取付ブログ
コントロールコンバーターの取付 パートⅥ
2025-01-15
最近サウンドピュアディオで人気のアイテム『コントロールコンバーター』の取付を行った車を
3台ご紹介します。
全て宇部店での作業で、まずはトヨタのハリアーからです。
アルパインのディスプレイオーディオとナカミチのCD-700KKとの組み合わせで、
アナログのAUX入力の手前にコントロールコンバーターを取り付けました。
最近はアルパインのデモカーでさえ使っていない、タイムコレクション機能は全てゼロにしています。
精密ダイヤルでレベルを合わせて、勢いが付き過ぎずに、それでいて足りない事も無い、
絶妙な位置を探ります。
音が決まったらダイヤルを外して、見えない所に隠したら出来上がりです。
続いてはトヨタのアルファードの作業です。
こちらはアルパインのビッグ✕とナカミチのCD-700KKとの組み合わせで、
最近やっとディスプレイオーディオとビッグ✕の差がパッと見て分かる様になりました。
コントロールコンバーターのツマミを動かしながら、
ピュアコンのパーツの値を変える指示を息子にしていたら、
撮影中にコンバーターの後ろに息子の頭が写りました。
最後はトヨタのGRヤリスで・・
こちらは唯一アルパインのビッグ✕から直接コントロールコンバーター経由でパワーアンプに送っています。
コンバーターをコントロールしながら、グローブボックス下のピュアコンの値も変えながら音を調整しました。
コントロールコンバーターは他に何も製作しなければ1日に1・5台のペースで作っていますが、
ピュアコンのコイルやブラックボックスも切れたら補充で作らないといけないので、
おおよそ1日に1台作れるかどうかの生産量です。
でも取り付ける方は1日2台3台の取付可能です。
自分は昨日が休みで、今日が一週間の始まりなので、頑張って週末に納車のお車分を作っていきます。
トヨタ・ヤリス カーオーディオの音質アップ
2025-01-13
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、トヨタのヤリスです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取付と、ドアスピーカーの交換を行いました。
まずはドアの内張を外して、
純正の16センチスピーカーをピュアディオブランドのISP-130に交換します。
ISP-130は現在は発売されていませんが、以前に乗られていたお車から移設して来て、
運良くトヨタ車でも同じインナーバッフルが使えた車種だったので、
以前の物をそのまま使用して、スピーカーケーブルも以前使われていた物を車室内からひいてきました。
13センチサイズのISP-130をねじ止めして、周りをシール材で囲ったら、
内張を組み付けてドアの作業は完了です。
続いて一度ディスプレイオーディオを取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプでグローブボックス下まで送って行きます。
グローブボックス下には厚くて比重の高いMDF板を敷いて、
その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けて、
周波数幅とレベルとインピーダンスを調整して、ミッドスピーカーとツイーターに送ります。
ツイーターはピュアディオブランドの現行モデルのATX-25です。
純正のツイーターの向きに比べると、理想の仰角・振り角はかなり差があるなと見比べていました。
全ての結線が音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオを鳴らして、
3トーンとフェダーを調整しました。
ピュコンの6つのユニットで事前に音がコントロールしてあるので、
バス・ミッド・トレブルは全てセンターのままが一番バランスが良く、
フェダーはリアを弱めにしてフロントでしっかり聴ける様に設定しました。
純正の何となくホワンとした感じの音から、
自分が生の声を知っているボーカリストさんの声がきちんと聴こえて、音のフォーカスがきちんと決まった、
小気味良いサウンドに仕上がりました。
続・お客様の質問にお答えして 第23話
2025-01-12
今年になってこのシリーズは一度書き込んでいますが、
その第22話を読まれた複数の方からの同じ様な質問で、
自分の学歴・職歴について詳しく書き込んだつもりですが、
「電子パーツを扱っている会社で働いていた事を始めて知りましたが、
まだ何か書いていない事がありますよね?」という事を聞かれました。
特に「特別な発想力があるから、何かビジネス塾などで勉強していませんか?」という事を聞かれて、
確かにこれまでその手の経歴は一切隠していました。
その発想力の一つが、
ほぼ全てのカーオーディオの専門店が大手メーカーやオーディオ評論家の話を信用するのに、
サウンドピュアディオだけは同じ方向に行かないという、よほどの根拠が無い限りそんな事は出来ませんが、
あるビジネス塾的な勉強を確かにしていました。
28歳の時に長男が生まれて、その時はまだディーラーや中古車店の取付の下請けをしていて、
2台の仕事をして直接お客様からの受注の半分ぐらいか、
それ以下の収入しかない安請け合いの仕事を大量に受けていて、
結局体を壊して一番小売りの仕事が多い12月に入院する事になりました。
その時まで自分はビジネスについて勉強する事は一切なく、ただ仕事の量が入っているのが心の支えで、
