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取付ブログ

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トヨタ・ヤリス スピーカーの音質アップ

2024-06-12
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、トヨタのヤリスです。



全車純正のディスプレイ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付を行いました。



最初にノーマルの音を確認して、
FMラジオは運良く聴き慣れたFMYサウンドピュアディオスタジオからの生放送でした。



次にピット内に入れてからテスト信号を鳴らして、井川家長男がスペアナで測定を行います。



もちろん作業が終わって、音調整が完全に終わったらもう一度測定して記録しています。



作業はまず一度ディスプレイオーディオを取り外して、
裏から音信号を取り出して、ピュアディオブランドのPSTケーブルで各部に送って行きます。



グローブボックス下に比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上にピュアコンのブラックボックスと外付けコイルを取り付けます。



以前はノーマルピュアコンとアップグレードのRRタイプがありましたが、
4000円の違いなら少しでも音が良い方がとノーマルが売れなくなったので、
今はRRタイプに1本化しています。



1本化した事により在庫が3ケタ表記のRRタイプだけになった事で、
細かく種類が40タイプを超えて、これまで以上に細かな音の表現が出来る様になりました。



それにプラスして外付けのコイルは純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使っていて、
機械巻では後一歩表現出来なかった音が再現出来て、多くの方から好評を頂いています。



今回のヤリスのグレードは当社のヤリスと同じタイプで、
ピラー根元に純正のツイーターが付いていますがここは使わずに、
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターをスタンドを使って取り付けて、
純正の真横と違って適切な仰角と振り角が付けてあります。



またピュアディオのツイーターは広く拡散する外ドームタイプで、
純正の内ドームの指向性の強い物に前にプラスチックのパーツを置いて拡散されるタイプとは
音の滑らかさが全く違います。



またヤリスのスピーカーグリルの向きはデザイン重視で音的には難しいタイプなので、
セッティングにはかなり苦労します。



今回はドア防振の作業が無いシングルパッケージなので、
ALSはお客様が設定されている値をそのまま使用して、
その状態でピュアコンの値を探るので当社のヤリスとは違う値を探す様になります。



一度当社のヤリスの値を入れて聴いた後に、
ブラックボックスとコイルの値を何度も変えて行き、ブラックボックスが6個目で、
コイルも6個目でここが一番生音・生声に近いというポイントに辿り着きました。



低音・中音・高音の3トーンは最初はセンターで聴いて、あれこれと操作して調整したのですが、
低音が強く聴こえたのでバスをマイナス1にして音調整を終了しました。



お客様に納車前に一度音を聴いて頂いて、
中高音がアップしている以外に、低音がアップしている事にお客様は驚かれていました。



ピュアコンでドアスピーカーのインピーダンスをやや上昇させて、音に重みを付けたのですが、
それが低音の量が増えて聞こえる様になって、まさかピュアコンを通すだけで低音の量が増すとは驚きでした。



ベーシックパッケージと言うと同じ車種だと同じピュアコンの値を入れるというイメージがあって、
10年以上前はそんな時期もありましたが、
今がディスプレイオーディオの製造時期で音のイメージが違う事もなるので、
一台一台音を確認して、個別対応で音を追い込んで行きます。



今からちょうど23年前の6月にベーシックパッケージを発売した時には、
「専門店がこんな安いパッケージを発売して!」とお叱りも受けましたが、
税制がこれからどんどん変わって行けば、
将来的にベーシックパッケージも贅沢な部類に入るかも知れない?と予測していましたが、
今の現状を見ると私の予想も当たっていた様です。



更に純正のドアスピーカーは音が悪いから使い物にならないという、
1990年代の終わりにカー用品の量販店が決めたルール―も今は通用せず、
逆にトレードインスピーカーに換えて音が悪くなったという方が圧倒的に増えて来ています。



簡単なシステムでも細かくピュアコンの値を変えて、
限界まで生音に近づけるのがベーシックパッケージは、今の時代に合った魅力的なパッケージです。



ピュアディオとお付き合いのあるアーティストさん

2024-06-09
今日はサウンドピュアディオとお付き合いのあるアーティストさん二名のお話をさせて頂きます。



以前FM福岡とFM山口でサウンドピュアディオプレゼンツ音解と特別版として
ピアニストの小曽根真さんのトークを放送しましたが、
その時に11月29日金曜日に福岡シンフォニーホールでのコンサートの話題も出ていました。



そのチケットの販売日が今日6月9日からで、
S席7700円、A席5500円、B席4400円ですので、公演日にはまだ余裕はありますが、
良い席はお早めにお買い上げ下さい。



