取付ブログ
VWゴルフ8 パワーアンプ取付
2023-08-25
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフ8です。
10日ぐらい前にJU60とZSP-MIDのフロント2WAYシステムを取り付けて頂いていましたが、
車両のアンプが前に乗っていたVW車に比べてパワーが下がっているという事で、
同じスピーカーでも聴こえ方が違うという事でパワーアンプを追加して、
前の車以上にパワフルな音で鳴らしたいという事で作業に預けられました。
ゴルフ8の助手席下はかなりスペースに余裕があって、
ここに一昨日宇部店でチューンしたJBLのパワーアンプを取り付けました。
電源は純正配線とは別にバッテリーから取り出して、
大型のロスの少ないヒューズを通した上で助手席下まで送って行きました。
これまでは車輛アンプから直接ピュアコンに送っていた信号は、
一度ピュアディオチューンのハイローコンバーターを通して、
SKYのRCAケーブルを使ってアンプに低ロスで音を送っています。
ただアンプを鳴らすだけならハイローコンバーター無しでも
アンプに内蔵されたハイローコンバーターを使う手法もあるのですが、
一度試しにアンプ内蔵のコンバーターで音を鳴らしてみたら、ただ音量が大きくなっただけで、
クオリティーは逆に下がったので、「これは使えない!」と直ぐに元に戻しました。
音の良くなる順番を整理しますと、
アンプ内蔵コンバーター使用<外部コンバーター使用<チューニングしたコンバーター使用<
さらにアンプの中をチューニングの4段階があって、今回はその1番良い状態で設置した事になります。
全ての結線が終わって音を鳴らしてサウンド調整を行うと、
車両アンプでは低音が足らずに中高音が勝っていたのが完全に逆転して、低音が勝って下げないといけなくて、
低音に負けない様に中高音を1クリックづつ上げてレベルを合わせました。
ただここまで特性が変わると3トーンだけに頼るのではなく、
グローブボックス下のピュアコンの値も変えて行きます。
JU60やZSP用のパーツは現在不足気味で、コンテナに入れて宇部店と福岡店を往復していて、
何度も交換して音調整を行いました。
助手席の横に柳井君に待機してもらっていて、一度試聴してから次に数値に付け替えてもらってを繰り返して、
音をどんどん追い込んで行きます。
一人で運転席から降りて助手席側で作業して、それから運転席に戻って試聴も出来るのですが、
運転席から動かなくいて横で付け替えてもらうと音が変わるまでのスピードが短くて、素早く調整出来るので、
2人組の調整の方が効率がいいです。
昨日は一度クロスFMのベイサイドスタジオで生放送で喋ったので、1時間半ぐらい店から離れて、
それから戻って来て、暗くなるまで音調整を行っていました。
持って行っていたパーツの組み合わせではもう限界という所まで音を追い込んで、
かなり車輛アンプよりはパワーも立体感もアップしたので、安心して福岡店を後にしました。
今回の取付で感じたのは、パワーアンプを付けても音量が上がるだけで、
音質を上げるのは別なテクニックが要るという事で、
自分はスピーカーのセッティングが上手く行っていない状態で
パワーアンプを付けるのが好きではありませんでしたが、音の変化の順番を確かめる事が出来て、
やはりメーカー品をそのまま付けるだけではスタジオ的な整った音は出せない事が分かりました。
昨日はアンプのチューニングを
2023-08-24
昨日の宇部市の上空は少し雲がかかっていて、やや気温が下がり絶好のハンダ付け日和でした。
昨日ハンダ付けしたのはこちらのJBLの2CHアンプをベースにした物で、
けっこうは数をチューニングしていましたが、
ベースモデルが無くなって来たのでラストのチューニングになりました。
このアンプは裏ブタを開けると基盤が2枚あって、
手前の小さい基盤がRCA入力して音を整える入力基盤で・・
そこを取り外して下にある大きいい基盤は電源部と増幅するパワー段の基盤になります。
今回は入力基盤だけに手を入れるライト・チューニングで、見るからに色がくすんだ灰色のハンダを、
きらりと光る銀入りハンダに差し替えて、コンデンサを上質な物に換えて行きます。
コンデンサを抜いて新しい上質な物に交換して、長いリードをそのままにして熱を逃がして、
更にその先に放熱クリップを付けて、少しでもコンデンサに熱が伝わらない様にして、
澄んだ音で音楽が聴ける様に工夫しています。
灰色のくすんだ部分が徐々にキラリと光る銀入りハンダに変わっているのが
写真を見てお分かり頂けると思います。
外したコンデンサはこんな感じで、
付け替えた物は大きさで3倍から4倍の体積の上質な物を使っています。
ちなみに某メーカーの50万円以上するモデルのカタログに内部の写真が出ていて、
そのコンデンサと同じ銘柄を使っていたので驚きました!
