取付ブログ
トヨタ・ルーミー スピーカーの音質アップ
2025-01-27
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのルーミーです。
純正のディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行っています。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正の16センチをそのまま使用します。
純正は音が悪いから使い物にならないと言われていますが、
トレードインスピーカーは妙に勢いが付いてギラギラしているから好きではないという方も多く、
あまりパッとしない音の純正スピーカーをピュアコンを通して音を整えて、より本来の音楽の音に近づけます。
今回はブラックボックスと後付けのコイルの両方を井川が一から手巻きしたコイルを使用して、
SSFというオプションを加えて、ノーマルのこもっていたスピーカーが見違える様な良い音に変身しました。
ミラー裏の純正ツイーターは使わず、
ダッシュの上に適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターとの組み合わせで
中級グレードの2WAYスピーカー的な鳴らし方にしています。
ドアの防振作業は、まず防水シートと純正スピーカーを外して、
外板裏には何も防振材が貼ってないのが見えて、スピーカーの残響音や外からのロードノイズの進入など、
ノーマルのドアでは音楽の再生には問題があります。
外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせて、
ドアが重たくならない割に振動が消えて、何よりもコストの割に費用対効果が高く人気の商品で、
一車種一車種全て響きを調べて、貼る場所と貼る材質を調べています。
防振作業が終わると見た目は入庫時と変わりませんが、開閉時のバン!という音が静かに低く重厚になって、
ノーマルではないという事が分かります。
全ての組み立てが終わるとグローブボックス下のピュアコンの値をあれこれと換えて、
ブラックボックスは6個目で決定して、コイルは5個目で決定して、SSFは3個目で決定して、
入庫時とは全く違う音になり、特にドアスピーカーは「本当に同じスピーカー?」というぐらい
歪みの無いクオリティーの高いサウンドに変わりました。
最後に8バンドのイコライザーを微妙に調整して、音のニュアンスを整えたら納車の準備に入ります。
ドアスピーカーが純正を使うという部分と、
ツイーターをダッシュに置くという部分が世の中のトレンドと完全に違っているので、
なかなか良い音になると信じてもらえませんが、
一度ベーシックパッケージの素晴らしさを知って頂くと他に代わる物が無く、
先に別なお車を1台施工して頂いて良さを実感されて、もう一台のルーミーも今回入庫して頂きました。
コントロールコンバーターの取付 パートⅧ
2025-01-26
今日ご紹介するのは昨日と一昨日の宇部店の作業から、2台のお車へのコントロールコンバーターの取付です。
まずは一昨日の作業で、スバルのXVに取付ました。
ナカミチのCD-700KKとアルパインのビッグ✕の組み合わせで、
ツイーターはJU60のブラックタイプをお使いです。
ビッグ✕とCD-700KKのアナログ接続にコントロールコンバーターを使用して、
青ラベルのスパッと音のキレが良いタイプのコンバーターを取り付けています。
続いて昨日の作業からはホンダのステップワゴンです。
最初の方のモデルを購入されていたので、出力用のRCAケーブルSKYにと、
内部配線を純銀コート線に交換しました。
ダイヤルプレートを数字入りの物に交換して、
中のアッテネーションパーツはV✕とは違うオレンジのラベルで表す、
温かい感じの音がするパーツを使用しています。
純正ナビがダイアトーン製なので、青ラベルだと音色が冷たくなり過ぎて、
オレンジラベルを使ってもまだクールな音色で鳴っています。
初期型を購入のお客様には後でアップグレードしていて、ほぼ全車でアップグレードが終わっています。
コントロールコンバーターは金属ケースの加工を福岡店が行って、
それを宇部店に持って帰って内部を製作していますが・・
昨日ケースの中に素の基盤を入れた所を撮影して、これから基盤に部品を装着して行く所です。
左右で完全に別基盤で、同じケースの中に入っていますが、
アースラインは左右完全に独立していて、セパレーションはモノラルタイプと差がありません。
上の蓋側にもパーツが付いていて2重構造になっているので、
市販のハイローコンバーターの2CHの物と比べると
体積は6倍から10倍ぐらいの差の大きさになっています。
また基盤は完全に固定するのではなく、ある程度振動を逃がす様にしていて、
車での使用を前提としたホーム用とは違う考えで作っています。
昨年の12月末までに取り付けて、
正月休みに聴きたいと言われていたお客様の納期に間に合う事が出来なかった方もおられて、
今は希望されてなるべく短期間で取り付けられる様に日々頑張って製作しています。
ハリアー JBLサウンド車の音質アップ
2025-01-25
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
