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取付ブログ

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ノア&Nボックスの作業

2021-06-21
今年6月でピュアディオブランドのZSPも発売から20周年となり、
発売当時から今日までお使いのお客様に19年以上使い込んだ今のコンディション用のピュアコンを製作して、
新品当時の音よりも艶のある音が多くのお客様に喜ばれています。



昨日の完成車ではトヨタのノアのお客様にコンデンサを選りすぐってペアリングしたピュアコンを取り付けて
納車させて頂きました。



前に乗られていたお車から移設されているZSP-MIDが、新品の時の固いケブラーコーンと違って、
かなり柔らかくなったのでコイルの巻き数を減らして今のコンディションに合わせています。



コンデンサは2回目の25個でB&Wツイーターに対して欲しい値が見つかって、
ブラックボックスもちょうど良い値にセッティング出来ました。



もう1台のNボックスのお客様はお車の買い替えサイクルが早い方なので、もう4台目に移設しての取付です。



約20年使われているユニットで、同じ様にコイルは新品当時よりはかなり少ない巻きで
現在のコンディションに合わせています。



こちらはツイーターは途中でJU60に買い替えられているので、コンデンサがノアとはかぶらずに、
1マイクロよりも上の値が適合だったので、25個の中で2台分を取る事が出来ました。



そして20年前に登場したパーツでブーストアップリレーという物があって、
このパーツを2台とも新品に交換しました。



このパーツはデッキ側のリモート出力を強くするもので、送り出しの器機に対して
アンプやプロセッサーの受ける側がリモートの電流が多く必要な時に、
エンジンのかけ初めなどにアンプやプロセッサーが立ち上がったり落ちたりするのを防ぐパーツです。



20年ぐらい使っていると中のパーツが劣化している可能性があるので、今回新品に入れ替えました。



実はこのブーストアップリレーは自分が高校3年生の時に考案した物で、
当時自分は土木作業員のアルバイトをして、アマチュア無線用の3万5千円するアクセサリーを購入して、
当時使っていたアイコムの無線機のリモート出力が弱く、他社のアクセサリーがリモートの受けが
大飯ぐらいで、電圧がドロップして立ち上がらず、3万5千円と言っても今の貨幣価値だと
7万円か8万円ぐらいで、「あのきつかった労働は何だったんだ!」とガッカリしました。



もちろんメーカー違いで繋ごうとした自分が悪いのですが、もう1台そのメーカーの無線機を買う
お金も無くて、どうしようかと呆然としていました。



何度アイコム機のリモート出力にテスターを当てても相手が立ち上がるまで電圧ドロップして立ち上がらずを
繰り返して、途方に暮れている時でした。



当時自分は2級の難しい無線工学の試験にパスしていて、それなりにトランジスタに対して知識があって、
アイコムの出力をトランジスタで増幅して、その増幅した電気でリレーを動作させて、
弱いリモート信号でもガッツリ大飯ぐらいの器機のリモートを立ち上げる事に成功しました。



高校を卒業してしばらくすると無線をするよりもディスコ通いの方が楽しくなって、
全くそんな事から離れていましたが、ピュアディオブランドを立ち上げて、
メーカーを選ばずピュアディオチューンのアンプやプロセッサーを安定して立ち上げる必要があって、
その時に高校3年生の時にメーカー違いの無線機とアクセサリーを繋ぐ時に困った事を思い出しました。



特にナカミチのCD-700MやCD-700KKはナカミチ製品しか動かす事を考えていない
リモート出力で、他社製品でリモートが立ち上がらなかった時に高校生の時につまずいて、
何度も試作を繰り返した事を思い出して、記憶をたどって行って直ぐに答えが出せました。



これまでブーストアップリレーはブログに載った事が無い様な気がしますが、
安定して色々なプロセッサーが動作させられる、ピュアディオの隠れたヒット商品です。



 

トヨタ・ヤリス スピーカーの音質アップ

2021-06-20
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の作業から、トヨタのヤリスです。



トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



ベーシックパッケージは純正の16センチスピーカーはそのまま使用して、
純正でこもっている音域はピュアコンを通してカットして、軽い低音なインピーダンスを少し上げて
重みを持たせて、今回はオプションのSSFを加えて低音のレスポンスも向上させています。



