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取付ブログ

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スバル・フォレスター スピーカーの音質アップ

2019-07-01

今日ご紹介する1台は、一昨日の宇部店の作業から、
スバルのフォレスターです。
 

 
 
 
まずはドアの内貼りを外して、
防水シートを一度外して外板裏にベーシック防振の施工を行います。
 
 
 
 
外板裏の一番響く場所は工場であらかじめ防振マットが貼ってあり、
それ以外の場所に防振マットと防振メタルを貼って行って、
ドア全体の響きを鎮めます。
 

 
 
 
内張り裏の白い吸音フェルトは一度取り外して、
セメントコーティングを施工した後に元に戻します。
 
これは宇部店だけですが、設備と頭数が揃っているので、
日帰りでのセメントコーティングが可能です。

 
 
ダッシュの上にはスタンドを使って角度を付けて
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取付けて、
ドアの16センチスピーカーと合わせて2WAY構成としています。
 
 
 
 
純正の楽ナビからの音信号はグローブボックス下に取付けたピュアコンに送って、
周波数レンジとインピーダンスを調整して、
ダッシュのツイーターと純正の16センチスピーカーに送ります。
 
 
撮影の時点では4ピース構成ですが、
後でオプションを1品加えて6ピース構成としています。
 
 
 
全ての結線が終わって音が鳴る様になったらイコライザー調整を行います。
 
 
楽ナビといっても以前の5バンドや7バンドではなくて、
現行モデルでは一時期のサイバーナビと同じ13バンドのイコライザーになっています。
 
 
 
自分の調整用CDの他FM放送とお客様のSDカードの音源を使って、
色々な音源でどう聴こえるかを確認しながら調整を行いました。
 
SDカードには最近お会いしたSHISHAMOさんの楽曲や・・
 
 
 
これまで2回お会いしているオフィシャル髭DANディズムさんのノーダウトや・・
 
 
 
春にお会いしたばかりのモンキー・マジックさんと・・
 
 
 
SEKAI NO OWARIさんなど、生声で聞いた事のある
アーティストさんのオンパレードで、
元の声を知っているだけに「もう少しどうにかならないか・・」と
プレッシャーで張り切り過ぎて胃がきりきりと痛くなるぐらい集中しました。
 
 
 
HYさんの楽曲も入っていて、特に自分が好きなソング・フォーは
一時期調整用として何度も聴いていて、
でもその時はご本にお会いする前で、中曽根泉さんにお会いした時に、
「本当はこういう声だったんだ!」と感動したのを思い出しながら調整していました。
 

 
 
フォレスターのお客様は大分県からお越し頂いていて、
井川のブログをよくご覧になっているそうで、仕上がった音には
「本当に純正スピーカーを使ってもこんなにいい音が出るんですね!」と
驚かれていました。
 

 
まるで魔法の様ですが、カー用品店が店頭で純正スピーカーに音を悪くする様な細工をして、
それでトレードインスピーカーの音が良くなる様なデモンストレーションで
『純正の音は悪い!』というイメージを植え付けているだけなので、
本当はしっかりと手をかければかけただけの成果は上がります。
 
 
フォレスターのお客様にはサウンドピュアディオのステッカーを貼って頂いて、
ちょうど大分に向けて帰っておられるところを、
自分が福岡店に向かっていて追い越して行きました。
 
 
遠方よりのご来店、ありがとうございました。
 

トヨタ・アルファード カーオーディオの音質アップ

2019-06-30

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、
トヨタのアルファードです。
 
 
 
パイオニアの大画面サイバーナビを装着した状態で入庫となって、
フロントスピーカーの取り付けと、ドア防振の施工を行いました。
 
 
 
 
まずはドアの内張を外して、方ドア3面のフル防振の施工を行います。
 
 
 
 
外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振の施工を行った後に、
サービスホールを塞ぐ防振を行って、
内張裏にセメントコーティングを行ったらフル防振が完成です。
 
 
 
純正スピーカーを取り外して、13センチ穴のインナーバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSPーLTD15を取り付けてから内張を組み付けます。
 
 
中から見える黄色いケブラーコーンが、只者では無い雰囲気を醸し出しています。
 
 
 
ツイーターは以前乗られていたお車でお使いだった
JBLのP560ツイーターを移設して来て・・
 
 
 
 
ピュアコンは前のお車でP560ツイーターとISPー130でお使いだった物をパーツ変更と、
ドアスピーカーの音の伸びが極端に良くなったので、
ツイーターの周波数レンジはピュアコンをカスタマイズして、
レンジを狭くしてZSPーLTD15側で鳴らす周波数を増やしました。
 
 
ブラックボックスとツイーターは最初にベーシックパッケージを
購入された時の物をそのまま移設されていて、
ベーシックパッケージのベーシックの意味は、
これをベースにしてシステムアップ出来るという意味ですが、
完成度が高いのでベーシックパッケージだけでも満足されている方は多い様です。
 
 
 
全ての結線と組立てが終わったら、31バンドのイコライザー調整を行います。
 
 
 
