取付ブログ
アウディA4アバント スピーカーの音質アップ
2025-10-04
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、アウディのA4アバントです。
ディスプレイオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取り付けと、前後のドアの防振作業を行いました。
既にドアの外板裏にはマットが貼ってありますが、そこは一番響きが大きい所で、
それ以外の部分に防振マットと防振メタルを加えて、ドア全体の響きを鎮めながら、
鉄板の響きも適切化します。
前後のドアにはセメントコーティングの施工を行って、
内張に付帯する音の響きを抑えて、車内の静粛性と断熱性をアップさせます。
ベーシックパッケージなので純正のドアスピーカーはそのまま使用して、
ユニットはそのままでも外板の金属部分と内張のプラスチック部分に防振を加えているので
クリアーさが増して音のキレが良くなっています。
ダッシュの純正ツイーターは使用せずに、スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けた、
ピュアディオブランドのアップグレードツイーターのATXー30を取り付けて、
見晴らしの良い場所から上質な高音を拡散させて再生しています。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に合計8ピース構成のピュアコンを取り付けて、
ドアスピーカーとツイーターに適切な音域分けとインピーダンスの調整を行って分離して送ります。
これまでに同じ型式のA4の入庫は有りましたが、
今回はツイーターがATXー30とレンジが広いので、
それに合わせてピュアコンの値を変えていって適性を選びました。
最終的にバスとトレブルの調整はセンターが良いかトレブルのみマイナス1か迷いましたが、
お客様に「もしボリュームを上げめで使われるのならマイナス1で、
そんなに上げないのならゼロが適正になります。」とご説明して先ほど納車させて頂きました。
輸入車の中では現在のアウディはかなり音の良い方ですが、
そんなアウディをチューンするからこその素晴らしいサウンドになり、
A4アバントのお客様は大変喜んで帰られました。
その時はアイドリングで聴かれていたので、帰り道では前後のドア4枚の2層防振の効果が出て、
入庫時とは全く違う静粛性になって帰られているはずです。
続・お客様の質問にお答えして 第36話
2025-10-03
不定期で時々書き込んでいるお客様の質問にお答えする会は、
今回はサウンドピュアディオの社以内リサイクルについてに関してです。
何故かオーディオに関しては世界が平和な時は安定して材料が手に入りますが、
ロシアだイスラエルだと戦闘が続く状態になると不足するのが電子的な材質です。
現在も入手が困難や仕入れ価格が上昇したりと大変で、
それによってお客様の販売価格が上がらない様に『社内リサイクル』という方法を使って
製品を組み立てる時に使う銀入りハンダのコストを下げています。
ちなみにハンダ付けでモーターで自動で送り出すハンダは
現在は70グラムで長さが19メートルの物を使用していますが、
以前は100グラムで27メートルが1巻でしたからかなり早く無くなって、
経理からは「ハンダの使い過ぎです!」と言われますが、
1巻で30%中身が減っている物はしょうがありません。
そこで電動で送り出されて来る2・5%純銀が混じったハンダのこぼれた部分を集めて、
そこで電動で送り出されて来る2・5%純銀が混じったハンダのこぼれた部分を集めて、
以前値段が安い時に仕入れた銀5%入りの輸入物のハンダと国産の2・5%銀入りのハンダを混ぜて、
おおよそ3%から3・5パーセントのハンダを作ります。
自分の作業用のエプロンに付いたハンダのかけらもピンセットで拾って・・
机にこぼれたハンダの屑も焦げ目を避けてピンセットで取り出して、綺麗な所だけを集めます。
以前に金属リサイクルの写真を掲載した事がありますが、
自分の作業用のエプロンに付いたハンダのかけらもピンセットで拾って・・
机にこぼれたハンダの屑も焦げ目を避けてピンセットで取り出して、綺麗な所だけを集めます。
