取付ブログ
続・お客様の質問にお答えして 第27話
2025-05-15
NEW
いつもは店頭でお客様からお聞きした話を、
他のお客様も同じ様な事を思われているだろうと掲載しているこのシリーズですが、
今日に限っては質問された方がピュアディオのユーザーの方ではない話ですが、
皆さんが興味があると思いましたので、27回目として掲載させて頂きます。
まず一つ目は5月6日に福岡店で行われた無線のイベントの時ですが、
休み時間に2回に分けてピットにあるコイルの棚をお見せして、
0・7μヘンリーから1000μヘンリーを超える値のコイルを細かく何百種類をストックして、
色々な車種や特製の違うスピーカーに対応しているという説明をしていた時の話です。
来場者の中に市販のカー用スピーカーのネットワーク回路に手を入れた事がある方がおられて、
その方はコンデンサを上質な物に交換したり、コイルの巻き数を変えた事があるという事でした。
ただ自分もピュアコンを開発する前は同じ様な事をやっていて、
コイルは普通ほどく事は出来ても足す事は出来ないのでジワジワほどいて行っても、
なかなかほどいてもほどいても音が変わりません。
その事を言われていると思いますが、この手の実験をした事のあるショップの人も、
「コイルの巻き数をしょうしょうほどいても音は変わらないから、
細かく巻き数を変えてストックしても無駄だ。」と言われる同業者の方もおられます。
『コイルは巻き数を変えてもほとんど音は変わらない。』という話と、
『コイルの巻き数を細かく変えて音を微調整する。』という2つの話はどちらが本当なのでしょうか?
答えは『両方とも本当の話です!』という事で、
自分自身がスピーカー付属のノーマルのネットワークのコイルをほどいてもほどいても
ほとんど音が変わらないというのを実感していて、
ところがその反面『ピッタリ音がマッチングする所はほんのわずかしかない!』という事があり、
更に『本当にマッチングする前には一度音が悪くなって聴く気がしなくなるポイントがある。』という事も
体験しました。
話は一度スピーカー付属のネットワークの話になり、自分は日々の作業でなかなか音がまとまらなくて、
何度もコイルを交換してという事をブログに書いていますが、
オーディオメーカーのネットワークは1種類のコイルで全ての車種を網羅していて、
ずば抜けている事はなくてもそこそこ音楽は聴けます。
そのメーカー製のネットワークは実は2種類の方式があって、
その一つが自分が『透かしのネットワーク』という方式です。
それはツイーターの下限周波数とミッドの上限周波数の間を透ける様に離して、
中音域が薄い分高音と低音が強く聴こえるネットワークで、
ロック向きとかドンシャリとか言われている特性の物です。
もう一つは自分が『重ねのネットワーク』と呼んでいる特性の物で、
ツイーターの下限周波数とミッドの上限周波数が広く重なった中音域が濃い物で、
クラッシック向きとか女性ボーカル向きと呼ばれている方式で、
自分がメーカー製のネットワーク回路を分解するとその2つの方式しかなく、
そのうちのロック向きとかドンシャリと言われているネットワーク回路の方が世に多く出ていて、
そのネットワークのミッドの上限周波数を決めるコイルが巻き過ぎのためにほどいて行くと、
ほどいてもほどいてもほとんど音が変わらないという現象が起きます。
ただあるポイントになると急に音が変わって、まず音が急に聴き辛くなって、
ここで「あーっ!失敗してしまった!」とほとんどの人がここで実験をやめてしまうでしょう。
ただ実際にはその音が悪いポイントを通り過ぎると急に音が良くなるポイントが出て来て、
そこから欲をして更にほどいて行くとまた違うパターンで音が聴き辛くなり、
「あーっ!ほどき過ぎてしまった!」となって、もう元には戻らなくなります。
そこから更にどんどんほどいていけば
クラッシック向きや女性ボーカル向きと呼ばれる同じ音域を重ねた特性になり、
それなりに聴けるネットワークになりますが、そんな実験を平成になって間がない頃はよく行っていました。
それでは良いマッチングの前後で何故急に音が聴き辛くなるかと説明しますと、
最初に巻き過ぎのコイルをほどいていってほとんど音が変わらない所は広い範囲で音が透けているのが、
急に一部分だけ狭い範囲が透けているので、それがとても聴き辛い音になるのです。
その後良いポイントを過ぎると、今度は同じ音域がほんの少しだけ重なって、
狭い音域にピークが出来るとそれはそれで聴き難くなり、
更にそれを通り過ぎると広範囲に重なって来るからそれなりに聴きやすい音になるという訳です。
平成の初めのメーカー製のネットワークのコイルをほどいていくチューニングでは、
ほどき過ぎるのが怖くてかなり手前でほどくのやめていて、