演奏も素晴らしいのですが、小曽根さんはそのトークの軽快さにも人気がありますので、
是非会場で演奏とトークを交えた素晴らしい時間をお過ごし頂けたと思っています。



もう一方ピアニストの国府弘子さんは、9月7日土曜日に宗像ユリックスでコンサートが行われます。



全席指定の6500円で、チケットのお問い合わせは宗像ユリックスとなります。



ゲストアーティストは小野リサさんで、
国府さんとは初めてのコラボで、絶対に聴きに行きたいコンサートです。



こちらも本日6月9日はチケットの発売日となっています。



サウンドピュアディオの音造りはコンサート会場に向かう時のワクワクと、
演奏が終わって先ほどの演奏を思い出しながら帰る時に至福の時間を与えてくれるようなサウンドに
なっています。



生演奏を聴いた後の感動の余韻を皆さんも味わってみましょう。



今日はサウンドピュアディオとお付き合いのあるアーティストさんお二方のコンサートのご案内を
お届けしました。



(写真は過去にコンサート会場の楽屋にて)



トヨタ・ノア カーオーディオの音質アップ その3

2024-06-08
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車からトヨタのノアです。



トヨタ純正のディスプレイオーディオを使ったフルシステムも、よいよ完成の域に入りました。



リアのアンダーボックス周りはアンプボードが完成して、
ピュアコンは8ピース構成の物をラゲッジに取り付けて、アンプから最短で結線して、
そこで音域とインピーダンスと大まかなレベルを調整して、右左の高音と中音に分けて、
合計4本のスピーカーケーブルでフロントに送っています。



音調整の時にピュアコンの値をあれこれと変えて、
値が決まったらボードの蓋を取り付けたら純正の様な仕上がりになります。



スピーカーは前に乗られていたお車から移設して来ていますが、
先代のお車がドアの中ほどに近い部分にスピーカーが付いていたのが、
新しいノアではかなり下の方になって、ドアの小物入れもあるためにかなり高音に近い部分が不足して、
ミッドの上限周波数を決めるコイルはかなり巻きの少ない物を使用して補正しています。



ツイーターはドームが大きいB&W製の物ですが、
いつもより周波数レンジを広げて中音域に近い周波数まで再生させて、
ドアのZSP-MIDと合わせてフラットに近い音を表現しています。



それと先代のお車ではデッキにCD-700KKを使われていて、
1DINサイズのナビと組み合わせておられたのを、CD-700KKは助手席下に取り付けて、
ボリューム位置を固定して、ラインアンプとして今回は使用しました。



以前はナビとCD-700間は4chのハイローコンバーターを2ch化した物をお使いでしたが、
今回2chモデルをモノラル化した物を2連結に換えていて、
この2つの違いは左右のセパレーションと音の艶が良くなっていて、
これまでのモデルも音が良かったのですが、
限界までディスプレイオーディオの音を良い状態でRCA化したとでも言いましょうか、
なかなかの優れ物です。



RCA化した信号はピュアディオチューンのデジタルプロセッサーを通してパワーアンプに送られて、
タブレットを繋いでイコライザーとチャンネルディバイダーの調整を運転席で行います。



ディスプレイオーディオの3トーンとフェダーも少し動かして、
ピュアコンの値合わせと合計3か所で音調整を行って、
トヨタ純正ディスプレイオーディオをベースにしたフルシステムが完成しました。



今回ハイローコンバーターを新しくした以外は、先代や先々代のお車から移設して来ていて、
一台当たり10年は乗っておられるのでもう20年以上のお付き合いで、
移設作業で20年以上使われている製品が半分以上なので、
フルシステムの割には1年で考えたらけっこうお買い得な買い物だと思います。



移動しながら良い音というか、元の楽器の音やボーカル音に近い音で音楽を楽しめるという事は、
至福の時間を過ごせるのではないでしょうか?



最後になりましたがノアのお客様は毎回長崎県からお越し頂いています。



遠方よりのご来店ありがとうございました。



続・お客様の質問にお答えして

2024-06-07
第三シリーズに入ったお客様の質問にお答えするも11回目となり、
たまに店頭に出てお客様から頂く質問で、
他の方もこういう話は知りたいのでは?という内容をピックアップしてお届けしています。



後から読み返すと過去に出ている話もあったりしますが、
元祖や新の初め頃に比べたら車自体が変わって来て、オーディオレスで入庫する方の数が減って来て、
純正ナビオーディオではなくてCDプレイヤーを持たないディスプレイオーディオ化が急激に進んでいるのが
過去のシリーズの頃と環境が違うところです。



そんな中、最近よく聞かれる事が
『なぜ自動車メーカーはこんなにディスプレイオーディオ化を進めるのですか? 
ユーザーからするとメリットは無い様な気がするのですが?』というご質問で、
最近では最も多いお話です。



このディスプレイオーディオ化が早かったのがメルセデスベンツで、
過去にはメルセデスベンツがデモカーという時期が15年以上あって、
ベンツの音のチューニングに強い店という位置付けだったのが、
ディスプレイオーディオ化とドア下部の16センチスピーカーが上部の10センチスピーカーに
変わったために、デモカーとしては購入しなくなりました。



デモカーと言っても日頃の移動で使っていて、
下部に16センチの穴が空いていないとZSPが付かず、
その前は加工して1DINが2段付ける事が出来て、
車の剛性も高いからデモカーに最適という時期がありました。



