取付ブログ
ボルボV60 カーオーディオの音質アップ
2018-06-11
今日ご紹介する1台は、少し前に完成したボルボのV60です。
数回に渡って入庫されて、最終的にフルシステムとなって完成しました。
ドア内はインナーパネルで覆われてサービスホールはありませんが、
プラスチックのい鈍い響きを防振メタルを貼って抑えました。
内張りにも鈍い響きがあるので、
下処理を行なった後にセメントコーティングを行なって固めました。
固めたといっても少しのたわみを持たせていて、
ドアの開閉の振動でひび割れしない様な材質になっています。
ドアの表面にはアウターバッフルを製作して、
内張りとスピーカーホールを金属リングでつないだ後に、
内側をセメントコーティングしてあります。
これは剛性アップと金属の表面で音が反射しない様に粗目を付けていて、
更にケーブルはピュアディオブランドの上級のSKY-3を使用しているという、
極めた仕様です。
ドアにはピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて、
ダッシュにはワイドスタンドをワンオフで製作して、
JU60ツイーターを取り付けています。
デッキは最初はボルボ純正を使っていましたが、
今回グローブボックスを加工して、ナカミチのCD-700KKを取り付けました。
デッキがアンプレスのためにラゲッジの下にナカミチのパワーアンプを取り付けて、
ピュアディオチューンのチャンネルディバイダーと30バンドイコライザーを取り付けて、
ピュアコン以外の部分で細かい音の調整が出来る様にしています。
床にはウーファー用のエンクロージャーが埋めてあって、
床にはウーファー用のエンクロージャーが埋めてあって、
ピュアディオブランドの25センチのZSPウーファーが取り付けてあります。
アンプ類の上に純正ボードよりも厚い板を取り付けて、
機材が見えない様にしたら全ての作業は完了です。
純正をベースにした軽いシステムから何年もかけて少しづつシステムアップされて、
V60はハイエンドのフルシステムとして完成しました。
アバルト595 カーオーディオの音質アップ
2018-06-10
今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業から、
アバルトの595です。
ベースはかわいいフィアット500ながら、
サソリのマークの走りを極めたお車です。
サイバーナビを装着した状態で入庫となって、
以前スピーカーを取り付けて頂いていて、
今回はシステムアップのために再入庫となりました。
ドアにはフル防振の施工を行った後にインナーバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。
外から見ると黄色いケブラーコーンが見えて、
LTD15だと分かります。
ツイーターはこれまでATX-25を使用していたのを取り外して・・
ダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けました。
純正のツイーターグリルと比べると、純正は内側を向いていて、
指向性の向きは後付けのスタンドの方が外ドームツイーターの美味しいゾーンで
聴けるというのがお分かり頂けるでしょう。
今回はツイーター交換以外で天井の防振を行ないました。
ルーフライナーを取り外したら工場装着のマットが貼ってあって、
その間の何も貼ってない場所にマットを貼ろうと思ったら・・
接着剤がドット状に散りばめられていて、
そのドットで音の響きをある程度抑えているので、
マットを貼ろうにも貼りようがありません。
貼れそうな場所は逆に響かない部分なので、
ドットの間の隙間の響きの大きい所に防振メタルを貼って行って、
天井全体の響きを抑えました。
お客様は雨がひどい降りの時の騒音が気になったそうで、
これでかなり騒音が減るはずです。
全ての作業が終わると音調整ですが、
アバルト595はキーにアクセサリーポジションが無く、
直ぐにオン状態になるので、一度ピット外に出して、
カーポートの下でエンジンをかけて調整を行います。
左ハンドル車なので右の助手席の下にピュアコンを取り付けていて、
ツイーターの交換に合わせてパーツの入れ替えを行いました。
ツイーターのレンジが広がったのでミッド側の上限の周波数を減らして、
高音域の改善だけでなく中音域にも厚みが出て来ました。
イコライザーパターンもこれまでと違って来て、
動かすバンド数が減った割には音が前に出て来て、
ユニットの良さであまり動かさなくても良い音が再生出来る様になりました。
実際には低音域の鳴りまで影響して、ツイーターを交換しただけなのに、
実際には低音域の鳴りまで影響して、ツイーターを交換しただけなのに、
全ての音域に改善を行う事が出来ました。
アルト・ターボRS スピーカーの音質アップ
2018-06-09
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
スズキのアルト・ターボRSです。
ケンウッドのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付けと、ベーシック防振の施工の、
通称Wパッケージの作業を行いました。
まずドアの内貼りを外して、何も貼ってない外板裏に
防振メタルと防振マットを貼り合わせてドアの響きを抑えます。
形や材質を変えて、ドアが重たくならない割に効率が高い防振を行って、
ブジルゴムの使用を必要最小限で行っているので、
ブーミにならずに心地良い響きになっています。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25をスタンドを使って
角度を付けて取付けています。
スタンドは木を削って作っていて、車種ごとのダッシュの傾斜に合う様に、
仰角が5度刻みでストックしています。
ここまでは作業はスイスイと進んだのですが、
これまで作業を行ったアルトと違う部分があって、
それはディーラーオプションのコアキシャルスピーカーが付いていたという事です。
品番はTS-F1730で、普通カー用品店で販売している物に
スズキ用のプラスチックのバッツフルと、
純正コネクタににピッタリ合うカプラーが付いていました。
コアキシャルスピーカーのツイーター部分の配線をカットして、
ミッドのみで使う様にして、ピュアコンを通してATX-25と組み合わせて、
セパレート2WAYとして鳴らしてみました。
何回かパーツのはめ替えを行ってカロッツェリアスピーカーとATX-25の組み合わせは、
メリハリが効いてこれまでに聴いた事の無い明るいサウンドでした。
特にアルトはスピーカーグリルがやや下を向いているので、
トレードインの周波数によって強弱が付けてあるクセがより
ハッキリと音が聴こえる様にマッチングしていました。
ただしボーカルが入ると明らかに足らない音域と目立っている音域があって、
自分が実際に会って生の声を聞いているボーカリストの方の声は不自然に聴こえました。
そこでお客様に電話して、純正で一度鳴らして良い方を選んでいいでしょうか?