一番良いポイントの手前の聴き辛いポイントさえ辿り着いていない中途半端なチューニングを行っていました。
ある日思い切ってこれまでほどかなかった領域までほどいて、
音が良くなったからと調子に乗って更にほどいたら、一番良いポイントを通り過ぎて、
聴き辛い音になったので更にほどくと、同じ音域が重なり過ぎて、
違う意味でのメーカー製ぽい音になってしまい、
そこで考えたのがホームオーディオ用の自作ネットワーク用のコイルを入れる事を考えました。
ただそれはホームオーディオ用の市販のコイルはサイズが大きくて、
カー用のネットワークのケースの中に納まらないので、
外に取り付ける方法で交換しやすくて大きいサイズが使えるというのが、
今のピュアコンのスタイルの原型となりました。
ここまで来ると中音域側でなくて高音側もコンデンサの交換だけでなく、
一から回路を考えて最初から別ケースに組む事により、
高音側と中音側の特性を自由に別々に変えられる様になり、
メーカー製のネットワークの呪縛から完全に開放されました。
それまでは高音域の周波数幅とレベルはメーカー推奨値をそのまま使っていたのですが、
メーカーの値は1個のボックスで幅広い車種に対応させるために、
ツイーターの音域をかなり広めに取っていて、
そのためツイーターのレベルを決めるアッテネータ抵抗はかなり値の高い物で、
ここを適正な周波数レンジに狭くすればアッテネーター抵抗の値を小さく出来て、
もっと音が新鮮になるのでは?と考えたために、
ピッタリ合うブラックボックスを求めてどんどん種類が増えてきました。
ここまで来たらもう市販のネットワークとの差は歴然で、
1種類のネットワーク回路で多くの車種に対応する事が出来ないどころか、
近年では純正のディスプレイオーディオの特性が度々変わっていて、
前のデーターそのままではキツイ音や間抜けな音になってしまうという事もしばしばで、
これまで以上に手をかけないと以前の車と同じレベルの音にならないという時代になって来ています。
もうひとつピュアコンに関する質問でお客様ではない方からで、金融機関から資金調達をしている事から、
サウンドピュアディオの運営に対しての質問を年に一度程度は詳しい説明を求められる事があります。
過去にはグループ店8店舗という時期もあって、
2019年に最後の加盟店と契約を終了してからは全く店舗を広げる予定がありません。
そこで何故加盟店をもう増やさないかという事や、
なぜ辞めたかという質問に対して事細かく説明が必要で、
そこで金融機関に分かりやすく数値化した報告を出す事で、
業界に詳しくない方でも分かりやすい報告が出来る様になりました。
以前は店舗店舗で勝手な音造りをして、
ラーメン屋で言うと支店が勝手な濃い味のラーメンを出す様な事と具体性に欠ける説明をしていたのが、
この味の濃さの部分を数値化したら、本店または福岡店での数値が1400かそれ以下であるのに対して、
加盟店は1950という数値で音決めしていて、5%10%の誤差ならまだしも、
こちらの1400という数値化は最も高い値で平均値ではなく、
平均値で換算すると40%以上の音の濃さでこれはもう別物で、
全ての店の言うには「お客さんは自分の音の方が良いと言っている。」という事で、
本店とは違う独自の世界で、これは同じグループとするには無理があるでしょう。
これだけでは金融機関にとっては十分な説明ではなく、
たまたま他店で取り付けた車が手直しで入って来た時に係数の平均を調べたら2200で、
1950に対して13%程度の誤差で、業界の平均値に対してやや薄味の音造りで、
本店の音造りとは別なもので、あくまで業界の流れを基準に少しオリジナリティーを付けたもので、
係数を思いっきり下げないとどうしてもアッテーター抵抗の値が高くなるかうるさくなってしまい、
音楽本来の音にはならないという報告をしました。
ただ旧加盟店のお客様の中にもこの音造りに対して不満を持たれている方もあって、
ピュアコンをこちらで替えさせて頂いた事もありますが、
ピュアコンを自分で勝手に改造して本来無い値を作って、
それを正規の物に交換したら本来目指していた音になったというお話をしました。
今回の2例はユーザーの方からの質問ではありませんでしたが、
ユーザーの方が知られたい部分の話があったのではないかと思い、あえてこの場で書かせて頂きました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
トヨタ・ライズ カーオーディオの音質アップ
2025-05-14
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのライズです。
純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
