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取付ブログ

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セレナ・ハイウェイスター カーオーディオの音質アップ 

2025-03-07
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、日産のセレナ・ハイウェイスターです。



オーディオレスの状態で入庫して、フルシステムの取付と広範囲な防振作業を行っています。



インパネは分解して、これからアルパインのビッグ✕を取り付けるところです。



ドアの内張を取り外して、表面に何重ものマスキングを行って・・



ツルツルの裏面に粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行います。



意図的にランダムに厚い薄いを作りながら、
ドアが重たくならない割に振動が通過し難い様に、手間をかけて塗って行きます。



化学反応で青白い色が茶色に変わって、硬くなって来たら完了です。



フロントドアとリアのスライドドアにセメントコーティングを行っていて、
フロントのグリル部分には別なマスキングを行って、これからアウターバッフルを製作します。



内張りとインナーパネルを外したフロントドアは、外板裏を指ではじいて響きの中心と周波数を調べて、
どこに何の材質を貼るかをマーキングします。



マーキングの場所に黒い四角とシルバーの四角と、黒い丸いマットを貼って、
高音の高い響きの部分にはゴールドの防振メタルを貼って、共振点の違う4種類の材質を張り合わせて、
ドア全体の響きをスムーズに抑えて行きます。



今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。



N-BOXカスタム スピーカーの音質アップ その3

2025-03-06
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、ホンダのNボックス・カスタムです。



ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、フロントドアのフル防振と、
リアドアとリアサイドのセメントコーティングと、
リアサイドのベーシック防振の7thパッケージの作業を行いました。



当初はドア4枚の防振の予定でしたが、マフラーが交換してあって、
それが車室内に音が入っていて、マフラーのある右のサイドは左の給油口がある方と違って伽藍洞で、
響きが入りやすいという事が分かって、リアサイドも追加となりました。



お客様の希望はマツダのBOSE車の低音と比べてあまり遜色がないぐらいの量が出ていて欲しいとの事で、
スピーカー交換も考えましたが、あえて予算内で納めようとすると防振面と層を増やした方が有利だろうと、
あえて純正スピーカーを使用した7thパッケージをご提案しました。



ツイーターはJBLのP560Cの26ミリ外ドームタイプを使用して、
広い音域で存在感のある高音を再生しています。



グローブボックス下のピュアコンはオプションのSSFを加えた6ピース構成で、
フロントのドアスピーカーは上限周波数に加えて下限周波数もコントロールして、
豊かで綺麗な低音再生を実現しています。



全ての結線が終わって音を鳴らすと、調整画面はパナソニック製で、
まずはタイムディレイを全てゼロにしてからイコライザー調整に入ります。



イコライザー画面でこれが一番バランスが良いと感じても、
メモリーした後に少し抑圧感を感じる様になるので、
メモリー後の音を確認してまた動かしてメモリーしてを何度も繰り返して音を追い込んで行きます。



あれこれと音源を聴きながら、最後はこれまで何十回とお会いして、
生の声を知っているDEENの池森秀一さんの声で確かめて調整を終えます。



最終的にはお客様に運転席に座って頂き、自分があらかじめ用意していたパターンで、
「これでどうでしょうか?」と、低音は普通よりやや強めで、
中高音のバランスを考慮したパターンで納得して頂きました。



マフラー音だけでなく、お客様は趣味で車内に長くおられる事があるので、
断熱性も考えて防振重視のシステムになっていますが、
予算の範囲内でお客様の用途にピッタリ合ったシステムに仕上げる事が出来て、とても満足して頂けました。



N-BOXカスタム スピーカーの音質アップ その2

2025-03-05
今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、ホンダのNボックス・カスタムの続きです。



フロント・リアスライドドア・リアサイドの合計6枚のセメントコーティングの作業を行っていて、
青白いコーディオング剤が乾燥と共に茶色を帯びてきています。



完全に乾燥して茶色になったら、スライド部分に付いていた吸音フェルトを元に戻して、
フェルトだけでは防ぎ切れなかった騒音の進入を防いで、更に断熱性もアップします。



内張りを組み付ける前にフロントドアとリアサイドのベーシック防振を行って、
まずフロントドアの響きの中心と周波数を調べて、どこに何の材質を貼るかマーキングします。



貼り付け後の写真がこれで、運が悪く貼った材質がほぼ見えていません。



そこで貼った位置に全て赤丸を付けると、確かに8カ所貼ってあります。



この年式のNボックスのドアは複雑な形状で、
場所による響きの違いがかなりあるので、ベーシック防振の共振点の違う材質の貼り合わせが特に有効です。



次にリアサイドの外板裏の響きを確かめて、貼る材質をマーキングして・・



貼って行くとこちらはほぼ全て見える状態ですね。



作業は再びフロントドアに戻り、サービスホールと呼ばれる穴の部分を金属シートで塞ぐ防振を行います。



ブチルゴムなどを含まない全て金属のシートを使うので、強度を上げるために部分的に重ね貼りを行っていて、
外側の切り口や重ね貼りした部分の切り口を全てシリコンでコーキングして、
将来湿気で剥がれが起こらない様にしています。