チューニングが終わったらLTのライトチューンを表すシールを貼ってから音だしテストを行います。
次に裏ブタにメーカーのバーコード以外に当社の専用のバーコードを貼って、
この製品の仕様などが機械を通せば一目で分かる様にしています。
これはオークションなどでピュアディオチューンでない物を
チューニング済として出品して値段を吊り上げる人がいるからで、
バーコードにはいつ誰に販売して取り付け歴や修理歴が残る様にしてあるので、
この2つ目のバーコードは信頼の証です。
チューニングはただ音を際立たせるのではなく、
あくまで自然にプロのスタジオの音に近くをイメージしていて、
正確に音を整えるという感じで仕上げています。
昨日製作して、今日にはお客様のお車に取付致します。
トヨタ・プロボックス カーオーディオの音質アップ
2023-08-23
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのプロボックスです。
お仕事用のお車にも手軽に良い音をという事で、
ディーラーオプションのマルチAVステーションをベースに音質アップを図りました。
まずプロボックスはドアにスピーカーが付いていません。
代わりにダッシュの上に10センチのフルレンジスピーカーが付いていて、
高音と低音が欠けている『ラジオでニュースが聞ける』という周波数レンジの狭い音がしています。
そこにダッシュに以前の車でお使いだった
ピュアディオブランドのブルードームのベーシックツイーターを移設して取り付けて高音をプラスします。
ただ高音を足すだけならチューンナップツイーターと同じですが、
ピュアコンを通してツイーターの周波数幅とレベルとインピーダンスを調整して、
フルレンジの10センチスピーカーの上の音と下の音をカットして、得意な中音域のみの再生にさせます。
運転席シート下には20センチの海外モデルのアルミダイキャストのパワードのサブウーファーを取り付けて、
10センチスピーカーの低音をカットした部分を補う低音を再生させて、
フロント周りだけで3WAY構成の周波数レンジが広いシステムに生まれ変わりました。
ウーファーレベルはハンドル下のダイヤルで自由に調整出来る様にしてあります。
ウーファーの上限周波数はボックス横に付いているチャンネルディバイダーで調整して、
10センチスピーカーとツイーターの音域はピュアコンのパーツの値を変えて調整しました。
純正ナビの中のカータイプは普通はあまり効かないと思っていたら今回は意外と効き目があって・・
内蔵の9バンドイコライザーを動かして各周波数のレベルを合わせました。
音色の部分はピュアコンのコイルとコンデンサの値を変えて、生音・生声に近くなる様に合わせて行って、
ここにこれだけ残っているという事はブラックボックス4セット目で、
コイルは5個目でSSFは3個目で適正な音色に合いました。
シンプルな構成ながらレンジ感の広い3WAYシステムに仕上がり、
特に高音と中音と低音の繋目が分からない様なスムーズな音に仕上がっていて、
調整している自分が驚く様な仕上がりになりました。
VW・Tロック カーオーディオの音質アップ
2023-08-21
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、フォルクスワーゲンのTロックです。
ディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージとドアスピーカーの移設取付と、
ドア防振の作業を行いました。
まずはフロントドアの内張とインナーパネルとスピーカーを取り外して、
工場装着の防振材で低い周波数の残響は抑えてあるものの、
高い周波数の残響が残っているために防振メタルで特定の周波数の響きを抑えます。
またインナーパネルにも防振メタルを貼って、ポコポコ鳴る軽い感じを無くして、
しっかりと締まった音を再生させます。
ドアの作業が終わったら次にグローブボックス内のアンプ部を前に引き出して、