とお聞きしたところ、「お任せします。」という事だったので、
純正スピーカーに一度戻して、
純正とトレードインを聴き比べてベストチョイスを探る事にしました。
一度トレードインのメリハリが付いたサウンドを聴いているので、
最初は「地味な音だ。」とも思えたのですが、
ボーカルを聴いたらこちらの方が明らかに自然で、
またトレードインで聴くと濃い音域と薄い音域があるのが妙に気持ち悪くて、
結局スズキ純正の16センチスピーカーでドアを組み立てました。
コアキシャルトレードインはツイーター配線をカットしていたので、
それをもう一度繋ぎ直してお客様にお返しします。
スピーカーも決まって最後の詰めのイコライザー調整を行いましたが、
ケンウッドに限らず調整してここがいいと思ってメモリーしたら、
その途端に音のイメージが少し変わり、
ピークに音が良い所からズレてしまうという事になっつてしまいます。
何パターンかメモリーして聴き比べて、そこからまた調整してメモリーして、
通常の再生画面にして聴いてを繰り返して、
最も生音に近いパターンを見つけました。
ベーシックパッケージは簡単な取付で世に言う『ポン付け』
と混同されそうですが、
実は最後の調整まで含めて物販というよりは、
一つの作品として完成させています。
スバル・ステラ カーオーディオ の音質アップ
2018-06-08
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、
スバルのステラ・カスタムです。
オーディオレス車にカロッツエリアのDEHー970を取り付けて、
フロントスピーカー1式の取り付けも行いました。
ドアにはフル防振の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
以前に乗られていたお車からピュアディオブランドのZSP–MIDを移設して取り付けました。
ツイーターは前のお車ではJBLの25ミリ外ドームタイプだったのを、
ワイドスタンドを製作してJU60を取り付けました。
これで上下ともピュアディオ推奨のハイエンドスピーカーになりました。
グローブボックス下のピュアコンはオプションを含めて10ピース構成のフルバージョンで、
使用しているケーブルはピュアディオブランドのSKY-3の高級グレードを使用しています。
ピュアコンのマッチングが取れた後にDEH–970のイコライザー調整を行いました。
音調整が全て終わって、デッキの周りにフェイスを取り付けたら作業は完了です。
完成した時点で外でドアのゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックに合格したら、お客様に納車致します。
取り付け中の代車はお客様と同じステラ・カスタムで、
シンプルな構成ながら極めた仕様のフロント2WAYシステムの心地良いサウンドに、
お客様は納得されていました。
カローラフィールダー スピーカーの音質アップ
2018-06-06
今日ご紹介する1台は、本日の完成車から、トヨタのカローラ・フィールダーです。
トヨタ純正のナビオーディオが装着されている状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、
ドア防振の施工の作業を行いました。
まずはドアの内張りと防水シートを外して、外板裏にべーシック防振の施工を行います。
とりあえずロードノイズが多いから貼りました的な工場装着のマットは小さくて、
あまり密着もしていなくてずれて来ていて、ここは剥がして違う物を貼り付けます。
片ドアで合計8枚の防振メタルと防振マットを貼り合わせて、ドア全体の響きを抑えて、
その後にサービスホールを塞ぐ防振を行ないました。
次にドアの内張り裏にセメントコーティングの施工を施して、プラスチックの鈍い響きを抑えて、
外からのロードノイズと外気の影響を少なくします。
フィールダーでは細かいパーツの裏までセメントコーティングを行っています。
そして内張りを組み付けたらドアの作業は完了です。
ドアスピーカーは低音は出過ぎるぐらい出ていて、逆に高音は不足気味なので、ダッシュに
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、高音域を再生します。
カローラフィールダーは通常4ピース構成のピュアコンが最初から6ピースの通常オプションの
パーツが含まれていて、ドアスピーが音が軽いのに量がやたら出ているのが、適切な低音の量になり、
重みが増えてレスポンスも良い低音にコントロールしています。
純正の状態ではDSP機能で音を強調しないとこもって聴こえていたのが、ピュアコンと
防振の効果で音に厚みと立体感が出て、DSPオンでは不自然に聴こえてしまうので
全てオフにしたところが一番よく聴こえる様になりました。
一般的に音が悪いから使い物にならないと言われている純正の16センチスピーカーが、
ピュアコンや防振の威力で見違える様な綺麗な音に変身するので、まるで
魔法の様に思われる方がありますが、純正のこもっているが変な小細工をしていないスピーカーの方が、
変な音のメリハリを付けたトレードインスピーカーでは表現出来ない音楽性を表現しているのは、
年々多くの方に認められて来ています。