フロント2WAYのシステムを取り付けて頂いているところからシステムアップを行わせて頂きました。
フロントドアはフル防振の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
2台前のお車から移設し続けておられるピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けています。
ツイーターはライズになってからJU60のブラックを取り付けられて、
ディスプレイオーディオの内蔵アンプを使ったフロント2WAYのハイエンドシステムとなっています。
今回はリアドアを純正スピーカーからJBLに交換作業を行って、
防振は外板裏のベーシック防振に加えて、サービスホールを塞ぐ防振と・・
内張り裏のセメントコーティングを加えた、片側3層のフル防振になっています。
スピーカーは16・5センチのコアキシャル2WAYで・・
ノーマルではツイーター用のコンデンサがチープで音が荒いので、
上質なコンデンサに交換して、音を滑らかにしています。
その前にコンデンサを外して真ん中のツイーターを鳴らなくして、
ミッドバスのみの音と、後からコンデンサを交換して高音まで鳴らしたのと両方を聴き比べて、
コアキシャルのツイーターは鳴らす事に決めました。
リアからのフルレンジの音が加わったのでフロントの音にも変化が出て、
グローブボックス下のピュアコンの値も変えて、車1台でフラットに聴こえる様にセットしました。
中高音に対して少し低音が勝って聴こえるので、
バスとトレブルをマイナス1とプラス1にして、フェダーを少し前に振りました。
そこから8バンドのイコライザーを微妙に調整して、
純正のディスプレイオーディオの内蔵アンプを使用した6スピーカーシステムは完成しました。
低音フル防振で16・5センチのスピーカーを鳴らしているので低音の量が増えて、
中高音も周りから包まれる感じで鳴る様になりました。
これまでリアドアのスピーカーの交換はお勧めしていませんでしたが、
それはZSPやJU60に合うユニットが無かったからで、
JBLの16・5センチのコンデンサを交換する事でやっと音色の合うユニットが見つかって、
システムアップが可能になりました。
パワーアンプもウーファーも使わずに、こんなシステムアップがあるという、
良いリアスピーカーが見つかったからこそのシステムアップでした。
純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
フロント2WAYのシステムを取り付けて頂いているところからシステムアップを行わせて頂きました。
フロントドアはフル防振の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
2台前のお車から移設し続けておられるピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けています。
ツイーターはライズになってからJU60のブラックを取り付けられて、
ディスプレイオーディオの内蔵アンプを使ったフロント2WAYのハイエンドシステムとなっています。
今回はリアドアを純正スピーカーからJBLに交換作業を行って、
防振は外板裏のベーシック防振に加えて、サービスホールを塞ぐ防振と・・
内張り裏のセメントコーティングを加えた、片側3層のフル防振になっています。
スピーカーは16・5センチのコアキシャル2WAYで・・
ノーマルではツイーター用のコンデンサがチープで音が荒いので、
上質なコンデンサに交換して、音を滑らかにしています。
その前にコンデンサを外して真ん中のツイーターを鳴らなくして、
ミッドバスのみの音と、後からコンデンサを交換して高音まで鳴らしたのと両方を聴き比べて、
コアキシャルのツイーターは鳴らす事に決めました。
リアからのフルレンジの音が加わったのでフロントの音にも変化が出て、
グローブボックス下のピュアコンの値も変えて、車1台でフラットに聴こえる様にセットしました。
中高音に対して少し低音が勝って聴こえるので、
バスとトレブルをマイナス1とプラス1にして、フェダーを少し前に振りました。
そこから8バンドのイコライザーを微妙に調整して、
純正のディスプレイオーディオの内蔵アンプを使用した6スピーカーシステムは完成しました。
低音フル防振で16・5センチのスピーカーを鳴らしているので低音の量が増えて、
中高音も周りから包まれる感じで鳴る様になりました。
これまでリアドアのスピーカーの交換はお勧めしていませんでしたが、
それはZSPやJU60に合うユニットが無かったからで、
JBLの16・5センチのコンデンサを交換する事でやっと音色の合うユニットが見つかって、
