取付ブログ
コントロールコンバーターの取付 パートⅩ
2025-03-12
今日は現在人気のコントロールコンバーターを取り付けたお車を3台紹介致します。
まずは宇部店の作業から、スバルのレヴォーグで・・
アルパインのビッグXをお使いのお客様に、パワーアンプとの接続にコントロールコンバーターを使用して、
素の性能が良いためにあまりイコライザーを動かさなくても、本来の音楽に近い」音を再生出来ます。
ピンクラベルのマイルドタイプの物を装着しました。
2台目は同じく宇部店の作業から、トヨタのプリウスです。
パナソニックのフローティングタイプのストラーダとパワーアンプの間に
コントロールコンバーターを取り付けました。
ストラーダには装着例が無かったので、ブルー・ピンク・オレンジの3種類を全て試し聴きして、
最も生音・生声に近くなる物を選びました。
ただこの時点では数字付のダイヤルが品不足で、
数字の刻みの感覚が微妙に違って、同じ数値に持って行っても微妙にレベルが違って調整に時間がかかるので、
何とか近日中に数字板を全て共通の物を用意します。
最後は福岡店の作業で、日産の現行型のノートで、純正のディスプレイオーディオ付きのお車です。
同じ見た目のノートでもオーディオの特性が今調べているだけで3種類あって、
この年式ではトレブルを大きく下げないと高音が強すぎて音がフラットに聴こえません。
この様な特性のお車でも生音・生声に近くなる様にした仕様がオレンジラベルのコントロールコンバーターで、最初のピンクとブルーのラベルの物ではお客様に満足して頂けなかったのを、
このオレンジラベルの登場で満足して頂ける様になりました。
メーカー純正のディスプレイオーディオで、何を付けても限界がある所から、
こういうお車のための専用モデルで、中の素子の銘柄だけでなく、
素子の並べ方を変えて滑らかな音で再生出来る様に工夫してあります。
ノートのお客様からは、
「純正のしかも年式に合わせて製品を開発して頂いて、とてもありがたい製品です。」と
大変喜んで頂きました。
自分の頭の中には常にこの年式のノートの音が気になっていて、
オレンジラベルの開発でやっとこの気になっていた問題を解決出来ました。
コントロールコンバーターはハイローコンバーターを高級かして、
ホームオーディオ用のボリュームで細かく音調整を出来る様にしてある物ですが、
この製品はこれまでありそうで無いジャンルで、更に3種類の色分けで音色調整もしてあり、
「こんな商品が欲しかった!」と言われる、痒い所に手が届く的な製品となっています。
ジムニーシエラ カーオーディオの音質アップ
2025-03-10
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の完成車から、スズキのジムニーシエラです。
カロッツェリアの1DINデッキを装着した状態で入庫となって、ベーシックのWパッケージの取付と、
ドアスピーカーの交換とパワードのウーファーの取付を行いました。
ジムニーのドアスピーカーは12センチサイズで、無理すれば16センチサイズも入るのですが、
その場合はスピーカーの口径に対してグルルの開口部が小さいので、
音が跳ね返って来て良い状態ではありません。
そこで12センチよりもやや大きな13センチサイズのJBLのP560Cのミッドを取り付けました。
ドアの残響を防ぐために防振作業を行いましたが、ジムニーシエラのドア内はけっこう入り組んでいて、
中音から高音域の残響が多いので、スピーカー裏以外は中高音に強い減衰力のある材質を貼り合わせています。
13センチサイズでも前後のストロークが大きくなっているのでノーマルよりは低音が出ているのですが、
更に座席下に25センチの薄型のパワードのサブウーファーを取り付けて、
ラゲッジを全く使わない状態としては低音から中低音は最も得られる構成となりました。
ダクトチューンを使ったパワードのウーファーを使えば低音の量はもっと稼げますが、
そこは生音に近い低音という事でこの組み合わせになりました。
ダッシュの上にはスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けた
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、前周りで3WAY構成となっています。
グローブボックス下に取り付けた音のコントロールを行うピュアコンは、
オプションのSSFを加えた6ピース構成で、音を聴きながらここの数値を変えて音を追い込みます。
1DINデッキに内蔵のイコライザーを調整しながら・・
グローブボックス下のピュアコンのパーツの値を変えて音を追い込んで行き、
もうこれ以上生音・生声に近づかない!というところまで追い込んで行ったら音調整は完了です。
かなりカスタムしてある個性的なジムニーシエラに、
シンプルながら極めたフロント3WAYシステムを取り付けて、特別な1台に仕上がって納車されました。
カローラクロス カーオーディオの音質アップ
2025-03-09
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのカローラクロスです。
トヨタ純正の大画面のディスプレイオーディオが装着されたお車に、
フロント2WAYプラスサブウーファーのシステムを取り付けられていて、
今回コントロールコンバーターの取り付けで入庫となりました。
ドアにはインナー取り付けでピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けられていて・・
ダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けてあります。
ラゲッジにJBLの25センチのウーファーを取り付けて、車1台で3WAY構成のシステムとなっています。