以前に金属リサイクルの写真を掲載した事がありますが、
その時はケーブルの末端の焼き入れの机の部分で、
今回はピュアコンやRCAケーブルを作る机のリサイクルですから、
使っているハンダの質はこちらの方がかなり高いです。
集めたハンダは3種を混ぜて粒状にして保存して、
集めたハンダは3種を混ぜて粒状にして保存して、
大きさは小・中・大・特大の4種類に分類しましたが、
適量を選ぶのに小を何回も使っていたら大きいサイズを全く使わない様になって、
表面の錫が白っぽくなって来たので一度溶かしてサイズを作り替える予定です。
銀5%入りの海外製はあまりに撚り線に浸みないので使えず、
国産を多めにミックスでないと作業性が悪く、
あまりに長くハンダ付けするといくら放熱クリップしていてもパーツが傷むので、
何年か前から合成した粒ハンダを使用する様になりました。
それでは実際にピュアコンの内部をハンダ付けする所をお見せしますと、
それでは実際にピュアコンの内部をハンダ付けする所をお見せしますと、
パーツにハンダ付けの熱が伝わらない様に放熱クリップを何個も付けて、
小の粒ハンダを机の上に何個か置いて、ハンダ小手で拾いながら付けて行きます。
電動の送り出しハンダも併用しながら、多すぎず少なすぎず適量をハンダして、
電動の送り出しハンダも併用しながら、多すぎず少なすぎず適量をハンダして、
小手を下げたらハンダ付け部分をラジオペンチで挟んで、
エアーで急冷却をかけて中の分子が綺麗に並ぶ様にしてそれでやっと1か所のハンダ付けが終わります。
ピュアコンを左右で1セット作っただけで粒ハンダはこんなに減って、
次を補充するために中や大を溶かして小さい粒ハンダを製作します。
作り替えると錫の表が白っぽいのは消えて、光沢が出て来ますが、
作り替えると錫の表が白っぽいのは消えて、光沢が出て来ますが、
あまりに小サイズばかり使うので、小を極小と小のやや大きめに作り替えました。
以前の電動でモーターで好きなだけハンダを送っていた時が懐かしいですが、
以前の電動でモーターで好きなだけハンダを送っていた時が懐かしいですが、
これだけ国際状況がこれだけ悪いと、
ミサイルの誘導装置を作るために高価なハンダが軍事産業に持って行かれて、
コストを上げずにお客様に良い音を提供しようと思えば、
この様な手間をかける事によって価格上昇を抑えるという努力は続けていかないといけないでしょう。
という事で今日は『社内リサイクル』についてのご質問に対してお答え致しましたが、
リサイクルといいながらも、最終的には純銀の含有率は上がっているので、
リサイクル=質が下がるというわけではなく、逆に手間をかけて音質は上げています。
ジムニー(JB23) カーオーディオの音質アップ
2025-10-02
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業からJB23型のスズキ・ジムニーです。
オーディオレス車にカロッツェリアの楽ナビを取り付けて、これまで何度もシステム変更を行って来て、
オーディオレス車にカロッツェリアの楽ナビを取り付けて、これまで何度もシステム変更を行って来て、
今回はパワーアンプとコントロールコンバーターの取付を行いました。
ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けて・・
ダッシュにはワイドスタンドを製作してJU60ツイーターを取り付けて、
ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けて・・
ダッシュにはワイドスタンドを製作してJU60ツイーターを取り付けて、
フロントハイエンド2WAYとなっています。
JB23型のジムニーは元はドアにスピーカーが付いておらず、
JB23型のジムニーは元はドアにスピーカーが付いておらず、
キックパネルに10センチのスピーカーが付いており、
早い時点で運転席下に25センチのパワードのウーファーを取り付けており、
ZSPやJU60よりこちら側が勝ち気味だったので、
ナビの内蔵アンプから外部のパワーアンプにフロント信号を任せて、車1台で3WAY構成というか、
ZSPとJU60が勝ち気味の状態でシステムを変更しました。
助手席下にARCのピュアディオチューンのパワーアンプを取り付けて・・