トレードインスピーカーを取り付けるのとの違いは、こもりやすい周波数をスポイルするのではなく、
こもりの根本を改善するという違う発想の商品です。



なぜトレードインスピーカーを使用しないかというと、そのスポイルしている周波数が
ピアノの調律の起点になっている音域で、芯となる部分がこもりやすいのではあれば、
そのこもりの根源を解消しないと、ノリの良い音でも本来の音楽の音とは違うので、
もう15年ぐらいは販売していません。



ピュアコン以外ではドアの外板裏のベーシック防振でこもりを改善していて、
一般的なデッドニングと明らかに違うのは防振メタルを使ったり、
防振材の形や種類を変えて少ない防振材で効率が高くて、響きの周波数が偏らない防振を行っています。



ディスプレイオーディオから取り出した音信号は、ピュアディオブランドのPSTケーブルを使って
グローブボックス下に送り、比重の高いMDF板の上に合計6ピース構成のピュアコンを取り付けました。



全ての結線が終わって音が鳴ると音調整を行って、ディスプレイオーディオはCDプレイヤーが
付いていないので、スマートフォンとFMラジオを使って音調整を行いました。



4ピース構成だとバスをマイナスにしないといけないのが、
SSFで低音域を適切にコントロールしているので、3トーンは全てセンターで最もバランスが取れます。



それとヤリスは16センチにしては開口部が少なく、グリルも下向きのために
ピュアコンのコイルは巻きの少ない物を使用して、ドアスピーカーの上の方の周波数は
他の車種よりも伸ばして聴感上のフラットにしています。



リアドアは防振をしていない状態なので、フェダーで前の方の負担を大きくして、
防振してある側のパワーの比率を上げてこもりを感じないサウンドにしています。



今回はベーシックのWパッケージにSSFを加えて1万1千円プラスでしたが、
ローエンドのコントロールがプラスさているので、ベーシックの2・5パッケージ的な内容で、
あともう1歩が出せるのでお勧めな組み合わせです。
 


追伸


ヤリスのディスプレイオーディオの後ろにはセンタースピーカーのグリルみたいな物が付いていますが、
これは中の熱を抜くためでは?と思いながら見ていました。


ポルシェ911 カーオーディオの音質アップ

2021-06-19
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、ポルシェ911の空冷モデルの最終版のお車です。



国産のCDチューナーが取り付けられていたお車を、輸入物のFM・AM付きのブルートゥースレシーバーに
交換して、フロントスピーカーの交換も行いました。



空冷の911は以前に取り付けた事があるので、その時のデーターを元にすればスイスイと
作業は進むと思っていたのですが・・



ドアの構造に差がありました。



ドアスピーカーは以前と同じJBLの13センチサイズのクラブ500Cのミッドを取り付けました。



ツイーターはダッシュにピュアディオブランドのATX‐25ツイーターを取り付けて、
前回のポルシェと同じ構成になっています。



ピュアコンは前回と全く同じ値の6ピース構成の物を取り付けて・・



メディアプレイヤーを接続して音を鳴らしてみました。



ところが前回よりもレシーバー側の特性が変わっているのと、ドアの構造が違っているので、
音に差異が出ていて、ピュアコンのブラックボックスとコイルなどを交換して音を合わせました。



最終的にオプション1品を加えた合計8ピース構成となり、いつものピュアディオの音に合わせる事が
出来ました。



外から見てほとんど変わらないのに、車両とレシーバーの年式が違うとこんなに差が出るとかと、
ちょっと驚いた作業でした。



今朝は早起きして

2021-06-18
今朝は宇部市は雨が降っていて、8時台にしては暗い状態です。



宇部店で製作の作業が詰まって来たので今朝は早起きして、ハンダ槽のスイッチを入れて
1時間かけて370度になるのを待ちます。



新品のSKY-3やPMBケーブルの焼き入れや、既にお使いのPMBケーブルの末端焼き直しなど、
どっさりと置いてあります。



温度が安定するまで他の机で仕事をしようと移動すると、
こちらにはこれからチューンするハイローコンバーターとチャンネルディバイダーがあって、
これが仕上がらないと次の入庫が出来ない状態です。



