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取付ブログ

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車を買い替えたら疲れやすくなった気がする?

2024-11-17
一昨日の午前に業者さんが来られて、宇部店で打ち合わせをしていたのですが、
その話の最後の方で当社の防振の話になって、
「新しく車を買い替えた方から、前の車の方が静かで疲れなかったとよく言われます。」という事を話したら、
「自分もそれを感じます。」と、業者の方が言われたので、外でデモカーとの比較をする事になりました。



黄色いスペーシアギアと思ったらマツダのマークの付いたOEM車で、
日々マツダのOEM車が欲しいと言っている自分には目の毒です。



まずは乗る前にデリカミニのフロントドアをポンポンと叩くと、
リアのスライドドアは外板を防振していないのでボンボン響いて、
フロントはボフッ!という感じで残響が残りません。



もちろんドアの開閉も軽の安っぽいボーン!という感じもせずに、バフッという音で閉まります。



そしてカーオーディオの試聴で、最初はFMラジオでも良い音が聴こえると言われて、
その後でスマートフォンを繋いでの試聴となりました。



業者さんは「自分の車でも同じ曲を聴きたい。」と言われて、
フレアワゴンに乗られて同じ楽曲を聴かれました。



最初は「新しい車は可聴周波数のノイズレベルが下がっていても、
可聴範囲のギリギリの部分は逆に増えていて、完成の鋭い方だと新しい車の方に疲れを感じられます。」から
話が始まって、後の方ではオーディオの音の話になり、ドアの残響と音質の両方で疲れを感じるのでは?と
思う所がありました。



それはナビのオーディオチューンの所を開くと、かなり強いイコライジングと、
音の匠の疑似的に音質を上げた様に聴かせる機能がオンになっていて・・



スピーカー設定の項目を開くとスピーカーディレイが全てのスピーカーに100センチでかかっていて、
本来の音楽とは違う音になっていました。



スペーシア系のドアは下に16センチでドア上部にツイーターが横向きに付いていて・・



ダッシュに口径が大きく上質なツイーターを取り付けて、
ドアスピーカーとツイーターで同じ音域が重ならない様にピュアコンでコントロールする事で、
効率が上がって体感音圧が増えています。



軽自動車の場合はピンクのラベルの空のボビンに井川が一から手巻きしたコイルを使用していて、
ブラックボックス内のコイルも今は手巻きしていて、機械巻には出せない透明感のある音を再生しています。



何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせて、ドア全体の響きを落としています。



外した内張は粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングを行って、
ベーシックのトリプルパッケージの出来上がりですが、これを口で説明すると大変でしたが、
同じ年式の車の作業写真を取り出して来たら、けっこう分かりやすいですね。



これでナビオーディオの設定を疑似的に聴かせる機能を全てオフにしたら、
「新しく車を買い替えたら、何か疲れる気がするんですよね。」という事は無くなるはずです。



今回は業者の方が2社で合わせて4人来られていたのですが、交互に乗り比べられて、
同じぐらいの音量で鳴らしても外に音が漏れて来ないと驚いておられました。



コロナ過になってからはこちらからイベント会場に出向いてデモする事がなく、
コロナ後も出向く事が無かったので、
体感出来る機会を増やせばもっとベーシックパッケージや防振が欲しいという方も増えるのでは、
という出来事でした。



昨日は上妻宏光さんのコンサートへ

2024-11-16
昨日はJR防府駅の隣にある防府市地域交流センター・アスピラートの3階にあるホールに
コンサートを聴きに行きました。



演奏者は三味線奏者の上妻宏光さんと、チェリストの宮田大さんで、
PAを使わない生音でのコンサートでした。



ステージの上の照明の横にスピーカーが設置してありますが、これは演奏の途中のMCでの解説用で、
演奏は楽器から出る音を直接耳に届けるスタイルで、非常に貴重な体験が出来ました。



このコンサートにはサウンドピュディオのお客様が何人か来られていて、
その中の一人で上妻宏光さんの山口県で行われるコンサートに全て行かれている方がおられて、
最初はサウンドピュアディオがシステムの音調整で上妻宏光さんの楽曲も使っている事を知られて、
それでCDを買われて車の中で聴かれる様になって、コンサート会場に足を運ばれる様になりました。



今回は発売と同時にチケットを買われて、最前列に座られていて、
チャンスがあれば是非上妻さんご本人にお会いしたという事で、マネージャーさんにお願いして、
自分ともう1人楽屋に入らせてもらえる許可を頂きました。



