取付ブログ
ダイハツ・ムーヴ スピーカーの音質アップ
2018-04-06
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ダイハツのムーヴです。
ダイハツ純正のナビオーディオが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、
Wパッケージの作業を行いました。
ベーシックパッケージといえば簡単そうなネーミングですが、
実はアンプ内蔵のナビオーディオは一度取り外していて、
裏から音信号を取り出して、PSTケーブルでグローブボックス下までひいて行っています。
普通は純正スピーカーコードの末端から信号を取り出している事が多いので、
この手間とPSTケーブルの高性能さでまず音に差を付けています。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、
その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを貼り付けています。
ここでもパーツを熱収縮チューブに包んでいるパッシブネットワークと音に差を付けています。
元々ピュアコンは1990年代の初めにトレードインスピーカーの熱収縮チューブに
包んだ粗末なネットワークと交換する事によって音質を上げるというのが目的で開発されたのですが、
90年代の後半に大きくトレードインスピーカーが変り、あまりに音にクセが付き過ぎて来て、
もう販売したいトレードインスピーカーが無くなって来たので、
2001年にベーシックパッケージの前身の『ベーシックコース』を発売しました。
ただ当時は音の基準がモニタースピーカーを聴いて判断というやり方だっつたのが、
2006年に『ベーシックパッケージ』に名称変更した時は、
『歌ったり演奏したりしている本人に会って生音を確認して、
年間に何台かデモカーを購入してデーター取りして、
本店が調査して出した数値に合わせる』という方向に大きく舵を切りました。
ただ年間に新車を買うと言っても4台ぐらいが限界なので、
親しいお客様が新車を買われた時に時間をかけて調査させて頂いて、
他には出入りの業者や親戚の車を借りて、
かなりの台数のパッケージのデーターを集める事が出来ました。
ちなみに今回のムーヴは双子車の自前のステラがあるために、
事前にデーターは取ってあります。
ドアの内貼りの響きの中心も調べてあるので、
午前中お預りの午後4時納車のハイペースで作業は進みました。ムーブのドアはカーン!
という高い響きの部分が多いので、
上の部分には防振メタルを貼って、下の方のボン!
という低い響きには防振マットを貼って響きを抑えています。
防振後に内貼りを組み付けて、ムーヴのスピーカー位置は下にありながら、
グリルの音抜けは良く、その特性に合わせたピュアコンを装着しています。
ツイーターはダッシュ上にピュアディオブランドのATX-25を取付けています。
たった1種類のツイータばかり販売している様でも、
ピュアコンのブラックボックスは車種やシステム構成によって15種類の中から選んでいて、
同じ周の中で同じ値が出てもいい様に2個はストックする様にしているので、
1店舗30セットの合わせて3店舗で90セットも用意してあり、
そこから1台に1セットなので、1種類のツイーターしか販売していなくても、
かなりのリスクを背負って極めた音を表現しています。
全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、
音調整機能を使ってセッティングを行います。
中身は市販のパナソニックのストラーダと全く同じで、
最近ストラーダベースの純正ナビはかなり増えています。
イコライザーで生音に近いパターンを探してメモリーすると、
どこか微妙に音が変るので、またメモリーして聴いて、
それで違ったらまたメモリーしてを何度も繰り返して音を追い込みました。
入庫時には車速連動ボリューム補正がローに設定されていましたが、
ここをオフにすると少し音が滑らかになって、
防振の効果もあるから少し車内が静かになっているだろう、
とオフにしてセッティングを終了しました。
後は入れるか入れないかはお客様にお任せするとして、
ベーシックパッケージを装着すると、
こういった細かい音の変化もハッキリと確認出来る様になります。
ノートeパワー・NISMO カーオーディオの音質アップ
2018-04-05
今日ご紹介する1台は本日の宇部店の完成車から、
日産のノートeパワーのNISMOです。
日産純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージにオプションを多数プラスしたシステムを取り付けました。
ツイーターはダッシュにおなじみのATX-25ツイーターを取り付けて・・
フロントドアには方側3面のフル防振の施工を行った後に、
イナーでJBLのGX600Cのミッドを取り付けました。
GX600C昨年末にモデル名が変わり、実質的に5000円の値上げになっていますが、
ピュアディオでは値上げ前に買い込んでいるので、昨年同様の価格で販売しています。
宇部店の2階の倉庫にはまだ在庫があって、
福岡店と札幌店にもかなりの数を送っているので、しばらく旧価格で販売出来ます。
今回の作業ではダッシュのィ上に吸音メタルを貼っていて、
ダッシュの微細な震えを吸収して静かにしています。
またリアのハッチの内側にも防振メタルを貼り付けて、
ハッチからのロードノイズの進入を防いでいます。
こだわりのeパワーNISMOに、音にこだわったオプションを追加して、
一味違うベーシックにプラスオンのシステムが完成しました。
トヨタ ヴォクシー カーオーディオの音質アップ
2018-04-04
今日ご紹介する1台は、先日の作業から、トヨタのヴォクシーです。
パナソニックのストラーダの大画面ナビを装着した状態で入庫となって、スピーカーやアンプ類の
取り付けを行いました。
ドアには片ドア3面のフル防振の施工を行った後に、内張りにはアウター・スラントのバッフルを製作して、
車内からピュアディオブランドのSKY3のケーブルをひいて来ました。
バッフルにピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けたらドアの作業は完了です。
ッシュの脇にもSKY3のケーブルをひいて来て・・
ワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けました。
