取付ブログ
新型デイズ スピーカーの音質アップ 後編
2019-07-12
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、
日産の新型デイズ・ハイウエイスターです。
日産純正の大画面ナビオーディオのお車の作業の続きをお届け致します。
よく見たらセンタースピーカーのグリルが付いていますが、
今回は標準の6スピーカー車なのでここは鳴っていません。
ドア内は軽自動車にしては珍しく工場装着の防振マットが貼ってあって、
そこで低い響きは抑えてあるので、その周りに防振メタルを貼って、
取れていない高い音域の響きを抑えます。
工場装着を含めると方ドア9カ所のピンポイント防振となり、
鉄板が合わせになっている所も含めると、
軽自動車としてはかなり響きが少ない車となっているでしょう。
そうはいっても内張は薄くてペラペラなので、
裏にセメントコーティングを加えて、
音質・静粛性・断熱性をアップさせています。
スピーカー構成は純正のドアスピーカーにダッシュに
ピュアアディオブランドのATX-25ツイーターで、
ストロボを使って撮影するとこんなに存在感があるのか!と驚いて、
でも音のイメージ的にはこのぐらい存在感がある鳴り方をしています。
ただピュアコンはこれまでにある10数種類の中から選ぶと、
存在感があり過ぎたり、逆に存在感が薄かったりと、
「あともう一歩!」というユニットが欲しかったので、
今回新型デイズ用でサンプルを数種類作って、
それを交換しながら聴いて、更にカスタマイズして音を追い込みました。
ブラックボックスは中のコイルとコンデンサでツイーターの周波数幅を決めるのと、
中のアッテネーター抵抗でレベルを調整するのですが、
周波数幅もレベルも合うユニットはあるのですが、
インピーダンスという音色を決める部分が音色が微妙に明るいか暗いかになってしまい、
やや明るいユニットからコンデンサの容量を微妙に減らして、
コイルの巻き数を微妙に増やして、
それで音色が生音にピッタリ合う組み合わせを見つけました。
標準パッツケージはピュアコンが6ピース構成なのですが、
オプションのSSFを加えた6ピース構成で完成させました。
全ての結線が終わるとナビオーディオの調整を行いますが、
まずはピュアコンの合わせの前に
スピーカーディレイはメーカー指定の100センチから0センチに全て合わせてあって・・
イコライザーは最初はもっと多くのバンドを動かしていたのですが、
オプションのSSFを追加した事で音がまとまり、
最終的に2カ所1クリックづつ動かした所がピーク値となりました。
リアスピーカーが鳴っていると音に膨らみが出るのですが、
前席聴くとこもりにつながるので、徐々に前にふって、
音のふくらみとクオリティーの両方のバランスが取れる所を探してセッティングを終了しました。
音調整の後は車輛を一度外に出して、
ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行って、
問題が無い事を確認してから納車致しました。
専用設計のピュアコンを開発した事もあって、
音の出来にお客様には大変満足して頂きました。