この手の仕事は難易度が高くて、自分しか出来ないので、早起きしてチューンして、
お客様のお車に装着出来る状態にします。



まあ普通にメーカーから仕入れた商品をそのまま取り付ければそんな苦労も無いのですが、
出来た音を聴いて、「ここのパーツのグレードがもっと高ければ!」とか、
「ここのハンダがもっと純度の高い物だと音が正確なのに!」とか、
1990年代はそんな後悔ばかりだったので、2001年のピュアディオブランドのスタートから
手を入れて元の音楽の形に近くするという作業を始めています。



ただ1980年代や1990年代の前半は丁寧な仕事でチューンの必要が無い物も多く、
1990年代の終わりぐらいからアメリカやヨーロッパブランドでもアジアの国で
安く大量生産した物ばかりで、2000年代になってからはチューンしないと仕上がりで
ストレスを感じる物ばかりになりました。



2001年のピュアディオブランドスタートというか、ZSP-MID発売20周年を記念したピュアコンも
作らないといけなくて、現在15年ぐらい使用したZSPに・・



JU60用の改良版ピュアコンを製作しています。



もう1台は1発売初期の20年弱使用しモデル用の・・



B&W用の改良というか、現在のコンディションに合わせた物を製作しています。



ただ写真に写っている仕事だけで、今日仕上がりそうもないので、明日もまた早起きして仕上げます。


 

今日の宇部店と福岡店

2021-06-17
今日は木曜日で、福岡店は火曜・水曜休みなので1週間の始まりとなります。



宇部店は火曜日のみの休みなので水曜日が1週間の始まりで、昨日の店頭にはピュアディオブランドの
20周年記念スピーカーのエンクロージャーが沢山入荷していて、積み上げられていました。



しかし今朝は1個もありません。



昨日の夕方に全てNV200に積んで、現在は福岡店に到着していて、これからエンクロージャーを
降ろすところです。



福岡店のピットには現在ポルシェが入庫しているので、その作業が終わったら少しづつ組み立てて行きます。



今回のエンクロージャーは創作家具工房にお願いして作ってもらっていて、
昨年の7月から規格が決まるまで10カ月かかって、見た目はJBLの限定モデルとほぼ同等で
色合いは濃い目と要望通りの仕上がりになっています。



宇部店から福岡店に行った物があれば、福岡店から戻って来たコンデンサは、
工場から出荷された物を1個1個計測してマーキングして宇部店に送られて来ます。



4桁表記のピュアコンは、最初にきちんとした計測を行って、左右がピッタリの物を選んで、
値の大きい小さいでどのスピーカーをどの車に取り付けるかの目利きが必要になります。



前回仕入れたコンデンサは1マイクロでも上の方にズレている物が多くて、それでも±5%以内の誤差は
問題無いとされているので良品です。



ただ旧B&W系のツイーター用では1マイクロを下回るコンデンサがベストマッチングで、
25個仕入れて1個しか見つかりませんでした。



今回の仕入れでは1マイクロ以下が半分あって、これからペアリングしてピュアコンの中に入れます。



1マイクロかその少し上がJU60で使う様になるので、今回のロットは当りが良かったです。



工場でフィルムコンデンサのフィルムを巻き付ける力の強さの僅かな違いで誤差が起こり、
でも誤差範囲内の物が出荷されているので不良品ではありませんが、その誤差の範囲の中の値の違いで
微細な音の調整を行っているので、それなりの数を何回かに分けて仕入れないと選別が出来ません。



ペアリングする前に細かく数字が書き込まれた引き出しに入れて、欲しい値を取り出してから組み込みます。



当然B&WとJU60に使えない値の物が沢山出て来て、それは他の値のコンデンサと並列接続して、
ベーシックパッケージ用として使用します。



並列に繋いだ後に10本の放熱クリップを挟んで、コンデンサ側に熱が伝わり難くしてからハンダ付けします。



熱が中のフィルムに伝わると、一時的に値が上昇して、その後で冷えて来ると最初の値を下回る値に
なってしまいます。



そのため以前は並列接続は音質が悪くなると思い込んでいましたが、今は10本のクリップで
素早くハンダ付けして、更に急冷却をかける事によって、目的の値を得ながら高音質を実現しています。



この手間とテクニックが生音・生声と呼んでいるスムースな音の原点となっているのです。



  • 株式会社オーディオボックス
〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712
FAX.0836-44-9191
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