 
最新のサイバーナビは5バンドの簡易型イコライザーも同時にかかっていて、
ここをフラットにしてから31バンドの調整を行うのですが、
ここがカスタムでのフラットの状態か、
最初からパッケージされているフラットかで微妙に音が違っています。
 
 
 
 
機種によって聴こえ方が違うのですが、このモデルではカスタムほんわかして聴こえて、
パッケージされている方がシャキッとして聴こえました。
 
 
31バンドの調整と、5バンドのフラットをどちらを選ぶかで散々迷って、
最も生音に近い状態を選んで、最後にもう少しツイーターのレンジを狭くして、
ZSP側の上限周波数を広げて、もうここが限界だ!というポイントに達したので、
そこで調整を終了させました。
 
 
通常のパッシブクロスオーバーの調整はツイーターのレベル調整だけですが、
ピュアコン方式はツイータのレンジもミッドのレンジも自由に調整出来て、
コイルもコンデンサも交換出来ないパッシブネットワークでは、
絶対に表現出来ない音を再生出来る様になっています。

ベンツCクラス カーオーディオの音質アップ

2019-06-29

今日ご紹介する1台は、先週の宇部店の完成車から、
メルセデスベンツのCクラスセダンです。
 
 
 
 
専用のナビオーディオ付のお車にフロントスピーカーの交換と、
パワーアンプとデジタルプロセッサーの取付を行いました。
 
 
 
先代のCクラスのドアの下の方の16センチスピーカーから、
現行モデルではドア上部に10センチスピーカーへと位置が変って、
ピュアディオ推奨の13センチスピーカーが付けられなくなりました。
 
 
 
そこで9センチサイズのピュアディオブランドのISP-90に交換する事になって、
このスピーカーは事前に鳴らし込みをしないと本調子が出ないので、
毎回福岡店のピットでエージングを行って、それから各店舗に送って取付けています。
 
 
 
 
グリルの目のせいか、接写しても中身が見えませんが、
10センチの純正から1割サイズを絞って、
9センチでエッジ辺りの音をグリルにひかからずに再生しています。
 
 
それとドア内は前後ともセメントコーティングを含む防振がしてあります。
 
 
 
 
ツイーターはダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けています。
 

 
 
ダッシュ下に付いている純正ウーファーはそのまま使用して、
フロント3WAY構成としていて、
ここまでは当社のデモカーのBMWと全く同じ仕様にしています。
 
 
 
当初はデモカーと同じ輸入ブランドをピュアディオでチューンした
音ヌケけのいいアンプを取付けて鳴らしたのですが、
純正デッキの特性がベンツとBMWで違って、
妙にキンキンした様な音になったので、
アンプをヌケよりも艶を重視したナカミチのPAー504をリファインしたモデルを取付けました。
 

 
 
音がまとまって来たのですが、リアスピーカーが
純正のままで前と質感が合わないので、
フェダーをフロントに8ポイント振って、気にならないレベルに合わせました。
 
 
 
純正のイコライザーと表示されている3バンドのトーンは全てセンターで使用して・・
 
 
 
 
純正ウーファーとフロントスピーカーの音のつながりと、
31バンドのイコライザー調整をピュアディオチューンの
デジタルプロセッサーで行いました。
  
(調整時の写真を撮り忘れの為に、他の車種から引用)
 
 
取付条件にかなり制約ある現行ベンツCクラスに、
シンプルながら極めた音質のシステムを取付けました。
 

トヨタ・ハイエース スピーカーの音質アップ

2019-06-28

今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
トヨタのハイエースです。
 

 
 
 
パナソニックのストラーダと国産メーカーのトレードインスピーカーが
装着された状態で入庫となって、
トレードインスピーカーを取り外してからベーシックパッケージの取付けと、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
 
 
 
まずはドアの内貼りを外して、トレードインスピーカーのミッドを取り外します。
  
 
このハイエースは自転車競技のトランスポートとして使用されていて、
遠い時には東北まで遠征されるそうで、
妙に音を絞り込んだトレードインスピーカーだと聞き疲れしてしまい、
純正スピーカーに戻して音が良くなるならという事で外す事になりました。
 
 
 
インナープレート2枚を一時的に取り外して、
外板裏に防振メタルと防振マットを取付けて、
トレードイン用のインナーバッフルを取り外します。
 
 
 
 
黄色いふちのハイエース用の純正の16センチスピーカーに戻して、
インナーパネル2枚を取りつけてから内貼りを組み付けます。
 
 
 
次にトレードインスピーカーのツイーターを取り外します。
 

 
 
 
ピラーのこんな上にツイーターが付けてあって、
ハイエースの低い位置のドアスピーカーとの高低差で、
完全に中低音と高音がバラバラになっていました。
 
 
 
 
ダッシュの上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取付けて、
通常よりは周波数レンジを下方向に広く取って、
ドアの下の方にある純正の16センチスピーカーとの音を繋がりやすくしています。
 

 
 
