取付ブログ
サウンドピュアディオ提供のテレビ番組が放送されます
2024-10-12
明日10月13日の24時58分から26時58分まで、
サウンドピュアディオが提供企業の中の1社に入っているテレビ番組が放送されます。
(実際には24時を過ぎると14日になるのですが、テレビ業界的にはこういう表記になります)
放送されるのはTYSテレビ山口で、
8月23・24・25日に行われた『ワイルドバンチフェス2024』の会場の風景を
ダイジェスト版でお届けするスペシャルプログラムで、
サウンドピュアディオは初回からスポンサーに付いています。
確か1回目の放送はサウンドピュアディオが1社の提供だった様な記憶がありますが、
回を追うごとに人気番組となって、今年では大きなスポンサーに囲まれた小さな会社となっています。
サウンドピュアディオのテレビCMは山口県限定で年に2回ほど放送していて、
秋のワイルドバンチフェスの番組と、元旦のYAB山口朝日放送の『芸能人格付けチェック』の2番組ですが、
今年はそれに加えて『相棒スペシャル』の中でも放映されて、
その日に大規模地震が起こったために右下に日本地図が映っていました。
芸能人格付けチェックが地震の影響で放送日が変わり、
本来の時間は報道特別番組でコマーシャルが入らなかったために、
後日の報道ステーションの中に移動だったのを、放送時間をブログに書いていなくて、
後からお客様から「報道ステーションの中でサウンドピュアディオのCMが流れていましたね。」と
後から聞いて、それで放送が終わってしまったと知りました。
今回はかなり早めに紙で通知が来ていて、後からメール放送日時ので通知が来ていたのですが、
ハッと気づいたらもう放送日が明日で、1月の様な事にならない様に慌ててブログに書き込んでいます。
昨年の秋まではインパネはプリウスαでしたが、今年の1月からはレクサスLSのインパネに変わっています。
ワイルドバンチフェス2024の特別番組は音楽的にも非常に興味深い内容となっていますので、
TYSテレビ山口の放送が視聴可能な方は、
10月13日24時58分から26時58分までの放送を是非ご覧下さい。
シエンタ カーオーディオの音質アップ その1
2024-10-11
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのシエンタです。
当社のデモカーと同じ車種で、当初同じ様な内容で作業を進める予定でしたが、
デモカーではやっていない作業も行う本格的な内容になっています。
まずノーマルの状態で走行テストを行って、
ロードノイズの測定を行った後にタイヤハウス周りの防振作業に入ります。
まるで板金塗装屋さんみたいな広範囲なマスキングで・・
タイヤハウスの内張を外して、鉄板側に防振材を吹き付けます。
外した内張は浸みてはいけない場所をマスキングして・・
こちらも吹き付けで防振材を塗って、天日干しで乾燥させました。
タイヤハウス周りの防振が終わったらシエンタをピット内に移動して、
ドアの内張を外して防振作業にかかります。
内張り裏に吸音フェルトが貼ってないので、これは防振が効いたという体感が多く得られるでしょう。
インナーパネルを外して、何も貼ってない外板裏を指ではじいて響きの種類と中心を探って、
どの場所に何の材質を貼るかをマーキングして行きます。
合計4種類の共振点の違う材質を10カ所のポイントを押さえて貼り合わせます。
以前は合計8か所と言っていたのですが、今はシルバーのマットを2分割して貼っているので、
材料自体は以前と同じ8個ですが、ポイントは8か所押さえています。
今回は下地作りにかなり力が入っていて、まだまだ防振作業は続いて、今の時点ではここまでですが、
これより先は『その2』でお届け致します。
ヴォクシー スピーカーの音質アップ その3
2024-10-10
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのヴォクシーです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
JU60を使ったプレミアムベーシックパッケージの取付と、フロントドアのフル防振の作業を行いました。
まず最初にタイトルに『カーオーディオの音質アップ』というのと、
『スピーカーの音質アップ』という2つのタイプがあって、今回はスピーカーの音質アップとなっているので、
ツイーター以外は純正を使っているという事で、
ツイーターとピュアコンと防振を加える事で純正スピーカーの音がアップするという事です。
今回のヴォクシーはダッシュに中音を鳴らすスコーカーが付いていて、
その真ん中にツイーターが付いているコアキシャルタイプで、
そのツイーターの配線をカットして鳴らなくして、スコーカーの上の方の周波数をピュアコンでカットして、
それでJU60ツイーターのワイドレンジの高音と重なる音域がない様にしてあります。
ドアには16センチスピーカーが付いていて、その裏にコイルが付いていて、
中高音を出なくしてほぼ低音のみにしてあって、ダッシュの2WAYで出ない音域をプラスしています。
一度その状態で音を鳴らしたのですが、どうもしっくり来ないので、
ドアの16センチとダッシュのスコーカーの合わせて4つのスピーカーを取り外しました。
そしてスピーカー裏のパーツを交換して純正の4つのスピーカーの音質アップを図りました。
16センチスピーカーのコイルは小さいながらもフェライトを使って
無理やりインダクタンスを上昇させている物で、
2ミリヘンリーですからピュアディオ表記に変えると2000マイクロヘンリーとなり、
