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取付ブログ

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クラウンスポーツ カーオーディオの音質アップ その2

2024-04-08
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の作業から、
先日からのクラウンスポーツのフルシステムの取付の続きです。



リアのハッチにセメントコーティングするために内張を外していて、
そこから純正ウーファーを外して外板裏にベーシック防振を加えます。



ハッチのウーファーは鳴らなくして、
ラゲッジの左サイドを作り込んで25センチのピュアディオブランドのZSPのケブラーコーンのウーファーを
取り付けました。



カバーを取り付けて荷物が当たっても大丈夫な様にしてあります。



ラゲッジ底面にはパワーアンプ2台とプロセッサーなどが取り付けてあり、
まず1のミックスコンバーターで車輛アンプの中高音と低音の信号をミックスして
フルレンジのRCA信号を作って、それを2のCDー700KKにアナログ入力して音を整えて、
それから3のピュアディオチューンのデジタルプロセッサーに入れて、
フロント用の中高音とウーファー用の低音に分離します。



最初は車輛アンプからハイローコンバーターでRCA信号を作りましたが、中音と低音の境目があやふやで、
そこでプロセッサーのチャンネルディバイダーの機能を使ってスパッと音域分けを行って、
31バンドのイコライザーをフロントとウーファーに別々にかけて、
更にCDー700KKのプリ部を固定ボリュームで使う事で音質を上げています。



このシステムは前に乗っていたお車からの移設にプラスして、
今回ミックスコンバーターを取り付けていますが、
ミックスコンバーターの中はコンデンサの交換とハンダ付けのやり直して、
ノーマル品に比べるとかなり音の透明感を上げています。



フロントドアはフル防振の施工の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
約20年お使いのピュアディオブランドのZSPーMIDを取り付けてあります。



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、
こちらも約20年お使いのB&Wの大型の限定品のツイーターを取り付けています。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら純正のディスプレイオーディオを鳴らして、音調整を行います。



リアのデジタルプロセッサーにタブレットを繋いでチャンネルディバーダーと
イコライザーの調整を行いながら、同時にピュアコンの値合わせも行っています。



純正側の出力がフラットでは無かったので3トーンを調整して音を合わせて、
ピュアコンの値を追い込んでいたらフロントスピーカーのイコライザーは
800Hzから20KHzまでフラットが一番生音・生声に近くなりました。



チューンしたミックスコンバーターはレクサスLSに使うつもりで作っていましたが、
クラウンスポーツとLSのアンプの配分が何故か同じだったので、それがそのまま使えました。



もしあらかじめLSのデモカーがあってあれこれと実験していなかったら
もっと作業には時間がかかっていたでしょう。



正直なところクラウンスポーツの方がLSよりもフラットに近い音が出せて、
パワー感も勝っていて、音のキメの細かさはLSの方が勝っていますが、
どちらかというとクラウンスポーツの方が日常の生活で体感音圧が高く聴きたい場合は優れていると思います。



これからクラウンスポーツはロードノイズの測定に出かけて、
ノーマルよりもどれだけ快適になったか体験して来ます。



次期デモカーの当社のクラウンスポーツの納車が待ち遠しいところです。



ロードスターRF BOSEサウンド車の音質アップ

2024-04-07
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、マツダのロードスターRFです。



ヘッドレストスピーカーの横にBOSEのマークが付いたプレミアムサウンド車で・・



以前プレミアムベーシックの取付と、
フロントスピーカーの交換と防振作業を行わさせて頂いていたところからの
システムアップの作業を行いました。



プレミアムベーシックパッケージはJU60が標準ですが、
こちらはJU60のブラックタイプを使った更にプレミアム版です。



ドアスピーカーはインナー取付で13センチを取り付けていて・・



銘柄はピュアディオブランドのZSPーLTD15です。



今回の作業は車輛のBOSEのパワーアンプにオーディオテク二カ製の2CHのハイローコンバーターを
モノラル化して大型パーツを挿入した物を左右に2個使ってステレオのRCA信号を作り出して・・



トランク内に取り付けたピュアディオチューンのブラックアンプにSKYの青いケーブルで繫いで増幅して
フロントに戻しています。



この何の特徴の無い見た目のアンプの良さは、
そのシンプルな構造ゆえに金属ケースの響きを上手く調整出来て、
中のトランスやコイルから発せられる微弱振動をスムーズにケースから外に逃がして、
理想的な動作をさせている事と、
入力する相手をナビかハイローコンバーターに限定してチューンしているので、
何に付けても良い音と言う訳ではなく、
組む相手を限定してチューンの幅を狭くしている事が高音質の決め手です。



普通だとアンプが付いて音が出ればそこで作業が完了するところですが、
元々BOSEのプレミアムサウンド用のアンプでスピーカーを駆動して
ピッタリにピュアコンの値を合わせていたので、
4Ωのフルレンジのアンプではアンプ側から見た理想のインピーダンス値が全く違って来て、
高音はシャカシャカの低音はドンドンの超ドンシャリ音になってしまい、
ピュアコンの値は一から選び直しました。