裏から音信号をピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプでグローブボックス下に
送って行きます。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、合計6ピース構成のピュアコンを取り付けて、
プラスVW車用のポップノイズ防止のパーツも取り付けています。
ドアスピーカーは純正の16センチスピーカーを取り外して、
JBLのP560の13センチミッドに交換しています。
ツイーターはJBLの08GTIのツイーターで、以前の車から移設し続けられていて、
もう15年以上お使いではないかと思います。
まだレベルがしっかり出ていて、良い物を選んで長い間使い続けたら、
1年当りのコストを考えたらかなりお買い得な買い物だと取り付ける方として感じています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
スマートフォンとFMラジオを聴いて音を合わせるためにピュアコンのパーツの値を交換して行きます。
残ったユニットが写真の数で、メインボックスが5個目で固定で、
コイルは2個目でSSFの2個目で固定で、生音・生声に近いポイントに辿り着きました。
ディスプレイオーディオにはバス・ミッド・トレブルの3トーンが付いていて、
レベル的には高音がやや勝ていたので、トレブルを1クリック下げたところで音調整を終了しました。
以前に取付したTロックはディスプレイオーディオになる前だったので微妙に特性が違っていて、
更に使い込んだユニット用に独自のチューニングを施しました。
純正システムでは出せない、長時間聴いても聴き疲れしないながらも、
スカッとした小気味良いサウンドに仕上がりました。
アクア カーオーディオの音質アップ その3
2023-08-20
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのアクアです。
方ドア3層のフル防振の後に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDの13センチミッドを取り付けました。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、
JU60ツイーターを取り付けて、フロントハイエンドの2WAYシステムが完成しました。
ラゲッジ下にはナカミチの25センチウーファーとJBLのパワーアンプが2台と、
ピュアディオチューンのチャンネルディバイダーを取り付けていて、
トヨタ純正のディスプレイオーディオを活かした車1台で3WAYのフルシステムとなっています。
時間をかけてアンプボードとウーファーグリルが完成して、これで荷物を積んでも大丈夫です。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったらディスプレイオーディオにUSBメモリー入れて、
音調整に入ります。
調整カ所はリアのチャンネルディバイダーのダイヤル4つとディスプレイオーディオの3トーンと、
グローブボックス下のピュアコンの値合わせの3カ所で行って、
JBLのアンプが勢いが付いていたのでトレブルとバスを1クリックづつ下げていました。
しかしもっと音を滑らかで自然に再生させたかったので、
単純なレベル合わせではなくて、ピュアコンのコイルとコンデンサの比率を変えて、
コンデンサ少な目でコイル多めで広域のインピーダンスをやや高めに設定して、
トレブルがセンターでも勢いが付いた感じがしない様にセッティングしました。
アクアのお客様には3台前のお車からお付き合い頂いていて、ZSP-MIDは2台前からで、
JU60は1台前のお車から移設し続けて頂いています。
一度にフルシステムにされた訳ではなくて、4台に渡って20年以上お付き合い頂いて、
フルシステムが完成しました。
前回の後付けナビに比べたら工場装着のディスプレイオーディオで劣る部分があるのを、
ピュアディオチューンの商品と、他には無いインピーダンス変換技術を使って素晴らしいサウンドに
仕上げました。