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取付ブログ

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ジムニーシエラ スピーカーの音質アップ 前編

2024-07-11
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのジムニーシエラです。



オーディオレスの状態で入庫となって、アルパインのディスプレイオーディオと、
ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行います。



まず隠しふたとパネルを外して、ディスプレイオーディオの配線を繋ぎます。



ちなみに赤いエレクトロタップはETC用で、当社の取り付けではありません。



ジムニー・シエラのパネルは2DINサイズですが、ディスプレイオーディオの本体は1DINサイズで、
画面は2DINを遥かに超える大きさがフローティング対応で付きます。



ベーシックパッケージで使うスピーカーケーブルはご覧の通りで、
合計6本あって、4本がフルレンジタイプで、2本は高音域専用タイプです。



ベーシック防振のために内張と防水シートとスピーカーを外して、どこに何を貼るかマーキングして、
そこに記されている材質を貼ります。



数字が4と6と記されているのは、正方形の材質を4対6にカットして使うという意味です。



見える部分に4枚の防振材が見えて、片側合計8枚の防振材を貼るのが、ジムニーのドアの骨格が複雑なので、
2か所2分割しているので、合計10ポイントを共振点の異なる防振がしてあります。



ちょうど内張とスピーカーを外しているので開口部と比べたら、
ちょうど12から13センチでちょうどのグリルなので、
ここに16センチサイズが付いたとしても開口部が足らなくて、更に後ろの奥行きも少ないので、
このサイズで最大限鳴らせる方法を考えています。



今のところはここまでで、これより後は『後編』でお届け致します。



Nボックス スピーカーの音質アップ

2024-07-10
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、ホンダのNボックスです。



ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。



まずはドアの内張と防水シートとスピーカーを一度外して、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



外した物を元に戻して、内張を組み付けたら見た目は変わりませんが、
スピーカーの残響が減って、外からのロードノイズも進入しにくい質感の高いドアに変身します。



元々は16センチのフルレンジスピーカーだったのを、
ダッシュの上にピュアディオブランドのATXー25ツイーターを取り付ける事で、
高音域がプラスされた2WAYスピーカーにグレードアップします。



ただツイーターを加えるだけだと量販店で売っているチューンナップツイーターと一緒ですが、
グローブボックス下に取り付けたピュアコンで、
音域とインピーダンスとツイーター側のみレベルの調整を行います。



チューンナップツイーターではドアスピーカーとツイーターで同じ音域がかぶる部分が出て来て、
インピーダンスの乱れが起こって、高音はプラスされても荒い部分が出て来て、
音楽本来の状態とは違う音表現になりますが、適切な音域調整とインピーダンス調整で、
上質な本来の音楽に近い音色に合わせて行きます。



全ての結線が終わったらナビの調整画面に入って、
音調整を行いながらナビのクセに合わせてピュアコンの値も微調整します。



この画面はパナソニック製ですね。



ちょうどFM山口は緑町のFMYサウンドピュアディオスタジオから生放送の時間で、
聴き慣れたはずのスタジオの音が何か違う様な・・



純正オプションでも100センチのタイムディレイが各スピーカーにかかっていて、
それを全てゼロにしてからイコライザー調整に入りました。



タイムディレイをゼロにするとイコライザーはフラットでもそこそこいい音で鳴っていて、
ここから微調整とピュアコンの値合わせで音を追い込んで行きました。



Nボックスのお客様はFM山口の放送で聞いてサウンドピュアディオを知られて、
本来の音楽の音に近くなるならと来店されました。



前のお車では量販店でトレードインスピーカーを取り付けられて、
音が派手になっただけで何か聴き疲れする気がして、元の純正スピーカーに戻されたそうで、
純正スピーカーをそのまま使用するという部分が安心出来たという事でした。



純正でもトレードインでもない、ちょうどこういう音が欲しかったと、
好きなボーカリストのコンサートによく行かれるお客様にとっては、
ベーシックのWパッケージはピッタリの商品だったそうです。



