取付ブログ
シトロエンC5X カーオーディオの音質アップ その1
2025-04-21
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今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、シトロエンのC5Xです。
この車をピットにバックで入れている時に、たまたま見ておられたお客様が、
この車をピットにバックで入れている時に、たまたま見ておられたお客様が、
「クラウンがこれから作業にはいるんですね。」と言われました。
確かに前から見ると似ています。
オーディオの方は純正のディスプレイオーディオに・・
フロント16センチスピーカーにピラー根元にツイーターの2WAYシステムです。
確かに前から見ると似ています。
オーディオの方は純正のディスプレイオーディオに・・
フロント16センチスピーカーにピラー根元にツイーターの2WAYシステムです。
これからフルシステムの取付に入りますが、まずは純正の状態を音測定を行います。
次に作業はドア防振からで、
シトロエン・プジョー系の前にかなりスピーカーがプラスチックロングで飛び出したタイプの構造で、
スピーカーの後ろが雨に濡れないので長寿命になる構造で、前後のストロークも十分に得られます。
内張りの裏は黒い吸音フェルトが貼られていて、
内張りの裏は黒い吸音フェルトが貼られていて、
これを一時的に外してセメントコーティングの準備に入ります。
表面は布を貼ってその上をマスキングして、
表面は布を貼ってその上をマスキングして、
あれこれと動かしてもキズが入らない様にしてから作業に入ります。
ピラー根元のツイーター位置は使わずに、
ピラー根元のツイーター位置は使わずに、
ダッシュをマスキングして、これからワンオフでワイドスタンドの製作に入ります。
今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。
今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。
レガシィ・アウトバック ハーマン仕様車の音質アップ その2
2025-04-20
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業からスバルのレガシィ・アウトバックです。
ラゲッジのサイドにサブウーファーが付いているハーマン・カードンのプレミアムサウンド車で、
ラゲッジのサイドにサブウーファーが付いているハーマン・カードンのプレミアムサウンド車で、
先日からの作業の続きです。
リアにサブウーファーが付いているのにフロントスピーカーはアメリカンサイズの縦に楕円の物で、
リアにサブウーファーが付いているのにフロントスピーカーはアメリカンサイズの縦に楕円の物で、
横16センチの縦22センチサイズで、こちらでもサブウーファーに近い音域まで再生出来ます。
作業の方は外したドアの内張は一時的に吸音フェルトを取り外して、
作業の方は外したドアの内張は一時的に吸音フェルトを取り外して、
ツルツルの裏面に粗目を付ける下処理を行います。
そして手作業でセメントコーティング剤を塗っていき、意図的にランダムに厚い薄いを作って、
そして手作業でセメントコーティング剤を塗っていき、意図的にランダムに厚い薄いを作って、
ドアの振動が通過しなくてとどまる様に工夫しながら塗っています。
セメントと言っても普通のセメント材では薄いと振動でひび割れを起すので、
セメントと言っても普通のセメント材では薄いと振動でひび割れを起すので、
たわみを持たせて割れない様にする成分が入っていて、その部分が乾燥中に化学変化を起こすと、
青白い色が茶色に変わって来ます。
リアのハッチを外してセメントコーティングをしている間に、
リアのハッチを外してセメントコーティングをしている間に、
ハッチの外板裏を指ではじいて、防振材の貼り位置と材質を探ります。
ハッチの構造が入り組んでして、あまり防振材が貼れなかったので、
ハッチの構造が入り組んでして、あまり防振材が貼れなかったので、
ラゲッジのアンダーの鉄板の響きを調べて、
使わなかった材料をスペアタイヤのスペースの両サイドに貼りました。
あっ! 写真撮影した時は気が付きませんでしたが、毎日のコイルの手巻きで手首が痛くなって、
ロキソニンテープを貼っていたのが写ってしまいました。
電気的な作業ではフロントの音信号を取り出して、
電気的な作業ではフロントの音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプの物に繫いで、
ピュアコンの取付位置まで引いて行きます。
今回の作業はかなり防振作業に趣を置いていて、ここからは電気的な作業が続きます。
今回の作業はかなり防振作業に趣を置いていて、ここからは電気的な作業が続きます。
今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。
ホンダN-VAN スピーカーの音質アップ
2025-04-19
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのN-VANです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、
防水シートの奥の何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせます。
ドアの位置によって響きの周波数が違うので、
ドアの位置によって響きの周波数が違うので、
その周波数に合った材質を響きの中心を見つけて貼っていきます。