マネージャーさんからイベンターさんに繫いで頂いて、関係者立ち入り禁止のエリアに入りました。



そして上妻宏光さんの楽屋にお客様と入らせて頂いて・・



少しお話をして、写真撮影を終えて楽屋を後にしました。



約2時間の生音の生演奏を聴いた後は、会場限定販売の5曲入りのCDを買って、
帰りの車内で聴きながら移動しました。



上妻宏光さんの代表的な楽曲3曲と、チェリストの宮田大さんとの昨日演奏された楽曲2曲のミニアルバムで、
先ほど聴いた演奏と同じ内容が直ぐに聴ける至福の時間でした。



8月には宇部市の渡辺翁記念会館での宮沢和史さんと塩谷哲さんとの3人の公演の後は、
まだセレナのオーディオの音が決まっていなくて、当りの良いパーツは全てお客様に取り付けていて、
自分に当りの良いパーツが回って来るタイミングを待っていて、
今回は材質もセッティングにかける時間も十分だったので、
生音を聴いた後でも十分に納得の行く音に仕上がっていました。



この会場に来られていたお客様が全て同じ気持ちでいて頂いていたら嬉しいのですが、
それはおいおい店頭で聞いてみたいと思います。



今回の防府市での公演は、サウンドピュアディオがスポンサーとなりFM山口でPR活動を行っており、
曜日を変えて3番組の中で上妻さんの声をリモートで放送して告知させて頂きました。



サウンドピュアディオはスポンサー活動を通じて、
より良い音で多くの方に素晴らしい演奏を聴いて頂ける様に努力しています。



福岡店の客様への朗報

2024-11-15
自分が1週間前に福岡店の店頭にいた時に、
新製品のコントロールコンバーターを聴いてみたいというお客様が何人かおられましたが、
残念な事にテストする製品がなくて、実物をお見せする事も出来ませんでした。



しかし今週は新たに3台のコントロールコンバーターを製作して、そのうち2台を福岡店に送っていて、
店頭で普通のハイローコンバーターとの音の聴き比べが出来る様になっています。



別に販売用も用意してありますが・・



ちょっとこんな製品も1台置いてあります。



左右のセパレーションを良くするためにコントロールツマミを左右に離せるだけ離したら、
製作効率が悪くて、量産に向かないので1台だけの生産で終わっています。



これがいいと言われる方1名様のみの販売で、福岡店に置いてあるので、
実物を見られてから購入を考えてみて下さい。



そして今日の宇部店の店頭は・・



入り口を入って直ぐ右の個室の試聴室で、
コントロールコンバーターのデモンストレーションが行える様にしてあります。



前の型のオーディオテクニカベースのハイローコンバーターとの聴き比べが出来る様になっています。



お客様用の物は今作っている途中で、かなり終盤まで来ています。



コントロールコンバーターはハイローコンバーターを進化させた製品で、
ピュアディオでは20年に1度の大ヒット商品になる予感がしています。



プジョー408 カーオーディオの音質アップ その2

2024-11-14
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、プジョーの408の続きです。



前後のドア4枚のセメントコーティングを行っていて、これはリアドアの内張に粗目を付けて塗る前です。



こちらはフロントドアの内張りで、セメントコーティングしたての青白い状態です。



塗ってしばらくすると乾燥した部分は茶色く変化して、
振動でひび割れしないためのつなぎの成分の化学変化が見られます。



山口県産業振興財団でのX線照射のテストでは、複数の材質の反射の周波数で、
何本ものバーが立って見えて、単純な構造だと直ぐにひび割れるというのが見て取れました。



もう一つのドアの防振では外板裏を指ではじいて響きの周波数を調べて、
黒い工場装着のマットで低い周波数の振動は落としてあるので・・



丸に模様の入っている中音域用のマットと、ゴールドに光る多重構造のメタルで高い周波数を落とします。



この場所では3枚のメタルが貼ってあり、高い周波数の響きのみが残っていたので、
この様な貼り方となりました。



外板裏の防振が終わったら、外した薄いウレタンの代わりに金属シートでサービスホールを埋めて、
ポコポコいう響きを無くします。



次にリアシートの座面を外して、床面への防振も行います。



プジョーのお客様は今回で4台目の作業となり、これまでの経験から後で防振を追加するのではなく、
これまで施工して良かった場所は全て防振を行う事を希望されています。



ただこれまでお持ちの機材は全て取り付けたいとのご要望で、
グローブボックスは1DINではなくて、2DINの加工を希望されています。



今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。



続・お客様の質問にお答えして 第19話

2024-11-13
不定期シリーズの『続・お客様の質問にお答えして』を読み返してみると、
月に2回程度書き込んでいるものの、8月は1回も書き込まなくて、
9月に第15話を書いたつもりが7月に15話を書いていたので、
15話がダブっていた事に今日気が付いて、先ほど修正しました。