システムアップが可能になりました。
パワーアンプもウーファーも使わずに、こんなシステムアップがあるという、
良いリアスピーカーが見つかったからこそのシステムアップでした。
トヨタ・シエンタ カーオーディオの音質アップ その4
2025-05-12
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、トヨタのシエンタです。
車室内の作業が終わってから、車両の下回りの防振を行いました。
フェンダーアーチやアンダーカバーに粗目のある材質を吹き付け塗装して・・
フェンダーの内側の金属部分も吹き付け防振した後に、乾燥させて密着させます。
車室内はダッシュの上にワイドスタンドを製作して、JU60のブラックタイプを取り付けて・・
フロントドアにはアウター・スラントの加工をし
車室内の作業が終わってから、車両の下回りの防振を行いました。
フェンダーアーチやアンダーカバーに粗目のある材質を吹き付け塗装して・・
フェンダーの内側の金属部分も吹き付け防振した後に、乾燥させて密着させます。
車室内はダッシュの上にワイドスタンドを製作して、JU60のブラックタイプを取り付けて・・
フロントドアにはアウター・スラントの加工をし
て、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上にブラックボックス4連のピュアコンとコイルを取り付けて、
ミッドとツイーターの音域とインピーダンスを調整します。
シエンタのお客様は今回で4台目のお付き合いで、
シエンタのお客様は今回で4台目のお付き合いで、
これまでは2DINスペースに自分が好きなユニットを選んで付けられていたのが、
今回は初めて工場装着のディスプレイオーディオを使用する事になって、
内蔵の3トーンの調整と内蔵のパワーア
ンプではこれまでよりも劣ってしまうので、シート下にイコライザーとパワーアンプを取り付けて、
これまでのクオリティーに近くなる様にしました。
その外部の機器とRCA接続を行うのはピュアディオのコントロールコンバーターで、
その外部の機器とRCA接続を行うのはピュアディオのコントロールコンバーターで、
ダイヤルによるゲインの微調整で本当に美味しい所というか、
絶妙に綺麗に鳴るゲインを選ぶ事が出来ます。
ダイヤルを回せば分かりますが、
ダイヤルを回せば分かりますが、
マイナスドライバーを入れて調整する対応と違って、接点ロスが無いというのが手に伝わって来ます。
イコライザーはタブレットで繋ぐ30バンドの0・5デジベルステップの物で、純
イコライザーはタブレットで繋ぐ30バンドの0・5デジベルステップの物で、純
正のディスプレイオーディオを使いながら後付けのナビオーディオを使っている様な音質で
音楽を鳴らしてくれます。
シエンタのお客様は1台目の取付の時は防振は最低限で施工されていて、
2台目・3台目とその前の防振の成果を体感されて来ているので、
段々防振の施工の範囲が増えて来て、今回はやれる所はフルに施工するという事で下回りも行いました。
何よりもコントロールコンバーターという他店には無いオリジナル製品で、
何よりもコントロールコンバーターという他店には無いオリジナル製品で、
純正のディスプレイオーディオの音を良くしているからこそのシステムアップですが、
その時代時代でサウンドピュアディオはお客様に満足して頂ける様に
独自のオリジナル製品を開
BMW6シリーズ カーオーディオの音質アップ
2025-05-11
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、BMWの6シリーズ・グランクーペです。
専用の異形パネルのナビオーディオ付きのお車で、
専用の異形パネルのナビオーディオ付きのお車で、
フロント3WAYのシステムを既に取り付けておられる所からのシステムアップを行いました。
ツイーターは純正位置を使わずにダッシュにワイドスタンドを製作して、
ツイーターは純正位置を使わずにダッシュにワイドスタンドを製作して、
JU60ツイーターを取り付けて・・
ドアの純正スコーカーの位置には、
ドアの純正スコーカーの位置には、
ピュアディオブランドの9センチスコーカーのISP-90を取り付けています。
左右の座席下の純正位置に16センチの薄型ウーファーが収まっていて、
左右の座席下の純正位置に16センチの薄型ウーファーが収まっていて、
フロントで3WAYのシステムを構築しています。
ナカミチの4chのアンプが付いていて、
ナカミチの4chのアンプが付いていて、
中高音はコントロールコンバータ通しで増幅して、
ウーファー部分はそんなに変わらないだろうと
