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取付ブログ

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ギャラン・フォルティス カーオーディオの音質アップ

2019-05-15

今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、

三菱のギャラン・フォルティスです。




パナソニックのストラーダの1DINモデルを装着した状態で入庫となって、

ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工と、ドアスピーカーの

交換のトリプルパッケージの作業を行いました。

 


最近トリプルパッケージという言葉をよく書き込みますが、元はベーシックパッケージに

ベーシック防振をWパッケージと呼んでいて、それにもう1品プラスをトリプルパッケージと

呼び始めたので、もう1品がリアのベーシック防振だったり、フロントのセメントコーティングだったり、

今回の様にフロントのドアスピーカー交換もトリプルパッケージとなります。



作業の方はまずドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。

 


最近四角のマットにアルミ剥き出しの無塗装の物が写っていますが、原材料費の値上がりを

未塗装でカバーして、効果はそのままで同じパッケージ価格を維持しています。




純正の16センチスピーカーは取り外して、16・5センチのJBLのGX600Cのミッドを

取り付けました。



そして内張を組み付けたらドアの作業は完了です。


 

続いてAピラーの内張を外して、下から高音域の性能を上げたピュアディオブランドの

PSTケーブルをひいて来ます。

 


先端は24金メッキの端子が付けてあって、その根元は銀入りハンダで固めてあり、

ケーブルの酸化防振と抜け防止に役立てています。



ダッシュにはスタンドで角度を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、

ピラーの内張を組み付けたら出来上がりです。

 




グローブボックス下にはMDF板を敷いて、オプション1品を加えた合計6ピース構成の

ピュアコンを取り付けました。

 


GX600Cのミッドにはかなり巻きの少ないコイルが適正で、何も無いボビンから一から

銅線を巻いて行ったコイルを使用しています。

全ての結線が終わって音が出る様になったら、ストラーダーの音調整機能を使って

細かいセッティングを行います。

 


スピーカーのタイムディレイは使わないチャンネルも含めて全てゼロにします。




スピーカーの銘柄をあらかじめ選んでいるのと、6ピース構成のピュアコンで

あらかじめ音が整えてあるので、イコライザーは1カ所1クリック動かしただけで

ピークのポイントに達します。





色々なスピーカーを平面のディスプレイでお客さんに選んでもらうのが良いお店

というイメージが業界に付いていますが、実は選びに選んだ少数のスピーカーに

多くのパーツの中から本当にマッチングする1品を探す方が親切なお店ではないか?と

自分は思っていて、クセが無くて本来の音楽の音に合わせるというのがサウンドピュアディオの魅力と

なっています。


ギャラン・フォルティスは入庫時に比べたら、クリアーで体に染み入るサウンドに変わって納車されました。


 

ホンダ・Nボックス カーオーディオの音質アップ

2019-05-13

今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、
ホンダのNボックス・カスタムです。
  
既にシステムが付いているお車ですが、
ナビとツイーターとピュアコンの交換を行いました。
 

 
ドアには方ドア3面のフル防振の施工を行った後に、
アウター・スラントのバッフルを製作して
ピュアディオブランドのZSP-MIDを以前乗られていたお車から移設して取り付けていました。
 
 
デッキはナカミチのCD-500のアメリカ向けバージョンのラジオの周波数を日本用に変えて、
音質面もチューニングしてあるCD-500PPと呼んでいるバージョンを取り付けていて、
上段にはカロッツェリアのサイバーナビの1DIN+1DINのディスプレイ部分を
取り付けていましたが、ナビの調子が悪くなったので、
同じタイプでも年式の新しい物に交換しました。
 
デッキを外して2DINタイプのサイバーナビをお勧めしたのですが、
やはりナカミチデッキと1DINタイプの組み合わせがよいという事で、
1DINモデルを探してきました。
 

 
ツイーターはNボックス用にワンオフでワイドスタンドを製作して、
JU60を取り付けました。
 

 
当初はブラックボックスが2連のピュアコンだったのをそのまま使用して音を鳴らして
一度聴いて、後からもう一度4連ボックスにして聴き比べてみました。
  
2連ボックスでも音はきちんと出るのですが、
音の荒い部分が微妙に残っている部分をスムーズに取り去って音に奥行き感が出て、
やはりJU60は4連ボックスでないと本来の性能が出せないな、実感出来ました。
 

 
サイバーナビの音調整ではサブウーファーを取り付けていないシステムなので
本来はスピーカー設定ではオフにしないといけないのですが・・
 
 
 