またその剛性ゆえにガソリンが満タンか空に近いかでウーファーの音が違って、
ちなみにガソリンが満タンの方がウーファーの音が締まって聴こえていました。



本題のディスプレイオーディオ化については、
ディーラーの方曰く「CDプレイヤーがあると音飛びやディスク詰まりがあると
インパネをバラバラにしてつけ外しをしないと行けなくて、
ディスプレイオーディオにすると可動部分が無くなるからそれらの故障が一切無くなるから、
長い目で見るとメンテナンスが非常に楽になる。」だそうです。



CDプレイヤーやDVDプレイヤーがあると、まずディスクの出し入れのモーターとギアが存在して、
それからディスクを回すモーターが更に稼働部で、ディスクに光を当てて情報を読み取るピックアップも
細かく前後して焦点を合わせているし、そこが少しでも合わないと音飛びが起きてしまい、
プレイヤーを無くすだけで将来のメンテナンスがバッサリ減って、
車を製造・販売する方からすると良い事だらけです。



特にメルセデスベンツは一度購入したら長い期間乗られる方が多いので、
そこを変えるとメンテナンスは非常に助かるのでしょうが、
まさかそのディスプレイオーディオ化が国産車でこんなに早いペースで進むとは困ったものです。



ディスプレイオーディオをベースに何とか良い音を出す工夫は
オーディオテクニカ製のハイローコンバーターをモノラル化して大型パーツを入れて高音質化する方法と・・



マークレビンソンの135万円するアンプに通して歪みが出ない様にテストを行なった後に装着するという
万全の手法を撮っています。



ただそれはディスプレイオーディオからフルレンジ信号が出ているは良いのですが、
先日のクラウンスポーツの時の様にマルチアンプでフィルターを通して音が分かれて出ていると、
その部分を不満に持たれる方もおられます。



自社でクラウンスポーツを注文していて、「買って実験します。」と言っていたのですが、
納車まで待てないという事で、デモカーより先にグローブボックスを加工して
1DI Nのデッキを取り付けてフルレンジで接続する事が出来て、
一部の車種には超高音質対応が出来る事が分かりました。



サウンドピュアディオはコロナ禍の間の2年間を全くデモカーを購入しておらず、
後で慌てて車を購入してディスプレイオーディオに対応して来ていますが、
実車を購入して日頃から運転してその効果を確認しているのと、
音楽業界や放送業界と繋がって生の音やプロ機の音を知る事で、
一般的なカーオーディオショップとは視点が違う特別な一台に仕上げる事が出来ます。



サウンドピュアディオは今がカーオーディオの大きな転換点だからこそ、コストと手間をかけて、
本当の音楽に近い音を提供します。



トヨタ・アクア カーオーディオの音質アップ

2024-06-06
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのアクアです。



トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
前に乗られていたお車からのシステムを移設したところから、
前のお車に比べたら社外ナビからディスプレイオーディオに変わったので音質に不満が有るという事で、
システムアップの作業を行いました。



ドアには片側3層のフル防振の施工を行って、
アウターバッフルの製作を行った後にピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けています。



このユニットは3台前のお車から移設し続けておられる物です。



ダッシュの上にはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けて、
フロント2WAYのハイエンドシステムとなっています。



JU60は先代のお車の時に取り付けておられます。



ラゲッジのアンダーボックスは造り込んで、JBLのステレオアンプのモノラルアンプを左右に配置して、
真ん中にナカミチのマークの入った25センチウーハーを取り付けて、フルシステム化してあります。



今回のシステムアップのポイントは、
バス・ミッド・トレブルの3トーンとピュアコンの音調整では限界があって・・



リアにあるチャンネルディバイダーをV2仕様にバージョンアップを行い、
30バンドのアナログイコライザーを加えて細かな音調整が出来る様にしました。



スピーカーケーブルはピュアディオブランドのSKY3に交換していて音質アップを図って・・



合計8ピース構成のピュアコンの値を細かく変えながら、
30バンドのイコライザーを動かして音調整を行いました。



音を聴いて自分がリアのイコライザーやチャンネルディバイダーを動かしている間に、
井川家次男が助手席側のピュアコンの値を変えて、それを何度も繰り返して音を追い込みました。



自分の音源で音を合わせて行き、最後にお客様の1980年代の洋楽を聴いてどんな風に聴こえるか確認して、
80年代から90年代のダンスフロアー的な音に仕上げて、先ほど音調整は終了しました。



ノーマルのアンプ・イコライザー・チャンネルディバイダーでは、
大量生産でガサツなハンダで音が荒い部分を、1品当り数十か所のハンダの付け直しを行って、
ノーマルでは考えられない音の艶を表現しています。



20年以上に渡って少しづつシステムアップして行かれて、
4台に渡って使っておられる部分と最新の製品がミックスされて、
1年当りで考えたら割と手ごろな価格でフルシステムが完成しました。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

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TEL.092-260-3660
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