当社の最高が1200マイクロヘンリーですから、パーツのストックとしては存在しない値です。
そこでこのコイルをバイパスして、
車室内でピュアコンのコイルで自由にインダクタンスが変えられる様にしました。
このスピーカーは何故フェライトで無理に値を上げているかと察するに、
スピーカー裏に普通の空芯こいるだとマグネットの影響を受けやすく、
そこをフェライトでインダクタンスを上昇させる事で影響を受けないのですが、
やはりそこは良い音には繋がらない様で、単に中高音をカットしているというだけの役割でした。
スコーカー側のコンデンサは最初から付いていた物より大きくて音質の良い物を選んで、
ハンダ付けは放熱クリップが付くだけ付けて、コンデンサの中に熱が通らない様にして、
短時間でスパッとハンダ付けして、その後エアーで急冷却をかけて、
とても艶のある中音域を再生させています。
数値に関しては純正の値から少し上げた物と、もっと上げた物の値を試してみて、
音を聴き比べてどちらか値を決定しました。
純正の4つのスピーカーの付属パーツが変わって、音の聴こえ方に変化があったので、
ピュアコンの値をじわじわと変えて行き、最も生音・生声に近くなる値を探しました。
それと同時にディスプレイオーディオのバス・ミッド・トレブル・フェダーも調整して、
延々何時間もかけて音調整を行いました。
何度もピュアコンのブラックボックスとコイルの値を変えて行き、
ブラックボックスが10個目でコイルが10個目で、
ディスプレイオーディオ側の調整も含めて100通りぐらいのパターンを比較試聴して
一番良い組み合わせを見つけました。
ヴォクシーのお客様は以前はオーディオレス車で好きな仕様でオーディオを楽しまれていたところから、
車種でオーディオレスの設定が無いお車を購入されたので、
音の仕上がりはかなり心配されていたのではないかと思われます。
しかも以前サウンドピュアディオと仲の良いアーティストさんのライブに一緒に行って、
その方があそこにサウンドピュアディオ一行がいると分かって、
サックスを体を傾けてPAを通さずに生の音で聴かされた事がある方で、
変に強調して「これでいいでしょう。」みたいな事が通用しない方なので、
ディスプレイオーディオを使っているのに限界まで生の音に近いという、
自分に対してもチャレンジの一台でした。
自分はお客様の納車に立ち会える事が少なくて、後からスタッフを通して感想を聞く事が多いのですが、
今回は運よくお客様から直接感想を聞く事が出来ました。
最初にディスプレイオーディオの音を聴いた時は、
音は出ているけれどただ出ているだけでステレオ感に乏しく、
スピーカーの間に自然に音が浮いてくる感じが全くしなくて、
どしたものかと思われていたそうですが、
多くのパーツの組み合わせから最も良い組み合わせを探しているのと、
あれだけ悪いと思っていた純正スピーカーの音が、裏のパーツを交換しただけで劇的に音が良くなって、
最初の音にJU60が付くだけだとどうしようと思われていた不安は全く払拭されていました。
JU60を使ったプレミアムベーシックというのが、
これから先のトレンドになりそうだと感じたヴォクシーの作業でした。
昨日はピアニストの小曽根真さんと
2024-10-09
昨日は福岡市中央区清川にあるFM福岡のスタジオに番組収録に行っていました。
今回のゲストアーティストはピアニストの小曽根真さんで、
行と帰りの道中はセレナの中で小曽根さんのCDを聴きながら往復していました。
FM福岡のスタジオに付いたのは19時15分で・・
それから打ち合わせを行って収録をスタートしたのは19時30分からでした。
今回の番組は11月29日に福岡シンフォニーホールで行われるクラシック×ジャズという
小曽根さんが定期的に行っておられるクラッシックとジャズの枠を超えた演奏スタイルのコンサートで、
自分もこれまで何度も聴きに行った事がある公演です。
今回は文化庁から『劇場・音楽堂などの子供鑑賞体験支援事業』の採択を受けて、
小学生から18歳までのお子様280名を無料で招待があります。
そんな文化レベルの高い小曽根真さんの演奏を是非チケットを購入の上、聴きに行かれる事をお勧めします。
番組の収録方は20時10分に終わって、
ブースから出て来られた小曽根真さんと記念撮影をさせて頂きました。
小曽根真さんの福岡県と山口県のPR番組はかなりの確率でサウンドピュアディオがスポンサーとなっており、
ピュアディオが親しくさせて頂いているアーティストさんのベスト3に入っているアーティストさんです。
放送の内容は放送当日まで話す事が出来ないので、番組の中で聴いて頂きたいのですが、
毎回軽快なトークと音楽の深い部分まで話して頂ける素晴らしい番組となっています。
タイトルは『サウンドピュアディオ・プレゼンツ 音解 小曽根真スペシャル』で、
過去に放送されていた音解の特別版で、今年小曽根さんの番組は2回目の放送となります。
放送日時は
FM福岡放送分 11月2日 11時から11時30分まで
FM山口放送分 11月2日 11時30分から12時まで
となっております。
小曽根さんがスタジオを出られた後には井川が喋る2分のコーナーの収録がありました。
事前に駐車場で車内で台本を声を出さずに読んでいたのですが、
やはり本番では上手く喋れず、後から「声を出して練習しておけばよかった。」と思っても後の祭りですが、
まあ井川の2分のPRの時間も聞いてやって下さい。
それと今回の音解のスペシャル版ではこれまで出演した事の無いパーソナリティーの方が
お相手して下さいました。
今年の4月にクロスFMからFM福岡に移籍された坂口カンナさんです!