7月7日のコンサートは

2024-07-08
昨日7月7日は宇部市の渡辺翁記念会館で行われたコンサートに行って来ました。



ここの駐車場はおそらく昭和の規格で5ナンバーサイズで設計されている気がして、
セレナで早めに行っていたので、半分よりも奥ぐらいに止める事が出来ました。



自分の20分ぐらい後に着くと普通の駐車枠ではない部分に止めないといけなくて、
前の人が出ないと出れないので、早めに行っておかないと帰りが大変です。



昨日はいつもの上妻宏光さんのコンサートに比べたら女性のお客さんがやたらと多くて・・



タイトルを見たら『MIYA to AGA-SHIOコンサート』になっていて、メインは宮沢和史さんで、
自分は一昨日まで上妻宏光さんのコンサートに宮沢和史さんがゲストアーティストと間違えて書いていました。



コンサートは最初の方は上妻宏光さんと塩谷哲さんの演奏で、
1曲だけ上妻さんのボーカルの楽曲を聴く事が出来ました。



途中から宮沢和史さんが加わって、最初は世界の音楽をピアノと三味線の演奏で歌われて、
最後はブーム時代の名曲で締めくくるという超盛り上がりのひと時でした。



いつもだとミキサーの方にご挨拶した後にミキサーの写真を撮らして頂いて、
コンサート後に楽屋に入れるのが、昨日は上妻さんの専属のミキサーの方がおられず、
誰も知った方が光からなかったので、昨日は普通のお客さんとして帰りました。



サウンドピュアディオのお客様で上妻さんに会いたいと要望されている方がおられましたが、
自分が楽屋に入れない状態なので、今回は会って頂く事が出来ませんでした。



上妻さんの事務所からは次の防府市で行われる公演の案内が来ているので、
こちらの方は上妻宏光さんがメインなので、お会いして頂く事が出来ると思います。



11月15日とまだ先になりますが、それまでお待ち下さい。



帰りは音調整用の音源でおなじみのこのCDで、
特にボーカルが入っている楽曲をじっくりと聴きながら家路に付きました。



それと昨日渡辺翁記念会館に行って、ここで来年の1月にHYさんのコンサートが行われる事を知りました。



チケットの発売は7月15日からです。



HYさんには以前FMの番組制作の関係で何度かお目にかかっていて、
コロナ禍の前ぐらいからお会いしていなかったのですが、
こんな近くでHYさんの歌と演奏を聴けるとは嬉しい限りです。



最後にサウンドピュアディオの音造りは、コンサート会場へ行く時のワクワク感を高めるのと、
帰りに少し前に聴いた歌や演奏を思い出しながら移動する時に、
本来の音色に近い音で至福の時間へ導いてくれます。



続・お客様の質問にお答えして 第13話

2024-07-07
不定期シリーズのお客様の質問にお答えするは、第三シリーズの13回目となりました。



最近のお客様から1980年代からのお客様まで、これまで幅広く店頭で耳にした質門にお応えしています。



その中でこれまで最も多かったのが、
「サウンドピュアディオはタイムアライメントは使わないと言われていますが、
タイムアライメントにも対応したらもっと多くのお客さんを集める事が出来るのではないですか?」
という質問です。



毎週『タイムアライメントは調整の最初から最後まで全てゼロです。』とブログに書き込んでいて、
いつからタイムアライメントを使わなくなったというと、
タイムアライメントが登場した1990年代の中頃は一時期はタイムアライメントは使っていました。



しかし当時はまだセミプロ用のホーム用スピーカーを市販で手に入れる事が出来た時期で、
その様な設備を自宅に持っておられるお客様から、
「何だか音色がおかしい?」という声が聞かれる様になって、
もう一つ「運転席に時定数を合わせているから助手席に乗った時の音がとんでもなくおかしい。」という声も
聞かれる様になって、自然にタイムアライメントから離れてきました。



ただ90年台からカーオーディオのコンテストが盛んになって来て、
その中の審査項目で定位というのが重視されたり、
タイムアライメントがかかっていないといけないコンテストなどがあり、
一気に業界の中でタイムアライメントが主導権を握りました。



そんな業界の流れとは別に、
1980年代からサウンドピュアディオと名乗る前のオーディオボックスの時から
スタジオのプロ機の様な音という流れがあって、
今では入手出来ない様なセミプロ機を自宅に持たれているお客様も多くて、
どうしてもタイムアライメントには馴染めず、約30年今のスタイルを貫いて、
2001年にサウンドピュアディオと改名して、自社ブランドのスピーカーを発売する事になりました。