システムは前に乗られていたお車から全て移設して取り付けていて、
パワーアンプとディスプレイオーディオを繋ぐハイローコンバーターは、
オーディオテクニカの4chのモデルを2ch化して大型のパーツを使った物を使用していました。
そして今回取り付けたのがカローラツーリングとシエンタのディスプレイオーディオに標準を絞った
ブルーラベルのコントロールコンバーターで、通称トヨタ車用と呼んでいる物です。
使用するパワーアンプはナカミチのPAー1002Nで、この組み合わせで音を鳴らしてみると・・
何故か高音が強くてマイナス1に振らないといけなくて、
PAー1002Nは極めてニュートラルな音なので、
PAー1002Nは極めてニュートラルな音なので、
カローラクロスのディスプレイオーディオはカローラツーリングやシエンタよりも
高音が強いという事になります。
そこで登場するのがコントロールコンバーターのオレンジラベルの物で、
ブルーラベルのクールな音に対して、温かみのあるウォームな音とでも言いましょうか、
ディスプレイオーディオの音の傾向に合わせてパーツの素子の銘柄を選んでいて、
そのディスプレイオーディオのクセを抑えて生音・生声に近い様に再生させます。
現在はブルー・ピンク・オレンジの3色で識別した仕様があり、レベルの上げ下げだけでなく、
同じ値でも使う素子の銘柄で音色をコントロールするこれまでに無かった製品で、
取り付けられた多くのお客様から大変喜ばれているアイテムです。
日産ルークス スピーカーの音質アップ
2025-03-08
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、日産のルークスです。
日産純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
以前のルークスはドアの中ほどにスピーカーが付いていて、
中音は濃いが低音が薄いという事がありましたが、現行のモデルからはドアの下部に位置が移動しています。
ドアの内張と防水シートを一度外して、外板裏に共振点の違う防振材を貼り合わせます。
何か見覚えがあるドアだと思ったら、当社のデモカーのデリカミニとルークスはボディーが共通でした。
ダッシュの上にはスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて、
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
中級クラスの2WAY的な鳴りに変えています。
グローブボックス下に比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けます。
MDFの板にもけっこうコストがかかっていて、この板の良し悪しでも何故か音に差が出ます。
また後付けの純白のボビンにピンクのラベルの物は井川が空のボビンに位置から手巻きした物で、
現在はブラックボックスの中のコイルも空のボビンに一から手巻きしています。
ルークスのお客様は車を買い替えごとにベーシックのWパッケージを取り付けておられますが、
前のお車を7年乗られていたのでピュアコンの世代が前の物から変わっていて、
今回の取付で手巻きコイル4つを体感されて、
「コイルを手巻きしただけでこんなに音が良くなるんですね!」と驚いておられました。
このディスプレイオーディオの中身はパナソニック製で、
新車時には各スピーカーに100センチのディレイがかかっていて、
それを全てゼロにしてからイコライザー調整に入りました。
イコライザーは2カ所1クリックづつ下げて音を整えて、
ここに辿り着くまで何度も調整⇒メモリー⇒再生確認を繰り返して、
調整時にこれが良い音と感じてもメモリー後に若干の抑圧感があって、
それを考えて何度も調整を繰り返しました。
ベーシックのWパッケージは見た目はダッシュにツイーターが載っただけの違いですが、
ATXツイーターの高解像度とピュアコンの効果と、それに加えてベーシック防振でドアの響きの調整と、
最後の音調整は音楽業界と繋がっていて生音・生声を知っているからの他には無い独特の高忠実度で、
他とは全く違う」サウンドを表現しています。
セレナ・ハイウェイスター カーオーディオの音質アップ
2025-03-07
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、日産のセレナ・ハイウェイスターです。
オーディオレスの状態で入庫して、フルシステムの取付と広範囲な防振作業を行っています。
インパネは分解して、これからアルパインのビッグ✕を取り付けるところです。
ドアの内張を取り外して、表面に何重ものマスキングを行って・・
ツルツルの裏面に粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行います。
意図的にランダムに厚い薄いを作りながら、
ドアが重たくならない割に振動が通過し難い様に、手間をかけて塗って行きます。
化学反応で青白い色が茶色に変わって、硬くなって来たら完了です。
フロントドアとリアのスライドドアにセメントコーティングを行っていて、
フロントのグリル部分には別なマスキングを行って、これからアウターバッフルを製作します。
内張りとインナーパネルを外したフロントドアは、外板裏を指ではじいて響きの中心と周波数を調べて、
どこに何の材質を貼るかをマーキングします。
マーキングの場所に黒い四角とシルバーの四角と、黒い丸いマットを貼って、
高音の高い響きの部分にはゴールドの防振メタルを貼って、共振点の違う4種類の材質を張り合わせて、
ドア全体の響きをスムーズに抑えて行きます。
今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。