助手席のシート下にはピュアディオチューンのパワーアンプを取り付けて、
ヒーターダクトに影響を与えない様にアンプボードで浮かせてあります。
運転席と助手席の間のスペースにはダイヤルタイプのピュアディオチューンのイコライザーを取り付けて・・
上からカバーを取り付けて、物が落ちて来たり、飲み物がこぼれても大丈夫にしてあります。
全ての組み立てが終わったらグローブボックス下のピュアコンのパーツの入れ替えと、
ダイヤル操作でイコライザーを調整して、フロント2WAYのシンプルながら音を極めたシステムが
完成しました。
追伸
ヴクシーでZSP-LTD15とJU60につながっている高級ケーブルのSKY3は、
末端のハンダ付けは宇部店でしか出来ず、しかも自分一人しか出来ない超難しい技なので、
ここで初めてやり方を公開します。
まずある金属の比率で合成されているハンダを専用の小さな炉で高熱を加えて不純物を表面に浮き出させます。
その表面をすくい取って・・
綺麗な光沢のあるハの表面にします。
次にSKY3を必要な長さに切り、被覆を向くと沢山の線が全てエナメル質で覆われていて、
電気的には表面は導通していない状態です。
370度のハンダの炉の中にエナメル部分を漬け込んで、回したり上下に動かしたりして
エナメル質を焼ききって・・
上げたらエナメル質がハンダ槽に残っています。
全ての線のエナメル質が溶けて、全てが導通する様になりました。
この焼入れがかなり神業で、漬け込みが足らないと真ん中の方に焼けて無い部分が出来て導通せず、
漬け込み過ぎると外側から銅線が解けて本数が減ってしまい、ほんの数秒でケーブルの良し悪しが
決まってしまうという、気が抜けない作業です。
そのため宇部店で自分一人しか出来ないという状態で、納期には少しお時間を頂いています。
スイフト・スポーツ カーオーディオの音質アップ
2018-04-02
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、
スズキのスイフト・スポーツです。
スズキ純正のパナソニック製の大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
フロントスピーカーの取り付けと、ドア防振の施工を行ないました。
まずはドアの内張りを外して、外板裏の響きの中心を確かめて、
マーキングした後に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
高い響きの中心に防振メタルの低い響きの中心に防振マットと、
中音域の2種類のマットを加えて合計4種類の材質を貼り合わせています。
外板裏が貼り終わったら、サービスホールを塞ぐ防振を行います。
外した内張りは下処理をした後にセメントコーティングを行ない、
鈍い響きを無くして、片ドア3面のフル防振にします。
リアドアは静粛性アップを主な目的として、内張り裏のみ防振しています。
フロントドアの表麺にはアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
新型スイフトはスピーカーグリルが下方向に傾いているので、
アウターの製作はかなり苦労しています。
ツイーターはダッシュにスタンド使って角度を付けて、
ピュアディオブランドのATX-25を取り付けています。
純正ナビから取り出した音信号はグローブボックス下に取り付けたピュアコンに送り、
周波数幅・インピーダンス・レベルを調整して、
ATX-25とZSP-LTD15に分配します、
通常4ピース構成のピュアコンも、オプションを3品加えて、
合計1ピース構成のフル装備で、複雑なスロープを作って高音質を再生しています。
全ての結線が終わったらイコライザー調整を行います。
最近のナビオーディオはいいパターンが見つかっても
メモリーしたとたんんに音がやや抑圧されて、
音のイメージが微妙にズレて来るので、
何度も調整メモリーを繰り返して理想のパターンに辿り着きます。
かなり時間をかけて調整して、こだわりのMT車にふさわしい、
こだわりのサウンドが完成しました。
ベンツ・Aクラス スピーカーの音質アップ
2018-04-01
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、
メルセデスベンツのAクラスです。
全車異型パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、
ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
現行Aクラスのドアスピーカーはドア下部に16センチスピーカーと、
ドアスピーカー裏にツイーターの2WAYになっています。
ミラー裏のツイーターのグリルが音抜けが悪く、リスナーから手前の方で
指向性の向きがそれた状態で聴こえるので、
音楽に精通した方が長時間聴くとストレスがたまってしまう聴こえ方なので、
ここは使用しません。
純正位置よりも前方のダッシュ上にスタンドで適切な角度を付けて、
外ドームタイプで拡散するタイプのピュアディオブランドの
ATX-25ツイーターを取り付けました。
純正ではドアスピーカーはフルレンジをそのまま入力していたところを、
ピュアコンでこもりやすい周波数はカットして、
綺麗に再生出来る音域だけの再生にして、
ATX-25の上質な高音を加えて全ての音域を再生しています。
ピュアコンはMDF板に貼り付けて、アンダーカーペットの下にしまい込むと、
ほとんど外から見ても膨らみはありません。
全ての結線が終わり音が鳴る様になったら、ナビオーディオの調整機能を動かします。
この普通とバス・トレブルが逆方向の3トーンの調整は、
年式グレードによって多少の違いはあるものの、
基本的にセンターから動かさないのが音色がきちんと聴けるコツです。
1クリックでも動かすとボーカルイメージが変わってしまい、
レベルが合っても音色が合わないという事になるので、
ピュアコン側で音をコントロールして、それでレベルを上下させています。
ただし、同じAクラスでもAMGモデルに付いている
プレミアムサウンド車はトーンを動かしても音色は大きく変わりません。
前後のフェーダーはややフロントに振り、バランスを取りました。
こちらの調整用CDとお客様がお持ちのDVDやFMラジオの色々な音源で音を確認して、
全てがバランス良く鳴っている事を確認してから納車の準備に入りました。
入庫した時に比べたら、音がスッキリしてより本物ぽ音に改善され、
Aクラスは納車されました。