ブラックボックス4連を全て替えて、コイルは最初は井川が一から手巻きした巻きの少ない物から、
機械巻したとんでもなく巻き数の多い物に交換したらシャカシャカ・ドカドカが収まって、
普通に音楽が聴けるフラットなサウンドになりました。



これはインピーダンスの基本概念が分かっていないと出来ない技で、
中学・高校とインピーダンスと常に格闘しながら実験をしていたたまものです。



ピュアコンで音がまとまって来たのでマツダコネクトのバストレブルとフェダーを動かして、
音を整えたら作業は完了しました。



ただスピーカーを交換してハイローコンバーターとアンプを付けただけでなく、
随所にピュアディオならではのチューニング技術が活かされていて、トータルで生音・生声に近い、
通常のロードスターのBOSEサウンドとはかけ離れた素晴らしいサウンドに生まれ変わりました。



クロスビー カーオーディオの音質アップ その2

2024-04-06
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのクロスビーの続きです。



まずはフロントドアに車室内からピュアディオブランドのPMBケーブルを通して・・



前後のドアの響きを指ではじいて確かめながら、響きの周波数と中心を見つけて、
4種類の共振点を違う材質を貼り合わせます。



前回下ごしらえした前後の内張とAピラーの内張は、セメントコーティングが終わって乾きつつあります。



フロントドアはサービスホールを金属シート重ね合わせて塞いで、
切り口にシリコンを塗って先々湿気で剥がれない様にしてあります。



リアのハッチの内張も剥がして、外板裏の響きを調べて防振材を貼り合わせます。



床面はこれから防振材を貼り詰めて、当社のクロスビーに比べたら随分と静かな車室内になりそうです。



インパネ周りではオーディオレスのパネルを外して、
RCAケーブルとリモートケーブルなどをはわして行きます。



ダッシュの周りは広範囲にマスキングして、これからツイーター用のワイドスタンドを製作して行きます。



現在のところはここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。



スバル・サンバー スピーカーの音質アップ

2024-04-05
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スバルのサンバーです。



ダイハツのハイゼットと双子車で、ハイゼットのデーターを元にベーシックパッケージの取付を行いました。



スバル純正の2DINデッキを装着されていて、趣味の道具を積んで移動されるお車に良い音をという事で、
シンプルで良い音が再生出来るベーシックパッケージを選ばれました。



まずは一度デッキは取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプでグローブボックス下まで音を送ります。



純正デッキは中身はケンウッド製でした。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを取り付けて、
コイルは白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用します。



ピュアコンに繋がっているPSTケーブルは濃い色と薄い色が混じっていて、
薄い色は全ての音域対応のフルレンジタイプで、赤みが濃いのが高音域重視のツイーター用のケーブルです。



ツイーター用のケーブルをダッシュまで引いて行き、ミッド用のフルレンジは車輛配線に繋ぎます。



ピラーの根元までは太いケーブルで引いて来て、中に引き込む短い部分だけ細いケーブルを使い、
スタンドで適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けます。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
デッキの3トーンとピュアコンの値を微妙に変えて音を追い込んで行きます。



ハイゼットやアトレーやサンバーのドアスピーカーの位置は低い位置に付いていながら
直ぐ上にドリンクホルダーがあって、中音の上の方はツイーター側に頼る様になるので、
トーン調整以上にピュアコンでの調整が重要になります。



前回同じドアでも本体側が楽ナビだったので、ケンウッドの2DINデッキに合わせてコイルを1回と、
ブラックボックスは5回目で最も生音・生声に近い状態に合いました。



以前のベーシックパッケージは車種ごとに合ったブラックボックスとコイルを付けて、
後はトーンコントロールかイコライザーで合わせるというやり方でしたが、
現在はパッケージと言うよりは値に関しては全てワンオフで決めている、
カスタムメイド的な音合わせになっています。



2024-04-04
お客様の質問に答えるシリーズの第3段も今日で5話となり、
過去のシリーズでは取り上げられなかった内容の質問を頂く様になりました。



今日はデモカーや代車についての質問で、まずはもう30年以上お付き合いのあるお客様から、
『デモカーを買う時の選び方が以前と変わっていませんか?』という問を頂いています。



他には新しいお客様からは
「デモカーや代車を選ぶ時はどうやって決めているのですか?」という質問も頂いています。



当店がサウンドピュアディオと名乗る2001年からとそれ以前では明らかにデモカーの選び方が違っていて、
1980年代のカーオーディオ専門店オーディオボックスを始めた頃は、
まず値段の安い中古車を探してくるというところから始まって、
値段が安い割に程度の良い車を探すとどちらかというと不人気車の類が多かったです。
1990年代になって少しビジネスも順調に行く様になったのですが、
新車が買える様になっても前からの習慣なのか、
どちらかというとメジャーな人気車種よりもマイナーな人が乗ってない様な車を選んで買う様にして、
他の店とかぶらないとか、道ですれ違う車が少ない事を良しとしていました。