1999年には販売したいスピーカーがほぼ市場から姿を消してしまい、
買いだめしたスピーカーが底をつきかけた時に、
スタジオで使っている様なスピーカーの材質や構造をカー用に変換したスピーカーを販売するという、
1つの転換期になりました。



ただ自社物のスピーカーを発売して、最も売れたのは発売から半年で、
当時は2000年以前に販売した13センチスピーカーが使い込んで限界に来ているお客様が多くおられて、
その代わりのユニットが無いという事で、爆発的なセールスを記録しました。



その一方で業界はタイムアライメントに合わせたスピーカーが主流になっていて、
新しいお客様を獲得するのはかなり難がありましたが、
たまたまその頃にアーティストのファンクラブに入っていて、
ファンクラブイベントで本人の生声を知っている方が3人続けて来店されて、
「本人の様な声で聴きたい。」というご要望があって、
そのアーティストさんに会って生の声を聞くためにFMラジオのスポンサー活動を始めて、
番組制作を通じて多くのボーカリストの生声を聞ける様になりました。



これはこれまで一般的なカーオーディオには興味が無いが、
もしそんな音が出るシステムがあったら欲しいという市場がある事に気が付きました。



そういうお客様は耳の錯覚を利用した音は一切受け付けてもらえず、
自社のスピーカーは認めてもらえても電源キャパシタやロジュームメッキの端子など、
音を強調するパーツの販売を当時は行っていたのが、そういったパーツの販売を辞めるという、
売り上げが上がるパーツを辞めないと本物の声には近づかないと、
一般のお客様にデモすれば売れる物の販売を辞めるという方針に持って行きました。



そんなタイムアライメント・タイムディレイ・タイムコレクションとは無縁のビジネスをやっていて、
たまにお客様から「そういうジャンルにも対応してみたら?」という声に、
先週自分のセレナで昨日のブログで書いた様に久々にチャレンジしてみました。



アルパインのビッグXのタイムコレクション機能を使って、
一番自分に遠い左後ろのスピーカーをゼロで起点にして、そこから他の3カ所に時間の遅れを入れて行くと、
驚くほどステージングが良くなり、目の前でボーカルが歌っている感じがして、
一瞬「こういう音造りも良いかも?」と思いながらも、
自分はこれまで3・40回実際に会った事のあるボーカリストの声は、
「何だか違う?」と思い出して、もう1度全てゼロにしたら・・



耳が幻惑されて最初のセッティングでは音が物足りなく聴こえる様になりました。



それでその日の調整はやめて、後日改めて音調整する事になったというのが、
昨日のセレナのブログに書かれた事をもっと詳細にして書き込みました。



以前にも5年に1度ぐらいは時定数をいじるセッティングに挑戦はしていましたが、
これは明らかにジャンルが違っていて、
あまりにタイムアライメントのジャンルが業界で主導権を持ち過ぎているので、
サウンドピュアディオのやっている事が少数派から絶滅危惧種まで数が減って来ていて、
まるで変人の様な扱いですが、実はこれが本来の音楽のあるべき姿です。



これまで何人かオーディオメーカーのデモカーを聴いて、
メーカーのホームページで褒めているボーカリストの方から、
「今のカーオーディオは間違っている!あのタイムアライメントはやめないと行けない!」
とお叱りを頂きましたが、自分がタイムアライメントを一切使わない方式とは知らずに、
全国全てのカーオーディオショップの音造りが間違っていると思われていて、
いくら「自分が違うからデモカーを聴いて欲しい!」と言っても聞く耳を持たないという感じでした。



まあ、心の中で「そんなに悪いと思うのなら、メーカーの人間に直接言えよ!」と思い、
小さなショップの人間なら後のビジネスで影響があまり無いから一発かましとけ!
みたいな感じに悲しくなりました。



もし自分が逆の立場なら、お金を返して「これは良いとは言えません!」と言いたいところですが・・



残念な事にアーティストの方と交流出来るショップが日本で当店だけで、
本当のボーカルの声が分かっているのも当店だけなので、
日本中に自分がファンクラブに入っているボーカルの声に近く出来るショップが無い事は非常に残念で、
良い事をしているのに変わり者扱いというのが現状です。



これまで多くのお客様から
「コンテストに出せる様な車を一時的に作ってトロフィーを取って欲しい。」という声もありましたが、
今の音造りを行うのに他のジャンルの違う音造りをすると、耳が幻惑されて本来の音造りが出来なくなるので、
選択と集中という事で今のサウンドピュアディオのスタイルが形成されています。