金属価格は高騰しているので、金属シートのみを使うのはコスト高になりますが、
ゴムや樹脂部分が多く含まれるシートでは低音の量は出ても鈍い音となり、
小気味良いサウンドにはならないので、あえて金属シートの表面をラミネート加工した物を使用しています。



作業は終盤に入って来て、次には完成となる予定ですが、これより先は『その3』でお届け致します。



N-BOXカスタム スピーカーの音質アップ その1

2025-03-03
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、ホンダのN-BO✕カスタムです。



ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、広範囲の防振作業を行っています。



入庫して直ぐに20ヘルツから20キロヘルツまでの全音域のテスト信号を流して、
音の響きを測定してから作業に入ります。



フロントのドアの内張を外して・・



リアスピーカーが付いているラゲッジサイドの内張を外して・・



スピーカーが付いていないリアのスライドドアの内張も外します。



リアのスライドドアの内張には白い吸音フェルトが広範囲に貼ってあって、
何もしないとここから強いロードノイズが入るという事が見て取れます。



4枚の内張の表を頑丈にマスキングして、裏のコーティング剤が浸みてはいけない場所もマスキングして、
セメントコーティングの作業に入ります。



内張り裏はツルツルでそのままではコーティング剤が剥がれを起すので、
機械で粗目を付ける下処理を行って・・



それから手作業で意図的にランダムに厚い薄いを作りながらコーティング剤を塗って行き、
均等に塗るのに比べて振動が通過し難い様に工夫しています。



内張り4枚を防振をして、後からリアのラゲッジを追加というのはありましたが、
軽自動車で最初から6枚の防振というのは初めてだと思います。



Nボックスのお客様は日頃から井川ブログをよく読まれていて、
最近始めたNボックス・カスタムのリアサイドの防振をご存知でした。



今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。



続・お客様の質問にお答えして 第24話

2025-03-02
第三シリーズとなったお客様の質問に答えるも、
1月の12日に書き込んで、2月は一度も書き込みが無いまま終わりました。



最近お客様からよく聞かれる事は、
「宇部店の取付台数は過去最高になっていませんか?」という質問というか感想ですが、
実は過去最高の入庫数となっています。



ただ2000年当りと比べてお客様の単価が減っているため、売り上げは過去最高ではありませんが、
新規とリピートのお客様の細かなシステムアップの作業で、入庫数は過去最高で代車がフルに出たり、
自分と次男とたまに長男の車が一時的な代車として貸し出されて、
今月末にやっと1台代車が増車される事になりました。



その入庫数の多さの秘訣はここ数年の技術力やオリジナル商品の商品力アップなどの秘訣がありますが、
最近お客様からのご質問で、
「社長のブログはやたらと無線の話がよく出て来ますが、この話と音質アップは何か関係があるんですよね?」
という事を多くの方から聞かれています。



店頭ではその内容について細かくお話していますが、今日はこの事に付いてここで細かく紹介させて頂きます。



近年のサウンドピュアディオの音質アップは合わせて3つの事柄があって、
まずはデジタルプロセッサーとチャンネルディバイダーとアナログイコライザーの3点の音質向上があります。



これはどちらかというと上級のお客様向けの製品ですが、
何年かまえからこれらの製品の音質アップのメニューが発売されて人気となり、
今の時点では取り付けられたほぼ全数のチューニングが終わっています。



チューンドのチャンネルディバイダーは発売からもう20年が経っているのに、
それが延々使い続けられる耐久性で、更にここに来てバージョンアップとは、
もう完全に元が取れている製品に僅かな費用で音が良くなるのですから、絶大な人気がありました。



なぜ発売から20年も経つのにこのチューニングが出来なかったかというと、
チューニングに必要なパーツがオーディオ業界には無いパーツだからで、
かといって無線機業界にあっても市販されていないので、使いたくてもつかえないパーツでした。