ただ後で思い起こせばマイナー車は乗っている人が少ない分、来店された方の車と同じという事が少なくて、
でも当時は車がクラスが同じであれば同じシステムを取り付けても大きく音が違う事もなかったので、
どちらかというとお店の個性の方を重視していました。



それが変わって来たのは1999年になってからで、
この前からカーオーディオは超激戦時代に入って来て、イメージ戦略が重要になって来たのに、
自分が乗っていたのは経済性を重視してカローラの4ナンバーのバンのディーゼル車でした。



自分的にはそれで不満を感じていなくて、お金を節約して貯金をして、
それを元手に不動産を購入してという感じで、いわゆる『贅沢は敵!』という考えでした。



しかしあるお店が、
「あそこの社長は金が無いからカローラのバンに乗っていて、そのうち潰れる。」と陰口をたたかれて、
それがあまりにあちこちにしつこく言うものだから、その話を信じてキャンセルした人が二人続きました。



そこで専務と考えて、「ここは一発店の前にポルシェを並べたらそんな陰口も無くなるだろう。」と
ポルシェディーラーに見に行って、ボクスターと911カレラを見比べて専務が
「2人乗りと4人乗りで値段が400万違うってぼったくりじゃない? 1席当り200万ですよ。」と
言っているのをうっかりディーラーの人に聞かれて、
「この人は車の事を知らないから絶対に買わない。」と思われて、
最初はあまり相手にされていなかったのが、
長い間の節約生活と不動産の運用もそこそこ上手く行っていたので、
ボクスーターではなくて911カレラの方を買いました。



しかし買って直ぐに大きな台風が来て、たまたまお客様のお車がピット内にちょうど入る台数だったので、
自分の911は台風の中に店の前に置いて、「何でも飛んで来い!」という覚悟を決めていたら、
意外と何も当たらずに台風は過ぎていました。



そうこうしていたらカローラのバンを置いていた店がいきなりポルシェ911を買ったという話が広まって、
うちが潰れると言っていた店の社長がトーンダウンしたので、更に追い打ちをかける様に、
「4ドア車が無いと困るから。」とヤナセに車を見に行って、買って帰ったのが何故かベンツのSクラスで、
普通はCクラスを買ってそれからEクラスを買って、最後にSクラスとなるのを、
いきなりSクラスを買って911とSクラスを2台店頭に並べたら、
とうとう潰れると言っていた店の社長はうちの話は出さなくなって、
そこから数年したらそこの店は潰れていました。



今考えたら贅沢は敵という考えから、ある程度高級なデモカーは国で言うと戦闘機の様な物で、
社長がカローラのディーゼルでガラガラ走らせて節約する事が善ではないと気付いた年でした。



ただイメージアップを図っても普通にお客様が乗られているクラスのデモカー兼代車として使う車も必要で、
そこの部分は以前は予算50万円で中古車から、新車で話題の人気車という風に、考えを180度変えました。



そうこうしているうちにカーオーディオ業界はどんどん悪くなって来て、
同業者も潰れる所が多くなり、カーオーディオを買われる絶対数も減って来た時に、
今度は人気車種でこんな音が出せます的なデモカー兼代車を増やして行って、
当初は代車にはアウターバッフル付きの2WAYスピーカーだったところを、
純正のドアスピーカーはそのまま使用して、ベーシックパッケージプラス防振に変えて行き、
お客様も景気の動向や消費税が上がる事によって節約志向になって来ているので、
ベーシックパッケージから派生するシステムや、
輸入車や高級車に関しては『プレミアムベーシック』という新たなパッケージを開発する様になりました。



そして近年ではプレミアムサウンドやディスプレイオーディオなどの開発に時間がかかる車が増えて来て、
そういった車を全て買う事が出来ないけれど、
つまづくであろう車をあらかじめ買ってから実験をするという事が増えて来ました。



これは1980年代や1990年代には車種による鳴りの違いがあまり無い時代には
考えも付かなかった事です。



また代車兼デモカーに関しては以前が50万円の予算で中古車だったのが、
軽のハイトワゴンのスライドドアにナビ・ETC・ドライブレコーダーなどを取り付ければ250万円になり、
何と以前の5倍の予算となっています。



過去はお金を使わない事が美徳と思っていたのが、
実車をかってあらかじめ『こういう効果が得られます!』という部分がアピール出来ないと
お客様は納得されなくて、車種選択はなるべく多くの方が選ばれるか、またはそんなに数は出ていなくても、
この車種に乗られているお客様はオーディオにこだわられている方が多いという車種を選んで購入しています。



それでもそういった車を全て買える訳ではないので、車種の選択を行う時はかなり検討してから、
できるだけスピーディーに注文しています。



過去には初代Nボックスや初代ハスラーなど注文するタイミングがちょっと遅れただけで
なかなか車が届かなかったり、現在ではクラウン・スポーツが自社の車よりお客様の車の方が
早く納車されるなど、買える台数に元々限りがありますから、それでも最速では注文する様にして、
この車でこういう風に鳴りますという参考になる様に努力を続けています。



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