じゅす席の上にコントロールコンバーターを仮置きして、ピンクか赤かで音色の違いを聴き比べて、
助手席下にARCのピュアディオチューンのパワーアンプを取り付けて・・
じゅす席の上にコントロールコンバーターを仮置きして、ピンクか赤かで音色の違いを聴き比べて、
最終的にピンクよりも音がシャープな赤を装着しました。
グローブボックス下のピュアコンはシステムの変更に伴ってブラックボックスのメイン側を2個交換して、
グローブボックス下のピュアコンはシステムの変更に伴ってブラックボックスのメイン側を2個交換して、
コイル2個も交換して音調整を行いました。
ただ楽ナビ側からRCAでウーファー用の信号を取り出していて、
ただ楽ナビ側からRCAでウーファー用の信号を取り出していて、
チャンネルディバーダーの機能は楽ナビ内の物を使用して、
ただウーファーの中にもチャンネルディバーダーの機能が入っていて、完全にオフには出来ないので、
僅かにウーファー側のチャンネルディバイダーを薄く効かせて、主に楽ナビ側で調整して、
車1台で3WAY構成で聴感上のフラットになる様に調整しました。
最後の最後に楽ナビのイコライザー調整を行って、
最後の最後に楽ナビのイコライザー調整を行って、
2カ所1クリック動かした所でパターンをメモリーして全ての調整が終了しました。
コンパクトな車内で正確な音色と、スケール感のあるパワーとの、両方を手に入れたジムニーが完成しました。
コンパクトな車内で正確な音色と、スケール感のあるパワーとの、両方を手に入れたジムニーが完成しました。
ルーミー スピーカーの音質アップ
2025-10-01
今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、トヨタのルーミーです。
トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付とベーシック防振の施工のWパッケージの装着を行いました。
まずはドアの内張りと防水シートを外して、
まずはドアの内張りと防水シートを外して、
何も貼ってない外板上に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
外した内張には裏に吸音フェルトが貼ってなかったので、
外した内張には裏に吸音フェルトが貼ってなかったので、
これを見られたお客様から「セメントコーティングも追加して下さい。」と言われて・・
セメントコーティングを加える事で日帰りの予定の納期を1日伸ばして頂きました。
元々セメントコーティングにも関心があったそうで、
セメントコーティングを加える事で日帰りの予定の納期を1日伸ばして頂きました。
元々セメントコーティングにも関心があったそうで、
「もう涼しくなったから来年でもいいかな?」と思っていたところ、たまたま外している所を目にして、
実際に内張を触ったら「一緒にやっておこう。」という事になりました。
夏だけでなく冬の断熱性も効果があって、女性の方からは冬の冷えの方が気になると言われていますが、
本来の目的は音質アップと静粛性アップですが、異常な気候のせいで違う部分で注目されています。
システムはベーシックパッケージなので純正の16センチスピーカーはそのまま使用して、
システムはベーシックパッケージなので純正の16センチスピーカーはそのまま使用して、
ダッシュにピュアディオブランドのATXー25ツイーターを取り付けての2WAY構成になりますが、
ツイーターの質感はもちろんの事、純正のデザイン重視のミラー裏の位置はリスナーに距離が近すぎて、
向きもそれているので本来の音楽の滑らかな再生音にはなっていない所を、
自然な音になって聴き疲れしない音に変わります。
ドアの16センチスピーカーとATXー25の音域調整とインピーダンス調整を行うのは
ドアの16センチスピーカーとATXー25の音域調整とインピーダンス調整を行うのは
グローブボックス下に設置したピュアコンで、純白のボビンにピンクのラベルのコイルは井川が一から
手巻きした物で好評を頂いていて、現在ではブラックボックスの中のコイルも一から手巻きしていて、
これまでのベーシックパッケージの中で最も音が良い状態で音を再生しています。