これまで過去の書き込みを振り返っていなかったのを、
同じ様な内容が重複しているのでは?と見返したら、土日にお客様からお聞きしたお話を掲載していたので、
やはり同じ様な話を繰り返して書き込んでいました。



その中でハンダ付けとコイル巻きの話が多く、
つい先月まではハイローコンバーターがオーディオテクニカの4CHモデルの生産が無くなったので
2CHを2個使うと書いていたのが、いきなり全て1から生産に変わって、驚かれた方も多かったでしょう。



この件に関しては
「これまで一からオリジナルのコンバーターを希望していたのに、作りませんと言われていたのに、
なぜ急に作る様になったのですか?」という質問というか、お叱りに近い言葉を多く頂きました。



この件に関しましては一から作ると音は良いのは分かっていましたが、あまりに時間がかかり過ぎるのと、
市販品のチューンに比べるとかなり値段が高くなるからとの理由がありました。



ただここに来て市販品が値上げとなり、4CHを2CH化するのと違って、
2CHをモノラル化だと2台分の値上げコストが上がり、この価格ではお客様にお勧め出来ないと、
かなり急いで開発となりました。



現在はテスト販売の状態で、
モノラルのハイローコンバーターか24CHモデルを2CH化したした製品をお使いの方の下取りを含めて
優先販売とさせて頂いています。



そういう訳で最近モノラルバージョンを買われた方が損になるという事はありませんので、ご安心下さい。



確かにモノラルの製品よりは販売価格は高くなりますが、元の製品の価格が2台分高くなった事を考えると、
もう少し出したら一からオリジナルが買えるのでは?という所から急遽の販売となりました。



もう一つオリジナル製品については、静電気除去システムの『ピアーツ』を一度生産をやめながら、
今になって『ピアーツII』をこれも「なぜ今発売するのか?」という質問を毎週頂いていますが、
ピアーツの初期型と現行のIIではカーオーディオの環境が変わって来ていて、
CD再生ありきの初期型から、スマートフォンでの音楽再生前提の製品のIIという、
今の使い方に合わせた製品という事でマイナーチェンジで発売させて頂く事になりました。



今回はデザインも機械的な部分を少なくして、スタイリッシュなデザインとしており、
軽自動車などでどうしてもこの状態で取り付け出来ない場合は、
ブロック化した分割状態での取り付けスタイルも用意してあります。



そして最近店頭でお聞きするお話で多いのが、
「よくブログで趣味の無線について書かれていますが、
これってオーディオの音が良くなる事と関係が有るのですか?」という質問を頂いています。



土曜日の夜に複数本の同調波長の違うアンテナを立てて、
複数の無線機で受信して、◯波長と△波長ではメーターの振れがいくつ違ったという実験は、 
間接的にはオーディオの音を良くする事に繋がっています。



先週の実験では23人参加の内の2人がピュアディオのユーザーの方と、
10%足らずの参加しかなく、もう少しお客様に参加して頂きたいと考えていますが、
参加されたお客様はその実験の効果については実感して頂いています。



元々オーディオや放送に関するエキスパートは無線の上級資格保有者が多く、
自分の10歳上の先輩は大学生時代にアルバイトで民放FM局の開局に関わって、
その後プロ用の音響機材の会社に入って海外でも活躍されて、
何年も前に退職されて今は余生を過ごされているという方がおられます。



ただ今の日本では無線の上級資格保有者がオーディオのエキスパートという事は無くなって、
それは日本では1980年代に27MHzの違法CB無線の流行にありました。



まだ携帯電話が普及する前に27MHzのアメリカ輸出用の無線機を国内に流す業者が多く、
それに数百ワットの出力ブースターを付ける輩が多く、日本は世界に類を見ない違法無線局天国となりました。



さらに日本で許可されていないチャンネルを反社が管理して、
会費という名の電波料の何百倍のお金を取るという無法状態で、
無線イコール技術のエキスパートから柄が悪い違法者の代名詞となってしまいました。