これまでクロスFMではかなりの回数でお相手頂いていて、
サウンドピュアディオの何たるかを良くご存じの方で、
某所の例のレコードプレイヤーに付いているケーブルが気になって、
自宅でも同じピュアディオ製のケーブルを日常使いされているパーソナリティーです。
(具体的にはSKYのRCAケーブルですが)
なので久しぶりの共演のために話はスイスイと進んで、あっという間に収録は終了しました。
帰りは再びセレナでCDを聴きながら帰ったのですが、
スタジオで見たカーオーディオ業界では使わないグラフの動きが気になって仕方なく、
何度も途中で車を止めてイコライザー調整をやり直しましたが、
イコライザーの調整では変えられない部分に改善点がある様です。
そんなこんなの火曜日の収録でしたが、11月2日の放送は地上波で直接聞けない方も、
ラジコプレミアムやラジコのタイムフリー機能を使ってお聞き頂ける様お願い致します。
ヴォクシー スピーカーの音質アップ その2
2024-10-07
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、
トヨタのヴォクシーのベーシックのプレミアムパッケージとフル防振の作業の続きです。
プレミアムベーシックでもドアの純正スピーカーはそのまま使って、
一般的に良いとされている国産メーカーのトレードインスピーカーはもう15年以上使った事がありません。
その理由はトレードインスピーカーは音のキレが良いものの、
そのキレが行き過ぎていて、ピアノの調律の基本になる部分の音域が弱くしてあり、
音楽が分かる方が聴いたらあきらかにおかしな音で、
ノリと勢いのカーオーディオのトレンドの音を目指していない方を対象としているサウンドピュアディオは、
純正のスピーカーまたは音楽の本来の姿を壊さない限られた銘柄のユニットしか交換しないという考えで
音造りを行っています。
自分は2007年に自社の主催でお客様とそのご家族を対象としたコンサートを行った時に、
初めて調律にお金を払うという事を知って、しかもリハーサルの前と後の2回行って、
更に長時間のリサイタルでは途中の休憩時間にも調律を行って、合計3回の調律が必要で、
その様子を見ていたら、その基準になっている音域を下げてこもった様に聴こえない様にするという
テクニックは、音楽本来の音とは違う別な形で、その様なスピーカーは取り扱わない様になったのは、
調律師の方の僅かな音の差を追い込む姿を見て聴いたからで、
それからトレードインスピーカーは扱う気がしなくなり、
年々その傾向はどんどん本来の音楽の音色から離れて来ています。
そうは言ってもノーマルのドアではこもる周波数が出来てしまし、
それをきちんと整えるのがドア防振となります。
インナープレートとスピーカーを一度取り外して・・
外板裏を指ではじいて残響を確かめて、どのにどんな材質を貼るかマーキングします。
この方式のボクシーの防振を初めて行ったのは2年ちょっと前で、
その時に調べた手順書があり、四角のシルバーの工場装着のマットの質も大きさも同じ物で、
同じ手順書のままで貼れる事が分かりました。
工場装着のマットの他に4種類のピュアディオ製の防振材を貼り合わせて、
青い丸の部分はシルバーのドットの付いているマットを2分割して貼っていて、
合計11か所のピンポイント防振でドア全体の響きを抑えています。
外した内張は表と裏にマスキングを行って、
粗目を付ける下処理を行ってからコーティング剤を塗っていきます。
90年代に最初にセメントコーティングの試作を行った時は均等に塗っていたのが、
ドアが重たくなる割に振動が通過するので、ランダムに厚い薄いを作る事で振動が消えやすい事が分かって、
今の規則性を持たないランダムという塗り方になりました。
一晩寝かせたら乾燥した部分は茶色に変わって、まだ青白い部分が残っていますが、
石灰成分がカチカチになってひび割れを起こさない様にたわみを持たせる成分が混じっていて、
それが化学変化を起こしたかその前かで色が変わっています。
このセメントコーティングの作業は、何回も内張を右に左へ動かすので、
表にはかなり厚いマスキングを行って、キズが入らない様にしてあります。
全ての工程を考えると、セメントコーティングはかなりの手間がかかっています。
ドアのフル防振の最後の面は、
大きなインナープレートのプラスチックがポコポコ鳴るのを防ぐ金属シート貼りで、
強く密着させて貼り付けています。
金属とラミネート成分だけで、ブチルゴム等は一切使わない割高な施工で、ゴムのぶよッとした音が混ざらず、
スカッとした小気味良いサウンドを奏でるドアになります。
今の時点では基礎部分の防振作業が終わって、
これからは電気的な作業に入り、これより先は『その3』でお届け致します。