 
ハイエース専用の値で、
白ラベルのRRピュアコンと呼んでいる4000円アップの物をグローブボックス下に取付けて、
ドアとツイーターの絶妙な音のバランスを取っています。
 
 
 
 
最後にストラーダのイコライザー調整を行って音を整えました。
  
ストラーダの年式によって微妙に音が違うのと、
調整時に「これがいい!」とおもっても、
メモリーした途端に音のニュアンスが微妙に変わっているので、
メモリーした後の音を確認して、
何度も調整⇒メモリー⇒調整メモリーを繰り返して、
最も生音に近いポイントを探します。
 
 
ハイエースのお客様は音の仕上がりにはとても満足して頂いて、
現在は東北に向けて自転車競技のために長旅に出られています。

新しい測定器を導入

2019-06-27

宇部店には店頭とピットの間に製作室という
ピュアコンやケーブルの組み立てを行っている部屋があって、
あまりにゴチャゴチャしているので、通称ジャングルと呼んでいます。
 
 
昨日の仕事は空のボビンに一から銅線を巻いてコイルを作る作業と・・
 
 
SKY-3のケーブルの末端に焼き入れを行って、端子を付けるという作業でした。
 
 
端子を付ける作業は製作室で行いますが、
焼き入れを行う場所はピットの奥にあり、
ハンダ槽のスイッチを入れても目標温度の370度になるのに時間がかかるので、
トタン板をつなぐときのハンダ小手を使って早く温度が上がる様にしています。
 
 
 
目標温度に近づいたので無駄なあがきはやめて、
濁った表面の不純物を取り除いて、
SKYケーブルの末端を漬け込みます。
 
 
 
漬け込みで少しづつハンダが減って来るので、
秘伝のハンダに独自の配合で、
棒ハンダとロールからほどいたハンダを加えて一定の量を維持しています。
  
ただグッドブランドの太洋電機さんがたまに訪問される事があって、
今の使い方はかなり無理があるので、
上のグレードの機器に変えて欲しいと言われていますが、
先に欲しい測定器があったので、ハンダ槽の買い替えは次の機会にします。
 
 
ジャングルの中には自分の机と従業員の机があって、
従業員の方はグッドのハンダ吸煙器のパイプが2本通っていて、
従業員の健康のために10数万円出して導入委して、
自分の机の方は2万円程度の吸煙器を使っています。
 
 
その吸煙パイプの奥に2台の測定器があって、
これはコイルとコンデンサと抵抗とスピーカーのインピーダンスの4つの項目を切り替えて
測定出来て、でも正確な測定を行うには切り替えを行った後で
キャリブレーションを取らないといけなくて、
その時間がもったいないのでここでは下がコンデンサ専用の設定で、
上がコイル専用の設定から動かさない様にしています。
 
コイルに比べてコンデンサの方が測定の桁の小数点以下が多くいるので、
下の横長の方が高い測定器で、
横長は1台だけで製作を行う3人が交代で1台を使っていたので、
とても不便を感じていました。

 
自分の机にはコイル専用で使う測定器と、
その上の長年のハンダの煙で表面が茶色になっている機械は
現在スピーカーのインピーダンス専用で使っていて、
一番上は抵抗の測定専用の機械となっています。
 
 
今年の春に宇部店には新卒の社員が増えて、
ジャングルはもう狭くて人が入れないので、
ピットの一番端に机を置いて仕事をしている状態です。
  
ここにコイル専用の設定をした測定器を置いていたのですが、
遂に桁数の多い測定器を今回導入して、
自分の机とここを行ったり来たりして測定を行っています。
 
 
昨日の作業は容量の大きなコンデンサの測定で、
小さい容量だと100個単位での入荷ですが、
これは50個づつで、
入荷時に全て測定して値をテプラーで貼り付けます。
 
 
 
これは80マイクロFのコンデンサですが、
規定値よりもやや少ない表示がされています。
 
 
次は規定値よりも多い表示が出ていますが、
これはメーカーの出荷時の誤算範囲なので製品として問題ありません。
 
 
しかしサウンドピュアディオでは全て高度な測定を行い、
値が下の方の物と中心ぐらいの物と、上の方の物に分類して、
更にそこから左右でピッタリ合う様にペアリングして行きます。
 
 
この様に同じ値でペアリングして、
更にどういう時に上の方や下の方を使うなど、
実際に音を鳴らすときには目利きならぬ耳利きが必要になります。
 
 
ただし全てをピッタリで合わすとコストがとんでもなくかかるので、
最後の桁が1違うぐらいは良しとして、
それでペアリングしても最終的には売り物にならないコンデンサが出て来て、
メーカーの値をそのまま信じて仕事をしていたら、
自分がよく言っている生音や生声に近いという表現は出来なくなるので、
こういった作業には力が入りますし、使う測定器の質だけでなく、
何度も測定条件を変えて誤差が出る可能性を避けて、
コストがかかってもその測定条件から一切変えないというのも、
少しでも元の音に近い状態で聴いて頂きたいという思いから来ています。
 
お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
福岡県福岡市東区箱崎7-1-6
TEL.092-260-3660
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