トヨタのハリアーのJBLのプレミアムサウンド車のシステムアップです。
工場装着の専用のナビオーディオの左下には、JBLのマークが入っています。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25を使用して、
ドアは2層の防振を加えてトリプルパッケージとなっていました。
今回の作業ではドアの純正のJBLウーファーを取り外して・・
JBLのP660Cの16・5センチのミッドバスに交換しました。
このスピーカーは奥行きが深く前後に動くストロークが大きく、
純正スピーカーでは無かったレインガードを取り付けて、マグネットやターミナルが濡れにくくしています。
ダッシュのスコーカーサイズのコアキシャルスピーカーも取り外して・・
ピュアディオブランドのISP-70に交換しました。
最初から中音域のみを再生する構造で、余分な機能が無い分スッキリした音で再生出来ます。
フロント6個のうち4個のスピーカーを交換して、ピュアコンの値の変更を行います。
コイルは井川が一から手巻きした純白のボビンにピンクのラベルの物を使用して、
ブラックボックスはこれまでお使いの物の中のコイルを機械巻の物から、
井川が一から手巻きした物に交換しました。
値の変更もありますが、一から手巻きのコイルを合計4個使用して、音の新鮮さはかなり増しました。
最後にバス・ミッド・トレブルの3トーンと、フェダーを調整して音を完成させました。
純正のJBLサウンドシステムに、ベーシックのトリプルパッケージで音質アップさせて、
更に4つのユニット交換と手巻きのコイルの恩恵で、
プレミアムサウンドが2段階アップの真のプレミアムサウンドへ進化しました。
アルファードの静粛性をアップ 後編
2025-01-24
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのアルファードです。
JBLのプレミアアムサウンド車で、元々ベーシックのWパッケージを装着されていたところから、
ドア5枚の防振作業を行いました。
セメントコーティングが乾燥して、前後のドアは白い吸音フェルトを内張りに戻して・・
リアのハッチは灰色の吸音フェルトを元に戻して、ドアやハッチに組み付けます。
組み付ける前にマスキングを外して、ビニールの他に布も間に入れていて、かなり頑丈な養生です。
JBLシステムはフロントはドアのウーファーにダッシュのスコーカーサイズのコアキシャルで
簡易3WAYで・・
スコーカー信号を中音と高音に分離して、
JBLのP560Cのツイーターをスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて、
本格的な3WAY構成としています。
5カ所にセメントコーティングを加えると前席だけでなく後席の音質や静粛性もアップして、
更に断熱性もアップしています。
音質もこれまでより低音がアップしてというか、上っ面の低音アップというよりも、
これまで出きらなかったより下の音が出てきて、軽い低音ではなくて深みのある低音再生が出来る様になり、
それに合わせてピュコンの値もあれこれと変えて音を合わせていきました。
最後にナビのパネルで3トーンとフェダーを調整して、
長い時間かかったアルファードの静粛性アップの作業は終了しました。
「JBLのプレミアムサウンド車は音が良いというイメージで買ったけれど、
実際には思っていたほどではなかった。」と感じておられる方には、
ピュアディオのベーシックパッケージと防振作業で、かなりプレミアム感が増するアルファードに変身します。
エクストレイルのフェンダー周りの防振
2025-01-23
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から日産のエクストレイルです。
現行のエクストレイルにも一部のグレードにオーディオレス車が存在していて・・
2DINスペースに1DINのデッキとフローティングタイプのナビを取り付けて、フルシステムを構築したお車です。
現在は1DINデッキは別なスペースに移動されているのですが、気が付いたらジャックアップされていて、
車体全体がマスキングされていたので、車室内が写せなくなっていました。
現在フェンダー周りとアンダーカバーの防振作業を行っていて、
1年以上乗られているのでパーツの汚れは洗浄してから作業に入ります。
フェンダーの内側は更にマスキングして、鉄板部分に防振材を吹き付けます。
アンダーカバーにも吹き付けを行って・・
フェンダーアーチにも吹き付け防振を行って・・
乾燥するのを待っていると、先に吹き付けた方が乾燥して茶色になっています。
この乾燥したら茶色に変色するのは、防振材が固まった時に僅かにたわみを持たせて、
ひび割れや剥がれを起さない様にしている成分の化学変化で、
この材質はセメントコーティングのたわみを持たせる成分と同じです。
ただしセメントコーティングは吹付は出来ないので、基本の成分は別な物で、
混ぜ物の成分が同じなので色が同じに見えます。
一晩寝かせて完全に乾燥して、これからエクストレイルに戻すところです。
施工前に井川家次男と長男で走行テ
これからまた二人で計測に行って、データーの比較を行ったら全ての作業が完了します。
これからまた二人で計測に行って、データーの比較を行ったら全ての作業が完了します。