次に純正ナビを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
次に純正ナビを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプの物でグローブボックス下まで送ります。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けました。
ブラックボックス内のコイルも、後付けの白いボビンのコイルも井川が一から手巻きしたコイルで、
ブラックボックス内のコイルも、後付けの白いボビンのコイルも井川が一から手巻きしたコイルで、
コイルを4つ巻くだけで1時間以上の時間がかかっていて、
シンプルなシステムなのに高音質を再生させるのに役に立っています。
ピュアコンから純正のドアスピーカーの配線の途中まではPSTケーブルのフルレンジタイプを引いて、
ピュアコンから純正のドアスピーカーの配線の途中まではPSTケーブルのフルレンジタイプを引いて、
ダッシュに取り付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターまでは
PSTのツイーター音域専用タイプのケーブルを引いていて、
同じコストでありながら得意な音域に合わせる事でより高音質を実現しています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になると、純正ナビの音設定機能を使って音調整を行います。
このナビは中身はパナソニック製なので、
全ての結線が終わって音が鳴る様になると、純正ナビの音設定機能を使って音調整を行います。
このナビは中身はパナソニック製なので、
全てのスピーカーに最初から100センチのディレイがかかっていたので、
それを全てゼロにしてから調整にかかり、
ピュアコンは1か月以内に同じN-VANの取付が入っていたのでその時と同じ値を入れました。
前回のN-VANはディスプレイオーディオで、
前回のN-VANはディスプレイオーディオで、
音はやや控え数々の他には無い音出しの技術で、
シンプルな車内ながら、スケール感のある小気味良いサウンドの、特別な一台に仕上がりました。
続・お客様の質問にお答えして 第25話
2025-04-18
不定期シリーズの続・お客様の質問にお答えするは、1か月半書き込みが無い状態でした。
店頭で質問は頂いていますが、これまでのものと若干重複している部分もありますが、
いつもより少し切り口を変えてお答えしたいと思います。
まず最近最も多いご質問が、
まず最近最も多いご質問が、
「ピュアコンは何故普通のネットワークよりも音が良いのですか?」という事と、
「ピュアコンのコイルを手巻きされていますが、どうして音が良くなるのですか?」という事です。
まず1990年代にピュアコンが発売された時に遡って説明しますと、
まず1990年代にピュアコンが発売された時に遡って説明しますと、
当時の国産や輸入品のトレードインスピーカーは、
パーツ数点を熱収縮チューブで包んでぶら下げるタイプが多く、
これが音が悪くて自分は使う気にはなれませんでした。
音が悪い理由は3つあり、まずパーツが小さい事で、コンデンサの質感が悪く、
音が悪い理由は3つあり、まずパーツが小さい事で、コンデンサの質感が悪く、
コイルは小さい大きさで高いインダクタンス値を得るために中心に金属を入れて無理やり値を上げていて、
これでは雑な音しか再生出来ません。
またコンデンサーを熱で炙る事で更に音が荒くなり、これを何とかしたいと考えたのがピュアコンでした。
各パーツを十分な距離を取って影響を受けなくするのと、
鉄心を入れて無理にインダクタンスを上げるのではなく、
空芯という間に金属を入れない状態で上質なコイルで滑らかな音を再生させています。
もう一つ下に敷いているMDF板は木材を一度粉にして、それを固めて均等な材質にしていて、
もう一つ下に敷いているMDF板は木材を一度粉にして、それを固めて均等な材質にしていて、
木目がある木だと硬さが場所によって異なるために、あえてMDF板を使用して、
後付けのコイルとブラックボックス内のコイルの合計4つから出ている微弱振動を
MDF板に逃がして高音質を得ています。
過去には質の悪くて厚さが半分のMDF板を使って
サウンドピュアディオと同じを謳っているお店がありましたが、
載せていたのは付属のネットワークで効果は全く違い、そのお店は今は廃業しています。
ネットワークのコンデンサの熱の件に関しては、表面を熱で炙るのもいけませんが、
リード線にハンダ付けする時に熱が伝わっても音が荒くなるので、
当初は8本のクリップでタコクリップとか、10本のクリップでイカクリップとか呼んでいましたが・・
現在はとにかく付けられるだけの本数を付ける様にいて、
現在はとにかく付けられるだけの本数を付ける様にいて、
本数が増える事によって年々音が滑らかになって来ていて、
現在はクリップはこれ以上増やせない状態で作業をしています。
市販のネットワークのコイルはホームオーディオ用の高級コイルに比べると銅線が細く純度も低いので、
市販のネットワークのコイルはホームオーディオ用の高級コイルに比べると銅線が細く純度も低いので、
一番メインのコイルは外に出して自由な大きさにするという手法を、1990年代から取っていました。
ただし最近は車の電動化が進んで、車のあちこちから電磁波が出ていて、
ただし最近は車の電動化が進んで、車のあちこちから電磁波が出ていて、
ホームオーディオ用の空芯の間が大きいコイルでは電磁波を吸い寄せて、
音質が上がらないという場合が出て来ました。