最後にイコライザーで音調整を行って、音を整えたら納車の準備に入ります。
最後にイコライザーで音調整を行って、音を整えたら納車の準備に入ります。
ナビの中に最初からパッケージされているパターンがあまりに音がどぎついので使えず、
フラットからやや上下させて音を整えて、最も生音・生声に近い組み合わせで納車させて頂きました。
ベンツGLA スピーカーの音質アップ
2025-09-29
今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、メルセデスベンツのGLAクラスです。
専用のディスプレイオーディオ付きのお車にベーシックパッケージの取り付けと、
専用のディスプレイオーディオ付きのお車にベーシックパッケージの取り付けと、
ベーシック防振とセメントコーティングの施行を行いました。
お客様が不満に思われていたのは中音域の一部に後ろ髪引かれる様な部分があり、
お客様が不満に思われていたのは中音域の一部に後ろ髪引かれる様な部分があり、
楽器の音が正確に再生されていないという事でこ、まずはピラー根元の純正ツイーターを使用せずに、
スタンドを使って適切な向きにしたJBLの508GTIのツイーターを取り付けて、
純正では表現出来なかった中音域に近い音域まで安定して再生出来る様にしました。
次にドアの内張を外して、ドアの16センチスピーカーはインナーパネルと一体化して取り外せないので、
次にドアの内張を外して、ドアの16センチスピーカーはインナーパネルと一体化して取り外せないので、
インナーパネルの響きの中心を見つけて、プラスチックの高い響きを防振メタルで減衰させます。
更に内張裏にはセメントコーティングの施行を行って、内張に付帯する鈍い響きを抑えます。
内張の上には鱗状になっている部分がありますが、
更に内張裏にはセメントコーティングの施行を行って、内張に付帯する鈍い響きを抑えます。
内張の上には鱗状になっている部分がありますが、
ここが響きが安い部分で、複雑な形状で振動を抑えているのが分かります。
その横に四角い部分がありますが、ここは意図的に形が変えてあるのが分かります。
その横に四角い部分がありますが、ここは意図的に形が変えてあるのが分かります。
セメントコーティングが意図的にランダムに塗っているのも均等に塗った方が振動が取れ難いという事です。
今回はリアドアにはセメントコーティングの施行をプラスしています。
メルセデスベンツも以前に比べたら内張が薄くなってきているので、
セメントコーティングの効果が得られやすくなっています。
ちょうどリアの内張はまだ乾燥していなくて青白い部分が残っていますが、
最初は青白く後で茶色に変わる成分は、
ひび割れを起こさない為にたわみを持たせている成分が化学変化を起こすための色の変化です。
ドア4枚の防振も終わって、純正のディスプレイオーディオから取り出した音信号を、
グローブボックス下に置くピュアコンを通してツイーターと16センチスピーカーに分配します。
純正スピーカーに適切なインピーダンス処理を行なって、
純正スピーカーに適切なインピーダンス処理を行なって、
音質の改善を行なって、防振の効果と上質で広い音域のツイーターの効果で音域全体を大幅に改善します。
中音域の一部に後ろ髪を引かれる様な部分があって、低音は量は出ようとしているが、
ボリュームを上げるといま一つ付帯する音が目立っていたオーディオの音は、
スパッとキレが良く何よりも本来の音楽の音に近くなったというのが改善後に聴いた感想です。
低音域はちょっと出過ぎた感があったのでバスはマイナス1に下げて、
それで聴感上のフラットに音が整いました。
今の車は1年年式が違っただけでアンプの特性が違って前のデーターが使えない事も多いので、
今の車は1年年式が違っただけでアンプの特性が違って前のデーターが使えない事も多いので、
ベーシックパッケージと言いながらも製品の点数が同じでも値は独自に探り出すという作業が必要なので、
20年前の1度開発したら4年・5年じ値が使えるという事はありません。
大量生産された音から、一台づつ正確に調律を行った音に変わって、お客様には大変満足して頂きました。


















































