの調整を行います。
これまでの取付で最も生音に近くなる組み合わせを見つけていて、手順書に従って
バス・トレブル・フェダーを調整します。
ボーズセンターポイントとボーズオーディオパイロットの調整も含めて、手順書には最も生音になる様に
記載がしてあります。
普通は音質アップには難があるプレミアムサウンドシステムですが、ピュアディオの
インピーダンス変換技術によりプレミアム専用のベーシックパッケージは確実な音質改善が出来て、
遠方からも取付に来られるお客様も多い人気商品となっています。
マツダ・アクセラ カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、マツダのアクセラです。
マツダコネクトをベースにしたフロント2WAYシステムの作業を既に行っているお車の
システムアップを行いました。
ドアはフル防振の施工を行った後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。
ツイーターはワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けています。
これまではマツダコネクトの車両アンプで鳴らしていたところから、
ラゲッジにナカミチのパワーアンプと、ピュアディオチューンのチャンネルディバイダーと、
JBLの25センチウーファーを取り付けて、フルシステムの状態になりました。
マツダコネクトの車両アンプにはピュアディオチューンのハイローコンバーターを取り付けて、
RCA信号に変換してリアに送っています。
フロントドアはフル防振ですが、リアはノーマルのままだったので、今回外板裏の響きを調べて、
ベーシック防振の施工を行いました。
内張裏にはセメントコーティングの施工を行って、更に静粛性をアップさせて、断熱性も上げます。
そしてリアハッチの裏にもセメントコーティングの施工を行っています。
全ての作業が終わって音が鳴る様になったら、グローブボックス下のピュアコンの値を
フロント2WAYからフルシステム用に変換します。
お客様がお聴きのCDは、自分がラジオ番組の製作で実際にお会して生声を聞いた事のある
ボーカリストの方の楽曲で、自分の調整用CDと合わせて細かい音の調整を行いました。
あーでもない、こーでもないと、あれこれ数値を変えて、本人の生の声に最も近い組み合わせにしました。
マツダコネクトの調整もあれこれと動かして、派手過ぎず、地味でもなく、複数のボーカリストや
楽器の音が最も生っぽく聴こえる状態にセッティングしました。
よく「このCDのボーカルの音だけきちんと鳴る様にして下さい。」というご要望を頂く事がありますが、
本当に良いセッティングとは、レコーディングスタジオや放送局のスタジオの様に、全ての楽器とボーカルが
きちんと聴こえるセッティングが、その1枚のCDの音が最も良く聴こえるセッティングだと考えています。
つまり音を造作して良く聴こえさせるのではなく、本来この音で録音されたであろう形に近い状態に
合わせる事がベストだと考えています。