セレナeパワー カーオーディオの音質アップ その3

2024-07-06
もう1週間前の話になりますが、自分が乗る日産のセレナeパワー・オーテックが完成しました。



お客様のお車の納車が続いていたので、自分の車の紹介が後回しになっていました。



アルパインのセレナ専用のビッグXを装着して、オープニングがハイウェイスターになっているので、
オーテックに変えられないだろうか?と思いながら一週間放置して、
これなら普通のセレナの画面の方がいいかも?と思いながらな毎日乗っています。



スピーカーは片側3層のフル防振の後に、インナー取付のZSP-LTD15で・・



ダッシュにワイドスタンドを製作して、
JU60ツイーターを取り付けた、フロント2WAYのハイエンド仕様です。



カーオーディオ専門店はピラー取付の店が多い中、
ダッシュに貼り付けは鉄の影響をツイーターの小型で強力なマグネットが受けないためで、
このセレナの取付は鉄の影響を受けようが無い理想の位置です。



グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に合計10ピース構成のピュアコンを取り付けて、複雑なスロープ角で音をコントロールしています。



音調整のために電源を入れると、最近の車では見られなくなったCD・DVDの文字が出ていて、
たまにはディスクで音楽を聴きたくなります。



アルパインのイコライザーはパナメトリック式で、
グラフィックの様に最初から動かす周波数が決まっていて、動かす幅も一定なのが、
13バンドの周波数を自分で自由に決められて、動かす幅も何段階かで決められて、
かなり細かい調整が可能で、ピュアディオの様に生音・生声を知っている音源を使って調整する場合は、
音を造るのではなくて、元の音に近づけるという手法の時は使いやすい方式です。



ただいくらこれが元の音に近いと感じても、メモリーした途端にやや音が抑圧されて聴こえるので、
何度も調整⇒メモリー⇒再生を繰り返して、時間をかけて音を追い込んで行かないといけません。



それと同時にグローブボックス下のピュアコンの値も微妙に変えて行って、
トータルで音を生音・生声に近づけています。



今回は自分の車なので実験でタイムコレクションをゼロから徐々に動かして行ったら、
ドンドンボーカルが目の前に広がって来て、音のフォーカスも鋭くなっていい感じで鳴るではありませんか!



ただ自分が一度も生で聴いた事の無い楽曲だと良く聴こえますが、実際にお会いして生の声を聞いたり、
生の楽器の音をPA無しで聴いた事のある楽曲だと妙に変に聴こえて、元のゼロに戻したら・・



今度は物足りなく聴こえ始めました。



これはまずいと思ってその日は途中で調整を辞めて、宇部店に乗って帰る事にしました。



こういう耳になってしまうと一晩寝てリセットしないといけなくて、お客様のお車では絶対にやらない事です。



ただ定位とかフォーカスとかは素晴らしく、でも音色は違って聴こえるので、
これは別なジャンルのカーオーディオで、1980年代からスタジオの音に近いカーオーディは存在していて、
1995年ぐらいからこの手の新しいジャンルのカーオーディオが出て来て、
自分がやっているのは絶滅危惧種的なカーオーディオなんだな、と感じた出来事でした。



おそらく自分がバッテリーはボッシュが良いと言っていても、
他の店ではパナソニックのカオスが良いと言っているのは、
これはジャンルの違う音を追及しているからに他ならないと思いました。



サウンドピュアディオはファンクラブに入っている方、
音楽の先生やピアノの講師、学生時代に吹奏楽部にいた、など音楽に精通した方が多く、
更に女性のお客様の比率が他店に比べてかなり多いという特徴があります。



これまで何度もFMラジオで、
「オーディオマニアの方は対象としておらず、音楽好きの方をサウンドピュアディオは対象としています。」
と言って来ましたが、こういう風に明らかにジャンルが違っているので、
そういう音を求めているどちらかというと業界慣れしていない方を探してビジネスをしているので、
他ではやっていないFMラジオを通じてお客様を探さないといけないのだなと感じました。



福岡店に乗って行ったレクサスLSは置いて帰って、
現在は福岡店の飾り兼プレミアムオーディオ車用の試聴車となっています。



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