そこで3Dプリンターで市販では無いボビンのサイズを作って、ボビンから銅線を抜き取って、
そこで3Dプリンターで市販では無いボビンのサイズを作って、ボビンから銅線を抜き取って、
一から空のボビンに手巻きする事でこれまで表現出来なかった音の領域を表現出来る様になりました。
これは高級なスピーカーだけに限らず、ベーシックパッケージを全て手巻きコイルにした事によって、
1グレード上の音を表現出来る様になりました。
実際にはとんでもない時間がかかりますが、音のためには時間と労力は惜しみません。
そして昨年の暮れに発売して大人気なのがピュアディオ完全オリジナル製品の
『コントロールコンバーター』で、ハイローコンバーターを一から作って大型化したと言えばそうですが、
あえてコントロールと名付けているのは、そのボリューム操作の滑らかさと正確さで、
ダイヤルを触ればホームオーディオ用の大型のアナログボリュームを使っていると直ぐに分かります。
左右のレベルを狙ったレベルにピタッと合わせる事が出来て、
ハイローコンバーターの半固定ボリュームのマイナスドライバーを入れて
微妙に合う・合わないというストレスから完全に開放されて、調整時間も短くて正確になりました。
その3色が良く分からないという方のために詳しく説明しますと、
まず最初に赤いラベルのコンバーターを製作して、
赤よりもピンクの方が色が映えるからとピンクに変更しました。
この時点では1種類の音色しか無かったのが・・
この時点では1種類の音色しか無かったのが・・
そのうちトヨタの純正ディスプレイオーディオでは高音のヌケが足らなくて
トーンを上げないといけない車種があって、トーンを上げると音が荒くなるので、
なるべく上げなくても済むシャープな音色になるパーツを選んだのがブルーのラベルのコンバーターです。
ただ日産のディスプレイオーディオやホンダのナビオーディオで
ただ日産のディスプレイオーディオやホンダのナビオーディオで
トーンを下げる必要がある車種が多く、逆にマイルドになるパーツを選んで、
パーツの並べ方を変えて更にマイルドさを増したオレンジのラベルのバージョンを制作しました。
最初に製作したピンクのラベルはブルーとオレンジの中間よりもややオレンジ色の音色で、
3色の色を選ぶのとピュアコンの値とトーンやイコライザーの調整で生音・生声に近くなる様に
音調整を行っています。
その前のステレオのハイローコンバーターをモノラルにして2個使用するタイプも、
その前のステレオのハイローコンバーターをモノラルにして2個使用するタイプも、
普通のハイローコンバーターに比べたらかなり音は良いのですが、
やはりドライバーを入れて調整する半固定ボリュームでは限界が見えて、
それでコントロールコンバーターが圧倒的な人気となっています。
今日はお客様からのご質問が多いピュアコンの歴史と、
今日はお客様からのご質問が多いピュアコンの歴史と、
コントロールコンバーターが3色になった理由を、かなり速足でお届けさせて頂きました。
レガシィ・アウトバック ハーマン仕様車の音質アップ その1
2025-04-17
今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業から、スバルのレガシィ・アウトバックです。
専用のディスプレイオーディオ付きのハーマン・カードンのプレミアムサウンド車に、
ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工を行っています。
まずは前後のドアの内張りを外して防振作業にかかります。
スピーカーサイズは縦に楕円のアメリカンサイズで、防水シートは吸音ゴムが付いているタイプです。
防水シートの下には簡単なインナーパネルが付いていて、
ここを外したら何も貼ってない外板裏が見えるので、
ここに4種類の共振点が違う防振材を貼るベーシック防振の施工を行います。
次にフロントはインナーパネルに金属シートを貼る防振を加えて、
リアはサービスホールを塞ぐ防振を行って、鉄板側の2層の防振が完了です。
次に外した内張にマスキングをして、
吸音フェルトを一度外して裏面にセメントコーティングの施工を行います。
フロントドアとリアドアに加えて、リアのハッチにもセメントコーティングの作業を行います。
アウトバックのお客様は今回で4台目の施工となり、
これまでのお車で防振の効果を体感されているので、広い範囲での防振を希望されています。
専用のディスプレイオーディオ付きのハーマン・カードンのプレミアムサウンド車に、
ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工を行っています。
まずは前後のドアの内張りを外して防振作業にかかります。
スピーカーサイズは縦に楕円のアメリカンサイズで、防水シートは吸音ゴムが付いているタイプです。
防水シートの下には簡単なインナーパネルが付いていて、
ここを外したら何も貼ってない外板裏が見えるので、
ここに4種類の共振点が違う防振材を貼るベーシック防振の施工を行います。
次にフロントはインナーパネルに金属シートを貼る防振を加えて、
リアはサービスホールを塞ぐ防振を行って、鉄板側の2層の防振が完了です。
次に外した内張にマスキングをして、
吸音フェルトを一度外して裏面にセメントコーティングの施工を行います。
フロントドアとリアドアに加えて、リアのハッチにもセメントコーティングの作業を行います。
アウトバックのお客様は今回で4台目の施工となり、
これまでのお車で防振の効果を体感されているので、広い範囲での防振を希望されています。
今の時点ではここまででこれより先は『その2』でお届け致します。