それが原因で12月に1か月入院となって、ベットでやる事が無いのでビジネス書籍ばかりを読んでいました。
その中であるビジネス講座の通信教育があるのを知って、退院してから早速そこに連絡を取ってみました。
ところがその会社の山口支部に話を聞きに行ったら、
「私は以前Sという会社のM社長の紹介であなたの店に行った事がありますが、
その時は自分には必要無いと話を聞かずに断られたんですよ。」と言われてビックリしました。
確かに下請け仕事で忙しい時に、何かビジネス教材か何かのセールスマンが来て、
邪魔だなと追い返した人に、こちらから探して合いに行くとは、自分の愚かさに呆れました。
自分の所に言ってみてと言われた社長さんは、
素人が集まってDJのサークルをしていた時のメンバーのうちの一人のお父さんで、
そこの教材を使って仕事を成功された方で、
「あのやり方をしていたら、あそこはそのうち行き詰るだろう。」と心配して
セールスマンをよこして下さったのに、何と自分はその方の顔に泥を塗る様な事をしていたのでした。
ただその会社のコースが終わってある程度の発想力が付いた後に、
今度はもっと上のセミナーが受けたくて、
博多や東京などの別の会社が用意しているビジネスの勉強をする様になりました。
そこで知った発想力でサウンドピュアディオの独自のやり方と思われる手法は、
小さな会社でも大手が出来ない隙間的な部門で成功するという考えで、
例えばラジオとかテープレコーダーが無い時代にこれを発明するのがオリジナルビジョンで、
ラジオとカセットセットテープレコーダーを組み合わせたのがラジカセで、
これはハーモニックビジョンになります。
ピュアディオで一番売れているのがピュアコンで、
これはパッシブネットワークという既に世の中にある商品をラジカセの発想の逆の今ある物を
分割してブロック化して、値を細かく変更するというハーモニックビジョンから成り立っています。
ZSPやコントロールコンバーターは「こんな物あっても売れないだろう。」と
誰も手を出さなかったジャンルを作った、オリジナルビジョン的な製品で、
ただ行き当たりばったりで作ったら当たったという物では無く、
エンドユーザーの方の多くの声を聞いて、ありそうで無いけど、あったら欲しい!」という
『欲しい』というニッチな需要に応えた製品なのです。
もう一つの発想力として、『少品種大量生産』という考えと、『多品種少量生産』という考えがあります。
例えばこれをスピーカーのパッシブネットワークに例えると、
大手メーカー製のネットワークは1種類のネットワークで多くの車や店頭のディスプレイに
対応しないといけなくて、実はかなりのカー用スピーカーのネットワークが店頭のディスプレイで
最も効率が良い事をご存じ無いと思います。
1990年代には某メーカーがセダン用とクーペ用とワゴン用で専用のチューニングをしているという
ネットワークがあって、3種類分解して比べたら全て値が同じで、
それだけ同じ組合わせでないと利益が出なかったのでしょう。
そんな少品種大量生産の大手メーカー製のネットワークに対して、
ブロック化したユニットを手作りで少量づつ値を変えて作って、数百種類ストックして、
その都度合うも物を探して付けるのが『多品種少量生産』という考えで、
小さな会社は大手が出来ない『多品種少量生産』という手法が成功への道につながるという考えです。
カーオーディオ業界はソニーが1980年代に一度撤退して、
1990年代に再参入して、でも2000年代になってまた撤退して、
三菱電機のダイヤトーンは1990年代にカーオーディオを撤退して、2010年代に再参入して、
現在は事業撤退している状態で、大手が撤退するぐらい厳しい業界の中で、
『エンドユーザーが本当に必要な製品は何なのか?』と、
『音楽を作った人がファンに聴いて欲しい音はどんな音なのか?』を追求して結果、
何とかヒットアイテムを続けて発売し続けています。
人は自分に自信が無いと何かショップとしての名誉が欲しくなり、
『カロッツェリア✕認定店』とか『クラブダイアトーン認定店』などの冠を手に入れれば
一流と勘違いしてしまいます。
この2つの冠が無くても普通にビジネスが出来ているというか、逆に冠があるがために脇が甘くなって、
メーカーや評論家の力が弱くなるとそれに連れて店の売り上げも下がるので、
最初から無かった方が長い目で見たら良かったというのが今の結論です。
目先の損得ではなくて、
『中期・長期的な事業計画』という10年後20年後にどうなっているかという物の見方で考えると、
大手メーカーの作った『冠ビジネス』は危険と思った自分の判断は、
今となっては正しかったと言っていいでしょう。
ただそういった物事の原理原則に基づくビジネスをして来たつもりが、
加盟店と呼んでいたグループ店には浸透していいなくて、次々に閉店していく事態となり、
その原因は『長話による効率の悪いお友達ビジネス』と、
『インピーダンス無視の音造り』の2つにあったと考えています。
あっ、前にも長話の事を書いてお客様に気を使わせてしまった事がりますが、
1時間2時間の話ではなくて、3時間4時間の事で、1・2時間は常識的な範囲ですので気にしないで下さい。
せっかく成功出来るビジネスモデルを作ったにもかかわらず、
そのモデルと反対の我流を通したために採算が合わず閉店ばかりで、
今は自分が直接音調整をしている2店のみになって、