オフにするとローエンドを絞って聴きやすくしているためにZSP-MIDでは少し物足りなく感じて、
接続していないウーファーの設定をオンにしてローエンドを伸ばして、
必要な下限のレンジはピュアコンで調整して決めました。
 
 

イコライザーはフラットでセットして、
10ピース構成のピュアコンのパーツの組み合わせで音を追い込んであるので、
ナビの調整機能に頼らなくても良い音が再生出来ます。
 
 

ただサイバーナビはパッケージされたフラットとカスタムの部分を
フラットで使うので微妙に音が違って、
それが年式によってどちらが良いかが変わって来ます。

 
今回はカスタムのポジションでフラットで再生したのが一番抑圧感がなくて、
トータルで生音に近い音楽を再生出来る様にセッティングしました。

ホンダ・Nボックス スピーカーの音質アップ

2019-05-12

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
ホンダのNボックス・カスタムです。
 
 
 
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付けを行いました。
 
 
 
 
まずはパネルを取り外してナビを前に引き出して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルをグローブボックス下までひいて行きます。
 
 
 
 
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、
現行Nボックス専用チューンのピュアコンを取付けます。
 
 
 
 
Nボックスのドアスピーカーはかなり下の方に付いているので、
ミッドの上限周波数を決めるコイルは巻き数の少なめの物を使用して、
先代のNボックスは専用の灰色のコーンのスピーカーを使用していたのが、
現行では他のホンダ車と共通の黒いコーンの物を使用しているので、
先代よりも巻の少ないコイルを使用して、
リスナーの耳に丁度良い中高音を再生させています。
 

 
 
ダッシュにはピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取付けて、
斜め前方から外ドームツイーターで広がりのある上質な高音を再生しています。
 
 
 
 
ピュアコンからツイーターの根元までは高音域を重視した構造の
PSTケーブルを使用していて、ATX-25の発売に合わせて開発していて、
高音域しか通さない部分にフルレンジ構造の物を使っても
使わない部分にコストがかかっているので、あえて高音重視の物を作る事で、
同じ販売価格ながら音質をこれまで以上に上げる事が出来ました。
 

 
 
 
全ての結線が終わったら純正ナビのイコライザー調整を行って、
2カ所1クリック動かした所がピークポイントと判断して、プリセットして保存しました。
 
 
 
今回のベーシックパッケージの取付けは既存のお客様がお母様に母の日のプレゼントとして
取付けられたもので、ベーシックパッケージの1台目を開発した時は、
奥様の誕生日のプレゼントに何か5・6万円ぐらいで良い音にならないもいのか、
というご希望に応えた物がベーシックパッケージの原型になっています。
 

 
ヒット商品の原型はフルシステムをお持ちのお客様が、
「家族の方にも良い音で音楽を聴いて欲しい!」気持ちを
『純正スピーカーをそのまま使用してコストを抑えて良い音!』という手法で実現した物で、
今回の取付でベーシックパッケージの原点をあらためて確認しました。

スイフト・スポーツ スピーカーの音質アップ

2019-05-11

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
スズキのスイフト・スポーツです。
 
 
カロッツェリアの2DINのアプリユニットのデッキを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、
Wパッケージの作業を行いました。
 
 
デッキは一度取り外して、裏から音信号を
ピュアディオブランドのPSTケーブルで取り出して、グローブボックス下に送ります。
  
入門者用のパッケージながら、この部分にはしっかりとコストがかかっています。
 
 
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
この板の材質でも音質に影響があるので、この板にもコストがかかっています。
  
同じスイフトでも現行モデルと先代モデルではブラックボックスとコイル値共に違っていて、
微妙な違いにも細かく合わせています。
 
 
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、
既に800セットが生産されている超人気商品で、
1回の生産が200セットなので、もう600セット以上が世の中に出回っていて、
販売しているのはピュアディオ系列の3店舗なので、
1店舗平均200セット以上の装着が終わっていて、
これまでのベーシックパックケージのツイーターの中で
最も人気のあるツイーターとなっています。
 
 
人気のベーシックパッケージの魅力を更に強固にするのがドア内のベーシック防振で・・
 
 
何も貼ってない外板裏に、カーン!という高い響きの中心には防振メタルを貼って、
ボン!という低い響きには防振マットを貼って、
ドアが重たくならない割には高い防振効果が得られます。
 
 
 