オーディオテクニカのハイローコンバーターをチューンした物を使用していたのですが・・
6スピーカー全てコントロールコンバーター通しにしようと2連結で使用する様にしたら、
6スピーカー全てコントロールコンバーター通しにしようと2連結で使用する様にしたら、
ウーファーの音のキレが良くなり、低音も今まで出なかったあともう一歩で出せる様になり、
フロント用のコンバーターを音のヌケの良いブルーラベルに交換しました。
これまでは音の表現力が限界があるからとアンプのグレードを下げていたのを、
これまでは音の表現力が限界があるからとアンプのグレードを下げていたのを、
一番上のグレードにしても十分に性能を発揮出来る様になりました。
コントロールコンバーター2台の調整とアンプのゲインとイコライザー調整が終わって、
コントロールコンバーター2台の調整とアンプのゲインとイコライザー調整が終わって、
アンプボードを取り付けて見えない様にしました。
リアにイコライザーは入っていますが、純正側の高音が弱く低音が強かったので、
リアにイコライザーは入っていますが、純正側の高音が弱く低音が強かったので、
バス・トレブルでイコライザーまでフラットに近い状態で送る様にして、
イコライザーで微調整して最も生音・生声に近くなる様に合わせました。
純正のナビオーディオが交換出来ないお車で、
純正のナビオーディオが交換出来ないお車で、
「もうこれが限界か?」と思われておられたお客様のサウンドを、
前に乗られていたお車に近い音に戻すのが、ピュアディオのコントロールコンバーターの魅力です。
メルセデスベンツCクラス カーオーディオの音質アップ
2025-05-10
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、メルセデスベンツのCクラスのセダンです。
異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車に、
異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取付と、フロントのドアスピーカーの交換を行いました。
ツイーターはJBLの508GTIのシルバードームの物をスタンドを使って
ツイーターはJBLの508GTIのシルバードームの物をスタンドを使って
適切な仰角・振り角を付けて取り付けて・・
ドアスピーカーは約9センチの純正を
ドアスピーカーは約9センチの純正を
JBLのGX302のコアキシャルのツイーターを鳴らさずにスコーカーとして使用しています。
このコアキシャルのスコーカー化は年式グレードによって使う場合と使わない場合があって、
このコアキシャルのスコーカー化は年式グレードによって使う場合と使わない場合があって、
純正のプレミアムサウンドでない場合はスコーカーの交換も行います。
グローブボックス下に取り付けたピュアコンは普通とちょっと違って、
グローブボックス下に取り付けたピュアコンは普通とちょっと違って、
コイルが3つ付いている7ピース構成で、
3つ目のコイルは見えない所に仕込まれた16センチサイズのウーファーの上限周波数が
フーなのをある周波数で制限をかけて、スコーカーは上限と下限の両方をコントロールしています。
まらMDF板の下にはアルミのケースを敷いて、
まらMDF板の下にはアルミのケースを敷いて、
車両側からの電磁波を防いでいて、
更にツイーターに繋がっているブラックボックスの内部のコイルは井川が一から手巻きしていて、
こちらでも電磁波の進入を防いでいます。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
お客様の音源と自分の音源と、
FMラジオの自分がスタジオに出入りした事がある2局の音を聴いて音調整を行いました。
低音は出気味だったのでマイナス1クリック下げて、
低音は出気味だったのでマイナス1クリック下げて、
中音と高音は足らない感じがしたのでそれぞれ1と2クリック上げていましたが・・
ブラックボックスは4個目で、コイルは5個目で変えて行くと最も生に近くなって、
最終的には中音も高音もプラスマイナスゼロの所が最も生音・生声に近くなって、
ブラックボックスは4個目で、コイルは5個目で変えて行くと最も生に近くなって、
最終的には中音も高音もプラスマイナスゼロの所が最も生音・生声に近くなって、
トーンをあまり動かさない事によってレベルも音色もきちんと合わせる事が出来ました。
これまでこのタイプのベンツは多く取り付けて来ましたが、
これまでこのタイプのベンツは多く取り付けて来ましたが、
グレードや年次変更などの違いにピュアコンの値を細かく変えて合わせて行き、
シンプルな構成ながら音楽が十分楽しめるシステムに仕上がりました。