なぜそのパーツが使える様になったかというと、
自分が趣味で使っている無線機からパーツを外して来てカー用のプロセッサーに移植したら、
これまでに聴いた事の無い様な艶のある音に生まれ変わりました。



このパーツはA社の物だと何の変化も無く、B社の物は高音がキンキンしていて、
C社の物だけカー用に転用すると音に艶が出る効果が得られました。



自分はC社の製品のファンで複数持っていて、A社の物もB社の物も持っていました。



C社のパーツを抜き取った物が自宅に数台あって、
専務が「いくら音が良くなっても使えない無線機がこんなにあるとは・・」と、ちょっと怒られましたが、
抜き取った部品を補修パーツとしてメーカーからもらえば再び無線機は動作させる事が出来ます。



しかし音が良くなると分かれば専務がどんどん補修パーツを欲しがって、
1店の店で取り寄せると明らかに怪しいので、数店を渡り歩いて補修パーツを集めていました。



もちろん補修パーツを手に入れるにはあちこちのお店でそのパーツを使っている無線機を買う必要があって、
それでもそのパーツを使ったチューニングを望むお客様が多く、
最後にはC社の無線機にA社のパーツを使う『魂を入れ替えた無線機』を作って需要に応えていました。



その魂を入れ替えた無線機の周波数はここのブログでよく出て来る351MHzの物で、
魂を入れ替えても受信能力も送信出力も全く問題無く、
そもそも無線機にしてはオーバークオリティーのパーツを使っているので、
それを替えたところで気付く人もいません。



よくここのブログで「351MHzのデジタル簡易無線に興味のある方は無線機をお貸しします。」と
書いてあるのは、魂を入れ替えた無線機をお貸ししますという事で、まあまあの台数を自分は持っています。



そんな無線機のテクノロジーを使った
プロセッサー・チャンネルディバイダー・アナログイコライザーのチューニングも、
遂にメーカーが「補修パーツの出る量が明らかにおかしい?」と気付かれてしまい、遂に制限が入って、
今は以前の様な入手は出来なくなりました。



それでも10台分ぐらいはまだストックを持っているので、まだチューニングをしておられない方は、
もう少しの間は対応出来ます。



ただ自分が無線機以外に転用すると分かってパーツ供給に協力したお店には、
メーカーから冷遇される様になったお店もあって、サウンドピュアディオが繁栄しても、
協力して頂いたお店の経営が悪くなっては申し訳ないので、
無線機業界が繁栄してお店が潤う様に他業界を盛り上げる動きもしている訳です。



そのプロセッサー系のチューニングで音質が良くなると、
次に気になるのが純正のディスプレイオーディオを使っておられる方のハイローコンバーターの性能で、
ハイローコンバーターでプロセッサーに届くまでの音質を上げないと、
せっかく良くなった後ろの段の性能も100%発揮されておらず、
それを改善するために考えられたのがコントロールコンバーターです。



こちらもオーディオ業界には無いパーツを使用していますが、
さすがに無線機からの抜き取りの魂入れ替えはもう出来ず、
昔からある無線機屋さんをまめに回ってパーツを集めていました。



ただこちらも数には限界があって一時的にパーツが尽きて来たのですが、
あるパーツを2種類組み合わせて違う特性のパーツが出来るという事が分かって、
今のところ安定して供給出来る状態です。



無線のテクノロジーを使っての音質アップは、
ピュアコンのコイルやブラックボックスの一から手巻きコイルにもあって、
自分が中学・高校の時は空のボビンは無線機屋さんで普通に売っていて、
それに銅線を巻いて手作りの高性能コイルを巻いていて、
「昔は空のボビンは普通に手に入っていたんですけどね・・」とぼやいていたら、
あるお店の方が「3Dプリンターを使ってボビンが出来ますよ。」と言われて、
高い材質と安い材質で2種類の素材で出来ると分かって、
「かなり強い力で引っ張るので、高い方の材質でお願いします。」と
専用設計のボビンの外付けコイル用と内部コイル用の物を特別注文で作ってもらって、
今のトータルで高音質のピュアディオの音が出来上がっています。



この事を知らない人が自分のブログを見ると、
「趣味の無線の事ばかり書き込んで、オーディオ屋さんなのに。」と
否定的に思われる方も多くおられる様ですが、
オーディオ業界には無いテクノロジーをこれまでのカーオーディオに組み合わせる事によって、
誰も到達した事のない高音質というか、ただの高スペックではなくて、
高忠実度の極めて生音・生声に近いサウンドを表現する事に成功したという訳です。



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