そうこうしているうちに日本のオーディオ業界は評論家が力を持ち
「〇〇という高級素材を使っているから音が良い。」とか、
「△△回路を使っているから音が良い。」という決め付け話がまかり通って、
実際には元の音楽よりもどこか強調してあるという状態でした。



1990年代の半ばに自分が師匠と思って尊敬していた方は、
「今の日本のオーディオ業界は評論家と特定のメーカーと雑誌社が牛耳っていて、
いくら良い音を出そうとしても評価されないから引退する。」と言われて、
「いずれ日本のオーディオメーカーは上場廃止のオンパレードになるから、
井川君も早く別な道を見つけた方がいい。」とも言われました。



そんな師匠が投げた業界にすがっているのですから、
なかなか日の目を見る事はなく、2000を超えて昔かじっていた放送業界と繋がって、
そこから音楽業界とも繋がってプロサウンド的な音を車内で鳴らすという事で、
グループ化して販路を広げる事にしました。



しかしここで問題が起きて、グループ店の人間が波長を同調させるとか、
インピーダンスの整合性を合わせるとかの意味がわからず、好き勝手な組み合わせを作って、
「本店より自分の方が音が良い。」という人が出て来ました。



この音が良いという組み合わせは、コイルとコンデンサの組み合わせをコンデンサ側を大きくして、
コイル側を小さくすると、特定の周波数のインピーダンスが低くなり、
アンプの電流が余分に流れようとして音がうわずって音が良いと錯覚するという事になっていました。



ただアンプに余力があって、力で無理に押せる時代はそれでも成り立っていましたが、
ディスプレイオーディオの時代になって、低コスト化されたカーオーディオでは、
インピーダンスの整合性がピッタリに合わせないと良い音が出せなくなって、
インピーダンスとか波長が合うという事がとても重要になって来ました。



自分は中学・高校時代にインピーダンス計を買うお金が無くて、
勘でインピーダンスを合わせていて、なぜ合ったかどうかが分かったかというと、
最も電波が遠くまで飛んで、最も遠くの電波が受信出来るのが波長がピッタリ合って、
インピーダンスの整合性が最も合ったと判断していたからです。



ここで自分よりも10歳上のプロ用の音響機器メーカーで働いていた方の話で、
日本では無線の上級資格保有者がオーディオ業界では重宝されなくなって市販オーディオはおかしくなって、
プロの世界では1級の保持者が当たり前で、無線の様に桁は違ってもオーディオの同調と原理は一緒で、
一つの波長の同調とインピーダンスが合わせられない人間が、
オーディオの31バンドで左右合わせて62バンドの音がまともに合わせられる訳がない!」という
心に残る事を言われました。



そういった意味で中学・高校時代のお金が無くて勘でインピーダンスを合わせていた時代を思い出して、
でも今は高い測定器も買えるので精度の高い測定は出来ますが、調整の最初にお客様の車の音を聴いて、
左右で62バンドを見渡す様な感じで聴いて、それからコイルとコンデンサの値をどう変えて行くかは、
過去にグループ店の人間が「社長は何を言っているか解らない。」と言われた事が多く、
じゃあなぜ解らない人が勝手に値を決めて「本店に勝った!」と言えるのだろう?と常に思っていました。



カーオーディオの世界はコンテストなどで勝った負けたがある様ですが、
実際には本当の音に合っているかどうかは、
他人ではなくてこれまでの自分自身に勝つか負けるかの問題だと思っています。



ちょうど今週の金曜日には防府市で上妻宏光さんのコンサートがあって、
お客様で最前列のチケットを買われた方がおられて、今からかなりプレッシャーを感じています。



公演後にはご本人に合わせてあげる約束をしていて、CDの声ではなく生声をお客様に聴いて頂き、
これで車の音がズレてでもいようなら恥ずかしいです。



そんな緊張感を持って毎日仕事をしていますが、
生の声に合わせるにはインピーダンスの整合性を合わせる事は不可欠で、ズラして勢いは付けられますが、
本当の声や楽器の音に合わせるために独自のLCの比率を探さないといけません。



話は長くなりましたが、結局オーディオとは何も関係ない様に思われる実験が、
今現時点の音を生に近付ける根源になっているという事です。



ちなみに今のコントロールコンバーターは無線の実験用に用意していたケースを、
たまたまサイズが合いそうだと使ってみたら、
ギリギリパーツが収まりながらも左右のセパレーションが充分に取れたという、偶然の産物でした。



そのため開発時間が大幅に短縮出来たという事を考えれば、無駄な実験ではないでしょう。



以上、お客様の質問にお答えしました。



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