今回はリアドアにもベーシック防振の施工を加えたので、
ベーシックにオプション2つなのでトリプルパッケージとなりました。
 
 
リアドアの防振は音質アップよりも車内の静粛性アップに高い効果があって、
リアドアは前席からするとかなり耳に近い位置にあるので、気になる部分です。
 
 
施工された多くのお客様からは、スピーカーの音質が上がって静粛性がアップしただけでなく、
ドアの開け閉めの音が変わって、車の車格が上がった様な気がすると言われています。

 

 
全ての組み立てや結線が終わったら、デッキのイコライザー調整を行います。
 
 
ピュアコンがこの年式のスイフトにピッタリ合わせてあるのと、
前後のドアのベーシック防振で音が整えてあるので、
13バンドのイコライザーの中で、1カ所1クリック動かしただけでピークのポイントにたどり着いて、
音楽の元の形に近い状態で再生出来る様になりました。

高度な測定器と手作業

2019-05-10
サウンドピュアディオはピュアコンと呼んでいるパッシブクロスオーバーネットワークのコイルを
自由に交換して、最も生音に近いセッティングが出来るという独自の方法を取っていますが、
これだけ多くのコイルをストックしていながら、本当にピッタリマッチする物は1つしかなく、
非常に効率の悪いビジネスをしています。
 

ただ種類が多いだけでなく、その測定精度は高く、コイルとコンデンサは1台の測定器で
切り替えれば測定出来るものをわざわざ別な物を使って、測定条件を切り替えてから
なじむまでの時間がもったいなくて、ぱっぱと瞬時に測定して次の測定に移るという作業の仕方をしています。
 
 
コイルに比べてコンデンサの方が高い測定精度が必要なので、少し高い桁数が多い物を使用しています。
工場から出荷されたコンデンサは1度全数測定して、その値を全てテプラーで貼り付けて、
この条件だとこのコンデンサを使うと、常に目利きをしています。
また測定用の同軸ケーブルが4本出ているプローブは3万円以上する高額な物ですが、
使い始めた日にちが記されていて、うちの使い方だと1年ぐらいでガタが出て来るので、
正確な測定を行うために毎年新しい物に交換しています。
 
 
そんな高度な測定を行って作っているピュアコンは、基本パッケージはブラックボックスと
後付けコイルで構成されていて、実はブラックボックスの中にもコイルが入っている事は
意外と知られていません。
 

ピュアコンのユニットを増設して4連ボックスにした場合はボックスの中に合計4個のコイルが入っていて、
その全てが一度機械巻をした物を巻き替えるか、何も無い空のボビンから一から巻き上げています。
 

後付けのコイルはスピーカーに対して直列で、ボックスの中のコイルは並列に入っているので、
直列側を自分が巻いていて、並列側は写真が手作業で巻いて作っています。
今日は機械巻したら190マイクロHが出る長さの銅線を宇部店の2階から引っ張って降りて来て、
下から強く引っ張りながらコイルを巻いて行きます。
 

最初は階段から離れた所まで銅線を引っ張っていて、徐々に巻いて行ってよいよ斜め下に引っ張りながら
力を入れて巻き上げて行きます。
途中でラジオペンチで整えながら、ぎっしり巻き付けて、長さの割に高いインダクタンスが取れる
コイルに仕上げます。
 
もう半分以上巻き上げていて、短くなった分ピンと張り、最後の仕上げにかかります。
 
 
 
そして巻き上がったコイルは、見た目にも全くムラがなくて、ピシッと綺麗に巻かれているのが
お分かり頂けるでしょう。
 
 
測定したら目標の190マイクロHに対して、191マイクロH以上が取れていて、
工場で機械巻した物以上の値が取れています。
 
最近はスピーカーのネットワーク用のコイルを作る会社が減って来ていて、用途によっては
1から巻いていかないといけないという現状があります。
これがピュアコンのブラックボックスの中のスピーカーに対して並列につながる部分に使われていて、
プラス自分が巻いた後付けの直列につながるコイルとの組み合わせで良い音を再生させて、
ベーシックパッケージを1セット作るのにも、ここまで手間をかけないと良い音は表現出来ない
というお話でした。
 
 

追伸
ピュアディオのオリジナル商品に防振メタルがありますが、この多重構造の圧着にかけている時間は、
開発当初は1週間でしたが、現在では何と1か月もかけて圧着しています。
今取り付けている防振メタルは1か月前に仕込みを始めた物という事です。
お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
福岡県福岡市東区箱崎7-1-6
TEL.092-260-3660
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