多くのお客様から「加盟店がある時よりも音が良くなった。」と言われています。
いくら言っても言う事を聞かない店の世話が無くなったために、
目の前の仕事に集中出来る様になったからでしょう。
『インピーダンス無視の音造り』についてはまた別の機会にお話ししたいと思います。
以上、お客様の質問にお答えして『第23話』でした。
ヤリスクロス カーオーディオの音質アップ
2025-01-11
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのヤリスクロスです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
フロント2WAYのシステムを取り付けられているお客様にシステムアップを行いました。
ドアにはフル防振の後にアウターバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて・・
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、
JU60のブラックタイプを装着して、フロント2WAYのハイエンドの組み合わせになっています。
JU60の後ろのピラーの純正ツイーターの向きが横に逸れているので、
デザイン上はスッキリしていても、いかに音質的に的外れな向きというのがお分かり頂けるでしょう。
今回は今話題のコントロールコンバーターを取り付けましたが、現在この製品のお問い合わせが多いのですが、
実はパワーアンプが付いていないとこの製品は取り付けられません。
純正のディスプレイオーディオをパワーアンプを繋いで音質アップする時に、
これを間に入れる事でディスプレイオーディオの音質が劇的にアップします。
助手席下にピュディオチューンのブラックアンプを取り付けて、ここからピュアコンに音信号を送って、
高音と中低音に分離します。
ブラックアンプは金属加工によって筐体の響きをチューンする手法で音質をアップしていますが、
金属加工を外注している腕の良い職人さんが引退されたいという話が出ていて、
筐体の確保が今後難しくなりそうです。
元々鳴っていた2WAYのハイエンドシステムが、システムアップによって音のヌケが良くなったので、
ピュアコンのブラックボックスとコイルを交換して音を調整します。
このヤリスクロスは静粛性を高めるためにリアドアにも防振施工が加えてあるので、
車速連動ボリュームをオフにしていても問題が無いので、非常に音が滑らかに再生出来ます。
3トーンはトレブルとミッドはセンターでよく、
バスのみ出過ぎている感じがするのでマイナス1に振っていて、中高音はセンターにも関わらず、
透明感も艶も全く問題無く表現出来ています。
色々な音源を聴きながら音を追い込んで行って、最後の最後はこの曲で確かめて音調整を終了しました。
純正のディスプレイオーディオでここまでが限界だろうと思われていたところから、
コントロールコンバーターの登場で、もう一歩先の音を表現出来る様になりました。
スズキ・ソリオ カーオーディオの音質アップ
2025-01-10
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、スズキのソリオ・バンテッドです。
スズキ純正のナビオーディオが装着されたお車にフルシステムを取り付けられていて、
今回コントロールコンバーターを追加で取り付けました。
このソリオの純正ナビはディスプレイの下にCD挿入口があって、
パネルを開けずにCD交換が出来るので便利でした。
スピーカーはドアの中ほどにピュディオブランドのZSP-LTD15をアウター取付していて・・
ダッシュの上にワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けている、
フロントハイエンド2WAYになっています。
更にリアのラゲッジ下を加工して、
JBLの25センチウーファーを取り付けた、車1台で3WAY構成を構築しています。
パワーアンプは助手席下にアルパインの4CHの物を以前乗られていたお車から移設して取り付けて、
2CHをフロント用として使用して、
残りの2CHをミックスモノラルにしてパワーを倍にしてウーファーを駆動させています。
今回の変更点はこれまでハイローコンバーターを使って信号をRCA化していたのを、
ピュディオが一から製作したコントロールコンバーターに交換して、
これまで表現出来なかった音を再生出来る様にしました。
RCA化した信号は運転席下のチャンネルディバイダー送って、
フロント用の中高音と、ウーファー用の低音に分離して、助手席下のパワーアンプに送ります。
チャネルディバイダーはARCの物をピュディオがチューンして、
後でもう1段階上のチューンを行ったバージョンⅡを使用しています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
純正ナビのイコライザーとピュコンの値合わせで音を追い込んで来ます。
これまでのハイローコンバーターに比べてコントロールコンバーターは音のヌケが良いので、
高音が出過ぎる様になったので、ピュコンのブラックボックスの値を変えて、コイルの巻き数をやや増やして、
最も生音・生声に近くなる様に合わせました。
これまでも精一杯生音に近くなる様に努力していたのですが、
純正のナビがベースだとこのぐらいが限界!と思われていた音が、
限界を超えて音楽を再生する事が出来る様になりました。